July 2012
July 23, 2012
(ブリュッセルにて、とんでもないところに列車がいて、実は慌ててホームを小走りしたくせにポーズ)
パリに戻って参りました!ブリュッセルを列車タリスが快適に出発すると1時間半程度でパリ!これであっさり文化の違う国に着くのが面白いですよね。EUの人たちが羨ましいです。
さあて、ここで問題が....。これから7泊するサンジェルマンデプレのホテル・ビュシー。ネット回線が遅い。今までみたいに一度にたくさんの写真がアップできない。パリはすばらしい眺めがくり広がり、写真もたくさん撮ってしまったのですが。
そして、おかげさまで超のつくほど元気が戻ってきたので、つい遅くまで外出してしまいます。お買い物も、ユーロ96円(?)で、調子がつきはじめ危険。今までは美術館めぐりであまり買い物ができなかったし。
(↑ 外観は普通ですが、中は、もともとプールだったという巨大空間がすべてエルメスに、明日はおしゃれして、サロンドテに行ってみたい)
今日は、サンジェルマンデプレからスタート。近頃できたばかりの左岸の大型エルメス。サロンドテや花屋さんもついている大型店。花屋さんはたいしたことなかったけれど(私に相談して欲しかったな、と不遜な思いを抱きつつ)そのすぐ先の、最近やたらに冴え冴えと見事なセレクトショップ化しているデパート。ボンマルシェで大興奮。ここは、本当に素晴らしいデパートであります。オペラ座近くのレペットは日本からの買い物客も多くいつもかなり待たされる印象。こちらのレペットはガラガラ。予定通りの靴を白と緑、秋冬の新作定番で2足ほか。ホーガンのセールにぶつかり目を白黒。予定外を買ってしまいがちなソルドが危ない!60%オフは当たり前。ついつい鼻息が荒くなる自分に警戒警報を発令しました。
あーでも、写真がアップできません。これは、駄目だ!ごめんなさい。ここは遅い。
(今夜はカフェドフローラでディナー。といっても、私はガスパチョのみ。これが口に運ぶたびに「おいしい」「おいしい」を繰り返してしまう味。カフェのディナーは安くはないけれど。スープと飲み物だけで済ます事ができるので旅行者には助かります。花と名前がつくだけあり、店の中からも外からも花が美しく優美なカフェです。
これで、カフェドラペ、カフェドマーゴ、カフェドフローラ。カフェ大御所を制覇したような気が。
写真のアップは、今後少しづつ、頑張ってみますね。本当に楽しみにライブパリスをチェックしてくださる皆様と一緒に旅行するために。コメント素敵なお話ばかり!ありがとうございました。
明日また、ぜひに。
到着した日に書きましたが、建国記念日と重なり、主な素敵なお店が閉まっていた。
「マグリットを見に来たんだからいいんだよ」と家族で話し合うも、やはり悔しい。でも、次にブリュッセルを訪ねる計画のある方がおられるので、私が見たかったお店をご紹介したいと思う。
ドールハウス専門店 COURTE ECHELLEです。で、私の印象では、今まで見た事のあるお店、ドイツフランスでは、お値段が高い。買えない。ところがこの、ブリュッセルの店は安い。高級品じゃないのかもしれなけれども、ユーロ安のせいもあるけれども、私はフェアリーのイスが欲しくて、3000円以内くらいでイスが買いたいと、思っていました。ああ!このシャッターの内側にあるんです。
場所は、グランプラスから歩き始めて、この EPERONNIERS SPOORMAKERS 通り12 、数軒目左手。すぐ見つかると思います。西洋は、道の名前がわかれば、直にグーグル地図で場所がわかるので便利ですね。
ベルギーはフリットが美味しいことで有名です。フライドポテトの大好きな息子は大喜びでした。
「フリット・シルブプレ」っていいますと、ソースはどれにするか。聞かれます。息子はカレーケチャップを選びました。(ソーズの味は、まあまあ)サムライというソースは、見た目トンカツソースみたいでした。結構若者たちはサムライを頼んでいた。トラッドなのは、マヨネーズかケチャップでしょうね。私はイギリス人と同じで、塩と酢。ソルト&ビネガーが好きです。
ブリュッセル・ワッフルはお腹を壊していても、食べたいものです。必ず、注文してから焼いてくれるところで食べます。だいたい、ひとつ、250円です。
いま、右側の焼き台で私の注文したワッフルが焼かれています。ブリュッセルワッフルの特徴は炭酸入りで、焼き上がりのワッフルが穴だらけでフワフワカリカリ。
横でアメリカの若い女の子がチョコと苺をたっぷり乗っけたのを食べていましたが、私は何もつけないか、少し砂糖、あるいは、一緒に注文したカプチーノの生クリームをちょっとつけて食べる。甘くないし、ホワホワなので、すぐ食べ終わってしまいます。ああ、今日もまた食べたい。街頭では、ずっと前に焼き上げ置いてあるタイプのワッフルで、重くて固いのも売っていますが、あれは美味しくありません。
これは、ディスプレィサンプルですが、有名なゴディバなどでは、現地ならではの、注文してから作ってくれる苺のディップみたいなフレッシュもの。そんなのがいかにも、地元にいるようで嬉しい。おすすめのチョコレート屋さん、うまく見つけられなかった。そして、体調のせいか好きなチョコもベルギービールもおあずけ。
私の好きなエリアは、グランプラスから王立美術館に向かって暫く歩いた PLACE DU GRAND SABLON のあたり。
グランプラス周辺は観光客中心ですが、グランサブロンのあたりはおしゃれなブリュッセルっこ(?)が、素敵なカフェで寛ぐ雰囲気もいいし、洗練されたお店もいろいろ。
でも、何かモノを買おうということではなく、雰囲気を楽しむのに最適。ファッションならダンサール地区へ。(写真がなくて失礼)
王立美術館とマグリットは併設なので、チケットは両方を買うと良いのですが、今回は残念なことに、近代美術の部屋が閉まっていたのでアンソールそのほかの20世紀美術に逢えなかった。残念。すっごくいいのに!
おっと!こんなところにルーベンス先生の作品。ルーベンスといえば巨大な作品が多いのですが、弟子たちが描いている部分も多いので、こういう、小さな作品の方がパワフルだし、凄い霊気が漂うように感じる。
ルーカス・クラナッハ先生の大好きな作品、ビーナス。背景のグレートーンがベルギー色です。
今回の王立美術館で一番好きになった作品は、作者不明。フェアリーの顔を作るときの参考にする。
今回泊まった RESIDENCE GRAND PLACE はキッチン付きのアパートで、2泊から泊まれる。二階がベッドスーム。一泊200ユーロ強で安いと思えますが、グランプラスは騒音付きの観光のメッカ。一晩中〜朝は早朝から清掃車の音であまり眠れなかったので、どうかな? 次に泊まるなら別を探したい。
但し、目が覚めて窓から見える景色が↓。これは凄い。
マイナーなアニメーションが好きな吉谷家はこのアニメを見たくて、しばらく映画館の前でたむろってしまった。しかし、フランス語が不明で、いつやるのか。いまやっているのか。わからなかった。フランス語。はあーーー。ため息がでます。いろいろな文化に接して、心が満タン!しかし、今日の午後にはパリです。嬉しいな。ウルトラモドへもういちどモドろう!
では、部屋の片付けをして荷物をまとめ、チェックアウトして、また中央駅に行き、タリスに乗り込みます。ボンジョルネー。素敵なコメント、ありがとうございます!
July 22, 2012
念願の musee magritte (失礼ながら、アクサンテギューそのほかのフランス語表記は略しますね)に行ってきました。マグリットの絵みたいな空のマグリット美術館前。
「この美術館は見たいよね」という家族3人の念願によって実現したブリュッセル行き。本当に本当に素晴らしい美術館でありました!そのために来る価値断然。シュールレアリズム。やはりこの時代の美術が好きです。
ただ残念ながら、館内撮影禁止。ポストカードで我慢です。右下の「光の帝国」これは本物を見ないと。印刷ではこの凄さでない。黒の濃淡が凄い。
どこがどんな風に素晴らしかったかといえば、さすがに、2009年の建築。美術館の外観は18世紀風ですが、中身は完全な21世紀の現代建築で、美術館の導入の構造からしてカッコいい!作品のそれぞれは皆様ご存じかと思いますが、それが!ほぼ真っ黒に近い黒からダークグレー、及び紺色の色調のウォールペイントで、作品を一枚一枚、ダークななかから浮き上がらせるような演出でインスタレーション。それでいて、見た事のなかった作品の数々に出会ってしまうのですから、感動します。「ここ、今世紀最高の美術館かも」とつぶやきつつ。団体もいない。おしゃれな客が多い。時々、カッコいい人の着こなしを観察したり。
作品を見たり、空間を感じて、明日から直に真似をしたい。率直にそう思った私は、モネの庭のイミテーションは感動できない。と、自分が書いたことを思い出していました。
良いと思えば真似したらいい。とは普段から思っている事なのですが、それは勉強の過程であって、要するに模写の絵画は感心することはあるかもしれないけれど、ハートには迫ってこないでしょう。そういうことです。モネの庭もそういう傾向かと。
前回、ミセス誌の取材で訪れたブリュッセル、あの時に感激した食事処が無くなってしまったりしていましたが。このあと、ブリュッセルに訪問予定のある方にもっともおすすめなのは、このマグリット美術館にくっついている王立美術館のレストラン。残念ながら今日は私たちはランチの時間を過ぎてミスってしまったのですが、ここがおすすめです。↑この窓の中。名前が思い出せない!ミシェラン3つ星のシェフのプロデュースによるミュージアムレストラン。以前行った時は本当に美味しかった。今回、ここが駄目だったので、真向かいにある楽器博物館の最上階のミュージアムカフェ(眺めが最高!)に行った。でも、味もサービスも今ひとつ....。楽器博物館も、う〜ん。貴重なランチタイムを外してしまった。いずれにしても、美術館めぐりをする以上は、美術館のレストランカフェが良いとは思うのですがね。
しかし、楽器博物館の建物は一見の価値あり。古いデパート(オールドイングランド)はブリュッセルならではのアールヌーボスタイルで。
王立美術館のほうも、凄い作品のやまほどで。これもまた別の日に書きたいと思います。実はさっき、1時間ほどかけて書いたブログが飛んでしまった!ショックで再現できないのですが。以下は、撮影自由の王立美術館にて撮った写真。
以下は、ありがたき、感動のコメントの感想文です。いやもう!ブログやっててよかったな。と、思う事が多いのですが、薬剤師の方からのコメント、ありがとうございました!で、今日、やっと、治ってきたみたいです。
f さまよりコメント
実は私は薬剤師なのですが、写真のお薬、ロペラミドのmg数が気になりました。2mgて書いてありますよね。日本のものは1mgで1日2回です。(中略)体調を見て服用されてください。おせっかいだったかもしれませんが。。。ジベルニーに対する吉谷さんのご意見に私も1票です。でもお庭を出てから立ち売りのピスタチオのアイスクリームはとってもおいしかった。ヨーロッパにいらっしゃる吉谷さんがうらやましいです!このあとも楽しい旅になりますように♪
ありがとうございました!ぜんぜんおせっかいじゃないです。こういうプロの意見は助かります。
nさまのコメントの皆様の意見をほとんどを総括して、納得でした。
モネの庭のコメントですが、残念ながら私は行ったことがありませんが、実際に行った方や世界中の素敵な庭を紹介する海外の番組でも評判はイマイチなものばかり。 だから吉谷さんの評価を読んで、だよねえええという感じです。 生きているうちに一度は行って、コンなものか!と納得してみたいですが・・・(笑) お腹の調子が悪いと体力消耗するので、お腹をなでる、温める、腹巻をする、も侮るなかれ!!です。 くれぐれもご自愛を。
ありがとうございました!嬉しくてお腹が暖まってしまいました。
それから、他のみなさまのご意見も、拝読いたしましたら、いっぺんに元気がでました。なにかについて率直な意見を述べたり、良い評価を与えないのはなかなか難しいのですが。 大方の方々は私と同じ意見のようで。嬉しい!良かった!それにしてもほめ上手な方が多いので、本当に、人間関係って、こんなにいいものかなあ。としみじみしますね。
ここで一旦、筆を置きますね。ありがとうございました。
旅が始まってからアクセスが一日7000を超しました。嬉しいな。愛ある嬉しいコメントもたくさんありがとうございます! 絶好調で書きたいのですが、どうも、疲れがでたようです。ずっとお腹の調子が...。
ヨーロッパの薬局の袋、好きでいつも捨てられない。このゴブレットと蛇のマークの薬屋印が好き。
薬屋探しに街にでた。気温が低くて、東京でいうと11月下旬の晴れた日の秋の朝みたいです。
そうした自分の体調も含めて、旅行を楽しみたい。薬屋に行くのも、かなり楽しいもの。イネスの本にも薬局で化粧品を買うのがいいって書いてあったででしょう。じろじろ見ちゃう。
ただし、ベルギービールも結局飲めてないし。今だ、薬局と近所のスーパー以外は出かけず、窓からグランプリュスを眺めて過ごす。
(最近はどこの公園も一年草の絨毯植えではなく、宿根草の自然風が多いですね。これは、パリのチュイルリー公園)
今回のブリュッセル、2泊の予定で来ています。そんなわけで、来てから、まだ良い写真が撮れていないので、以下、写真はすべてパリのもので....。パリは、莫大な量の写真を撮っています。
(マティス、花柄の壁紙が素敵ですが、こうしたおしゃれな感じと芸術が組み合わさっているのがいかにもフランス)
明日、月曜日の朝11:23発のタリスでパリへ戻る。所要時間は、1H22分。名古屋ー東京間みたいな感じでしょうか? 今回、列車やミュージアムパスは、事前に東京新宿の旅行代理店 HISで買っておいた。ネットでもできるはずですが、チケットの実物を持っていた方が、なにかと楽です。
(ルーブルで発見!妖精画、当然ですが、イギリスの画家、ヘンリー・シングルトンによる「フォレストハンティング」)
パリは、サンジェルマンデプレのホテルに7泊です。右岸よりも、左岸に好きな店が集中しているので、後半は左岸のインテリアショップや、日本にはないブティクを見たい。こんな↓店がたくさん!
でも、右岸フォーブルサントノーレにできたサルトルも見たい。実はまだほとんどブティックは見ていないので。
(ルーブルにて、アルチンボルド四季4作のうちの春)
オペラやコンサートのチケットは、すべてネットで。情報をプリントアウトして持って行く。3〜4ヶ月前くらい前に。でも、ひとつ、大失敗。7月26日のつもりで、オペラ座の演目、モーツァルトの「セビリアの理髪師」を3人分、買ったつもりが、買って後に気付いたのは、6月26日の席だった(!?)。
小さな字。JUN と JULY 疲れた頭で、老眼で、夜中に間違えたらしい(夫)、 チケット代の450ユーロは払い戻しできず。しばらく落ち込みました。なので、時刻や日付を間違えないように、なんどもなんども、チケットに目を通す。この2月にも、オペラの上演時間を間違って、前半を見られなかったので。年のせい。とは思いたくないけれど、気をつけないと。
前は、ホテルの予約を一ヶ月間違えてネット予約、ロンドンのリッツホテルと一悶着があったのでした。2月の予約を3月に間違え。2月某日にホテルに到着すると「予約はありません」と。でも、別のホテル(ブレイクス)から、リッツの支配人を紹介されていたので、その紹介状もあり、直に部屋を、おまけにアップグレードもしてもらい。楽しく過して一ヶ月後。ロンドンのリッツホテルから我が家に電話が。
(体調がイマイチなので、ミントティやマンタロばかり飲んでいる)
「ミセスヨシヤ。あなたは今日ご到着の予定ではありませんでしたか?」いいえ、私は一ヶ月前に行きましたが、予約はしていません。とかなんとか、ところがなんと!その後、一泊分の65000円がカード口座から落ちているではないか。抗議の手紙を猛然と書く。メールも入れる。最後は「我々の落ち度でした」とホテル側からも誤りの手紙。金額も戻って来て。それに3ヶ月を擁した。ああ、こんなことを長々書くのは何ですが、こういう間違いが、増えてきたのは、忙しさと年のせいかなと。思う。
個人旅行をされる方。若い方々は心配要りませんが、変に自分への自信を持っていると危険かな。と、自分に対して思うこの頃なのです。自信?過信?
なので、旅って、しんどいことも多いのですが、その上で、素晴らしい経験もできるというわけですよね。ただ楽しいだけではなくて、大変な経験の上に、感動が待っている。
(まったくもって、自分もそうなのか?と思うけれど、旅行者って、みなかっこわるいですよね)
自分でツアーを主催するようになって、「リスク少なく、存分に楽しめるように」最大の工夫。金額的には安くないのですが「オートクチュールのツアー」なら、全力で魅力的であるようにと努めています。だからこそ、おしゃれの余裕も生まれるのかなと。
今回は、レンタカーを借りるか借りないか。事前まで悩んでいました。でも、結局、国際免許を取りにいかなかった。やっぱり面倒だ。と。だからひたすら歩き回り。
ジヴェルニーは行かないのですか?と質問いただきました。ジヴェルニーへは、過去に2度ほど。セーヌ川周辺には良い庭がたくさんありますので、車で回りました。でも、ジヴェルニー「睡蓮の庭」は確かに素晴らしいのですが、これはコピー。だと思えて仕方なかったのです。自分が良いと思えない事を書くのは勇気がいるのですが。
要するに、モネが生きていた時のコピーをしているというか。今は、誰かが、優秀なガーデナーがこの感じを最表現するべく頑張っているんだなと。
1度目にひどくがっかりして。もう一度行って、やっぱり。もういいや。と、思った。
そして、団体のバスがどんどんやってくるので、ガーデン通路が団体さんが歩くためにコンクリート舗装になっているのも嫌でした。イギリスの通路はたいてい芝生かレンガですから。コンクリートは許せなかった。でも、一度も行った事のない方には、一度は!と、おすすめ。それに、今は直したかも。
有名な場所の悲哀。ってあると思うのです。防弾ガラスだぜぃ。ワイルドだろぅ?
ルーブルのマダム・ジョコンダ然り。クレラーミラーのゴッホの自画像然り。
(ナポレオン三世の空間、いやあ、ここまでしつこく装飾するには、どんな理由があるのか。凄いなあ。このくどさは、絶対に真似できないですね。)たしかに素晴らしいのですが、この、世界じゅうからフラッグを振って大型バスでやってくる人の波に揉まれ、絵画と一緒にピースサインしながらツーショットするひとたちをわき目に、自分的に作品に感動するのもなかなかしんどい。いや、やっぱり、ダヴィンチは凄い!この色彩を見よ!....ですが。だから一度か2度行けば、それでいいかなと。
誰もいない夜明けのモネの庭なら行ってみたいですが。ツーリストだらけの庭なら行かなくてもいい。それよりも、今生きている人の創造的な庭を見たい。庭は生きものですから。本物の花にはいつだって癒されますが、スタイルの真似には癒されないのでは、と.....。
ブリュッセルに来たのは、2009年にできたばかりのルネマグリット美術館が見たくて。前回来たときは建築中だった。それで明日、万全の体調で訪ねるべく今日はずっとお休みしていた。移動をすると疲れます。若い時はまったくそんなことはなかったのに、やはり、疲れたら休む。ということで、行動効率が落ちますね。中高年の海外旅行。私も意識を変えないと。頭のなかの旅のイメージは20代のままなのだから。
(アパートメンツの窓からの眺め、眺めはいいけれど、凄い人の声騒音)
なんと今日は、ベルギーの建国記念日。こんな日にブリュッセル入りを選んだのは大失敗。祝祭日、車は通行止め。宿泊に選んだのが、ブリュッセルを代表する場所。グランプリュスのアパートメンツだったからだ。タクシーがアパートまで行かない。「ごめんね」と、運転手はいい人でしたが。途中で下ろされ、16世紀から変わらない石畳を荷物をひいてガラガラ。そして!嗚呼!
ひとまず、荷物をアパートに置いて散歩。
(ちょっと悔しい、土曜の午後だというのに、すべて休業のアーケードを歩く)
まともなお店はすべて休み!(観光向けの悪趣味な土産屋は空いている)おいしいチョコレート屋さんも。ダンサールのファッション街もすべて。ウインドウショッピングは十分にできますが!
デルボーのハンドバッグ。きれいだなあ。
そして、グランプリュスは、夜中の3時になっても酔っぱらった若者の嬌声が響き渡る。200年前に建ったこのアパートメンツに遮音設備はない。見た目が美しいので我慢はできるけれども。ウトウトしていたけれども遂に起きてパソコンに向かうことに。「一緒に旅行をしているみたい」「自宅PCで旅のお供をいたします」って、素敵なコメントをそれはそれはたくさんいただきました。ありがとうございました。
これは我らが部屋の壁。どこに行ってもタンタンがいますね、ベルギーは。
そして、相変わらずの、ウインドウコンテナ。美しい!アイビーゼラニウムがこんなに繁茂するのは、日照時間と肥料と気温。(今日も15度くらいで快晴)
教訓:「旅の計画をするときは、訪問国の旗日をチェックして!」祭日は動きが制限されてしまうことを念頭にいれよう。
そして、宿は静かな地域を選ぼう。が教訓でした。だって今朝の4時すぎ、さっきパトカーが来て、ようやく静かになってきたけれど、今も、人の騒ぎ声で外がうるさい。
(ちなみに、この時計、止まっています)
こんな特別な日は、王宮前でくり広がる軍事パレードを見学という手もあったのかもしれないけれども。(空も、戦闘機の記念滑空が続きます)
それにしても、先月、アントワープに行った時も、月曜日はたくさんのお店が休み。そのときも空振り、ツアーの皆様にも、がっかりさせてしまいました。ごめんなさい。基本的にヨーロッパ。日曜日はすべての店がお休みなので、日、月の滞在となると美術館めぐり以外の過ごし方に工夫が必要です。
でも、よいことがひとつ。実は今日は部屋でたっぷりと休んでいました。キッチン付きのアパートメンツ。少し住んでいる人みたいに、カフェでぼうっとしたりと、のんびりと過ごしてみます。
とにかく、今回の最大の目的は、できたばかりのマグリット美術館見学。今日は、昼過ぎに行ってみようと思います。疲れていると、よいものを見ても、心に入ってきませんもの。先日、オランジェリーで、モネの睡蓮を見て以来、感性が満タンになってしまったので。少しエンプティに調整しまして。
(↑オランジェリーの入り口ね。ここに未練たっぷり)
素敵なコメントをたっくさん、ありがとうございました。
特に今回はパリに集中してしまい、ブリュッセルのガイドブックを忘れて来てしまい、記憶だけで歩いています。
(この店でランチを食べました。ヴィスク、最高)
3度目なので、土地勘はあるのだけれど。おすすめのチョコレート屋さん情報など、いただきまして。助かります。開いているかどうか不明ですが、行ってみます!だめでも写真を撮ってくる。
と、いうわけで、21日は移動で疲れたので、いい写真が撮れなかった。疲れていると、本当に、いいものを見ても、心にやってこないんですよね。感性のスポンジって、本当にその時次第。そのひと次第。
では!今日こそは素敵な写真を撮ってきますね。(あ、そうだ、時々、ネット上の問題から文章が途中で別の部分に飛んでしまい読みにくい文章になるときがあり、今日はそれが多くて、読みにくい点多く、工夫で直すのですが、直しきれないので、もうしわけありません。)