May 18, 2012

姫の眠るテントの中にチラと見える大きなピンクの花。名前をよく聞かれます。いただいたコメントのなかに「あれはメディニラですか?」とのご質問も。その通り! 街のガーデンセンターで売られているところを2度ほど見たことがります。

我が家では、3年ほど元気に花を咲かせていましたが、4年目の猛暑に弱ってしまい、枯れてしまいました。乾燥し過ぎても、水があり過ぎてもダメでしたが、室内の明るいところで越冬。夏は直射日光のあたらない場所で。寒すぎても暑すぎてもダメという点で、温室向きの植物といえましょうか?

5〜5年前の国バラの展示で、やはりフランスのお姫様の展示をしたことがあり、その時にも実はテントのなかにメディニラを左右対象に2鉢飾りました。

このときの展示は、裏側の景色も作ったので、4面のすべてが植栽で随分と頑張ったような覚えがあります。ついでに、下。

そのもっと前の年も、4面のセッティングでした。なんだか、ちょっとドシャドシャと枝が多くて、植栽の整理が必要でしたね。反省点山盛り。ただし「今回の展示が今までで一番いいわね」と誉めていただくと、私の顔は曇ります。毎回一生懸命やっているので、なんだか、前の展示が否定されたように感じて。誉めて下さった方が、そんなつもりのないのは百も承知で、解っていても、比較されるのがいやなのでしょうね。

さて、塀を作りながらも4面にしたのは10年前の国バラ。いやはや14年も続けていると、まさにいろいろやったなと我ながら呆れるのですが、実は開幕前から来年のアイデアが湧いてしまって 、そのビジョンの事ですでに頭が一杯。きっと新たな雰囲気ができると思うのですが...。来年も無事開催されることを今から祈ってしまってます。コンテスト参加予定の方も、今から会場を歩きながら来年のイメージを練ると一層の洗練の世界が出来上がるのではないかと思います。
過去14年間の私たちの作った庭のデータは、yoshiya gardens & studio のホームページへ。最近ずっと忙しいので、こちらの方のブログはまったく書いていないので申し訳ないですが。
iris_garden_blog at 02:28
May 17, 2012

Layered レイアードルック。って、昔、ファッションの世界で流行りましたよね。重ね着。何種類かの服の組み合わせを重ねることで生まれるひとつの世界。
重ねながら全体をコーディネーションするのは、やはり、そう簡単ではありませんが、それが醍醐味。
イングリッシュガーデンは多品種の植物を組み合わせて観賞する植物のシンフォニーですから、このレイアードルックの考え方は「植物一点だけを凝視する」傾向のある日本の園芸にはなかった考え方かもしれません。日本的鑑賞法は、バラなら、バラだけにフォーカスして育て愛でる。というような。

今回、バラとガーデニングショウで開催された「ガーデントーク」にて、私が話題にした内容のひとつ。「植栽のレイアードルックの考え方」、実はその後、多くの方々の反響をいただきまして、大変心強い思いです。たとえば、アリウムには何を一緒に組み合わせると素敵な効果があるのか。花期の短い植物の退屈解消法でもあります。ここでは、春はまだ丈の短いガウラとラムズイアーを組んでいます。
反響をいただきまして
「ああ、理解してもらえた」と。 とても嬉しいです。

この写真は高知の牧野植物園にて例の花皿鉢。黒オダマキをどう活かすか。

激しくケバいダリアをどう活かすか。これも、大勢の方々の集まる植物園の課題でした。

色彩、フォルム、質感、株間。すべてのバランスは、芸術的センスと.....、植物を育てた経験から成り立つという事は、いうまでもない。(こんな育ち方あり得ない。という植え方は避ける。日当たりの良い場所で育ったギボウシの間から、こぼれ種のオルラヤが育つのはあり得る事)そこをどう鍛えるか。それには、美しいものをたくさん見て、たくさんの植物を育てて鍛えるしかないのです。何事も経験。その経験を活かすしか。今回、たくさんのコンテスト参加者の方々から実質的なアドバイスを求められました。そのつど、そこに必要な要素をご説明したつもりですが、それ以前にもっと幅広い分野の美しいものに触れて、どうか、もっと美の感動を。ライブのオペラ、バレエ、美術館。いいえ、借りてきたビデオでもいい。センスの向上に適した美しいものに触れもっと、感動を。

こちらは、今日、写真を撮らせていただいた、コンテストBガーデンの方の植栽の一角。花期は短いけれど、超魅力的なサルピグロッシスの植わったエリア。とても魅力的でした。ジキタリスのブロッチと色が同調して。後は、やはり背後の景色の整理整頓ですよね。いい線いってるので、この感覚を昇華したらもっと凄くなるはず。懲りずに続けることに深い意味もあります。どうか、続けて下さい。

こちらの一角は、コンテストAガーデンの一角、いい感じです。優しくてとても良かったのですが、どこかにもっと強さも必要で。グランプリを取れなかったのは悔しいのですが、強さと優しさ、両方が必要なのですよね。きっと。

最後の写真は私の庭から。トークショウでお話したドリフト植栽(楕円の形状でレイアウトした植物の集合が重なり合っている)です。でも、周囲の反応を見ていると、この蝶々には殆どの方が気づかない。せっかくロンドンで買ってきたんですが。この蝶々の存在もレイアードの効果を考えて配置しておりますですよ。ちょっと向こう側の背景(会場の床が見えて)が貧弱ですけれども。
iris_garden_blog at 21:40
May 16, 2012

初日は全く咲いていなかったシャクヤクが開花してきました。それにあわせて庭のほとんど全体を微妙な配置替え。一見それとは解らないけれども。今までよりもまたよくなったと思います。

ちなみにこれが ↑ 初日の様子。

これが ↑ 今日の作業後。作業は朝9時に始まり5時終了。案外ほかのお庭の人が直しに入っていないように見受けられた。花がもてばそれはそれで良いのですが、私は今までにやりきれなかった部分を徹底的に直したかったので、今日は良いチャンスでした。

デルバールのバラ。今回、新たに植え直した、ビアンヴニュが右手。花の塊が手前にできたので絵画的なアクセントがはっきりできて庭の完成度が上がり、以前植わっていたナエマは背が高すぎたので、全体のバランスが、今回やっとうまくとれた。

そして、アリウムも全開状態。これで20日までは良い眺めが楽しめると思うのですが、ここは野球場。マウンドに対し傾斜があるので実はこのアリウムのエリアは水が溜りやすい個所。ということを発見し、今日はこのエリアを全部外して水はけののための底上げをした。全部外すのはまったく面倒ではなく、やり直しはむしろ楽しくて。さあて、明日おいでになる方々の期待は裏切らないと思います。またこれから20日までの4日間をお花たちが頑張ってくれますように!今日はそろそろ疲れが溜ってきたので早めに寝ます。では、明日もアップします!引き続きよろしくお願いしますーー!
iris_garden_blog at 21:02






