吉谷桂子のガーデニングブログ

March 2012

March 23, 2012

3/22 星の王子さまミュージアム&フェアリー 

ぽかぽかと暖かな太陽に恵まれた箱根仙石原の星の王子さまミュージアムへ。アネモネもクロッカスも太陽にパカっと咲いています。かわいい!

DSC_0975長い冬の寒さと戦ってきた植物たちが、本当に力強く迎えてくれました。この日の作業の詳細は近日中にミュージアムのブログに掲載しますので、ぜひ見て下さいね。

DSC_0968一昨年植えたクロッカスがびっしりと束になっています。嬉しいな!

DSC_0979昨秋、沼尻さんが植えてくれたハンギングも元気!これからは、パンジーがたくさん咲いてくるでしょう。何ども降った深い雪も霜もくぐり抜けて強いハンギングでした。

さて、ほんの僅かな時間をぬってフェアリーの準備中。今回はかなり新しいメソッドで進行中。新しい作り方のテキストを作っています。

DSC_0960葉っぱのスカートも、白い蝶の羽根も、今回はニューデザインばかり。そして、ビーズの飾りがつくのでこれまた楽しみ倍増です。それにしても、顔に色がないと、可愛くないですね。これの完成形はまた後日に!

DSC_0967それから、フェアリーの新たな作品のブログもご紹介。お顔がすごく可愛い!ですね。ボディの方はもう少しだけ「シツコク」チクチクすると、身の締まった子に出来上がりますよ!フェルトの針のチクチクはある程度体感するとある時「あ!」と声がでるくらいにコツが解ってくるものですが、最初はコツが飲み込めず、その感じを言葉で説明するのも難しいような気がします。

さあ!あと1週間後には高知県へ。牧野植物園のイベント準備が始まります。2月の間、来る日も来る日もコツコツと、ひとりで選びに選んだ百種類の植物を、一挙に植えます!ユリだけでも、クープレット、クーリア、パピア、フェルメールを一回に69株づつ276株。楽しみですー!
下の写真は、2月中に小林養樹園さんに選びに行ったホスタ。どんな芽がでてくれるでしょうか?

DSC_0897四国在住の王立園芸協会コンテナマスターの皆様、よろしくお願い申し上げます!

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March 21, 2012

フェアリー教室 その後

IMG_3417(写真は、講座の前に例のフィンランド製のバタフライにペイント着彩したもの。40枚ほどペイントしました。こうしたら喜んでもらえるかな?そんな事を考えて仕事するのって、どんどん詰めを深くしてしまうので、大変だけとすごく楽しいです、とりあえず損得ぬき。庭も人形も)

さっそく、参加してくださった方々から、ブログのリンクフリーのお知らせ。ありがとうございました。そして、ほぼ完成となった作品の、なんとかわいいこと。嬉しい!です。もっともっと見たいです!

h さんの白百連の木にいるフェアリーのかわいいこと。やはり、顔に目が入るといいですね。お顔の印象がとてもやさしくて、庭の植物への愛が溢れるようです。

そして、もうひと方。haru7 さんの作品も素敵!写真そのものが作品ですね。ラファエロ前派の絵みたいな色です。お花は自作なのですね?やはり、お花の美しさとフェアリーの相性が抜群ですね。
素敵だったでしょ? 顔を描く際は、頬紅をさしてから、最後に目を入れます。使用する水彩絵の具は、ガッシュ(不透明絵の具)よりも、水彩(透明水彩)のほうが、文字通り、顔に透明感がでるので、お勧めです。服が緑色なら目の色もくすんだ緑系に。少し青みのあるグリーンがベストです。水彩絵の具は英国のウインザー&ニュートンを使っていますが、何でもOK。肌色のファンデーションを顔に刷り込むのも、絵の具でベタっと色を入れるよりも、自然な肌色になるためです。絵を描くとき、肌色の表現がもっとも難しいもの。絵の具の「肌色」を入れても肌らしくはなりません。小学生の時、クレヨンの肌色が嫌いでした。

IMG_7095今は次の講座(4月17日)の準備をスタート、だいたい正味10日ほどかかる手作業だけの準備。4月のスケジュールが一杯なので、今のうちに完成させなくては、間に合わないので。今度の講座で作るフェアリーは上の写真がベースとなった葉っぱドレスの女の子ですが、これが案外、巻き毛の原毛が手に入りにくいことや髪の毛のスタイリングが難しいので、あまり器用でなくても形にできるパターンを講座用に変更しました。そして、もっと作り易い方法も、今回新たに編み出しました。以前よりもうまく作れると思いますよ!

IMG_7084たとえば、↑このパターンになると、手にはいる材料がさらに限られてしまうので、教室用の準備は不可能です。要は、作り方を覚えていただき、オリジナルでバリエーションを創作していただけるのが目的でもあり。今年は、頼まれたらNOといえない仕事中毒ゆえに、勢い余って頼まれたものはうっかり(笑)承ってしまいましたが、たまがわガーデニングクラブのフェアリー作りは今回を最後にします。それから、そのあと、BUNKAMURAのイベント、その後、6月30日に特別に北海道、恵庭の花の牧場でも限定のフェアリー教室、ああ、ちょっとやりすぎですが、それは今年で最後です。今後は、本当に年に1〜2度だけで細く長く続けたいと思っています。今年はちょっと特別ということで、皆様も飽きずにおつきあいください。


IMG_7114そして、いよいよ春!ガーデニングのシーズン本番!冬っぽいからこそ、許されていた室内仕事でしたが、そろそろ外での仕事に専念しないと。

明日 3月22日は、今年最初の「箱根・星の王子さまミュージアムの公開ガーデニングワーク」冬だった庭に春を呼ぶため、箱根に行ってきます!



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March 20, 2012

3/18 フェアリー教室 その2

教室に参加してくださった方々からたくさんのコメントをありがとうございました。もしも、不明な点など、ありましたら、この欄の下の拍手をクリックしていただき、文章を入れて下されば、お答え出来る範囲、時間内で補足説明もいたしますね。

DSC_0927(写真は教室の後で寄った目白のパティスリ、カオリヒロネさんで半分ほど出来上がった生徒さんの作品)
戴いたコメントは「かわいいのが出来た!」とのご報告です。嬉しいなあ!私も見たいなー。 ブログなどがあれば、コメント欄に添付してくださると私も見ることができますので、よろしく!リンクしの可否も書いてくださいね。

DSC_0925教室にて、その日のうちにその方らしいパッケージをして見せてくださった作品。お花はご自分でお持ちだったものを一緒にいれて素敵でした。花は、手染めのコサージュなどがやはり似合いますね。ここからさらに、フェルトに針で形作る作業が2〜3時間、お顔は目を鉛筆で。ほほ紅はお手持ちのほお紅で。顔できると突然魂が宿ります!

DSC_0912仕上げに羽根をつけます。羽根は私がひとつづつペイントしました。このフィンランド製の羽根がもう、手に入らないので、このあとは別の羽根を手にいれようと思っています。

IMG_3413この花は、6月に開催される渋谷 BUNKAMURAミュージアムの「クライドルフ展」の会場で使用される花を作家さんが作られたものです。ひとつひとつ手染めで素敵です。こんな花があるとお人形も素晴しく映えます。
次のたまがわガーデニングクラブは4月17日、こんどは葉っぱのスカートをはいた子です。作り方がさらに難しくなるので、うまくお伝えできるように工夫をしています。
クライドルフ展は6月19日から。詳しくはザ・ミュージアムのウエブを見てね。私が会場に作るフェアリーのジオラマもどうぞお楽しみに!

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March 19, 2012

花のオランダ・ベルギー旅行 募集開始!

IMG_1473(写真は去年のツアーで訪ねたP・オウドルフ氏デザインの庭)

昨日、フェアリー講座を開催させて頂いた池袋コミュニティーカレッジは、さまざまな意味での大人のカルチャー教室ですが、同校主催、去年のイギリスの庭ツアーに続いて、今年は「吉谷桂子と行く オランダ、ベルギーの 花と、美食とライフスタイル 探求の旅、7日間」が、募集開始になりました。毎日セミナーをしながらのツアーですが

日程は 6月7日〜13日(7日間)

今回のツアーの大きな目標は、P・オウドルフ氏の御自宅、プライベートガーデン訪問、ずっと以前からホームページで拝見し、見てみたかった庭です!

また、10年に一度開催される世界園芸博覧会「フロリアード」今回のテーマは「自然と調和する人生」まさに、現代の私たちが模索して行きたいテーマです。ただ何も考えずに眺めたら気づかずに過ぎてしまう展示もつぶさに発見してフロリアードの内容におけるセミナーも滞在中のランチタイムに開催予定です。会場では、視覚、聴覚、味覚、触覚、臭覚といった人間の5感により、園芸がどのように人々の暮らしの「クォリティ・オブ・ライフ」に影響を与えるかを体感させるようなプレゼンテーションが楽しめるとのこと。ショウイベントも盛んなようですが、いくつかのテーマのうち、もっとも見てみたいのは、「Relax&Heal」のコーナーでしょうか?

IMG_3575さらには、私が訪ねて感動した特定のレストランの訪問をリクエスト中ですが、オランダ、ベルギーならではのレストラン、ハーブや植物や美しい話題のレストランでの食事など、市内から離れて個人旅行では訪ねにくい場所にあるレストランの訪問、花市場や花屋さんの見学(買い物も可!)。アントワープの滞在などなど盛りだくさん。「ヨシヤツアー」ならでの内容を盛り込み中です。

旅行のお申し込みは、5月1日が締め切り日となります。 詳しいパンフレットのご請求は、

電話 03-6238-3085  FAX 03-6238-6997  ご担当 武田さん 竹本さん 高橋さんまで。



iris_garden_blog at 10:11   Tweet

3/18 ファリー教室

昨日は、池袋コミュニティカレッジにて、フェアリー作りの教室。九州や東北からも、お集まりくださり、本当にありがとうございました。
昨日は、午前10:45にカレッジ入り。有志のお手伝いも戴きつつ、終日緊張して自宅に帰ると21:00でしたが、その後少しだけ家のことをして爆睡でした。


R0010049(写真上、フェアリーの顔は、左/お化粧っぽい顔と、右/淡く入れて、妖精の世界に近い感じの表し方を説明するもの。今回は、これらの顔も販売しました。お買い上げありがとうございました)

R0010046さて、作り方教室。準備は去年からず〜っと続けてきて、ここ数日も時間を割きに割いて準備をしてきましたが、う〜んこれ以上の準備はもう、無理!と感じるほどの時間をかけて準備をしたのに、なんだかまだ足らなかった!という気がしています。あー、34名の方々に、すべてをお伝えすることは出来なかった気もしています。これからも、時々、このブログで内容を補充しますので、ぜひ見て下さいね。

去年の12月のブログにも書いていますが(12/7)フェアリーはちょっと特別です。
手作りした作品は、あっという間に過ぎて行ってしまう時間を形に残し、思い出を固形化し、なおかつ、自分の魂の面影さえも残すことができる。という点で、ただの「物」を手にいれるのとは違うと思っています。でも、あるところで、フッと、それを処分の時が来るのも人生。そういう思いに縛られないで、自由であることも大切だと思っています。気持ちに縛られない事。驚かれるかもしれませんが、私、制作に失敗した人形は「またね!」あっさりと捨てます。こちらが気持ちを残すから残るのであって「またね!」と挨拶をして、あっさりとお別れするのは、姿を終えようとする植物とのお別れにも似ています。だめになっているのに、山積みにするのはもっといけないと思うし。話は違いますが、画家モネは自分の作品を随分焼き捨てていたそうです。今、現存するのは彼の納得のものだけ。私はそこまでいかないけれど、やはり、ダメなものは処分。でも、70点くらいのものは活かせるよう努めています。100点じゃないところが緩いですが。
いつでも何をするにも、そこに当てはまる言葉を付記していくと、自分自身の形成にも繋がりますよね。いくつになっても言葉ありきという事でしょうか? 沈黙の思想について考えさせられた、吉本隆明氏が亡くなり(ご冥福を...)、久々に氏の本を読みたいと思っています。

さて、次のコミカレの講座は9月で、それまでにはまた私も研鑽を積んでバージョンアップしたいと思います。9月のコミカレには、7月行く予定のパリで飾りのアクセントを探す予定です!

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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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▲壁紙のプレゼントもあります。

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