January 2012
January 18, 2012
冬は案外、室内で栽培できる花の選択肢があって、その楽しみ方にも広がりを感じます。
昨今のマイブームであるストレプトカーパスに続き、耐寒性の怪しいガーデン・シクラメン or ミニ・シクラメンを窓辺で育てるのがとても楽しくて。これはそもそも、去年の暮れから突然寒くなったので、危ないかなと思って屋外のガーデン・シクラメンを室内に取り込んだのが最初。
シクラメンは寄せ植えにもよく使いますが、単体なら鉢増ししないで育てることのできる鉢花です。結構、一日おきなど、頻繁な水やりは必要になりますが。売っている株をそのまま、そのポットで観賞できるのはなかなか手軽で良いものです。しかし、市販のポットは飾るに値しない。かといって、わざわざ鉢カバーを買ってくるのも面白くない。と、2〜3年前から提案してきたのが、フリースなどの布物 か紙で包むコンテナカバー。市販の鉢にくるりっ!とまくだけです。紙はホチキスで留め、布はちゃっちゃと縫うだけ。裁断しても切りっぱなしです。フリースやフェルトなので。
土や水に、紙や布?って、生理的に抵抗感もあるかと思うのですが、これが案外いけるのです。私の暮らしではもう当たり前です。
もっとも、紙はワンシーズン、室内で観賞するためにあり、季節の最後には処分することを前提で。
そうすると、物が増えないし、新鮮なアレンジが毎年楽しめるでしょう?
20日朝 NHK 総合で放送されるあさイチ・ガーデニングでもご紹介の予定です。見てね!
紙の縁取りにトリミングやリボンをを巻いたり、アップリケを着けたりと、やり始めたら楽しくて止まらなくなってしまったけれど、ディテールはまた、放送後にアップしますね。
January 17, 2012
このところ、東京は曇り空が続き、寒い日々が続いていました。
こういう時に飲みたくなるのが、CHRISTMAS TEA、ESPRIT DE NOEL の紅茶です。
実は、先日からストックルームの整理をしていて、不要品の処分をしています。紅茶の頂き物が多く、さらには自分の好きな紅茶は自分でも買うので、未開封の 紅茶が山積み。好きな紅茶は、毎日欠かさず何度も飲むのですぐ消耗しますが、好みじゃない普通のお茶がなかなか減らない。そこで、自分好みなフレーバーを足すことにしました。すると、マイフレーバーティになって、別のお茶を買ってくることもなくなり、ストックもみるみる間に減りつつあるのです。やったー!
写真は、 自分で買ってきたマリアージュフレの ESPRIT DE NOEL 、とっくに中身がなくなっているところへ、
●普通の紅茶
●ちぎって細かくしたシナモン
●粉状のクローブやナツメグなど
●あればアニス潰して。
●ジンジャー 乾燥でも生でも。
●無農薬のオレンジが手に入るならオレンジピールや乾燥リンゴなどをいれるとさらにフルーツフレーバーが加わって美味しい。寒い日に、ぴったりです。
私は、いよかんの皮をピールして入れるのに凝っていて、コーヒーでもいれちゃいます。いい香りです!
さて、普通の紅茶って?と疑問に思われるかと思いますが、ダージリンでもアッサムでもこだわらないのですが、我が家はハローゲート・テイラーズ(のティーバッグ)が毎日の基本で、後はトワイニングのアールグレイやレディグレイ、ラプサンスーチョンがこの30年来変わらない頑固な好み。 高級なダージリンは普段飲まないし、なんとなく手がでない高級茶というものがあります。それに普段忙しいときは、絶対にティーバッグ派なので。缶入りの正統な紅茶は面倒なのかもしれません。イギリスでも、周囲のイギリス人でティーバッグ派じゃない人を見つけるのは難しかったかも。でも、こうして自分好みに仕立ててしまうとわざわざティーポットでストレーナーも毎度用意して飲む気になります。
先日、素敵なパッケージのお菓子を戴き写真に。頂いた途端、これはドイツ語圏のお菓子だ!と、包み方やリボンの入れ方でわかった。中をあけると、これはハプスブルグやウィーンの紋章かしら? ツッカーベッケライ・カヤヌマのお菓子。このところウィーンにも行きたくてぶつぶつ言っていた私には郷愁。
お菓子って、味は勿論大切ですが、パッケージ次第で随分楽しみ方が違ってくるように思います。
はーしかし、ツッカー(砂糖)は、ダイエットに悪いですー。
January 16, 2012
先週末、お客様を招き、久々のウチディナーをしました。きっちり6人でいただくディナー。気づいたら、最初はすべて6脚づつ揃えていたシャンパングラスもワイングラスもてんでに滅茶苦茶、数が揃っていません。大人数だと最初から揃わなくてもとりあえず、いろんなデザインで30脚も揃えばいいかと思うのですが、6人ならきれいに揃えたい。ということで、IKEAのグラスを揃えました。
ついでに、テーブルのセンタークロスにナプキンもIKEAで凄い安さ。丁度好きな色、紫系のワインレッドで売っていましたので、衝動買いです。
今年、英国から戻って13年目の冬。13年前はすべてのテーブルウエアが英国製(ハロッズのバーゲンで買ったものばかり)でしたが、今は、割って減って、ウエッジウッドのお皿以外、カトラリーとグラス類は IKEAとiittala になっていました。あまり深くこだわらなくなっている、簡単にリーズナブルに楽しく。ということなのですが、ゲストが高級なワインをお土産にくださったので、それを飲む段になって「安いグラスじゃ美味しくないよー!」と夫の声。形の揃わないクリスタルのワイングラスを慌ててぞろぞろと出してきた私でした。若い頃はバカラやリーデル、英国ブランドのクリスタルグラスを平気でいくつも買っていたのですが、散々割って、今がある。グラスに関しては、安物愛好家になっていたので、この先、どうしようか。悩みます。断捨離もしたいけど、美味しい飲み物を美味しくも飲みたいし。ワインはグラスによって、本当に味わいが違ってきますよねー。
今日で最後の食事と言われたら、やっぱりシャンパンとキャビアとカリカリに焼いたブリニがいい。それから冷やしたソーテルヌと薄いトーストに載せた冷たいフォアグラも。30年間、まったく変わらない嗜好に呆れる周囲。実は最近、地震が怖くて、ダイエットもしたいけれど、食べておきたかったものは食べてしまえ。と、年末にプレゼントで戴き後生大事にとっておいたキャビアも食べちゃいました。何考えてるのだか。 備えよ常に?

January 15, 2012
来週撮影の予定の寄せ植え。耐寒性の怪しいガーデンシクラメンの花が風邪をひかないように、もう少し他の花も開花促成させたい。という理由で、夜間、寒い時間帯は家のなかに入れています。水漏れの心配と防寒のため、例のアルミの反射シートを敷いておくと暖かくて良いようです。
おまけにカブくんもここがお気に入りのようで。花の香り、多分、ストックの花が香って、一足早い春の雰囲気でいい感じです。
もうひとつは、エスキナンサスのハンギング。耐寒性は、+10度程度まで。昼は12度、夜は10度を下回る階段室。毎晩、10度以上を保っている我が寝室に一緒に移動。毎晩の習慣になると苦にもなりません。さあて、今日は家の掃除整理整頓、要らないものの処分を頑張ります。
今日も、ygs ブログを新たにアップ中です。
.....そして、ピーターシャム・ナーセリーズの事を書いたヴァージンエアの「イギリスに行こう」も見てね。リンクしているピーターシャム・ナーセリーズのウェブサイトの写真が美しくて、これを見ると新しいカメラが欲しくなります。そして今、個人的に「イギリスに行こう!」の念を貯めている最中。2月15、6日の王立園芸協会のフラワーショウを見たい。
January 13, 2012
今頃、イギリスはおもいっきり暗い冬の最中でしょうね。ホリデイシーズンも終わって、ここから先、クロッカスやスノードロップの咲くまでが、雰囲気的にうつ病寸前、一番辛い時期だったと思い出します。日本はもう25日以上でしたか?雨が降らず快晴続きで乾燥しています。毎日、美しいサンライズとサンセットを見る事ができますが、イギリスは1〜2週間も太陽を見ない日々が続いたりします。今はどうでしょう?
今から15年ほど前の事。イギリスに移住して4年目の1月中旬、最もグルーミィな日々に、4年間のアーティストビザが切れる寸前でした。永住権所得のため、テームズ川の向こうにある移民局に片道2時間ほどかけて通っていた日々のことを思い出します。英国在住中、あれほどしんどい日々もなかったけれども、去年の今頃の息子の受験と、この時期が重なります。それで、晴れて永住権の取れたときは本当に、本当に嬉しかった。受験の合格も。(今頃、お子さんの受験で気が気じゃないお宅も少なくないでしょうね。ごめんなさい)
「ありがとう。よかった!」これで、私達は今後もこの庭で庭仕事ができる。と、真冬のハムステッドの自宅の庭で幸せな気持ちで撮ったのが、このロビン(コマドリ)の写真でした。はっきりと覚えている。君と、また一緒にいられるんだね。と。
ロビンは人懐こい小鳥で、地面を掘るガーデナーにつきまとう。何故なら、土を掘った時に見つかるミミズを狙うため。冬の貴重な栄養源。おそらく100年以上もの間、イギリスじゅうガーデナーに、ロビンは土堀りのお供を許されていたのだと思う。人を恐れない遺伝子ができてるように感じる。
このロビンの鳴き声、ピリピリチヒィーーチッチッチーーー。チヒィー。という鳴き声が一斉に何羽分も、一日中聞こえるのが冬の庭。暗かったけれども素晴しい庭仕事のBGMでした。
東京郊外も小鳥は結構いるのですが、圧倒的な小鳥数が違うのか、小鳥の声種も圧倒的に違う。ロンドンの町中でも、庭のある場所では、ロビン、チフチャット、メグパイ、ブラックバード、野鳥の存在はイギリス生活の一部でした。夫と一緒に RSPB(Royal Society for the Protection of Birds 王立野鳥保護協会 ) に入り、会員特典のバードテーブルを送ってもらい、庭に設置。野鳥の観察を始めるのですが、そこに餌を置く都度、リスに襲撃されるのが悩みのタネでした。
さて、話を現在の日本に戻します。小鳥と庭の関係が密接であることは以前にも書きましたが、いよいよ森や山に餌の無くなるこれからの時期が、庭で野鳥の人気を集めるチャンス。庭に牛脂やフルーツ類をぶら下げ、小鳥の招聘に勤しもうではありませんか。その結果、小鳥のさえずりを聞きながら庭仕事をする幸せを頂戴するのです。そして、小鳥に害虫退治のお願いをします。きっと食べてくれますよ。
ygs のブログにもイギリスの事を書いています、ここをクリックして、見てね!