September 05, 2010
日本のガーデナーのみならず多くの女性や、オーガニックライフに興味のある方々に知っていただくと良いと思い、興味深い本のご紹介。
すべてはバランス。自分の感覚を信じて、無理をしない。でも学ぶべき事はたくさんある。
例えば私の友人は、それはもう頭のてっぺんからつま先までアブソリュート・オーガニックな鉄人で、尊敬しているのですが、私には真似ができない。でも、さまざまな事に耳を傾けて、感覚を育てることは大切だし、どんなに歳をとっても手遅れということはないはず。
ら、ヨハンナ・バウンガー著「 Aus eigener Kaft 月の癒し(原題=自分の力で)」という本のお勧めをいただきました。ありがとうございます。これは素晴しい本です。とり急ぎお知らせまで。
それから物事のスタートに良い今月の新月は、9月8日19:30〜(昼仕事なら翌朝でも)。種まきには少し早いか、新たな何かの植え付けにもどうだろうか。ちょっと今はまだ暑いですが、樹木を新たに植えるとか、逆に伐採するとか、害虫の産卵期とか、新月か満月か、タイミングで随分違う。いろいろあるようです。まだ勉強不足ですが。秋になってお月見も気になるので、意識してみようと思います。
追伸です:さまざまな意見をいただき、ありがとうございました。
写真はツゲメイガの被害がでた Buxus sempervirens 16年前にイギリスから5cmほどの挿し木で持ち帰り、私が100%スタンダードに仕立てた日本にはないコモンボックス、イギリスのツゲですが、毎年今頃、このツゲメイガにやられます。超大切な株なので、目につくところに置いて、発生したらすぐに手袋を使って手で捕殺。被害を最小に食い止める努力で毎年切り抜けている。7月ころまでは見事な美しさで、冬にはまた綺麗に戻る。10本ほど挿し木して現在のこっている6本のうち一番大きな株。目に入れても痛くないほど可愛がっているけど、長期的に効き目のある農薬散布はしていない。
さて、私が18年前にイギリスでガーデニングをスタートしたころはまだ、有機農法は、メジャーではありませんでした。しかし、徐々に有機農法が支持され、今ではほとんど当たり前。そしてイギリスで販売される害虫対策の薬には国の規制も加わり、ずっと厳しくなり15年前はどこにでも売っていた害虫退治の薬が、今は売っていないような状態です。よく効く薬が売っていないので、園芸家も苦労が増え、メーカーさんも大変だろうなあ、と思いましたが、これがイギリスらしさともいえそう。徹底している。
なので、これからイギリスのガーデナーは大変かもしれません。
と、いうのも、今年の夏、ロンドンのリージェンツパークを散歩中、私も含め一緒に歩いていた数人がブヨに刺されました。
私が90年代に英国で過ごした7度の夏には、ブヨ、蜂どころか、一度もヤブ蚊にさされたことはなかったし(ただし、イギリスでワスプと呼ばれる小さな蜂に刺されたことはあり)、コガネムシもゾウムシも毛虫も見た事もなかったのです。実は最初の数年は蝶々も見た事なかった。寒かったからでしょうか。本当にたいした害虫の害にも会わずに、過ごしていたので、日本の園芸事情に出くわし本当に驚きました。それまでのイギリスの庭には、日本で市販されているような「強力殺虫スプレー!」なんて必要なかったのですから。イギリスでは、家でも庭でもゴキブリなんてみたこともなかったけれど、今、私の庭でゴキブリを発見するとゾッとする。なんであんなに許せない見た目なのだろうか。やはり殺虫スプレーは常備派。
有機肥料に集まるのか?本当のところはわからないけれど、匂いの強い有機肥料を使っているとゴキブリを見かけます。でも有機肥料はやめません。
ロンドンでブヨに刺されて10日ほど足が腫れて痒かったので、害虫について何度も考えたのですが、これから温暖化が進めば、イギリスの庭文化も危ないということです。少なくとも、姿を変えていくことは確かです。ヤブ蚊やブヨの心配がないからこそ、イギリスのガーデニングは栄えたはずなんです。現に、グレートディクスターのファーガスが言っていた、植物マニアみたいな庭は減って、手間のかからない植物を少量使ったスタイリッシュな庭という方向は本当だろう。きっと、庭は減らないけれど、植物多様性への情熱は危惧される。
文化は風土から生まれるもの。
そこに無理があると続かない。
で、英国に住んでいたときは、無農薬派だった私も、日本でガーデニングをすること12年目、今は無農薬派ではありません。たとえば、このオーガニックからケミカルまでの園芸資材の使用頻度を三段階にわけて、完全無農薬派、中間派、そのほか。と、分類しますと、私は、中間派となるように思います。
日本の伝統ある大手園芸薬品メーカーの方々と、このことについても何度もお話をしているのですが、信頼できる会社の製品を、上手に使えれば、今の日本の気候でも、なんとかなる(*サステイナブル)自然と人間との、両者の存続を視野に入れて生きること。特に庭にペット、カエルやヤモリがいると、彼らの健康を想像することでバランスをとりやすい。と、いうことです。
*sustainable=維持、継続可能、環境破壊せずに継続できるというような意味合いで使われる言葉。まさに今、サステイナブルな農業、ガーデニングを考えるべき時ですよね。
「日本の農薬取締法」は近年改正され、その安全性も高まっています。安全性や環境への配慮も含めて、私たちが正しい使用法を守ることが、とても大切です。
この熱帯アジア気候の日本で宿根草の花の庭を志向するのに、現在のイギリスの穏やかな気候と同じ条件でガーデニングを存続するには無理がある。特にこの夏は...。正午〜2時ころのベランダ、44度です!エコロジーを考えたらエアコンなんて付けられないけど、それでは自分が倒れちゃう、嗚呼エゴロジー。
さて、今日も私の庭では、適当にどこかを掘るとコガネの幼虫がでてきます。(今年は相当凄い)で、私はこれを自分の庭から徹底して絶滅させようなんて思っていません。しかし、減らしたいとは思っています。大切に思う植物の周りには防除薬を撒いておきたい。それには、何がいいかということでいうと、ニームでもオルトランDXでも木酢液でも、用法を正しく守って控えめに。というのが本心です。で、この、たとえば、3種類の名前が上がりましたが、 最後はそれを製造している会社や作り手を信用するほかないとも思うのです。木酢液の発がん性についての記事を読んだときも、本当のことを実証するには、わからなすぎるとも思いました。オーガニックだから安心ともいえないのか?とも。いやはや難しい問題ですが、無農薬派の方々のコメントも、よくわかる、賛成なので、これが私の個人的見解です。難しいけれども、よく考えて明日の地球を想像して行動を起こすべきなのは事実ですね。暑い〜。
September 04, 2010
コガネムシ対策の記事では、いくつかの攻略法をいただきました。価値ある対策、役立ちそうなお話。ありがとうございました。
北海道のコテージガーデン梅木社長から戴いたのは「バラ園では一時、ものすごいコガネムシでしたが、ニームパウダーを春先、株もとに撒くだけでかなり効果がありました。忌避剤ということです」なるほど!これは、北海道産のニームガルテンパウダーというそうです。よさそう!関東の害虫は北海道産より、ごついかもしれないという危惧もなきにしもあらずですが。(写真はコテージガーデンで栽培されているテンニンギク、ガイラルディア)
Tさんから「二トルアー(出光興産?)がおすすめ」聞いた事のない製品名ですが、試してみたいです。
Cさんからは 「荒療法ですが、毎年9月頭に一度(鉢バラ)スミチオン乳剤を300倍濃度で土にまいています。昨年は被害皆無でした。」
草間先生からは「庭木などにはスミチオン乳剤を使って、植物に寄生した成虫の体に直接かけて退治します。しかし、今日退治してもまた明日には周囲の庭木から移動してくるので、散布するときは周囲の庭木類にも同時に散布し、これを4〜5日ごとに数回繰り返してみる。ちなみに、成虫は朝早くは動きが鈍いので、庭木を揺すって落ちてきた成虫を捕殺する方法もあります」と、お返事いただきました。感謝。
Aさんからは「我が家ではコンテナの土にニンニク仕込みの木酢液をかけています」ニンニク仕込みの木酢液は好き。
Mさんからは「コガネムシは夜外灯に寄ってきて近くの鉢に卵を産むそうです。大事な鉢は暗いところに置くと良いそうです」なるほど。どちらかといえば、夜、明るい場所にくるんですね。
ただ、わが家の屋上に外灯、常夜灯等はなく夜は均一にまっくら。白い花も植わっていない暗い場所にコガネの幼虫が発生しているので、その点では、コガネが好きな植物に狙いうちか。とも思えます。
いずれにしても、今年のような酷暑になってから対応に追われるのではなく、少なくとも春先から防除策を実行することがポイントですね。わかってはいるのですが、その年によって襲われる植物の種類が違って慌てます。でも、来年の春は絶対に、防除策を万全に、しておきたいと思います。(毎年いってるかも、で結局やらない)
今後も、貴重なご意見お待ちしております。コメント、いつも本当にありがとうございます!










