October 2010
October 24, 2010
October 23, 2010
文化と芸術の香り高い東京、丸の内仲通りで本日から「ガーデンジュエリー2010」がスタートしました。
今年で7年目、丸の内の恒例となったこのイベントも周囲の工事が終り、景色がコンプリート。
さすが東京!と感じるビル街のランドスケープで展開されるガーデンの表現は、年毎にグレードアップしています。
ご覧のように、ハンギングも美しく調和し、目に入る景色の360度が美しい仕組みです。
木々も育って見事になった。もともと此処の街路樹は立派だけど。そして、すぐ横の行幸通りの美しいこと!必見です。
そんな景色に調和するガーデンコンテスト、まさに洗練されることこそが最大のテーマと思える内容です。
実際の今回のテーマは「文化×コミュニケーション」、人と人の対話を誘うような庭の景色がテーマになっています。毎年レベルアップしています!技術だけでなく、独創性が際立った今年。共通のキーワードは、日本、現代、丸の内、秋の植物日本の在来種を上手に使った作品が印象に残りました。
2010 のシンボルガーデンのデザインは、あのチェルシーショウで連続金メダルをとったことでも世界的に知られる石原和幸さん。
丸の内に里山の雰囲気が登場です。緑はまさに人の心を癒しますが、この感受性はまさに日本人独特の感覚ですね。英国のチェルシーショウで英国人が惚れ込んだ訳がわかります。
こんどは一緒に何かイベントしましょう!
と盛上がって、今回のテーマ、文化×コミュニケーション を地でいきました。
それにしても、たった2日でこの緻密な世界を作るのですから、本当に大変です。やっぱりね、好きじゃなければできません。体力を大幅に上回る気力が必要。
コンテストともなれば、まさに。
グランプリをとったアトリエ朴さん。実はまだ受賞前に撮らせていただいたので....。
デザイン企画力、施工技術、オリジナリティetcで群を抜いていた。
私としては何といっても植栽の巧みさ。ご本人に伺ってみると、とにかく引いて引いて引き算に徹したとのこと。 まさにひと皮むけたとの評判。
丸の内らしくて良かった銅賞の笹原さんの作品。
ハイヒールに植わった盆栽やシャネル風やボッテガ風のハンドバックに植わった植物が秀逸でした。惜しくも入賞だけで終わった堀越造園さんの作品は部分的に素晴しくピクチャレスクで好きでした。この画面以外の部分が、少し暗く感じられ残念でした。
秋のコンテストの注意点、やはり、春と違ってほとんどの緑色そのものが「明度の暗い緑」が多いことも計算に入れて、秋の光の色温も計算に入れ、明るく華やかな完成度を目指すことが大切だと、私個人は思っています。
全体にジャパネスクなのは、この丸の内の雰囲気に似合っています。日本風は、ウエスタンスタイルがしっくりくる初夏の国バラではあまり映えないスタイルなので、丸の内の方が日本的素養を発揮したジャパニーズモダンが映えそうな印象です。
最後に、石原さんに見せていただいた、これがチェルシーのゴールドメダル。こんなに間近に見たのは始めて!
綺麗ですー。
私自身はどこかにでて勝負をしようという野望がない、というより、昔から競いあう試験やコンペティションが大の苦手。そういうプレッシャーを乗り越え、私財を投げうってでも、西洋にに向かい勝負をしようという気概に直接触れ、とても刺激になりました。凄いガッツが必要な勝負です。そういう結果の輝きがこの金メダル。
人とのコミュニケーションって、本当にエネルギー源です。
今日から日比谷のガーデンショウも始まりますね。 都心にでたついでにゴッホ展もまだ会期中、六本木にも足を伸ばしては? 午後3時以降が空いているそうです。私ももう一回行くつもりです。好きだった麦穂の作品をもう一度みたいので。やはり、何をするにも表現の世界にアートは必須科目、それには、凄いアートに触れるのが一番です!それから、今日、行くつもりでいて、行けなかった「三菱が夢見た美術館」も丸の内で開催中。梅原龍三郎、ルノワールに会える。そして昨日のランチは土佐料理。会った人は長崎から来た石原さん、岩崎弥太郎=三菱、と、私も熱くなってる龍馬伝にちょっと近くて嬉しい! 丸の内仲通りのファッションのウインドウショッピングも素敵だし、マダムよ!財布を持って、外に出よう!
October 22, 2010
日暮れが早くなりましたね。天気が悪いせいもありますが。
秋の日はつるべ落とし。光の効果が大切な時期になってきました。要は、夜でもないのに、基本的に暗い庭は×。庭が暗くては、いいことひとつも無しです。明るさを意識した植栽なり、ライティングも考えた方が、明るく楽しい庭になります。太陽光線の時間も大切ですが、明るい壁の色や反射する素材を使えば、日陰の庭でも明るくなります。
22日(金)は、朝から丸の内でガーデニングショー審査会。天気が悪いとビル街は薄暗く、暗い色の構造物、黒緑な植物が多いとそれだけでまっ暗くなり、良い印象の庭になりにくい。注意が必要です。構造デザイン、植栽デザイン、ともに明るい雰囲気作りも大事です。これは2006年に丸の内で作ったモデルガーデン。秋の光を意識した構成でしたが、ライティングを上手にできず反省点も残ります。
そして審査会、いつもそうなのですが、何を着て行こうかと悩む。表彰式とかあるし。以前は苦手はテープカットもあった。それでこれに!と、決めた瞬間、去年と同じ服でした。ま、いっか。誰も覚えていないだろう。いや、やはり、真剣に検討し直そうか。洋服選びって、想像力(これから自分が行くであろう場所の雰囲気を先読みする)と直感が大事ですね。
その結果は、また後日にアップさせていただきます。
ところで、私の睡眠時間は何時間ですか?ご質問ありがとうございます。いつも絶対に6〜8時間は寝ています。でも週末、何時まででも寝ていて良い日ほど、実は朝早く起きてします。ブログの更新が12時すぎなのは、予約しておいて自動的に更新しているので、実際はそれよりも早く書い寝てしまいます。夜更かし苦手。朝頑張る。

ウィルモッティアヌム
Ceratostigma willmottianum
‘パームゴールド' ないし
’デザートスカイ’
4年ほど前にベランダのコンテナに植え、特に気遣いをしなくても気温20度程度に下がってくると、毎年、心を癒す青い花が咲いています。たまたま近所の園芸店で見つけた品種ですが、丈夫で素敵です。耐寒性対暑性に優れ(私の庭では)病害虫にも無縁。いつも美しい。実際、野放図にして大切にしているわけでもないけれど、こんなに、目を癒してくれる品種はめったにない。ずっとずっとそばにいて欲しい品種です。この夏の太陽に当たって黄色の色が褪せていますが、半日陰の方がもっときれいだとの噂も。
セラトスティグマにもいろいろあって、ブータンルリマツリやルリマツリモドキの仲間ではありますが、葉の美しさは比べものにならない飽きの来ない美しさ。去年も一昨年前も美しく咲いていた。きっと来年もそうであって欲しい。葉が黄色で花が青だなんて「光と陰」のカラースキームを一人二役していて素敵です。
風と太陽の厳しいベランダでサバイバルしているということは、乾燥に強いともいえそうですが、本来のルリマツリモドキはそれほど極端に乾燥に強いわけではありません。植えたタイミングが良くて深く根を張ったことで生き延びているともいえます。でもベランダのコンテナで放置で生き伸びるのは、やはり強いという印象です。
さて、日本では、セラトスティグマ ’デザートスカイ’という品名で時々ネット上で販売しているのを見かけます。来年、春には、個人的に挿し芽をしてみようかと思います。もちろんお店で見かけたら、買っておきたい品種です。
加齢とともに手のかからない美しい植物を愛する傾向。老後にしたいと思うことはたくさんあれど、体がついて行かない可能性もあり。とは、諸先輩方から感じること。自分の心と体によーく相談して、それでいて、楽な方に流れるのではなく、主体性をもって生きたい。顔の弛みは毎日のマッサージから!心の弛みは、未来に夢を。明日に向かって、心の張りをピーンと張っていきましょう。
October 21, 2010

明日は朝から東京駅へ。ガーデンジュエリー2010 の審査へ。その結果はまた明日にでも!
最近、皆様が送ってくださるコメントが素晴しいので公開するべきかどうか迷っています。公開して他の多くの皆さんが読んだほうが価値が上がるというか。でも管理方法が難しい等問題も。悩んでいます。
さて!イベントです。詳しいことが確定している私のトークショウや講座のお知らせです。お近くの方、お友達をお誘い、あるいは当然おひとりのご参加歓迎! とにかく、少しでも多くの方にご参加いただけると嬉しいです!
●10月30日は
愛知県春日井市名古屋ハウジングセンターで。
11:00〜/2:00〜(無料)
ロングライフの寄せ植え講座
●11月6日 (土)パナソニックリビングショールーム大阪
13:30〜「英国に学ぶ花と緑のある暮らし」(無料・要予約)
(トークイベントのみです)
パナホーム(株) リフォーム収穫祭事務局
お問い合わせ 鎌田様 迄 06-6834-1121

たまがわガーデニングクラブ
「羊毛フェルトで作るハンギングコンテナ実習」
クラフトワークの世界を一挙公開!現在制作中のウールフラワー他 (有料・要予約)
http://www.cctamagawa.co.jp/circle/gardening_course/
●11月19日(金)東京目黒GTプラザホール AM 10:30~11:30
「英国の暮らしとフローラルデザイン」(有料・要予約)
トークイベント お申し込み用紙は
http://www.sanderson150.com/images/SD_150yrs_01.pdf
からダウンロードできます。

●11月20日(土)あいち豊田農協本部 ふれあいホール
愛知県豊田市 13:50~15:30
●11月27日(土)は 大阪クリフトンナーサリー
「最新英国ガーデニング事情 」
今年訪ねた英国の様子を中心に最新事情と寄せ植え制作
トークイベントと寄せ植え実演(有料・要予約) 072-844-1134
●12月8日(水)たまがわガーデニングクラブ
11月のコンテナ実習との 2回シリーズ、ガーデニング以外の話題 満載の回 今年最後の12月はおしゃれ、ライフスタイル顔筋マッサージ、ファッション、なんでもありです。 (有料・要予約)一回だけの参加も可能だそうです。ぜひ、お問い合わせを。
http://www.cctamagawa.co.jp/circle/gardening_course/

私は審査員で朝10時から丸の内仲通りへ。 大賞の賞金は100万円!大賞を一人だけ選ぶというのがいつも辛いです。そしてエントリーの方々の真摯な姿勢に、いつも心打たれます。でも誉めるばかりでなく、率直な、直した方がもっとよくなる個所のアドバイスもしたいと思うのです。苦言は心が痛むけれど.....。
毎年恒例のハンギングも美しいです、是非お越し下さい!