June 2009
June 05, 2009
ボタニカ初夏の作業。
ボタニカで華やかに咲くブリエッタローズ。ひと株で、直径30センチ
以上に大きくなり、ひっきりなしに鈴なりの花を付ける元気な花です。
多花性なので、まめな追肥と、花殻摘みが命です。
ボタニカにホリホックが咲きました。
プランター5、ダークカラーのゾーンです。
今年で3年目、実生も含め、株が増えました。
ご希望の方には、タネを差し上げています。
支配人に言ってください。黄色いヘメロカリスが咲きはじめましたが
チョコレート色で注文したのに、なんと黄色が咲きました。ご愛嬌です。
ボタニカのプランター、ダークカラーのゾーンに白いシャクヤク。
ここでは、丈夫なレーマニアもこれから咲きます。
ヒューケラは地植えの場合、植えてから3年目くらいで勢いが衰えてきます。
コチョウランは、刹那の飾りではありません。
(右側の写真は2006年2月に撮ったもの。右奥が左のラン。葉っぱの癖が同じです。
手前正面の鉢は花付きがあまりにも見事だったので
実家の母に所望され、もらわれていった)
2009年5月28日の朝。
欠けたカフェオレカップに植えられ、わが家で3年目の初夏を迎えます。
実は、この一ヶ月、ずっと咲いていたのですが、
このところじっと忙しく、手入れも観賞するヒマもなかった。
今朝、慌てて水やり。(1週間以上与えていなかった気が…)
そして写真。
鉢底穴のない容器でランを育てる時は、
水やりのタイミングがポイントです。
まず、大事なのは、この子がいることを忘れないこと。
花の咲かない時期も。
と、いいつつ、
私はうっかり水やりを忘れることが多いのですが。
水苔がカリカリに乾いてしまったころに
「あ!ごめんごめん」と、水やりしています。
余った水は、カップを傾け流してしまいます。
水苔が湿っている限り次の水は与えません。
毎年きれいに花が咲くので、本当にかわいいです。
また、栽培面の成功のコツは、
水苔をこんもり多めに盛ることも付け加えておきます。
左写真の開花したものは、水苔が痩せてきたので、
花が終わったら、全取り替えします。
June 03, 2009
5月17日の朝。朝晩の水やり、花殻摘み、
ショーガーデンなので、日によって変わる花の咲き方、
その向きで、配置を調整しながらも毎日手入れをしてきました。
すると、植物たちもそれなりに頑張ってくれるようで、
私は初日の庭より最終日に近づいた庭の方が
もっとも愛おしく、美しいと感じます。
この写真は、会期スタートから5日目、
最終日前日の朝。明日の夕方には撤収です。
最終日、夕陽があたり、これこそが有終の美。
暖色(手前)のゾーンと、
寒色(奥)のゾーンのメリハリがはっきりしているのも太陽光のおかげです。
ユリは搬入の時は、一輪も咲いていなかったのが満開です。
逆に、搬入時に咲いていた花は、持ってくることを諦めました。
バラショー目指して秋からずっと育ててきたのに、
搬入前に咲いてしまった花を諦めるのは本当に辛いです。
その植物はどうするのかって?
バラや球根類ならそのまま私の庭に。
シャクヤクなどは、田舎に住んで庭の広い友人たちに養子に出します。
上の写真の寒色(奥)のゾーンには、
ルピナス、シャクヤク、ヤグルマギクなどさまざまな一年草。
右下のフウチソウのように大小の花の咲く景色には、
必ず大きなアクセントで目を休ませるコンポジションを作ります。
黒花のヤグルマギクが大好きなのですが、
いつも庭の景色に埋もれてしまっていました。
今回は工夫して、周囲に黄色いキンギョソウを配置することで、
黄色と黒のメリハリをつけ際立つしかけができました。
これは、私の本当の庭でも、組み合わせたい彩りです。
いかに自分が好きだと思う花を”映える”ように咲かせるか。
これも、園芸家の大事な使命だと思うのです。
2009年5月18日 午後7時。植物を撤収。
ああー、もったいない!と、思う一瞬です。
このあと、私が持って来た植物と、
注文で買った持植物をそれぞれ分配。
希望者に分けたり、
六本木のボタニカに植える植物など、私の抱える現場に。
午後11時終了 おつかれさまでした!
このトラックと私達が立っている位置が庭のあった場所。
泥汚れはぞうきんで拭いたけれど、右手に見える境が残ってしまった。
ボランティアの方々も含めて、お手伝い下さった皆様、
本当にありがとうございました!
実は私、この時点では、
もう歩けないほどぼろぼろでしたが、見た目元気。
June 01, 2009
写真はダリアの花が咲き終わった状態で
花びらを丁寧に剥がしたもの。
ショーでは毎朝毎晩、花の咲く位置が変化しますが
花殻を完全にとってしまうとコンポジションが崩れるときは、
このように花の形を残します。
相変わらず、黄色い花への興味が尽きません。
ただ、黄色といってもいろいろな黄色があり、
レモンイエローにライムイエロー、飴色の黄色も美しいと感じるし。
それさえもまた、さまざまな条件で違って見えます。
特に朝夕の美しさは格別。
ガーデンショウ開催中の夕方、
メンテナンスのために西武ドームで待機していると
ドームの中に夕陽が差し込んでくる瞬間があります。
息を飲むような一瞬です!
そのときばかりは誰に話かけられても、
その美しさに夢中でいたい!
「今、話しかけないで!」と思ってしまうわけです。
そのタイミングに声をかけてくれた方々に「ごめんなさい」
そっけない態度をとってまことに申し訳なかったです。
ミムラスは、花期が長く、優秀な花ですが、
5時間前後日が当たって風と通しの良いところで。
定植してから、3年ほど元気。