November 2011
November 30, 2011
たくさんの応援コメント、ありがとうございます!夏の暑い日々は暑さに喘いでいましたが、寒くなると風邪を引いたりめげることまた多し。でも、暑いよりはまし。寒さに関しては、対処次第でなんとでもなる。今はあったかい靴下や軽量ダウンベスト、汁気の多い食べ物など、身辺をしっかり暖かくして過ごすことで、どんどん回復中。Rさんからのコメント、ありがとうございました。
「どうかこれから年末の激務に向けてお体大切にしてくださいね。世界はよくも悪くもその人を中心にできている・・・ああ、本当にそうかもしれません。世界を良くするには自分の世界を素敵にしなくては!」
そうですよね。「自分の世界を素敵にする」 って、いいですね。私もそう思って、後回しになりがちな掃除への意識を高め中。やたらに忙しくても「今から15分だけ!」と、決めて掃除機かけたり「その机の上だけ」とか、コーナー別に整理整頓したり。もう、もう、年末は忙しさに輪がかかり、「15分」キャンペーンをまめにしないと、家中がすぐに凄いことになってしまう。
なので、ブログも「15分だけ」と決めて始めるのですが、30分は入り込んでしまいます。今は、新春むけの原稿書きが最大の課題ですが、フェアリーの世界は私のオアシス。フェアリーに向かうときは、本当の自分だけの「素敵な世界」あるいは「面白い世界」に入り込みます。そういう世界が自分にあるのは本当に幸せです。庭も然り。
フェアリーの世界は来週12月6日に講座で公開するのと、次は3月18日の池袋コミュニティカレッジで。おかげさまでこちらも、30名定員に対し現在は28名さまのご応募をいただいております。ありがとうございます。
興味のある方はこちらをクリックしてみてください。
私自身、フェアリーと向き合うことが、楽しくて楽しくて、フェアリー作りに入っているときは、楽しいと思う脳内物質が頭の中に充満され、体の痛みや悩み事から解放され、気づくとそんなこと忘れてしまって、「凹み事に強い体質になれてる様な気がするから不思議です。そんな仲間を増やしたい!それが今の目的です。
さて、フェアリー作りでもっとも難しくて、もっとも楽しいのが「お顔」作りです。これも私なりの、たくさん作ってきたノウハウを参加者の皆さんにご説明します。(お顔はご自分でオリジナルを描いていただきます)これこそ引き算の極意です。そして足すのは簡単、引くのは難しい。だからドキドキハラハラです。
写真は、左側がちょっと悪い例のつもりでお化粧をしすぎたフェアリー。フェアリーが俗っぽくてはNGと思っているので、右側みたいに微かな着彩が大事なポイント。ある種の雰囲気がだしたいというか。 それこそ、この顔のなかに自分が求める夢の世界がでてくるように。
さて!明日は箱根、星の王子さまミュージアム。お天気が崩れ始めて心配ですが。
November 28, 2011
もう早今月も終わりですね?(焦)今週末の土曜日が夫の個展初日。我が家はただ今、緊張が走り中。私は先週、出張先で風邪を引き、こじれはしなかったものの、体の節々が痛くて、急に体が老婆になったみたいな気分。しかし、本日ようやくリカバーしてきました。南国高知はあったかいと思っていたのですが、周囲の方々に無理を言って自分で選んだ宿泊先が深い山のなかにあり、そこがその晩、氷点下に冷え込んだ。
朝、景色を見るとあたりは真っ白。お食事の美味しい憧れの宿だったのですが、暖房が効かずガタガタ震えて過ごした一晩。朝方から悪寒が走ってまさかの風邪引き。きっと疲れていたので、風邪にはそこをつけ込まれたのでしょう。そうなる前に講じるべきことをしなかった自分が悪い。例えば夜中でもフロントに電話して対策を頼むとか、言うべきクレームやお願いはするべきだったと反省。おいしいはずの朝食もあまり食べられず残念。...窓の外の白は霜です。
牧野植物園では、見た事のないすてきな植物をたくさん発見しましたが、インド原産というキバナアマ、これが素敵に目立つ花で目を惹いた。
花の形がころりとして、この時期、菊以外に花っけのない時に素敵な存在感です。
牧野植物園のところどころに残っている昔からの標識。味があっていいですよね。これ自体が絵になるというか。そういうことも景色を眺める喜びの、大事なポイントです。
最近できたという温室のなかも素晴しいです。植物のフォルムの組み合わせが絶妙。秋冬、空気が乾燥してカラカラになったように感じたときは、植物園の温室を訪ねると良いですね。この湿度と植物の発するオーラでお肌がしっとりとしてきます。
さて、近況です。
いよいよ来週、たまがわガーデニングクラブでフェアリーの作り方教室ですが、全生徒さん分の材料や作り方のわかりやすいシュミレーションをこの一ヶ月して来た中で、最新作も少しづつ完成しています。
当日は、可能な限りの作品を見ていただきたく、まるで個展の準備みたいに入念に準備中。いままでの講座のなかでは一等級に気合いが入っています。またそれは講座後にご報告。これから12月10日ころまで恐怖の「年末進行」が始まり、各出版物の締め切りが殺到します。なので、ブログもしばらくお休みがちになるかもしれませんが、体調には気をつけて頑張って行きたいと思います。
夫の個展に合わせてygs のブログの更新だけは短いけれども、続けて行きます。見てね!
今週、12月1日の木曜日は、今年最後の箱根王子さまミュージアムの公開ガーデニングワークです。冬の寄せ植えの最後の仕上げに行きます。夕方のライトアップショウも美しいのでお勧めです。
November 26, 2011
園芸家なら、一度は行ってみたいと願う、高知県立牧野植物園。(詳しくは牧野植物園のHPへ)噂以上に素晴しい場所でした。建築家、内藤廣氏による建物も素敵です。まずは牧野博士のご紹介から。
「わが姿たとえ翁と見ゆるとも 心はいつも花の真盛り」時々引用させていただいていた牧野博士の歌。深い共感で惹かれていましたが、博士の植物への姿勢もさることながら、御本人のおしゃれやユーモアのセンス、おそらく美食への興味など等、限りないさまざまの生きる姿勢。人間味、なによりもその「センス」が博士なき後も、植物園に活かされ、それによりのこの植物園が素敵な場所になっているように感じました。
まずは、植物園の入り口「土佐の植物生態園」から。それにしても、植物園は全部で5ヘクタール!!!かなりさっさと見て回ったにしても、11時から5時まで、まさに一日以上を要する場所です。
植栽設計の細かい部分まで自然でなおかつ、美的。「似た様な植物を隣どうしに植えない」と私がいつも植栽のコツでお話しますけれども、まさにフォルムの違った植物が適材適所、生態的にも高度差別、乾湿の別など、プランツエコロジーを踏まえた上で美しく植栽されていて、眺める幸せが広がります。
線の植物、ギザギザの植物、岩の面など理想的にバラしてあります。一見、自然に見えて、また植物園なのである程度の面積にいろいろな品種を陳列しなくてはならない制約のなかで、しかも、このゾーンは土佐の自生種のみ。と、見れば見るほど面白い!
先ほどからお気づきかもしれませんが、植物のプレートの管理って本当に大変なんです。植物は消えたり移動したり、突然そこに生えたりと。それが昨日、園地管理長の黒岩氏にご案内頂いた中では100%の正確さで札が付いていました。植栽管理には、黒岩氏ほか、優秀でセンスのいいスタッフが揃っていることにも感激でした。
バクチの木、幹が美しくて、見とれます。こうした美しい木の背景を単純なグリーンにしたり、細かい山野草はそれぞれが生えるような修景の作り方とか。凄く、いいですっ!
菊の自生種の展示。高知だけでも実にさまざまな自生種があるのですね?今回、道路端の崖などでもたくさんの自生菊を見ました。今、街並みは日本中どこへ行っても同じに感じてしまいますが、道路端でも自生種が違うとそんな発見が面白い。さてと、続きは数日中に。
November 24, 2011
2週間前は大きく咲き誇っていたインパチェンス、夕べの霜で真っ黒になって終わっていました。コンテナの花が汚いとお客さんたちは素通り。代替えの植物を用意していなかったのですが、たまたま持っていた寒さに強いアネモネを3株と、松ぼっくりやクリスマス飾りでブランクを埋めました。東京と違い、冬は花の開花どころか、植物たちが地面にペッタンコ。平面的になってしまい景気にボリュームがなく寂しいので、せめて量感を出す為に、この松ぼっくりとクリスマス飾りで立体感を。きれいになった途端、その場所で記念写真を撮る方が増えて嬉しかったです。
しかし、夜は真っ白に霜が降りてこの寒さでも、なんとルドベキア’タカオ’が開花中、寂しくなりがちな庭をにぎわしてくれます。タカオは個人的に好きじゃなかったのですが、この花がなかったら高さもなく、助けられています。
かと思うと、去年植えたヘレボラス・ニゲルが見事に開花。東京の我が家では夏に蒸れて夏越しのできないニゲル。寒冷地の味方です。それにしてもこの場所は高い高い落葉樹の下で夏は真っ暗な木の下。こんなに見事に花が咲いて嬉しいです。
冬の定番、ハボタンも設置する場所によって寒さに溶ける。北風が通り抜ける場所はダメですが、南を壁にした場所では植物も生き延びるし、花も咲く。ちょっとした環境の違いで大きな違いを生みますので毎年の観察が大切。いずれにしても、特に冬の寄せ植えは「フォルムの組み合わせ」で。
庭も、いよいよ冬の世界。アナベルは冬が終わったら枝を切り戻します。
さて、11月24、25日と高知県立牧野植物園へ。飛行機の便が少なく、私は9:30発のJALに乗るため、家を6:30に出発。高知で一泊して明日午前の飛行機で帰ります。来春の花イベントに参加させていただくためのミーティングと現地視察ですが、ずっとずっと行ってみたいと思っていた園芸家の聖地、牧野植物園のご報告はまた明日にでも.......。
November 23, 2011
今日から始まった「ロマンチック・スターリィ」イベント。まさに、冬の夜ファンタジー!です。
一瞬真っ暗になったフランス庭園に星の王子さまのお話にでてくる点灯夫のおじさんが登場。
点灯夫がクリスマスツリーに灯りを灯すとふわ〜っと下からクリスマスツリーに光が。
地面にも星空のように光が灯り空からの鳥の飛来と共に王子さまが登場。
キツネや羊、様々なキャラクターが登場した後フランス庭園のお城に植物のツルがみるみるまに伸びてくると...
物語では羊が入っているはずの段ボール箱が登場し、立体的な構成でファンタジーが続きます。
最後は星が溢れて、エンドロールが近づきます。冬の夜空に実際の星のチラホラ。星のオマージュ大好きな私には溜らない。人類だって何万年も前は岩石だった、私たちも星の一部だったという科学者の説が私は大好きで、星を見るとこれが私たちの起源だったのかなあ、なんて考えるのも楽しいです。
ミュージアムのフランス庭園で繰り広がる、とっても素敵でロマンティックな動く画像の「ロマンティック・スターリィ」、恋人と友人と、家族連れはもちろん、冬の夜のファンタジーをしばしお楽しみあれ。
そして、レストランのメニューもただ今充実中。本当に美味しくなったのと、ソムリエバッジをつけたハンサムな給仕さんも登場。夕暮れにワインを飲みながら、いかがでしょう? 私のおすすめ、小腹が空いた方、夕方のおつまみにはガレットのサラダです。先入観で観光地のおざなりレストランと思ったら大間違い。リーズナブルで充実のメニュー。ミュージアムの外からレストランだけの利用もできます。写真はクリスマスの特別デザート。星尽くしチーズのスフレ、コーヒー付きで1200円です
星の王子さまミュージアム「ロマンティック・スターリィ」は、明日、11月23日から、来年のバレンタインデーまで毎日午後5時から閉園の6時まで。