February 2012
February 29, 2012
いよいよ今年のガーデニングショウにむけて本格始動しました。今年は会期が長く、今まで以上のパワーアップが必要です。会期が長いという原因に向けて、さまざまな工夫も入ります。
デジタル画像にすると、原画の柔らかな色彩が失われるので、実際とは色彩の感じが違うのですが、タイトルは 「The garden of sleeping beauty」
夫も私も子どもの頃に見た、画期的なアニメーション、ディズニー映画「眠りの森の美女」のおしゃれな色彩の印象が未だ鮮烈です。グリム童話の「いばら姫」をストーリーの土台に、妖精によって美しく花が咲く庭で、王子さまの到着を眠りながら待つ。なんて、最高ですよね!詳しいことはまた近日中に。
数年前にも、プリンセスの庭をテーマに庭をデザインしたことがありましたが、今回はその進化系のスタイルで。
February 28, 2012
自分でも信じられないくらいの仕事量をこなしたこの数日でした。2月25日を締め切りに、牧野植物園への発注植物のほぼ全貌が出て来た。相当な長い時間を要する植物の品種と数だし。全部で何百種の植物をノミネートしたか?結構凄い。想像して想像して。想像の産物の植物選択。これからは予算との対決ですが、そのアイデアや詳細も3月中に書きたいと思います。
2月26日(日)は、社団法人 日本アロマ環境協会様のお招きで「英国のハーブガーデニング」というタイトルでセミナーをさせていただきました。アロマ環境協会会員は現在5万人を超えるとのことで、今後もこちらの会員がますます増える日本に期待感があります。会場となった東京有楽町にある国際フォーラムは見事な建築です。こういう場所に来ると、おのぼりさん気分(実際に有楽町までは電車で60分ほど上り)でキョロキョロ。初めてのテーマで、アロマセラピスト1000名さまの前で自分の話すことは、まだ洗練出来なかった気もしますが、次は大阪で。(残念ながら協会の会員様限定)イギリスの庭とそこに育つハーブは、結果でなく、プロセス、(ハーブは植えたり、育てたり、カットしたり、そこを通過するときに触れて香ったり、〜ing 過程のなかでとても有意義な存在であることをお伝えしたかった。
ノーフォークの Congham Hall ホテルは今も健在ですが、実際のオーナーは不明。700種以上のハーブが育つ庭から収穫されて作られるお料理も素晴しいホテルです。イケメンのシェフのお料理も売り物!)
そもそも「GARDENING」という言葉自体が 〜ing 。アロマオイルは素材からの抽出の結果の素材ですが、ガーデニングのアロマの喜びは 過程のなかの喜び。そんなプロセスとしての「ガーデニング」の魅力に気づいていただけたらと、英国の美しい庭やインテリアをご紹介。最後は、庭がなくても、ガラスのコップでミントを育ててみてください。とお話しました。地植えに比べれば、そのパワーは弱めかもしれませんが、生命力の強さと出会えること請け合い。とにかく育てる楽しさを感じて欲しい。
27日午前中は、高島屋 デパート会報誌のインタビュー。今年ダイアモンドジュビリーの活気で盛上がる英国の伝統の魅力を語る。英国の素晴しさは「エディション」の匠。世界じゅうから得て来た文化を英国人流に換骨奪胎。そこをどう受け取るか。新旧、古典とモダン、男女、和洋、 さまざまな異なるものを集めて結晶させた魅力はイングリッシュガーデンそのものでもあり。
夕方から、星の王子さまミュージアムの新年度の打ち合わせ。内容は秘密ですが今年も楽しい企画が一杯です!去年イギリスで飼って来た珍しいジニアの種ほか。今年も私が種まきをして育てた苗をミュージアムの庭に植えたいと思います!ミュージアム北側、花屋さんのディスプレイも3月に、一新します!
下の写真は去年制作した現状のアレンジ。新しいアレンジは可憐な花を集めようと思っています。
そうした合間、夕べ午前様になって仕上げたのが、バラとガーデニングショウのためのスケッチ。夫の吉谷博光とここ数日で何度かミーティング、私のイメージをラフスケッチで伝え、その基本構造のパースを一昨日に描いてもらう。その上に自分のイメージをさらに具体化しながら重ねる。28日には最終スケッチが必要との電話をNHK主催プロデューサーより、お電話を頂く。ひえー!悪いけれど、今夜の晩ご飯は作れない。夫と息子で勝手に食べてもらう。夕食に支度がなければ、相当はかどる仕事のピッチ。最終の色塗りが終り、スキャナーでスキャンして送付。色付きの完成図はまた近いうちに、タイトルもその時に。
4時間ほど睡眠。朝11時には名古屋駅に。インテリア産業協会さまの招待で、私からは「英国の庭とインテリア」というタイトルで、セミナー。名古屋観光ホテルにて。愛知県だけでなく、遠く岡山、北陸、東京からも、講座へのご参加ありがとうございました!
本来は、プロのインテリアデザイナー向けの講座で、先日のアロマ協会に続いて、異業種の方へのアプローチ。普段のセミナーとは違う工夫が必要でしたが、これがなかなか、対峙してみると面白かった。インテリアデザイナーの方には、インテリアから見た、庭のあり方あるべき姿を、イギリスの体験をもとにお話したけれど、ガーデナーの方々には、インテリアデザインや建築への視野を広げ庭を考えて欲しいと思っています。英国だけでなく、世界じゅうのさまざまな視野のトレンドを通して。この時の話はほかにもお伝えしたいテーマがたっぷりあるので、また別のタイミングでお話したいと思っています。
下の写真は話題にも登ったコノートのバー。
セミナー後は、多くの方々から熱いメッセージを戴き、たくさんの出会いがあって感謝。愛知県でのセミナーは、何故かいつも心が満たされます。みなさんが暖かく受け入れてくれるからでしょうか。異業種の方々からも!また呼んで下さると嬉しいです。私も多くの発見(気づき)の連続でした。今後の愛知県でのセミナー予定は、11月3日(土)春日井市の住宅展示場にて。
さて今夜は、名古屋観光ホテルに宿泊させて頂きました。お食事の美味しい素敵なホテルです。スープとサラダの、ひとりディナーを頂きました。明日はバラとガーデニングショウの審査会と、東急エクセルホテルでの講座の下準備。当分、まだまだ爆走が続きますので、またしばらくお休みします。春はすぐそこといえども、皆様、どうかご自愛のほど.....。
February 24, 2012
ちょっと話題に出なかったので、ご心配を頂いている、フレンチぶるのカブくん、健在です。
私がイギリスにいる間は実家の母の愛玩犬になっていましたが、今はまた我が家の子です。
今年の冬は寒かったので、いつもストーブにくっついていました。
とにかくストーブの前で、あっつっつになって寝ています。ホットドッグだね。
ダウンジャケットを着ている時は、少し距離が空きます。 寝てるか甘えているか、どっちかです。今日はBISES誌の撮影で、編集者のSさんにぞっこんで絡み付いて大変でしたが。私も絡み付かれて、なんどか足を踏んでしまいました。 ずっと3歳児みたいな存在感です。フレブルは、賢い面もあるけれど、定期的にかまってあげないといけないので、仕事が忙しいと、飼うのは、結構大変ですね。実感。よく、触って欲しいらしくて横でバタバタされます。そして触るとこの表情です。
写真は、アロマビスケット。イギリスに住んでいたときに作ったもの。もう17年くらい前の写真。ラベンダーなどのハーブや花の香りが微かにします。これは「英国キッチンガーデンの楽しみ」という拙著のなかでも紹介しています。当時(90年代)、キッチンガーデンという言葉も知られていなくて「何?それ」というリアクションを受けていましたが、またたく間にブームになっていったように思います。
こんどの日曜日にアロマセラピィ協会のセミナーで「イギリスの庭とハーブの世界」をご紹介します。なんと、講座の参加者さんは1000人とか。20年前、イギリスでアロマセラピィと出会った当初は、その本質がよく解らなかった。実際に、隣人で私の英国における最初の友人となったのANNA がセラピストだったのと、そのまた友人から実際のセラピィを受けた時は、セラピィって、香りの良いオイルマッサージってこと? 程度の認識。その後、数年が経て、香りの持つチカラの素晴しさを認識するに至る。80年代、フラワーレメディ、ハーブの癒し。アロマセラピィと、さまさまなものが新しかった時代から、今は、生活になくてはならないものになっていますね。幅広いものが受け入れられる時代になったのだなと思います。ygs ブログでは ロンドンのショップガイド。
February 22, 2012
昨日あたりから、空気の匂いに春の気配が。なんだか懐かしい匂いで、胸がきゅんとなります。ワンちゃんみたいにクンクンクン。きっと、あなたも? 写真はひな祭りの飴です。先日、兄から貰い。 全体に、年をとって来ている肉親〜親戚の、その存在感がだんだんと希薄に感じ始めている。でも、私のためにと、何かを買ってきてくれたり、優しい気持ちがつたわると、涙が出ちゃう。年のせいか?季節の変わり目はおセンチになる?
上の写真は春一番の花ということでプリムラ。どうかすると寄せ植えじゃなくて、単独で眺めていたい花。私、体調は万全ですが、とにかく、仕事量が凄すぎて(国バラの準備、高知の牧野植物園の準備、ビズの撮影準備、園芸ガイドの記事仕上げ、アロマ協会のセミナー準備、インテリア振興会のセミナー準備、妖精の講座の準備、オランダ,ベルギーツアーの準備、妖精展の準備、ほかにもいろいろありましたがー勿論覚えてますよー)そのすべての目鼻をつけるのに、今月中にこなしきれないかも。
ご心配には及びませんが、非常事態宣言ということで、ブログも真剣勝負なのですが、今は、約束の仕事、義務(家事育児)の仕事に専念します。
しかし、左側のバナーにでている過去の「ガーデンライフ・キーワード」ブログの抜粋記事は「書き下ろしのコメント付き」で頻繁に更新されていますので、ぜひ、見てください。去年や一昨年、何を考えていたのか、ちょっと思い出す、よすがにもなります。
憩いのページということで、キューガーデンズの駅前にいたわんちゃん。パグの表情が溜りません。飼い主さんに似ていました。こんなのに四六時中見つめられたら、仕事にならないな。と、思ってパグちゃんは大好きですが、自分では飼えない。
頂いたコメント、ありがたく毎日、拝受中です。どしどし、ご意見ご感想なども、お寄せ下さい。お待ちしております。(移動中の携帯やi-pad でも拝見してます)すぐにお答えできないのが、恐縮ですが、非常に参考になっています。イギリスやフランスからもコメント頂き、ありがとうございます!
ygs blog はガーデニング以外のイギリスネタを今後も続けて行きます、時々。