November 2010
November 26, 2010
本当にありがとうございます!たくさんの愛情溢れる素敵なコメントが、その後もどんどん増えて今朝は80も!
ところで、わんちゃんの名前、どうして「カブ」ちゃんなんですか? と質問をいただいてます。
私が勝手に推測しました。株?蕪?すみません、ガーデニングから単純に...。浪費ママさんより。
それもいいアイデアですね! 英語でカブとは、
CUB -[名][C]
1 (クマ・ライオン・キツネなど肉食動物の)子, 幼獣 2 a 不作法な子供. b 見習い,
というような意味があります。出所はそれですがいくつかの候補があるうち、わが家に来てすぐの日々(写真は生後3ヶ月息子に抱かれるカブ、写真左上は先週撮影)まだケージを買っていなくてその後アイリス社のシンプルなケージをペットショップで購入、しばらく寝る時は、広い段ボールの囲いに入っていたので、夜中に私たちの寝室で、ガサゴソ音をたてるその雰囲気が「カブトムシ」みたいでその時の雰囲気がカブにぴったり。でも株も蕪ちゃんもかわいい。近所の小さな子が5歳児の声で「カブちゃんおはよう!」と声をかける声などまた一層可愛い。
しかし、この二文字。息子はゲン犬はカブ。息子にむかって「カブ!こらっ」その逆もあり。息子に「勘弁してくれよぉ〜」ーーーごめんごめん。と、ぽんこつな日々。最後の写真は、お父さんに抱っこされるカバみたいなカブ。やはり、犬も少年と同じで赤ちゃん時代と比べると顔が伸びてくるんですね。
さあて!今日はクロワッサンの撮影、明日11月27日は大阪の京阪園芸クリフトンナーサリーで恒例のガーデニングイベント! 資料を揃えて、おもいっきり張り切って行きます!カブちゃんはお父さんと息子と男ばかり3匹でお留守番。
毎日いただく素敵なコメント、全て私の心に届いております! とにかく感謝!!!!!本当にありがとうございます。
November 25, 2010
いつもたくさんの嬉しいコメント、本当にありがとうございます。暖かなすべてのコメントにお返事したいのに一部のお返事しかできず恐縮です。
ランキングに参加したその長所は、いままでの2倍3倍のアクセスをいただいたこと。10年来のファンの方が、初めて私のブログの存在を知ってくださり嬉しいコメント。しかし、私のランキング参加への否定的なご意見もいただきました。ただの否定なら良いのですが、言葉の選び方が乱暴だと、やはり神経が参ります。しかし以前も書きましたが、たったひとりのご意見でも、背後には言葉にしないだけで同じ想いの方がきっとたくさんおられるはずだと想像するので.....。参加を辞めることにしました。
私を暖かく見守ってくださるスポンサー様の発案とはいえ、私は私の責任でランキング参加、短い間にいろいろなことを学びました。そこには、ネガティブな考え方があるということも。それに対しては柔軟に対応したいと思います。ただしその方の「ブログランキングにガーデニングのプロが参加するべきでない」という意見にはまったく賛同できません。
もっともっと日本のガーデニングブログランキングが世界のガーデニングの殿堂になって、テレビにもでているたっくさんの先生方が参加して刺激でいっぱいになってほしかったし、私の本にも「庭写真」で参加してくださった Alexさん のように、園芸向上委員会として、みんなが精進するチャンスなんだと思います。確か以前 Alexさんがブログランキングへの複雑な気持ちを書いておられて、非常に共感しました。思わず「ポチ!」でした。もちろん、ほかの皆様も。なかなかやるう!と思うと「ぽち!」。競うというより、刺激しあって全体のレベルアップ!が理想です。実は、このたびまで私、ランキングの世界も他のブログの存在もよく知らなかったので、今回、上位に入っているブログの存在も初めて知りました。「あ、凄いなあ」なんてオポチュニティが広がりました。30位40位くらいにも素敵な人を発見しました。
ただし、非難の意見と戦うエネルギーはもったいないし、きっとランキングをやめても、内容がよければ読者の方々はついて来てくださるはずと信じて。そして、ブログは、その日にあったことを描く日記風や役立つ情報も良いのだけど、自分の考えを発表するまたとないチャンス。同じ事を考えている人を見つけると本当に嬉しいものです。私自身は自分の意見が日本では少数派だと思ってきたので、このたびは、たくさんの方々の支持を得て「同じ事を考えてました」などとコメントが入ると、本当に嬉しかったです! だからこそ、今週の一万7千回のポチっに、ありがとう! 心から感謝です! そして、明日からも昨日までと同じテンションで、私のブログは続きます!よろしくお願いします! 27日は大阪でイベント!京阪園芸クリフトンナーサリーで恒例のトークと寄せ植え作品制作です!この模様はまた後日にでも。
これにて、ランキング参加終了
今後も見に来てくださったら、励みになります!
いままでありがとうございました!
知的でハートフルなコメントたくさんありがとうございます。
モリスの言葉でもっとも心に残ったのが
過去は現代の一部、さらには
自然を模倣することが一番の学びである
また「室内と庭も繋がるべきである」。この言葉に裏打ちされるように、イギリスの住宅は美しい庭に続いて室内にも自然の光と植物の気配、それは花柄のカーテンや壁紙であったり、さらに、私がいつも思うのは、どんなに見事な室内デザインでも、植物の装飾がないと無機質で居心地が悪いと感じる。花瓶の切り花でも観葉植物でも....。センスがよければ造花でもいい。よりよく自然を模倣すること。
写真はウインチェスターで訪ねたBBCのTVプロデューサー、ジルさんのお住まい。外(庭)の光を誘い込むように明るいイエロー系のカーテン。サンダーソンの「エッチングローズ」が使用されている。これはまさに家の外と中を繋ぐデザインといえるのでは。モリスの「室内と庭も繋がるべきである」を文字通りに具現して、ジョージアン朝の建物を今風に明るくペイント。壁のペイント色もグリーンだし。このカリッとしたビビッド系のグリーンは最近の流行ですね。昔はもっと薄くて眠い色が主流だった。今イギリスのインテリアデザインはかなりカラーフル。
花柄のカーテンとは、まさに室内と屋外を生理的に心地よく繋ぐための、あるいは逆に、安全な室内へと遮断するための、自然へのリスペクトも含んだ見事な装置だったんだ。と、このときに初めて気付いた。そのことに気づくともう、無地のカーテンは着けられないかも。いえいえ、個人の好みですが。でも、私は若い頃は花柄が嫌いだったのに、今は好き。だから自然を、ちょうどいい感じに暮らしに取り込みたい。空からの光や、花や緑の優しさを。
花には人を癒すフェアリーが潜むといわれます。
だから病人を癒すのだとか。亡き人も癒す。でも、毎日を生きる私たちも癒され続ける。
太古から、人が花に癒されるという事実は誰にも否定されません。
そのことをじっくり味わってみると、もっともっと花を見る目が深くなる。いとおしくなる。
花の意味を、もっともっといろんな角度から考えてみたい。私の家は家のすぐ外がマンションで、自家製の自然を寄せ植えしてあるだけだけど。気持ちは自然へ。
過去は現代の一部、さらには
自然を模倣することが一番の学び
花のある暮らし。やはり思っている以上に意味が深いと思うようになりました。
とびきり素敵に花を活かす。
それを課題に生きるのは嬉しいこと。きっと誰にでもできる。そう思えば。
さくらレッスンさんが下さったコメント「芸術は日常生活の中にあり、それに気づいた者だけが、芸術に生きる事ができる。」(デューラー/今度の日曜、デューラー展に家族で行くつもり!)
素晴らしいですね!それと似ている
「花の癒しは日常生活の中にあり、それに気づいた者だけが、花の癒しの恩恵にあずかる事ができる。」
みたいな感じ。気付くことの大切さ、ありがたさ。長生きはするものですね。
November 24, 2010
モリスによれば「芸術の最高の形態は建築」であると。「日常生活の芸術こそが芸術のもっとも偉大な側面」と、説いていたことと建築が繋がる。さらには「建築は(家屋敷)は庭に囲まれてなければいけない」とも。非日常であるオペラなどの芸術観賞と日常である家。その両方に美が存在する、と、思っただけで生き甲斐が増える。
私が初めてイングリッシュガーデンに出会った時、まず最初に注目したのが庭と公園の違いだった。庭には、その庭にふさわしい建築(個人住宅)が不可欠だと思えた。家という芸術作品と庭の調和。これが理想だったのだ。人が本能で求める幸せの原型は「家庭」家と庭なのであった。(ま、ちょっとこの家は大きいですが、これもワンファミリーが住んでいた家)
そのことが、150年も前にしっかりと定義されていたのも素晴しい。行き当たりばったりに偶然そこに庭や家があったのではなく、デザインという意思が、強く働いて2度の大きな世界大戦でも守られて来た。イギリスにも食うや食わずやの時代が多々あったと思う。
行き当たりばったりに家も庭も街も国土も、当座都合で開発してしまった国から来た私には、イギリスの風景の、そのすべてが驚きだった。
なんとなくきれい。なのではない。
デザインされた自然。
モリスは常に「庭は建築をまとっていなければならない。建築と庭は統一されているべきである。室内と庭も繋がるべきである」とも説いた。
写真、一番上はグレートディクスター外観。16世紀建築本体にサー・エドウィン・ラッチェンスにより、アーツ&クラフツ様式のリノベーションが施された内装。以下の写真は全部その室内。室内も、花と花柄が溢れている。普段は未公開のプライベートの空間で、そこにもここにも花。
そして
自然と共鳴させながら庭を作ること。
さまざまな示唆に触れてのち、イギリスの住宅の室内装飾に、だてに花が飾られているわけではないことを知る。というか感じることとなる。
これにはいつも驚ろかされた。とんでもない国民的美意識である。たまに出会う人々、芸術家とかデザイナーという職種ではなく、普通のバンカー(銀行員)とかサラリーマンが室内装飾やランドスケープにこだわってそれ(*)を持っているのである。驚いた。
(*=日常生活の芸術こそが芸術のもっとも偉大な側面であるという意識)
そしてさらに私は心打たれる「意識」にであう。それはまた後日に。
いつも素敵なコメントをくださる Jardin さんからのコメント。
あの時代の人は、ほんとうにすべてのものをデザインしましたよね。愛情込めて。今日、ちょうどGreat Dixterのこと調べていたところでした。来年もステューデント募集はあるのでしょうか?
グレートディクスターは来年も募集するはずです。実はこの部屋。現在はステューデントの個室です。「ベスもこの部屋に泊まったよ」とは、ヘッドガーデナーのファーガスの話。私もベスさんと同じ部屋に泊まってみたいな。と、思いつつ、この家には古くからのガイストがいるので、ちょっと怖い。この日はたまたま誰もいなかった。でも、私も子育てが一段落したら、以前からお誘いのあったグレートディクスターで1週間、奉仕活動に行きたいと思っていました。朝焼けの庭や夕闇迫る庭で過ごす時間はマジカルでしょう。でも、朝から晩まで、ひたすら奉仕する意気込みじゃないと行ってはいけないと思い、二の足。それよりライのホテルに泊まって近くのパブでだらだら飲んでいたいとい気分に流れてしまってます。ステューデントの問い合わせは、メールなどで直接行うと良いでしょう。多分そのときの英語力が入試の第一段階になると思います。今は世界じゅうから募集していて、おもにアメリカ人が多いそうですが、日本からもウエルカムとのことでした。先日中国の方がいて、完璧な英語力でした。
また、いずれにしても英語の勉強は必須ですが、まずは、クリストファーロイドさんやベスさんの原書を読破。植物の固有名称や園芸用語をマスターすると良いでしょう。英語が話せるという事以上に植物名や園芸用語の単語を知らないと先方に迷惑がかかると想像がつきます。何はともあれ、私にとっても言葉の壁が常に厳しいので、なにもかもが努力次第となりますよね。近所の英語学校に行こうかと未だに迷って時間がないのが理由になっている。あー!もっと勉強を!と四六時中思います。
ごめんなさい、 Jardin さんのお年頃も知らず、語学力もすごい方かもしれないのに、これを読んでくださるすべての皆様にむけてお伝えしたいことでした。
ところで、来年の私主催のガーデンツアー(バラが最も美しい6月下旬を予定)、グレートディクスターのホールの中で美しい画像を使ってファーガスと私のガーデンレクチャー2連発をしたいと思っています。ファーガスの写真の美しさはHP参照。見学時間も通常の公開時間より早く太陽が上に上がる前の光で見学するようリクエストします。今日は、そのツアーのミーティングが今方スタート。またその内容はブログでアップしますね。