May 2011
May 31, 2011

先だってお知らせしていた、イングリッシュガーデンのツアー。
今日の夕方、セブンカルチャーのツアーサービス部のご担当からご連絡をいただき、
今日さらに2名様のお申し込みをいただきました。(ありがとうございました!)最少催行人員(お客様)の15名様まで、あと4名様となりました。
お問い合わせもいただき、ありがたく思います。
最終締切りの6月3日(金)はホテルの取消連絡の関係で16:00迄となるそうです。
ホテルに関しては私からも希望の場所やホテルのタイプを無理矢理通していただきました。よくある「誰々さんと行くツアー」は旅行社のほうで作ったお膳立てに沿って先生も一緒に。というパターンが多いようです。私は毎年の傾向を決め、訪問先を指定してからアポイントのお願いもなるべく他のお客さんのいない時間帯で独占的に見学できるようにと、自分の旅のスタイルをツアーに盛り込むように注文が多いので、旅行会社のご担当様がとても苦労されるのです。今回滞在するホテル、ロイヤルガーデンロンドンは今までの中ではハロッズのあるナイツブリッジと、一番良い立地にあり、短い滞在期間にも、たとえば7月7日の午後にはロンドン着で、そのあとは「レイトショッピングナイト」の木曜夜。20〜21時までロンドンの街でお買い物ができるので、効率的に時間を過ごせるようになっています。
翌日はハンプトンコートにホテルからバスで直行。終日たっぷりとハンプトンコートショウを堪能し、その翌日は、サウスイングランドのガーデンめぐり。メンバーも全部で16人までなら小グループで庭で密(シンパティック)に動けるのが魅力。

でも「行きたくでも行けないー!」って、叫びにも似たコメントもいただき、大変恐縮です。
おそらく、来年の英国ツアーはオリンピックの影響で、できないかとも思うし、今年にしても、6月は震災の影響から調整も難しかったし、7月は中旬を過ぎると夏休み料金と同時に独特の混み方をする。やはり水やりの心配の少ない梅雨の間にイングリッシュガーデン!はお約束でもあります。
でも、いつかまた何年後かにツアーをするときは、梅雨のないイギリスが一年で最も美しい「ジューンブライド」の6月の庭。6月19日前後に計画をしたいと思います。(どうも、この時期にもっとも気になる庭のオープンガーデンが多いので)
明日はたまがわガーデニングクラブ、私自身、私の講座歴のなかでも一番長く、12年も続いている教室です。
いつもご参加くださる皆々様本当にありがとうございます。
実は、6月9日に予定していた倶楽部ツーリズムのツアーは定員に満たず、キャンセルになりました。私もブログ上での伝達をしていませんでした。少しでも多くの方に知っていただくことは大切なことと思いますが、今年は自粛の方向もあって、私もどこまで、どのようにお伝えしていくべきなのか迷うところもありました。
でも、向上心で、美しいものを見る。そういった行動はどんな時代でも状況でも、最後はそのひとの心を救ってくれると思います。そう、願っています。
5月16日に募集を開始したイングリッシュガーデンツアーの締め切りが、6月3日と間近に迫りました。が、実はまだ規定の15名様に達していません。すでに応募してただいた9名様には、心から感謝です。同時に、もしも15名に満たなかった場合に、旅ができないので申し訳なく思います。なんとか、定員に達してくださると良いのですが、やはり、公示期間が短すぎたのですよね。でも、私も努力して頑張っておりますので、ここはひとつ、よろしくのページです。
ずっと現地のコーディネーター会社さんに、アポイントのお願いをしていましたが、現時点では、今最も行きたいコッツウォルドのブロートン・グランジのアポが取れそうなのが朗報です。ここは、今世紀最大にモダンで美しいイングリッシュガーデンといわれています。過去二回ともアポイントとれず。見たくて歯ぎしりし続けていた庭でした。でも一般公開をしていな個人の庭ですので、なかなか訪問が難しいです。
<07/06(水)コッツウォルズ周辺>
◎「BROUGHTON GRANGE」
⇒07/06(水)の10:00〜であれば受入れが可能かもしれないと言われております。
現在、庭園の予約担当者から書面での正式回答待ちの状況です。
ホームページにはわかりやすい写真がないので、もっと見たい方は、「BROUGHTON GRANGE」をグーグルにペーストしてみてください。さまざまなカメラマンのポートフォリオに良いのがあります。私は、ホームズ&ガーデンズの誌上で発見したのが最初だったのですが、その後もイギリスのガーデニング雑誌にはしょっちゅう登場しています。
◎「GOTHIC HOUSE」
⇒庭園側の都合が悪く、07/06、07は受入れは致しかねますとの回答でした。アンドリューローソンさんの自宅なんですが。
◎「HIDCOTE MANOR GARDEN」
⇒庭園側から正式回答待ちの状況です。
◎「BROUGHTON CASTLE」
⇒こちらも庭園側から正式回答待ちの状況です。
その他の候補。ウィッチフォードポタリー、デイルズフォード・オーガニック他バーフォードの街を歩いたり、チッピングカムデンのハンギングの撮影をしたり。等々を検討中。
<07/07(木)>
◎「MOTTISFONT ABBEY GARDEN」
⇒07/07(木)10:00〜、16名様にてアポイント取得済みです。
「ゲニウスロキ(パワースポットないし居心地のいい場所)」についての実地考察をします。
◎「BRAMDEAN HOUSE」
⇒07/07(木)14:00〜、16名様にてアポイント取得済みです。
(入場料は【EUR 12/PP】となります。)
ブラムディーンはダブルボーダーで有名ですよね。
<07/09(土)>
◎「GREAT DIXTER (GARDEN ONLY)」
⇒07/09(土)10:00〜、16名様の受入れが可能と言われております。一般公開の時間前に特別入場です。我らが15人のグループのみで。
◎「MERRIMENTS GARDENS」
⇒07/09(土)13:00〜、16名様にてアポイント取得済みです。ここでランチも。
あとは、シシングハースト、帰りがけにピータシャムナーサリーなどを検討中。
もちろん、ハンンプトンコートショウも!
迷っている方へ。 もちろん、無理はいえないけれども、今の私たちは来年よりも若く、そしてエネルギッシュに感受性を開いて、心を魂を成長させるチャンスに満ちていると思うのです。実は私も、今年は家庭の事情で家を空けるには関門がいくつか。でも、そこはひとつ気合いだ!と自分に言い聞かせております。ブロートン・グランジの報告がこのブログでできますように。
May 30, 2011



夏は、通気性、保湿、植木鉢のクールダウン、そのほかいろいろと気を付けるべきことも多いけれども、それをクリアすれば楽しいガーデニング。元気の出る花を育てたいですね。
May 29, 2011
梅雨、台風、まだアジサイも咲かないのに。
雨に濡れると、殆どの花はあまり美しく見えません。
しかし、アジサイだけは生き生きしていみえます。
美しく咲く花を一層美しく見えるように、花を活かすのが私たちの仕事。
そうしようと思えば、誰にでもできるはずの。
花を所有するだけでは、だめなんです。
花が美しく見えるようにと心を砕くこと。私たちが育てて、それが美しく見える。誰からも、そう、感じてもらえるように。
ところで、このアジサイの絵、というか版画。
光と陰を帯びて立体感がありますね。明後日水曜日に開催するたまがわガーデニング倶楽部の講座でも、このことも、改めて講座に取り入れたいと思っています。上明るく下暗く。手前明るく、後ろ暗くの基本です。レンブラントライトは、斜め上45度からの光が物事をもっとも美しく魅せます。
ひとつの庭、あるいは、寄せ植えの絵画的完成度は、絵画的遠近感、立体感の認識なしにあり得ないので、改めてレクチャーに取り入れたいと思います。ただし、これが基本であってこの基本をふまえて独自の創造をするのがアーティストの仕事。
この言葉のパネルは、このたびのルドゥーテ展に展示されている美輪先生の格言集の一部です。パルコ出版から発行されている「花言葉」という本から。私も思わず、アマゾンで注文しちゃいました。
昨日、講座に使う苗が一部届いたので、それも後ほどアップしたいと思います。



花の世界を堪能して、最後には美輪先生のお言葉。これも心に響きます。先日の岡本太郎展の「太郎の言葉」とはまたちょっと違うけれども、言葉にならない感覚を抱えているときに的確な言葉をもらうと、これまた泣けてくるような、そんなインスタレーションです。最初の写真は、夫のデザインによるコーナーの展示。夫のデザインはこの部分のみなのですが、私が映っているのは同行した息子が撮ってくれた写真。背中をむけているのが夫。右端が私で、ほかの素敵な女性はキュレーターさん、作品の出品者さま。床の模様は夫が作図したもの。彼がフランスのマルメゾンでインスパイヤされた正五十面体の図柄を描いたのには、私もびっくりでした。また、ほかのゾーン、パステル調の空間演出も植物のテーマ別に色彩計画がなされていて、うっとりすると同時にとてもわかりやすく見やすい構成 です。また、お土産コーナーも充実していて欲しくなるものがいっぱいでした。
ところで、入り口のパネルに私の書いたメッセージは以下の通り。

「どんな花にも人を癒す力、惹き付ける力があります。自然の力は偉大。花はそのままで十分に美しいものです。しかし人は、本来の自然を一層魅力的に表現することもできます。花の絵師 ルドゥーテに描かれた花は、花弁や葉の色姿、ある時は茎の曲がり方や刺のありようまでが、写実的でいながら一層美しく愛おしい。….そんな花の美しさは、一つ一つが発見の連続です。美の発見を通し、あなたの心も一層豊かに開花しますように」

このメッセージは当然展覧会を見る前に書いたのですが、まさにその通りの内容となってここに存在します。自分自身を高めるキッカケやヒントとしてもおすすめです。

ザ・ミュージアムのお許しを得て、館内を撮影させていただきました。東京が遠い方も、ちょっとばかり無理して見に行こうかな。と、思っていただければ嬉しいです。