August 2011
August 31, 2011
下から、クリソコラのタンブルカット、黄緑色は、グリーンインプレッションストーン、右上の水色はラリマー&クリスタル、小さなピンクは、ロードナイト、左上淡いピンクがローズクォーツ。
天然石は昨今、ヒーリングストーンとして話題になっていますが、たまたま良いと思って買った石が素晴しいパワーを秘めているとか、後から能書きを読んで知ると一層楽しくなります。でも、それに頼るというより、一緒にいると嬉しい!という気持ちで持つのが良いかと。写真のベースは20年かそれ以上は使っているビーズのデザインボード。ロンドンで買ったものでボロボロ。で、若い頃はプラスチックのビーズ、ガラスのビーズ、そしてスワロフスキーなど。で今は天然石、と、いっても、このクリソコラで40センチ連で4800円、ロードナイトは1800円とか。たとえば、20世紀最高の癒し石といわれるスギライトなどの値段はそれはもう、いろいろ。でも自分の気持ちにピタリとあうものを、すんなりと手にできる範囲で持てるといい。なにしろ、出会いとインプレッションが天然石の良いところ。東京は、御徒町や浅草橋に天然石問屋が多く、え”〜っ!こんなに産出して地球は大丈夫なの?と、思ってしまうし、これは突然見てしまうとありすぎて、キラキラ美しすぎる!狼狽すること必至。あらかじめ、ネットなどでいろいろ見ながら、石とデザインのイメージを絞っておかないと大変なことになります。でも石はそれぞれ皆違う個性があるので、できれば実物を見て買った方が安全でしょう。
左下に見えるラベンダー色の石が、スギライト。ブレスレットの完成品を買ったもので、この石は本当に一目惚れ。今、もっとも大切にしているもの。ちょっと上にある、やや薄いラベンダー色がチャロアイト、その上の透明な深緑色は、モルダバイト原石。隕石のかけらだそうで、眺めていると吸い込まれそう。左の水色が前述したラリマー。ラリマー、チャロアイト、スギライトは、世界三大ヒーリングストーンというらしいです。ほかに、緑琥珀、1世紀頃のペルシャビーズなど。こうしたビーズは身につけるばかりでなく、日々の暮らしの目先に見えていることが嬉しい。チラと眺めたときの「ああいいなあ」と、思う気持ちが嬉しいので、そこが洋服とは違う。
実は息子が夏休みの間、朝昼晩のご飯にエトセトラ、まずは気が散って、まともに仕事ができない日々、そのうち巣立っていくだろうと、彼と一緒にいる時間をむしろ楽しんでいます。特にお盆の前後など、どこに出ても混んでいるし高いし、ということでどこにも行かずべったりの家暮らしでした。一緒にビデオ見たりしつつ、そんな私も気分的に夏休みの日々。今年は、アクセサリー作りに熱中。ビーズ熱は、30年以上のコレクションによって、相当な量が箱のなかに収まっているのですが、今のコレクションは、天然石。一粒一粒に自分自身が入魂しながらビーズを選ぶ感じ。
それで作った新作(というほどのものでもないが)がこれ。首からV字に下がる飾りが、丸い顔を少しシャープに見せてくれるように思う。そして、これをしていると気持ちいい。
と、まあ、簡単なシンプルデザインで天然石のヒーリングパワーも感じつつ、おしゃれを楽しむというアイデア。
このアメジストの涙型は、私がデザインをして箱根「星の王子さま」ショップで販売しようと作ったサンプルなのですが、まだ商品化にならず。
その下は、アメジストにチャロアイトをつけただけのもの。パープルが好きなので、持っているバッグや服にあわせやすい。
しかし、まあ、完成品を買うより、自分で材料を買って組み合わせた方が、良いのかな。とも思うし、でも、自分がデザインしたものを誰かが身に付けてくれるのを見るのも嬉しいし。
最後の写真は、オーストラリアのオープンガーデンを巡った際、素敵なお庭を見せてくれた園芸家が、自身でデザインして売っていたネックレス。一目惚れだった。庭のデザインとアクセサリーが同じ雰囲気。このネックレスをするたび、彼女のことを思い出す。そして、珊瑚やクリスタル、ローズクォーツのパワーも感じて幸せなアクセサリーです。
August 30, 2011
今日は、ミセス12月号の打ち合わせと試食会で赤坂へ。大好きな赤坂リアナの美味しい詰め合わせを、吉谷家大おすすめセットでレシピ付きでご紹介の企画。私たち夫婦はなにより自分で作るならイタリア料理が好き。「勇気をもって引き算の料理」トマトと僅かな塩だけで食べるパスタのソースとか。これもおどろきのレシピ、リアナさんで教わった最高の味をご披露します。先週は目黒、クラスカ&ショップドーで行われたスターネット、馬場浩史さんのトークショウも素敵だった。30年来の友人たちが集まって懐かしさもあり。そのインスタレーションは9/11まで。11月には、夫、博光の個展がスターネット東京で開催されます。
それにしても、ここ数日、休みなく都心にでずっぱりで、家にいる時間がないと、当然ブログも書けないでおりました。ご心配してくださった方々、スミマセン。
で、当ブログを日記みたいに書くのもどうかと思っています。なので、あったことを書いてもなあ。と、常々思ってしまうのですが、たまには、この東京の都心で起きていること、見てきたもの、感じたことをご報告でもよいのかしら。最後の写真はわが家近所のクレアさんで発見!ソフィ・コンランデザインのガーデンツール。かなり高価なものかと思われるのですが、2,000円代のお値段。女性専用で全体的に小ぶりな作りで、コンテナガーデンにぴったりです。
August 27, 2011
もう、20年近くまえのことですが、コッツウォルズの有名な庭。バーンズレィハウスの入り口にあるガーデンシェッドというか、ガーデニングの道具が格納してある空間。ご存じの方もいらっしゃるでしょう。「ああ!いいなあ。あんなふうに道具を収納したい」と思ったことがあります。写真はそれにはまったく及んでいないのですが。
本当に長い間、道具を壁に収納できる空間を夢見てきました。家を建てるための構想だけで、やはり10年以上がかかっていましたが、実際の設計が始まると、こうした園芸作業の空間の細かい収納の完成度を詰める余裕はまったくありませんでした。家を建てるための経済活動だけで、実は日々が死に物狂いでたし、子どもが小さかったし。はあ、あのときはよくやったな。と、今でも冷や汗....。
で、この写真にある収納ができたのは最近のこと。んー、でも。まだ、塗装の仕上げもどうしようか、迷い中。なんだかなー。と、まだ、首を傾げながら、日々このホルダーを使用しています。右側に見えているクリーム色のハコはグリーンギャラリーさんのアンティーク、昔の薬屋さんの収納缶で、10個くらい買いました。派手な色合いの肥料などを個々に入れ替えています。
そして、先週、さらに設置されたのが英国製の「ブーツホルダー」は、西麻布のtool box さんで発見。ブーツを逆さに収納しておくことで、ゴミや虫が入りにくいし、型も崩れない。これは良い!とこうした収納の仕方を英国の雑誌等で見て、以前から憧れていたものです。
それにしても、こうした道具を設置する場所。もともと広々した作りの英国のカントリーハウスと違い、日本の標準仕様の住宅では、なかなか難しいものです。我が家も難しかった。
最初から「これを取り付けたい」と、ガッツリとイメージを持ってスペースを準備して家を建てるとかしないと、なかなか。
で、これも、完全なベストポジションとはいえないのですが。
たまに「私の夢」 として、話題になる、夏涼しい場所で、小さくても公開庭園。の、計画案のなかには、このブーツホルダーを10足分くらい、ズラーと、設置できるガーデンシェッドをデザインしたいなあ、と、夢の実現の、イメージパーツの、このホルダーがそのひとつです。
背景に見えているステンレス製の棚はアメリカのハマーヘッド社製、車の工具を仕舞うキャスター付きの移動式引き出し。引き出しを開けるといろんな肥料、手袋、工具、入れていますが、たまに整理しないと不要品収納庫になってしまいます。
August 25, 2011
ここ数日、素敵なコメントをたっくさん戴いております。ありがとうございました!拝見し、心がぶわわっ〜と、充実しました。これこそ「パワーをもらった」という感覚なのだな。と。
人からパワーをもらいたいと思うのではなく、
人にパワーをあげたいと思うと、
泉のようにだんだん湧いてくるものなのです。
「花言葉」美輪明宏著(PARCO出版)より。
まさにこの通り、だった。すてきなお話をたくさんいただき。ありがとうございました。この小さなコメントの〼に充実のお便りを書くのってかなりのエネルギーがいると思うのですが。
ちょっと長い文を書くときは、メールでもワードでも、一旦、他のページに書いて、コレでよしと思ったら、ペーストして、送ることもできるのですよね。でないと、よく意図しないのに、送られてしまうらしいのです。コメント欄にアドレスを入れて下さる方々のブログも拝見しています。さしつかえなければ、こちらでもご紹介させていただきます。
この黒い葉、ユーコミス、耐寒性、乾燥性も超のつく強さ。ただし、太陽がないとビロビロになってカッコ悪い植物になってしまう。夏の終わりにはくすんだ灰色になって魅力半減、思い切ってカット!球根は本来枯れるまで放置しておきたいものですが、ユーコミスはそれでも来年出てきます。とにかくきれいな姿に育てるなら、太陽たっぷりの場所で。
August 24, 2011
先週閉め切りだった日経 priv 「価値観の変わるとき」は、4日ほど、唸って文章を書いた。最初は、生き方やファッションがテーマだったけれども、なんども書き直して結局イングリッシュガーデンの話に。
25日が締め切りのクロワッサン・プレミアム10月号。テーマは「私を救う(または、救った)言葉」の投稿。何を書こうか悩んでいて、書きたいことがありすぎ。私、誰かの言葉に救われることがたくさんあるからです。
それで、どれにしようか。凄く凄く、迷って。また、妙に時間がかかって。で、救われるというのとも違うか、いえ、いえるか、迷いますが、今、一番私にとってビビッドなひとことがこれ。
大切なことはひとつだけ。
明日の朝、もしも目が覚めなくても、
後悔しないと思える今日を送ればいいのです。
「花言葉」美輪明宏(PARCO出版)より。
震災以降、明日の運命は解らないな。と、思うようになった。東京大震災の可能性は常にあるらしい。だから「備えよ常に」は正論です。
それで、子どものことは自分なりに精一杯やっているし、ほかのいろいろも必死のつもり。たまに、頑張りすぎといわれるけれども、集中力全開の時は、一生懸命しかない。と、思う。
でも、後悔しない今日を過ごすために。と、考えると、自分の欠点というか、そういうものが気になりだした。たとえば、整理整頓が苦手。そして、日々溜っていく、生活の澱って、50代を過ぎると、本当に要注意です。気づいたら「え?」ってほど。
明日、目覚めなくても、澱の溜った暮らしは避けたい。と、強く思い始めています。でも、う〜んモノが多いし、植物も多いし、こりゃあ、気合いを入れて減らして行こう!って、「断捨離」の本も駅のキオスクでたまたま、長距離の電車に乗る前に買っちゃった。(テヘヘ)
問題は、「他者からの依頼で受ける仕事」で必死な毎日。自分のプライヴェイトがそのしわ寄せに悩むのは、仕事をしている人なら誰にでも経験のあること。誰かに頼まれた以上は、必死でやる。私が逆なら、必死でやらない人になんて、仕事、お願いしないもの。そして、できないことは断ること。
さて、日々、楽しい、内容の濃いコメント、たくさん頂いてます。ありがとうございます!!!コメントメンバーが定番化して、あれ? 最近あのひと、コメントくれないな。なんて思うこともあるほどですが、hirokot さん凄い。借金してレアな英国の公開ガーデン見に行かれたのですね! 逢ってみたいと思う。yum さん、浪費さん、電池切れさん、みなさん、ありがとうございます。あ、そうだ以下のコメントをくださった chao さんは、おいくつくらいの方でしょうか?同世代かしら?
経済活動としての仕事以外の「仕事」(それって人間的な意味での本当の仕事かも)に価値や意味をちゃんと見いだして行きたいものだと思う次第 すごーく納得できるのですが、ちょっと気合が入りすぎているような気もします。最近の私は、サクサクっと、ふわっとこなしていきたいと思っています。
それもありです。こういうご意見も歓迎。でも、私は私。90まで生きられたとしても、一生懸命に気合いが入り過ぎとかいわれるほどの生き方をしたいな。(希望は希望)普段から(岡本太郎先生みたいに心の目を剥いて)気合い入れないと、実はダラダラしたい自分もいる。まあ、いろいろな考えがあるので良いのでは?と、思います。みんながみんなガッツリ、ディープじゃ、人間社会が掘り尽くされてしまう。そのひとのペースでサクサクっと生きるのもよし、ガッツリとやるもよし。いろいろいるのが一番いい。
なので
明日の朝、もしも目が覚めなくても、
後悔しないと思える今日を送ればいい。
としても、それぞれに考えがあったら良いでの慌てることもない。そして、自分の考えを語れるというのは、とても良いことだと思うのです。
写真は、ロンドンの自宅で夏に撮影したエリンジューム。老後は、花にこういう光が当たって、夏が涼しいところに棲みたいなあと思うのですが。