May 2012
May 31, 2012
まあ!驚くべき事に、明日から6月ですよ。今年もこれで半分終わりかけ。人生でいえばアラフォーかアラフィーか。そう思うと、人生は短い。生きている間に少しでも沢山の感動をしたいものですね。
今朝の我が屋上ガーデン。雑誌の撮影前に、撮影。命短し恋せよ乙女、花を見ているとそう思います。で、サルビアネモローサ。いつ、カットダウン(切り戻し)しようかと。「まだ切りたくない」。そういう葛藤は、日々ずっと続きますね。でもカットすると後でまた美しく伸びて来ます。「切れ切れ、綺麗ー」が合い言葉。写真は今日の状態ですが、オランダに経つ前日。あと4日後にガッツリと、切り戻しの予定。
本日は園芸ガイドの寄せ植え撮影。4月の中旬から準備して、今日までに10点!作った寄せ植え。凄いプレッシャーでした。今日ちゃんと咲くかどうかで。特にペチュニア系の花は、今日まで、バラショウの合間も含め、ほぼ毎日細やかな剪定を繰り返してきました。なので、芽の詰まった株ができましたが。結果は、詳細は来年発売の「園芸ガイド」を見てくださいねー!
去年も、お勧めに書いたかもしれませんが、ガイラルディア・ファンファーレは本当に可愛くよく咲きます。
凄い繁殖力ですが、元肥もたっぷり入れています。先日、京成バラ園さんで、花壇の肥料、一平米の1キロ。と話題にしましたが、それもコンテナで、夏の花なら毎月の追肥が必要。今年はブリエッタの巨大株を目指していますが、6月はオランダ、7月はフランスに行く予定。さて、どうなることやら。これも6月初旬の戻しが必要です。ああ、徐々に害虫も増えてくるし、そろそろ、ここから秋までは、園芸スローダウンに切り替えなくては。そして、明日からようやく、フェアリー制作!
May 30, 2012
現在は年に2回(夏の花&冬の花)のデザイン・メンテナンスとなっている自由が丘のカフェドイシス。半年ぶりに行って参りました。(普段のメンテは、Q-GARDEN さん)まずは、アイビーの整理から。
3年を過ぎて、植物たちが大きく大きく育っていて、毎度驚き。引き算をきっちりしてから、また足し算。という当たり前のことがなかなか難しいですね。写真は角度は違いますが、ビフォー&アフター。
伸び過ぎたアイビーで「ガーラント仕立て」にしてみました。全部が均質に伸びていないので、出来ていない個所もあるのですが、これから徐々に全部が同じようになるよう、生長を楽しみにしたいと思います。
伸びたマーガレットやの切り戻しや去年の春に植えた スーパーアリッサムの整理。
今回、夏の花でQ-GARDENさんに探してもらったのが、新種のニチニチソウ。ニルバーナ・カスケード。ペチュニアほどは、汚い花殻が目立たないので、お店のディスプレイ向き。肥料をしっかり、大きく育つのを楽しみにしたいと思います。
花径が大きく覆輪で白いので「パッ!」と目立つので店舗の花に向いていると思います。これで、パンジーの出荷される秋まで、しっかり咲いてくれるかな?
あまり大きくならず、常緑でずっとおとなしくて美しい、斑入りヒサカキ。本日のいい子ちゃんナンバーワンでした。
実は、昨今の一番大きなプレッシャーで、私の初チャレンジであるところの、「妖精のジオラマ制作」渋谷bunkamuraで開催される「クライドルフ」展の準備。現実問題、なかなか進まず、このところ焦燥感でますます鬱っぽくなっていたのですが、今日、それが一歩前進。
東京青山にある Ayumi Okada さんのアトリエに伺い、一挙に前進!Ayumi さんの作品であるシルクフラワーに妖精のドレスや髪飾り、背中の羽根を制作協力して頂けることになったからです!イメ―ジ通りのすばらしさ!ご本人もお美しくてオーラがおありになる。そこで私はすっかりエナジーアップ。
花は花びらの一枚一枚が繊細な手染めです。クライドルフ展のミュージアムショップでも販売されるAyumiさんのコサージュがまた素晴しくて!乞うご期待!
フェアリーたちの衣装は本邦初公開となる(だって、まだ一点もできていない!!)私の意欲作であり、Ayumiさんとの合作でもあります。
コサージュの作品群も充実していて、こんど注文したいと私自身も欲しい!モードに入りそうで大変危険でした。
特にこの「ここをクリックして」パープルのコサージュ欲しいです!ブローチだけでなく、帽子や髪飾りにもしたい
May 28, 2012
この写真は昨日撮影。本物の自然の森ではなく、半分くらいは自然の庭で、Nさんのご実家の、Nさんのお母様。おばあちゃんのシークレットガーデンです。そこはまさに......、妖精のウッドランドでした。在来種の花が季節ごとに、春から秋まで咲き続けるそうです。山奥の山奥の、そのまた山奥にある一軒家の。行く途中、蛇が道路を横断してた。美しい山のなかで、今、思い出しても涙がでてくる。夫と道中会話「こういう神秘的な山のなかは、まだ、妖怪とかもいるだろうね」「いるだろ」と。当然、妖精や座敷わらしがいるな、と、思ったものです。
私が金槌で頭を打たれたように驚いたのは.....。数ヶ月前、依頼主のNさんから、庭のデザインのお話を、最初にいただいたとき、最初に頭に浮かんだのが、まさにこの通りの景色だったこと。完全なデジャブである。こんな感じの「妖精の森」を作りたいと思っていた。
ところが「すでにここにある」これに勝る景色はわたしには作れない。だからこそ、違ったアプローチで作ろう。そう思ったものです。福島の山々の美しさ。自然の豊さ。穏やかさ。大勢の人が踏み入ったらこうはならない世界。だからこそ、自分達が作るなら、そんな特別な条件なく、楽しめる庭を。
ベスチャトーガーデン、あるいはハドスペンガーデンを一人で歩いていたときに、ふとこぼれ落ちた涙と、同じ涙が出る感覚に自分でも、驚いた。ああ日本にもこんな場所があったかと。
さて、本題は「これからお庭をつくる場所」です。この写真の場所でなく。(ここはしかし凄いプロトタイプだ!)じっくりリサーチして、思いを込めて、みんなが行ってみたい!と、思う素敵な景色(完成後は公開予定)を作りたいと思います。
大切なことは、その土地を愛し、想いを籠めることから.....。
しかし、我が家からは車で片道3時間半、日帰りで往復7時間のドライブはしんどかったのですが、頑張ろー!
さて、本日は、訪問のゲストや取材の方々に屋上ガーデンをご案内。気持ちのいい場所でしょうー?と管理は悪いが、植物は元気なので自慢。
ルーフガーデンでは、アリウムの花が黒い色で咲いて素敵です。この後、どんどん黒くなる。
明日も取材とミーティングの山盛り、明後日は自由が丘カフェドイシスの夏の花植え。木曜日がようやく園芸ガイドの寄せ植え撮影。その後で、なんとか、オランダ、ベルギーツアーの話に移行したいと思っております。参加者の方々には、なかなかそこにたどり着けずスミマセン!あまりの忙しさに、みなさまが体調を気遣ってくださいまして、ありがとうございます。たしかにクタビレていますが、元気です。
May 26, 2012
昨日の京成バラ園のセミナー。ご参加下さった、たくさんの皆様、貴重な時間を共有して下さり、ありがとうございました。
京成バラ園は、バラの絶好の開花状況&タイミングでしたね。
最初のトークショウでは、最新の英国植栽トレンドを写真を交えて。「Planting in layer」植物を重ねて(植物のフォルムや色彩の層を作りながら配植し、その重なりを眺める)という意識を持って植栽することなどに触れました。でも、もしも、The art of planting -「植栽の芸術」」に興味のない方が聞いたら、まったくつまらない話だったかもしれないと、途中数人の方々が退席されたのを見て、話しながら思ったものです。どのように肥料や植え付け、園芸の具体的な技法についてはほとんど触れなかったので。
でも、昨日のセミナーは今まででも、初心者の方や植物を栽培することだけに興味のある方には意味不明かもしれない話がしたかった。国際バラとガーデニングショウの後だったので、どのようにあの庭を作ったかとかも、話したかったので。でも帰りがけに「凄く勉強になった」とおっしゃって下さる方々がおられ、とても嬉しかったです。「Planting in layer」など、英語表記が多いのも気になったのですが、英語表記じゃないと伝えにくい言葉もあると思っています。イギリスの文化を感じて頂く為にも、あえて繰り返し使いました。悪しからず。
その後、約50分弱で作った即席花壇。今後の管理は村上さんに!というか、京成バラ園さんで。難しかったのが、観客の方々がこの花壇のギリギリまでいらっしゃったので、花壇の眺めの逆からのみ、反対側からの眺めを想像しながら配置を考えなくてはいけなかったこと。後で、お客さまのお帰りになった後、離れて前から眺めて少しだけ直しましたが、全体的、根本的なところまでは直す時間がなくて。 背の高い植物を手前に。それより低い植物をその背後に植えるのも、「Planting in layer」の考え方です。
素晴しい香りのバラに出会いました。爽やかなティーフレーバで強香性の 「薫乃(かおるの)」2008年京成バラ園の作です。欲しくなったー!そして、帰りがけに、この薫乃を原料にしたオーデトワレ「薫乃」を戴きました。これがまた素敵!京成バラ園を訪ねたら是非チェックしてみてね!
今日は子どもの運動会、お弁当を少しだけ作ってあとはコンビニのおにぎりを足して時間のないのを補いましたが、時間をたっぷりかけてお弁当、作りたいなあ。と、心から思いました。今後は運動会の前には仕事を入れないこと。と、心に誓ったのですが...。
明日は、福島へ! 福島に作る庭の最初の下見です。福島県の仲田種苗さんの「野の花マット」は素晴しい素材です。その野の花マットを使ったメドウガーデンを作るのが今回の大きな目標です。(↑写真は仲田種苗さんの圃場の様子。とっても素敵なんです。で、これはこれで素晴しいのですが、ここに「デザイン」を加える作業をして行きます)
(↑写真は銀河庭園にて)
6月30日開催のイベントのお知らせです。一ヶ月以上も先の話ですが、この数ヶ月ずっと準備してきたのが、恵庭のえこりん村の羊のフェルトを使ったフェアリー人形作り。昨日、その試作用サンプルが送られてきました。今、夜なので写真撮影ができないのですが、それに使う手染めのフェルト、とっても素敵な色に染まってきました!フェアリーに使う羽根も今までで一番素敵な雰囲気のものが見つかり、とても素敵なフェアリーになりそうです。北海道でフェアリーを作るのは最初で最後になりそうなので、ぜひとも北のガーデナーさんには参加していただけたらなあ。と、思っておりますので、その知らせです!銀河庭園のウォークもあります!私は、恵庭のえこりん村、銀河庭園が日本で一番好きなイングリッシュガーデンです。庭の完成から数年が経過して一層良くなって毎年の訪問が楽しみです。こちらのガーデンウォークでは、ヘッドガーデナーの山口さんとご一緒に、英国庭園独特の庭の鑑賞法や植物の組み合わせのコツをひもときます。
このところ、ずーっと朝、家をでると夜まで留守が多いので、写真が撮れないのですが、この後、9月以降は、フェアリー教室(やはり準備が恐ろしく大変なので)池袋のコミュニティカレッジのみで細々と続けて行く予定です。よろしくお願いいたします。