April 2011
April 17, 2011
これは御殿場桜という品種で、あまり大きくならず、株立ちで可憐な風情が気にいり選んだ桜ですが、いままでになくきれいに咲き揃っている印象。温度が上がると、急にさまざまな花がふっくらと咲いてくるので、すごく嬉しい反面、花殻摘みや水やりも忙しく、スタッフの皆さんもフル稼働。コメントに寄せられる、見学に行ってくださった皆様ありがとうございます!
この庭は咲く花を断片的に眺めるだけでなく、景色を探すというか、花と背景の関係で眺めを探す、それが庭づくりのレッスンになるようこころがけ作っているようなところもあります。この水原さんの写真のように輪郭のくっきりした花を手前に、奥や遠景にふんわりとした花を配置した点に着目し、写真を撮っていただくと写真の構図がキマリます。要は写真の構図がキマルように庭を作るという基本です。
ちなみに、箱根より気温の高い我が家で咲き過ぎの心配のあるちょっと珍しいパンジー類、箱根への移動計画をしています。
また、ビズの特集用に7点、園芸ガイドに7点、ミセス誌に3点、セキスイハイムのハーモネート誌、そのほかの雑誌のために作った5点ほどの寄せ植え(全部で一体いくつ作ったのか!凄すぎます)、コンディションのよいものは、少し仕立て直して4月27日の星の王子さまミュージアムの公開ガーデニングワークに持参して、今後も飾っていくつもりです。東京よりも気温が低いのでさらに長く花が楽しめるはずなので。写真は”横浜パンジー”。凄い多花性のパンジーで、今わんさかです。追肥も欠かさず入れていますが、箱根に嫁いで、ゴールデンウィークまで持ってくれますように。
April 16, 2011
東北へのチャリティーが最優先です。が、どうぞ、少し息抜きに箱根の花を見にきませんか? 東京からは車で1時間半、きれいに咲いてお待ちしています。近くには日帰り温泉もたくさんあります。
ミュージアムに植わっている 植物の品種名で質問をいただきました。
紫色はカルーナ・ブルガリスとパンジー。下がっている大きめの葉はプレクトランサス・サシャで、さらに小さいのは、ビンカ・ミノール(Vinca minor 'Illumination')だったと記憶しております。ビンカのイルミネーションは負の入り方に変異があり、斑のないものや黄色の色の濃淡もいろいろです。この写真は一昨年の秋だったかもしれません。
夏の花が終わった後に植え替えたものですが、冬にはプレクトランサスも消えて、差し替えの連続でさて、今は?
旬の箱根の花の写真を調達できましたら、またアップしたいと思います。
April 15, 2011
すてきなコメントをありがとうございました。宮城や福島からコメントをいただくと、それを読む目に思わず力が入ってしまいます。
関東は桜も散りはじめ、植物たちが急速の変化を遂げています。パンジーはもう、終わりが近い。アブラムシも出始めました。ペチュニアなどの夏の花が台頭してきました。ヘレボラスの花はそろそろ切り花にするなど刈取らないと。種がついて株に負担がかかるかもしれません。ヘレボラスの花は水揚げが悪いので、深水をしたり切り口をちょっと熱湯に浸けるなどの工夫が必要な場合が多いです。
キャンドルフラワーにしたのは、停電の準備でもありましたが、もうこのところ、停電の心配も一段落。ただし、油断禁物、備えよ常に。これからもしばらく、注意深くいきたいと思います。左の写真に見えているワイヤのクルクルは、お手製のキャンドル火消し道具。これで火に被せて消すと煙も出にくくロウも飛びません。以前、太めのキャンドルでも危なくないようにアレンジするには?の質問をいただいていました。オアシスの中に入れるとかなり安全です。
それにしても、咲く花もあれば、散る花もたくさん。
これが世の常。
後ろを向かずに前向きに行こう。
昨年から開花していた、一年草扱いの植物は、そろそろ見極め時が来ています。
「いままで、ありがとう!」の気持ちを込めて、植物の処分をするのも私たちの大事な仕事です。
それにしても春の忙しさ!植物の世話だけでも本当に大変な時期ですよね。お互いに、体をいたわっていこう。
April 11, 2011
(写真はセミナーの後に寄った目白、神田川の桜です)
震災以前は、当たり前だったこと。行きたい場所に行ける、とか、会いたい人と逢えるとか、そんなことが、こんなにラッキー、幸せに感じるのも、こうした天災の経験からくるものでしょうか。
セミナーや講演会には、ちゃんと人が集まってくれるかどうか、いつだって心配で、ドキドキしてきましたが、今回ほど、集まって戴いたことを貴重に、ありがたく思ったこともありませんでした。(感謝!はいつも同じですが....)セミナーの後の1時間以上に渡るサイン会ではお一人お一人と会話をして、それぞれの方々の心持ちに触れることができた。みんな不安でどうしたら良いのか、悩んで来られたことを感じました。
セミナーでは、今年の春の、この花の開花ほど、感慨深い気持ちで見つめた花もなかったのではないでしょうか。春はやがて来るということの実感。花はまた咲くのだという希望。というようなお話しもしました。その心をもって、私たちは花の本来の美しさを一層すてきに見えるように工夫して育てて行こう、ということをお伝えしたかった。そして、イギリスのお話しもたくさんしましたし、ゲニウスロキのことも。(これは、また次回に説明しますね)
こちらのコメント欄にも、ご自身に震災の被害はなかったのに「自分が被災者の気持ちそのものになって、辛かった」って、コメントもいただきました。本当にそうです。わかります。その気持ちも優しくて人間的に好きです。で、その方は「庭の花がしばらく見ない間にすてきに咲いていた。そこから元気が湧いた」と力強いエピソードをくださいました。そんな方が少なくないです。
あ”〜〜、しかし、今日が締め切りの原稿が雑誌2冊分! 一行も書けていない。エディターに怒られそう! ミセス7月号の撮影も今日だ
! 元気だして、頑張ります!ここ数週間、一日も休んでいない私だけど。セサミン飲んで頑張ってます。
April 09, 2011
東京は、桜咲く景色のなかで入学式も無事終わり、どこもかしこも花盛りです。しかし、気持ちはやはりなかなか立ち直らない。でも、なにか仕事(経済活動という意味でなく、家の掃除や持ち物の整理整頓など)を見つけて没頭するとやはり前向きになります。写真は昭和記念公園、息子に付き合ってよくいく近くの公園です。私は、右上に見えているゼルコバの萌芽の葉色が好きです。
今、ビズ誌、ミセス誌、園芸ガイド誌の撮影準備でやまほどの寄せ植えや手作り作品を製作中、黒いペチュニア、ファントムも、ずいぶん、あちこちで売るようになりましたね。大きく育てたいと思います。写真は植え替え前、ベルジャーで保温管理中。
明日は、池袋コミュニティサロンでセミナー。気合い入れて頑張ります。また、5月2日には、千葉県の京成バラ園で、セミナーがあります。去年とはまた雰囲気を替えて華やかな寄植えの実演セミナーもあります。京成バラ園は材料が豊富なので楽しみ!です。
そのあと国際バラとガーデニングショウ、準備を着々と進めています。その直後5月18日に東京品川のグランドプリンスホテル高輪で開催されるのが、おとなPress×フランボワーズ×Efil誌共同企画の大イベント[新たなチャレンジが私を変える!]。こちらは申し込みの〆切が4月19日なので、なにとぞ、開催できますよう、ご協力、よろしくお願いいたします。また、6月にはヴァージンアトランティック航空の協力で、チャリティバザーを開催予定。私の手作り作品(妖精人形、そのほかいろいろ)や、お気に入りの MARNI など、ヨーロッパで買った洋服をバザーに。セミナーもすべてボランティアで開催します。ぜひとも!