March 04, 2018
関東以西の温暖地ではいまや、ヘレボラスの開花まっさかりではないでしょうか?
私の庭でも地植えのヘレボーは、まだようやく蕾が膨らんだばかりですが、南向きのベランダの陽だまりのオリエンタリスは、たわわの花をつけ、すでに実を結びタネをつけ始めています。
そうなる前に、美しい姿を捉えておきたいと、いつもよりずっと目立つテーブルの上に飾って朝に夕に眺めています。最近はスマホで写真も手軽に撮れるので、昨日はこの写真を久々にインスタグラムに上げましたが、なかなか忙しくてインスタまで意識が回らず...。
この5年間ほどは、昔とった杵柄で、テキスタイルのデザインをしている時間が増えていました。
このヘレボラスはイギリスに住んでいたときに描いたヘレボーをテキスタイルにしたもの。
やはり、ヘレボラス。これを見ると絵にしたくなる。
そういう特別な魅力があるのは、さまざまな原種に加えて園芸種があるからですね。
写真はすべて、花郷園さんで見た品種。
珍しい品種がいっぱい。
ヘレボラスの魅力。植木鉢での栽培にしても、長生きしてくれること。
一番上の写真は、2010年に花郷園さんから来たオリエンタリス。コンテナでも十年は育てられる点にあり。
あ、そういえば、未だに、このヘレボラスをクリスマスローズと呼ぶのに、抵抗感あって。
だって、クリスマスに咲くニゲルのことだと、最初にイギリスで覚えてしまったので、どうにも馴染めない。
それから、寄せ植えの権威、デビッド・ジョイス(David Joyce )氏へのインタビューで、「寄せ植えに向かない草花ってありますか?」の答えが「ヘレボラスだけは他の植物と根が絡むのを嫌うからNG」と聞いて以来、抵抗が..。でも恐る恐る、根を崩さないように、あまり根をいじめないように試してみると、まったくダメではない。
寄せ植えするなら、株が大きくなる前の、最初の1〜2年目だけで。寄せ植えするプリムラやヒューケラは2年目、3年目に徐々にフェードしていく前提、この寄せ植えも、五年目くらいに植木鉢自体が崩壊。
その後、今は、この八重のライム色のヘレボーは、地植えにしてあります。すごく気に入っていたので。
そして、素性の良い株に育てるには、最初から単植えしたほうが安全ですが、どうしても寄せ植えするなら、相手は一年草か、ヘレボーよりも、勢力の弱い品種を選ぶほうが、長生きするヘレボラスを守ることができますね。
March 01, 2018
いよいよ3月ですね。昨晩は「春の嵐」でした。みなさまのところは大丈夫でしたか?
さて、5月上旬発刊で、ただいま「花の楽しみ」の本を書いております。写真はそのなかの一項目になる一部分。自宅で撮影を続けてきました。ある時は自分で。(これはiPhoneで)ある時はカメラマンさんにお願いして。
そこで、引き続き芽出し球根。
自宅で増やした株や、園芸店で「これはおすすめ!と思う品種があったら、誰かへのプレゼント用にラッピング。そのアイデアのいろいろも。
ここ数日、急に暖かくなって...
イフェイオン。(イギリスではアイフェイオンと発音していた覚えが)コモンネームは、スプリング・スターフラワー。
日本での呼び名は、ナハニラですね。
植えてたことを、忘れていたようなところからも、咲き始めました...。
ハナニラと一言で言ってしまえば、あああの、丈夫な。と、軽んじられるようなところ、無きにしも非ず。でも、私は放ったらかし球根が贔屓ゆえに、庭のどこかで、春になれば必ず咲いてくれる草花をそれぞれの季節に発見すると本当に嬉しいです。
そんなハナニラの園芸種、たとえば’ウィズレー・ブルー’とか、シャーロット・ビショップ。
写真は、アルベルト・カスティーリョ。こちらはラテン歌手の名前がついた大型シロバナ種。グラデーションで薄紫もあり。花の大きさが魅力で、地植えすればある程度背も伸びる存在感が魅力。水はけ、日当たりの良い場所を選んで植えてやると、少しづつ増えていくのも嬉しくて...。
February 26, 2018
春のムードが高まってきました。園芸店、行ってますか!?
これからの時期、さまざまな新しい品種がでてきて毎週目が離せませんね。
昨日はプリムラマライコイデスのウインティ、新色のピーチピンクが目にとまりました。
探しにいったのは、別の品種だったのですが、色調に惹かれて写真を。
マラコイデスはマスクをしないと近づきにくいという方もおられるかもしれませんが、この繊細な様子が春そのものの雰囲気。
すると、あら!?
ナーサリーキャット?
床のタイルと花の色とどことなくリレーティブカラーです。