美術館へ
9月来の念願が叶い、現在、箱根ポーラ美術館で開催中の
「ボナールの庭、マチスの室内」展へ。
すごく良かった! この美術館の空間も美しいし。気持ちいい。
草花を使って庭を作るための、インスピレーションのほとんどは
私の場合、印象派の画家の絵から来る事が多いので
これは本当に必見でした。色彩構成、コンポジション、
そのどれもが影響力に溢れていて、私の来年のテーマカラー
オレンジ色と、苦手色のマゼンタ色で作る庭の構想なども...フツフツ。
開催は来年の3月7日まで。
英国のペネロピー・ハブハウス氏は、来る日も来る日も
ゴッホの絵にある色彩のヒントを解明しながら
TINTINHALの庭を作ったといいます。
(今はヘッドガーデナーが替わり跡形もないけれど)
絵画のなかには色彩だけでなく絵画的な立体感のヒントや
光のリフレクションの効果なども表現され、それがそのまま
絵画的なイングリッシュガーデンの構成要素になっています。
ちなみにこの絵はオランダのゴッホ美術館で私が撮影。海外の
美術館はフラッシュや三脚を使わなければ自由に
撮影できることが多いので
自分のインプレッションでヒントを持ち帰ることができる。
この絵のなかの、丸い花、ギザギザの花。このコンポジションの
完璧さは、そのまま寄植えに取り入れたいほど。
さて!日々忙しすぎて時間の確保が厳しくカツカツの暮らしですが
新国立美術館で開催中の「THE ハプスブルグ」展は
12月14日が最終日。ぼやぼやしていては終わってしまう!
9月のオープニングレセプションの招待状まで頂いていたのに
子どもが風邪を引いて欠席。なので、決死の覚悟で
仕事や瑣末な雑事の時間を放棄するような気分で、今日の午後は行く!
80年代ベルサイユのバラで盛り上がった世代が、50〜60代になり
今またこの美術館の企画で盛り上がっているとか。
私も宮廷美術が大好きです。実際、オーストリアへ3度
ハンガリーは一度だけ。これも栄養補給のため。
でも今日は、六本木でマリア・テレジア様を、
巨匠デューラーやベラスケスの傑作を、拝観できるんです!