September 2010
September 26, 2010
ガーデンツールというと、イギリス製と思いがちですが、アメリカ製やオーストラリア製にも、良いものがあります。日本では、東京、西麻布のTOOL BOX などに。ふらりと覗きに行くと危険な(買ってしまう!)素敵なツールがたくさん売っています。衝動買いをするのもいけないので、たまに(ネット上の)世界のガーデンツールを見学して、買い物構想を練ります。で「ずっと前から欲しかったの!」というようなものを手に入れたい。
HさんからのコメントでHPやBLOGで参考になるものは?とご質問をいただいています。まず、イギリスの各ガーデンが作っているHPは良いものが多いですよね。今など、GREAT DIXTER が旬かもしれません。もちろん、BETH CHATO GARDENS も。
世界のガーデンツールをチェックするには、GARDEN TOOL でGoogle ...。わぁ!おもしろいなあ。と、眺めるわけですが、嬉しくなるのは、日本製の園芸用品が世界じゅうにかなり出ていること。
誇らしげに「日本の..」と書いてあります。私は時々、アメリカのアマゾン Amazon us で本を買いますが、本だけでなく、いろいろなガーデングッズ(ペット用品なども)もあるので、見ると楽しい。
ちなみに Amazon uk (英国)もありますが、こちらは若干地味。なぜかus のほうが楽しいような気がします。なかでもOXO (キッチン用品では日本でも有名ですね)のガーデンツールはなかなかのもの。デザインがモダンで実際に機能的です。イギリス的でクラシックなデザインのツールも素敵ですが、機能性の高いモダンデザインのほうは今の気分。わが家のデザインはモダンとクラシックのミックスがテーマなので、どっちでも良いのですが、このツールラックを作るときは、うーん、どっちか!と悩んで、結局、現在は(上の写真)モダンなイメージ。
そうです。長年の夢だった、わが園芸作業室のツールラックがほぼ完成。ツールを下げる位置の決定がなかなか難しかった。実際に大きな紙の上にツールを置いて位置を決めながら私がデザインして、腕のいい職人さんに発注した。ここに、何の目的のある、どんなツールがあるかは、また後日アップしたいです。今、ここではやはり OXOのツールが目立っています。
最後の仕上げ、ペイントを何色にするか、(F&B のリッチなグレイか、アイボリーか)迷って迷って、実は、一年が過ぎようとしています。
スピレア・ジャポニカ、日本名、シモツケは、たしか、寒冷地でも元気に冬越ししたはず。調べてみると、マイナス20度までOKとある。この春、ベスチャトーガーデンで見つけて欲しくなった。もちろん、シモツケは、おなじみの植物、今までに何度か育てているし、ネット販売もされているので入手は難しくないのですが、私の庭では、消滅中。植木鉢で育てていて枯らしてしまった。しばらくぶりに、新たな株をお店で株を見て買いたいと思っている品種。先日も話題になったコクリュウのような銅葉を脇役にすると、ぴたりと似合います。この札の表示によると、6月にピンク色の花が咲き、夏頃には葉が緑になるとありますが、確か夏には一旦黄緑色になるものの、秋の紅葉のオレンジも美しかった記憶が。関東以西であれば、宿根草、灌木類は、秋、球根を植えるのと同じようなタイミングで植え付けすると来春が楽しみです。乾燥には強くないようなので、水分の多い土がよろしいようです。なのでぜひ、箱根の庭に植えたい。いずれにしても、JAPONICA と名が付く品種は、手入れも簡単なものが多いので、もっともっと積極的に植えて行きたいのであります。やはり日本の気候には、見た目の点でも、日本原産の品種が似合う。最近、日本原産の植物がもっとも気になります。
September 25, 2010
もう園芸店にシクラメンですね。まだ心の準備ができていないのに。急に気温が下がって慌てます。
さて、私のブログも毎日のアクセスが1200を超えていただき、嬉しいばかりですが、それにともない、このところ、コメントもたくさんいただいております。ありがとうございます。
そしてこのところ、秋の始まりで私のブログも栽培や病害虫に関する話題が増えています。おのずと、いただくご相談も細かな園芸悩み相談所化。本当に悩みは尽きないですものね。それゆえ、それぞれのお庭に発生する病害虫の問題に、細かくお答えしきれなくなっております。その場合はさまざまなネットを活用していただくほうが早いように思いますので、恐縮ではありますが、時間的な限界と、ご理解ください。
現在は、11月に発刊予定で(まだ)執筆進行中のBISESの単行本やほかの本、いつも一生懸命になってしまう園芸ガイド誌の寄せ植え制作で限界を越しそう!なのにブログは続けたい。(ただ今シクラメン特集号発売中!見てくださいね)
プライベートですが、材料を取り寄せただけで制作進行できない帽子作り。このところ毎日作っているバジルのペースト。とってもおきのトマトソース。そのほか、そのほか。書きたいことはたくさんあるのですが、いただいたご質問にひとつひとつにお返事できなくて、ごめんなさい。
あ!今、英国を旅行中のMさん。9月のイギリスでもっとも美しい庭はグレートディクスターです!行けると良いのですが。
「黒龍がはびこってきているのですが、どうにも上手く使えません」と、コメントをいただきました。
はびこるということは、よほど、その場所に合ったのでしょうね。わが家でも6年前から地植えしているけれども、増えるということがなく羨ましいほどです。リュウノヒゲ属は、フィリングプランツとして重宝です。私のデザインするあらゆる庭に植えていますが、上の写真の星の王子さまミュージアムでも、花の隙間にフィリングプランツとして(黒く見えているのがすべてそう)植えており、黒は引き締め役、引っ込んで見える色、黄色は飛び出して見える。ということで、花壇の遠近感を表現するのに最適です。ただし、はびこった場所はそこだけ暗く見えるので、何か明るい色のギボウシでもヘレボラスでも、あるいは丈夫な花を「植える根鉢+余裕分」だけ掘り返し、別の場所に移植するか誰かに分けてあげると良いのでは?繋がっている根っこは心配なくカットして。
ああそうだ。今の季節なら球根も良さそう!真っ赤なチューリップなんて、いいかもしれせんね。わが家の北庭は2、3時間しか日照がありませんが、チューリップや水仙がよく咲いています。壁を白く塗って明るい空間にしているので「明るい日陰」のおかげで、そこそこの光合成ができているのだと思います。
それから、白斑のリュウノヒゲもフィリングプランツに重宝。全体に暗くなりがちな北側の庭が、ふわりと明るくなります。 白い小さな花は、サギゴケ。土が湿気ぽい庭では、見事な花のグラウンドカバーになります。日あたりよく、乾燥した庭のグラウンドカバーには、メカルドニア がおすすめ。去年の8月26日のブログに書いていますが、春から12月までずっと咲いています。ただし、これも、場所にあってしまうと、かなり「はびこり系」。いずれにしてもはびこったグラウンドカバーは、たまに不必要な部分をざっくりと堀りあげる。別のものを植える。そういう割り切りは必要ですね。
September 24, 2010
このところ、たくさんのコメントをいただき感謝! 全部にお返事できず恐縮です。良いお話がたくさんあって、公開できないのが悔しいほどです。
なかでも、Fさんのコメントは、以前、月の満ち欠けにあわせ種まきをされていたご実家の母上の現状リポート、とても現実的でした。ありがとうございました。
「今は昔みたいに出来ないなあ、昔と違っていろんな事が変わってきちゃってそういうのはとっくにだめになっちゃたなあ、だけんど家で作ってるのはみんな無農薬だよ」
なるほど! いかにも、そうなのだろうと思います。変な例えですが、今は妖怪も妖精も姿を現さなくなって、自然の摂理も変わってきている。でもでも、自分の食べるものを自分で作っている方は、皆さん、すごい元気です。やっぱりなあ。と、思います。
さて、そんななかで、秋の新月に種まきをすると良いのは本当のことではないでしょうか。次は10月8日、私は、球根を植えたり、耐寒性草花の種まきをする日に決めました。今は庭掃除。さまざまな引き算に邁進中。そして、10月8日はあらたに何かを増やす日。(ただし体重以外)
写真は、星の王子さまミュージアムのノリウツギ 'ミナヅキ' カシワバアジサイに似ていますけれども、美観ではこっちが数段上。開花期がカシワバよりも遅いので、美観期も長いのです。撮影は先週。涼しくなってきたので、秋の植物が一斉に元気をだしてきていますね!