April 2012
April 18, 2012
4月17日のフェアリーの作り方教室にご参加下さったみなさま。ありがとうございました!私自身の創作なので、細かい部分など、わかりきった事と思ってしまう部分あり。「どうやって作ったらよいのかがわからない」と、いうことが理解できていないと、お教えする事はできないものだなと、つくづく感じます。わかりやすくお伝えするという技術、難しいです。なにせ、この人形は、正統な作り方など、実はなくて、手を添えることから始まる「想い」を形にする作業です。なので、なかなかその詳しい作り方をみなさま全体に適切には、お伝えしにくかったのではと、とても心配です。たとえば、この写真を見てその通りに作ります。と、お伝えしたとしても、なかなかそれって難しい事だったなと、まだまだお教えする方法を私が切磋琢磨しないといけませんでした。
心の中にある事や考え方を手に伝えるという作業。
これ、体にも脳にも、精神にもいいと思います。
望むらくは、基本の作り方をお伝えした後、自分の考えを加味していけるのが理想ではあります。自分なりに、このほうが良いな。とか、 こうしたい!と、アイデアをだすことは、自分で、卵のように殼を破ることが必要なので、フェルトで体の形を作るときも「こんな恰好にしたい」と、最終の形をくっきりと 想像しないとその形にはならない。庭もそうです。くっきりと絵を描かないと、その形にはならないと、思うのですが、フェアリー作りはそうした訓練でもあります。
フェルトワークの「チクチクしながら形を作る」という感じが解らない。とおっしゃる方が少なくありませんでした。不思議に「できる」とイメージするとできるのに「できない、わからない」という気持ちでチクチクしても一向に形にならないのが、フェルトです。なので、私のまだまだ、教え方がうまくない!と、思うと、まだ辞められないなあ。と、思っております。
園芸家による「ガーデンフェアリー教室」まだしばらくは、たまに。続けたく思います。フェアリー作りは、園芸家の、ダメにしてしまった植物への回向でもあります。
実は、6月30日、北海道、恵庭の花の牧場 でも、花の牧場のオーガニック羊で作ったフェルトを使用した「バラのフェアリー教室」を開きます。詳細は、花の牧場へ。制作するフェアリーのイメージはこんな雰囲気ですが、現在は材料を試作中。まったく同じにはならないかもしれませんが、ここに本物のバラを飾ることのできる仕掛けも入れたいと思います。北海道の方、ぜひ、ご参加を。
さて、明後日、金曜日は、NHK総合あさイチガーデニング、寄せ植えのテレビ映りが心配です。昨日の雨でペチュニアが惨敗!嗚呼!これより、作り直し、仕立て直し、スタジオには最終的に12点作ったものから8点を自分で車に積んで運びます。軽くて恰好のいい植木鉢欲しい....。昨日もお問い合わせを戴いていますが、オランダ・ベルギー旅行の詳細は、先日の私のブログからセブンカルチャーさんのウエブサイトに飛んでいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
April 17, 2012
April 16, 2012
この1ヶ月、延々と時間をかけて準備した「たまがわガーデニングクラブのフェアリー教室」今年の第2弾が、いよいよ明日開催です。楽しい時間にしたいと思います!
(新作もお見せしたい)
今回作るのは、葉っぱのスカートをはいたベルデちゃん(イタリア語で緑)」アメリカから取り寄せたハンドメードのガラス製のてんとう虫がついています。オーガニックガーデニングのお守りとして、ぜひ、お手元へ。
これからも、たまに教室を続けていきたいと思っていますが、すべてが手作りの材料(羊毛ほかの物も)が同じものが入りにくい関係で、同じフェアリーを作ることは二度とないのと、作り方も、回を増すごとにちょっと洗練されていますので、乞うご期待!
でも何故、フェアリー?と聞かれれば「とにかく癒される」と、そのひとことです。
方や、今週 4月20日、朝9:30ころから放送予定のNHKあさイチガーデニングの出演を控え、先週から11点の寄せ植えを作って参りました。今年もまた新種の植物が世の中に出ているので、おもしろいですね。番組では、立体感、遠近感のある「絵になる寄せ植え」のコツをお話します。しかし、11点も作ったけれども実際に紹介されるのは3点ほどかと。
この写真は今回の収録とは関係のない寄せ植えで今朝、撮影。ちょうど今日チューリップが咲きました。コンテナと同じ色で、良かった。(時々予期せぬ色あり)我が家の山桜が今朝、満開です。忙しさのあまり花見の宴会もお預けです。
さて、今までに、テレビ番組で紹介された寄せ植えを「きれいだな」と、思ったことが一度もありません。その理由が、自分でも参加してみてちょっとわかった気がします。雑誌の写真と違って、テレビは寄せ植え向きではない!ということにも理由がありそう。 植物が少しでも複雑に入り組むときれいに見えない。色が本物と同じに出にくい。なので、去年の秋に NHK BS 美の壷の撮影の時はテレビ映りを随分考慮に入れて作りました。
この写真では、テーマを秋の枯れ色にポイントを絞ったのであえて枯れ行くホスタを使った。
カメラの角度と作り手の見る角度が違う等等、いろいろな問題があり。
寄せ植えを横から見るのと上から見るのでは、作り方も使用する植物も当然違うのですが。
ところで! 去年の秋に着工計画が始まり、実際には遅れて、3月中旬から始まった我が家の庭の工事も佳境に。この工事のため、冬の間に植え替えしたり、ゴチャゴチャ増えてしまったコンテナを捨てたりと腰が抜けるほど大変でした。これで実際に、肉体疲労も極地になっておりましたが。完成したらブログにアップしたいと思います。しかし、この経験から、素焼きの重たい植木鉢の繰り返しの移動は、55歳には辛い。という結論。今後は軽くておしゃれな、それでいて、植物の根張りの良いコンテナを開発したいと思いましたー!どなたか、コンテナのデザインをさせてください。デザイン料は要りませんからー!
April 15, 2012
このところ、素敵なコメントをたくさんいただいております。
N さんからの嬉しいコメント、掲載させて頂きます事、お許し下さい。でも、本当に嬉しかったです。!
個人旅行が一番と思い込んでいましたが、吉谷さん主催の旅はまるで宇宙旅行のようにスリリングで心打つものでした。身の回りの大変なことをふりきっての旅でした。幼い子どもたちを祖父母にみてもらい、けれど得たものは大きく、この春、オウドルフさんを倣ってそして吉谷さんの教えを思い出しながら帰国後庭を作り変えました。うれしい春です。本当に参加してよかったです。中学受験を見据えて学び始めた子どもたちを見守って無事二人が進路を決めたあかつきにはぜひご一緒させてください。それまで、そしてこれからもずっと吉谷さんお身体どうぞ大切に。ああ、ランチも惜しんで、ドライフルーツをほおばりながら、そしてこんなに欲張りなことってあるかしらと自己満足に浸りながらの吉谷さん率いる旅にまた行きたい!
ありがとうございます!!
私も個人旅行が一番だと思うひとりです。でも....。そんな私が個人旅行ではできない旅にするための、最大の工夫をするのが私のツアーでもあります。個人の海外旅行にはリスクがつきもの。アレンジの面倒とか、未保証な部分とか。ツアーはそんなリスクなしに自分ではアレンジできない場所にいき、自分でレンタカーを借りたり予約をするストレスもなく、40人乗りの大型バスを20人くらいで独占。運転手、通訳兼ねガイド、そして、日本からの添乗員、そして、私、の4人でツアーを動かしていくので、これまた、まさに旅のオートクチュールです。でも、お仕着せのツアーと比べると、価格は欠点かも。確かに。でも、よくある誰々さんと行くツアーって、普通その誰々さんは、旅行社の作ったコースに付いてくるだけなのだそうです。もちろん、コースを決める方もおられると思いますが。ただ、ツアーには時間の制約もあり、それは短時間に効率よく動くための制約でもあるので、致し方なしかと。
で、確かに個人旅行慣れした方の参加も多いツアーなので、始めてのかたは戸惑うかもしれないけれども、一度この感じを知っていただくと後から自分でする旅の味わいも変わると思います。また、行きか帰りの飛行機の便を延ばしてさらに一人旅を続ける方もあって、それも良いと思います。
で、偏った私の旅行法に、きっとご不満もあったかと思います。なにかしらあると思います。私の欠点も見え見えだし。ごめんなさいです。観光名所にも行きませんし。ですので、初めてのロンドン訪問の方なのに、バッキンガム宮殿を訪ねることもなく、お昼にレストランにも行かず、ひたすら庭見学に集中。なるべくカフェテリアの付いている庭に昼に寄るようにはしていますが。私は、一回目のツアーの時に、美味しくもない団体客用のレストランに寄って、そのためだけでに2時間近くも昼の時間を取られ、実際の庭の見学時間が30分だけなんてイケマセン!と思ったので、次の旅行からは、レストランには行かず、庭をたっぷり見学。合間にサンドイッチを芝生の上で食べれば良い。と、考えたけれども、なかにはそれはイヤだと思う方もあったかもしれず、やっぱり弾丸ツアーがイヤな方もおられたとすれば、最初から弾丸ツアーであることを、お伝えしておかなくては行けないと思います。オートクチュールの庭の旅ではありますが(汗)。
毎日の3カ所程度の訪問先は交渉の繰り返し。これは、手間のかかるツアーです。自分も責任あるしで、旅行の企画はまさに新シンドイので、毎年のように、今年で最後かもしれない。とは、覚悟しつつ、精一杯やろう!と思うのみなのであります。
人それぞれに喜びは違って当然なのですが、私の場合「もっともっとも頑張ろう!」と思える喜びの原動力こそが「旅行」です。旅行に行きたくて、そのために頑張っているようなものだと。飛行機は大概、マイレージを貯めて、アップグレードしたりして行くことが多いので、そのためにカード会員だし、マイレージが溜っていることが心の余裕ってくらいです(笑)。それで、JALの機内誌にも登場したほど。このブログのトップにあるポートレイトは、そのJALの機内誌に掲載された時のポートレイトをカメラマンさんから戴いたもので、とても気に入っている写真のひとつです。
話が逸れましたが、ライフスタイルのスタイリッシュな美しさでは、ベルギーがショックなほど美しかったです。写真はすべて、今回訪ねるアントワープでのスナップ。寿命が縮んでも良いと思える美食の数々、特にこの!アントワープのビールが最高!!!ニシンのマリネを一日に三回は食べたいです。今度の旅は絶対においしいものを食べに行きます!そして、街の景色、ああ!
最後の方の写真は、今回の訪問で狙っているのが、アクセル・フェルフォードさんの御自宅。見学のリクエスト中ですが、ベルギーの個人宅とその庭を拝見するチャンス!これこそがもっとも学ぶべき、インテリアとエクステリア!だ、の決定版なのです。
と、いうわけで、年に数回だけ公開する、アクセルさんのお宅の写真をご紹介します。
一応、今回の旅行のホームページも掲載しますね。こちらです。お問い合わせは、セブンカルチャーネットワークまで。電話 03-6238-3085 FAX 03-6238-6997 ご担当 武田さん 竹本さん 高橋さんまで。
April 14, 2012
海外の旅。今は、行きたいと思っても行けない。そんな方が少なくないと思います。
人生は殆どそんな調子。
私にもそんな時期が何度もありました。でも、そこで諦めて日々を過ごすのと「いつかは必ず絶対に行くぞ!」と、思って過ごすのでは、日々の過ごし方も変わってくるはずだと思うのです。
そういう夢を持って生きるのが良いとも思うし。
私の夢は、子どもが成人したら、1ヶ月くらいの間、地中海を旅したいとか、プロヴァンス一夏を過ごしたいとか、そういうことが出来るようになったあかつきには、ああも、こうもと、でも大事なのは、その時のためにはこんな自分でいたいとか。そのために今何をしておこう。とか。
私にとってイギリスは、学校。なので、いつかは、仕事も勉強も抜きで。ひたすら魂を休めるために、絵を描くためだけにとか、本当は本当はもっと本当にしたいことは何かと考えるために、のんびりと地中海へ行きたいと夢みています。
さて、旅のドレスコードです。「旅で黒い服を着るのは絶対にやめよう!」と思ったのがこの写真。
その時は気付かないのよ。家で鞄に荷物を詰めているときは東京のテンポ。便利で簡単に、なんて思っちゃって。
特に、旅に黒は汚れが目立たなくてよいのですが、放浪記じゃあるまいし、1週間程度のバケーションなら、華やかな色に限ります。昔はそういう事に気づきもしませんでしたが。
あのね。滅多にない、美しい景色のなかで自分の写真が撮ってもらえるのに。証明写真を残してどうするの? 素敵な一枚のために、周囲の景色に美しく溶け込む色彩を!と。一生取っておきたいポートレイトのために衣装合わせはめいっぱい楽しんで。
今は、凄くそう思います。
そうすることで、なんと!
地元の人々の対応も全然良くなる。
黒っぽい色の人間が近寄ってくるよりも、明るく華やかな色彩の人間のほうが、相手の警戒心も緩めるのだ!
私だって、同じ。自分の方に向かって黒やグレーの服のアジアの人たちが近づいてくるより、ピンクや白や黄色だったら、なんだか楽しくなる。ハロー!と声をかけ、友達になりたいかもしれない。
もしかして「そうかな?」と、思って試してみたところ、本当だったのよ。本当! 口紅も明るい色を。
特に夏なら、太陽光線に負けない明度の高い色を!
光を吸収する色はNG、光を反射する色がいい。
特に日本人の肌の色は大概くすんで見えるので、その人の雰囲気全体を明るく見せる明るい色の服を!服の色が明るくなると、心まで明るくなるのは本当です。
洗濯のできない旅だからといって、どうせ、同じ服を何日も着ない。白い服でも、注意すれば、2日は着られる。
2番目のピンクと白の服は、クロアチアへ行ったときに現地調達。スカーフは、20年前の友人のアフリカみやげ。木綿製で薄くかさばらないので、いろんな色のスカーフをカバンに入れて。寒いとき、雨のとき、さまざまな場面で役に立つのがスカーフです。帽子も、大切。服に合わせ、3種類くらい持参。
靴は、普段よりもたくさん歩くので、私は定番HOGAN のスニーカー、スニーカーでも大人の女に似合うちょっとエレガントなデザインのものを一足、そして、夜のレストラン用に軽めのヒールかミュール。バレエシューズも嵩張らなくて軽いので、朝食の時などに便利です。
どんな海外旅行にも持っていくのがユニクロのストレッチパンツの白、2本と白いTシャツ。どんな服にもあわせやすくて、ピンクなどの色合わせの難しいパステルカラーのシャツ類にもぴたり、旅先で買った服にもすぐ併せられる。
さて!6〜8日間の旅行には、4つのコーディネートを用意。昼間用に3種類の上下。夜用に、1種類のワンピースか、ジャケットなど。もう。これ以上は要らない。きっと、旅の間に着なかった服がでてくる。旅では新しく服を買うかもしれない。
でも、不思議と行きの飛行機で来ていた服は、旅の間は着たくない。それは数に数えず。行き帰りは、あくまでの飛行機用の移動服で。むしろ飛行機は12時間ものフライトの間、体を締め付けない楽な服装で。足もむくむからキツい靴はNG。
以前、飛行機やホテルのチェックインの時は、ラッキーアップグレード(エコノミー席から突如ビジネスに席替えになる)を狙って、チェックインの時はビジネスライクなジャケット姿をするよう努めていました。でも、今は、その時の状況次第。
個人旅行の時は、比較的きれいなスタイルをするようにしていますが、ツアーの時は色だけは明るく軽やかに。そして、旅で疲れがでているかもしれないけれど、背中を丸めて歩かないように。頭の中心から宙吊りになった気分で姿勢良く歩き、立ち、そして、椅子に座り食事をしよう。日本人の骨格は首からアゴが前にでているので、亀みたいに見える。肩から首を空に伸ばしてまっすぐ、バレリーナみたいに。と、意識をすること。でも、私自身が疲れると、よくアゴが出て背中が丸々なので、見たら注意して。「アゴ!背中!」とね。ヨーロッパのショウウインドウに映った自分を見て、ぎょっとしたことが何どもありました。トホホー!
旅に持っていく必須アイテムなど、また次回に書きたいと思います。