秋の箱根にて
光が見事で、花や緑が一層美しく見える。
と、同時に、こちら側の感受性も少しセンチメンタルに
なりながら、一層センシティブになっている気が...。
箱根は東京よりも秋が足早です。
これは、サルスベリの紅葉した葉とアンゲロニア。
箱根サンテグジュペリの庭も秋の準備が始まり
これまで目を楽しませてくれた夏の草花を抜いて
新しい植物を植える作業が始まりました。これが
結構辛いのです。まだ、見ごたえはあるのに
明日霜が降りれば、もうダメだろう。と、早めに見越して
春咲き球根や冬の花、パンジーを植え替えるのですが
見切りは....やはり辛いです。
ああーごめんなさい!と、心で叫びつつ、このあと
抜いてしまった熱帯性植物たち。もったいないー。
こうした作業は公開庭園の宿命。心を鬼にして...。
しかし、この見事なアンゲロニアは、今月一杯はここに。
アンゲロニアにも、いろいろな種類がありますが、
このエンジェルス・ラベンダーのダークラベンダー色は
秋になって一層素晴しい色になりました。
来年はこの色だけにしようかと思うほどです。
他の白色品種よりも立派な形をしています。
植え付けたばかりのハンギングは沼尻將惠さんの作品。
光の乏しい秋冬の時期には、光の色彩、黄色を主体とした
寄植えをテーマにしています。
次に箱根を訪ねたときには、姿も安定しているでしょう。
見事な黄色い葉はイレックス。ピンクの花は
ダイアンサス”アリス”です。
これからは、日暮れも早くなり、
ライトアップされた景色も楽しみな
箱根 星の王子さまミュージアム。
次の公開ワークは、11月4日を予定しています。
ミュージアムブログもよろしくお願いします。
http://www.tbs.co.jp/l-prince/column/index-j.html