August 2012
August 31, 2012
夏休みも今日で終り。秋が待ち遠しいですね。今はまだ暑いけれども、待てば必ず、涼しい秋が....。
それを楽しみに、今から秋の計画を立てておきませんか?
9月23日の池袋コミュニティカレッジのサロンは、恐縮です。ただ今、キャンセル待ちの方がたくさんおられて、次は春の講座のお知らせとなってしまいます。フェアリーは細々と続けるつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。
パディコさんの人形型の再販もスタート! 結構たくさんの方が買ってくださったもよう。
こんどは、この粘土型を抜くだけの教室もした方が良いかどうか。これは作業の方法が難しいのと、私のやり方はパディコさんの方法とは若干違うので。ご希望者が増えたら、どこかで教室をします。ただ、こればかりは、勘と器用さと、忍耐と、人間造形のデッサン力も必要だと思いますので、そこからスタートしたいと思っています。一瞬、息を止める必要もあるので、体力もいるかもです。
来週、9月6日、箱根星の王子さまミュージアムにて公開ガーデンワークです。夏にできた庭のブランクを直します。朝晩は寒いそうです、箱根。一足早い秋を感じられるといいですね!?楽しみ!
10月11日(木)星の王子さまミュージアムにて開催の、バスツアー&ランチ&ガーデントークツアー。遂行決定で残席少々です。
10月20日(土)宮崎県みやざき公園協会主催で講演会があります。(詳細は数日中に)10月19日には宮崎へ行きますが、この時期超多忙なので1泊で東京へトンボ帰りが残念、日本中で三大行ってみたい神社、高千穂神社もあるのに残念です。宮崎は景観条例などもしっかりしていて、素敵だとの印象があり、もっとしりたい処です。
(初秋の寄せ植え)
10月27日(土)横浜イングリッシュガーデンにて。講演会。
タイトルは「英国に学ぶ庭の作り方 〜ガーデンライフの楽しみ方〜」です。ほかの方々の講座もあり、今注目です! 私の講座は「英国に学ぶ」を中心に、この初夏に行ったオランダやベルギー、パリの写真も混ぜて、最新のガーデニング事情もお話したいと思います。その後、横浜イングリッシュガーデンのお庭内もご一緒に散歩して、秋の一日を堪能したいとおもいます。
(モティスフォントアビィガーデンにて)
10月30日は、町田ひろこアカデミーの講座第一回目。9月開講!
11月3日(土)に名古屋、春日井ハウジングセンターにて、毎年恒例の講演会があります。詳細はもう少し後ほどに。
私もいよいよ秋から始まる仕事の、本格的な忙殺状態が始まり、来年の6月ごろまでの予定やプロジェクトがびっしりと入ってきてしまいました。これまでとは違う新しい仕事も始まり、ブログの更新が遅れがちも、にんじんジュースと野菜スープ、時々ステーキなどで元気超いっぱいですので、ご心配なく!
(戴きものの手作りシソジュース、すごく美味しかったです!ありがとうございました)
みなさまも、残暑バテには体によいものを食べて早寝早起き、後もう少しの残暑を乗り越えられますように!
August 28, 2012
残暑厳しく、園芸店の方々は特に厳しい時期を過ごしていらっしゃるのではないでしょうか?
とちぎわんぱく公園。ガーデンの施工予定日(9月24、25日)が、準備期間として1ヶ月を切ったので、園芸店、ガーデンセンターを見て回っています。でもまだ、厳しいですね。真夏の暑さも手伝って、世の中に出回る苗も、今はちょっと....。お彼岸をすぎないと。とは、よく耳にする言葉、実際どうなのでしょう。
(これは、数年前の10月に作った、ストラビランティスの寄せ植え)
で、こんなに暑くて、今の時期に苗を買って庭に植えるという、炎天下のガーデニングをする気のある豪気な方は?と、思ってガーデンセンターへいくと、案外、お客さんは苗を買っているし、そこそこ使えそうな苗もでていた。凄い。と、思いました。でも、お店は管理が大変だろう!
今年は丸の内ガーデニングショウも、日比谷のガーデンショウも9月下旬と、時期が早いので、みなさん、植物を集めるのが大変だと思います。本当に、みんながみんな、大変なのであります。
上図は、直径約3m強の「とちぎわんぱく公園」のイベントガーデンのプランです。
「まんまるにじ色ガーデン」と、いう名前は子供たちにも、花や庭を楽しんで欲しくてつけた名前です。花や葉の色の3原色を軸に、その中間色をグラデーションで繋げるというアイデアです。でも秋は、赤や黄色、オレンジは手に入りやすいのですが、青や紫色、寒色系を入手するのが難しいので、ストラビランティスを探そうと。で、あったあった大株が。今から、栄養のある液肥を与え、大きく育てるのが、今できること。ストラビ、水が大好きなのでその点、注意。
問題は、本当にこの時期、これだけの色が、揃うかどうかで、ハラハラしています。
しかも、ある程度、大きく育った株が欲しい。無理かも無理かもとは思う、そういう意味でも。
でも、このアイデアを思いついた時。もう、絶対にこれだと思って、その決意は、この猛暑の悪影響の心配など、吹き飛ばすような気分で決めました。気合いだ!気合いだ!気合いです!すると、このブログを読んでくださった方が、こんな苗があるよ。と、知らせてくれることもある。そんな下心もあります。
やはり、最初にテーマ、コンセプトが本当に大切です。そこに乗っかって、物事は大きく動いて行く。
(星の王子さまミュージアムのジニアみたいな立派な花、今回見つかるでしょうか!これはバラ園の肥料が効いている)
とにかくテーマありき。テーマにあった花を見つけるべく奔走開始。生き方もそう。テーマがあったほうがいい。
実は今、新しいプロジェクトの名前、タイトルを決めるのに、頭の中は一日中、コピーライター状態。それは、また決まったら、来春のことでしょうか。発表できるときを楽しみにしています。いいテーマ、いい名前をつけたい。
かと、思うと、6月から翻訳監修を初めたイギリスの本。今回初めてのことなのですが、これほどまでに、英国と園芸と日本の園芸には隔たりがあったかと。いまさらながら、顔面蒼白になります。たまに他の方が翻訳監修をした本をみて「えー?違いますよ」と思うことは少なからずあったものの、自分がその立場に立つと、険しい崖っぷちに立っていることを思い知らされる。土にしても、まったく違う。気候も違う。売っている苗も違う、そもそも名前も違う。どうやって、互いの共通点を見つけて正しい翻訳をするべきなのか。改めて、翻訳とは、大変難しい(恐ろしい)作業であると(私が翻訳しているのではなく、そのあくまでも監修なのですが)謙虚な気持ちを忘れずに、心を奮い立たせています。出版されたら、素晴らしい本になると思うので、これもまたその時にお知らせします。ぜひ買ってくださいね!(ちゃっかり)秋を待ちわびつつ、ほかにも新しいプロジェクトが雪崩のようにスタートしつつあります。この秋は、ちょっと、転機がやってくるかもしれません。
暑いので、夕方、近くの多摩川支流へ、水浴びのカブくん。グングン水に入り、犬かきで泳ぐ。5時をすぎると川風が涼しい。でも... 濡れた犬は、後が大変です(汗).。あの橋の左側にいつも行く園芸店「プランツライフさえき」さんあり。変わった宿根草などもあって便利です。私は、ダースでロット買いをする必要のないときは、すべて近所の園芸店を回ることで仕事が済むので、この、さえきさん、昭島園芸さん、グリーンギャラリーさん、ほかにも数件。本当に、とても助かっています。なので、園芸店が赤字で締めてしまうことのないように、私たちが盛り上げなくてはと思うのです。(焦)
August 26, 2012
仕事柄、この20年間で、何百という数の寄せ植えを作ってきました。
そんななか、もっとも私が興味を持ち、その道を究めたいと思うのが、ロングライフのコンテナ&寄せ植えです。
仕事で作る寄せ植えには、大きくわけて、「ショートライフ」スタイルと、「ロングライフ」二つの概念があります。
「ショートライフ」は、展示会用とか撮影用で、人の目を奪うような見事な美しさを1〜2週間でも保ってくれたら良いのですが、短い期間にたくさんの人の目を喜ばせる役目があります。ガーデンショウもそういう役目を担っています。
「ロングライフ」スタイルは、2〜3ヶ月以上は、うまくすれば半年は飾るに値する姿を保つ寄せ植え。自宅だけでなく、商業施設にも必要です。
私が箱根「星の王子さまミュージアム」で目指すのは、完全にロングライフの寄せ植えです。
(アジサイの額が茶色くならず、きれいに夏を超した寄せ植え、実は、作って2年目、冬は地味にしていましたが。ヒューケラ、アイビーも共に2年目です)
ここでお知らせです!
10月11日(木)埼玉、新宿発でクラブツーリズム主催により、箱根「星の王子さまミュージアム」のガーデントークツアー募集のお知らせ。10月は、晩春に植えたロングライフコンテナの最後の月。11月には冬支度にずばっと変更するのでその管理方法なども、ご説明して回ります。
(3年前に作ったセダムの寄せ植え。一年目は根鉢の空きがあったので一年草を寄せ植え)
3年経った今、めいっぱいに大きくなった、セダム スペクタビレ。ひと株が大きくなると、寄せ植えしなくても、見事なオーラ!存在感あり。しかし、晩秋には株分けしなくては)
(夏の植物は生長が旺盛なものが多い。大きなコンテナにのびのびと。週に一回の液肥が欠かせない)
(カラーリーフがあれば、花は、一種類で十分かな?ニューギニアインパチェンスは、箱根なら炎天下でも花が痛まないが、東京では日陰〜半日陰の栽培のみ)
(そろそろ、秋の寄せ植えの計画開始)
ロングライフの寄せ植え、たとえば、秋に植え付けるパンジーや球根の寄せ植えは、東京近郊なら、11月に植えて4月上旬までは観賞ができるので、正真正銘のロングライフといえるでしょう。
数ヶ月をかけて立派に育った寄せ植えは、徐々に大きく立派になって、見る人を元気づけるような素敵な寄せ植えに育ちます。
そんなロングライフの寄せ植えに、私は、もっとも興味がある。そういうものを作りたい。そのことを目指して、完璧ともいえる植物同士の相性を探って行くのも仕事。これには、終りがない。だってまた、次々に新しい品種が出てくるし。
(ミュージアムの北側のコンテナ.レックスベゴニアは超重宝!)
植物の品種は、多品種である必要はなく、2〜3品種類限定で良い。
でも、まあ、ついついいろいろ詰め込みたくなります。ついついね...。わかっちゃいますが。
夏なら、花もの(ニチニチソウやペチュニア類、インパチェンスなど)一種類に対し、葉もの(コリウス、イポメアなどのカラーリーフなど)を2種で、合計3種でいいのにね。
↑の寄せ植えは、晩夏にニコチアナが消えて、さらにコリウスが巨大化。実は背後にセキショウも入っている。アイビーも、ペチュニアに隠れた。しかしまあ、最初は、苗が小さくて寂しい眺め。ついつい脇役が増える。でも、そういう変化も見越しての作り方があってよいかと思う。
冬は、パンジーなどの長持ち花に球根もの+冬の葉もの(アイビー、ヒューケラなど)。
パセリとパンジーだけの2種、P&Pコンビは長持ち。ここに、球根を入れてもよかったかと、また増やす相談。
こういう定番寄せ植えは、目新しさはないけれども、肥料や培養土、管理のコツ次第で、立派な寄せ植えになっていく。やっぱり、手間と時間をかけて美しく育てるガーデニングが楽しい。
そのためにも、庭にいる時間が心地よい季節。ヤブ蚊のいない庭が恋しいものです。
猛暑の夏。暑いの苦手。今朝も、ヤブ蚊に随分食われ。嗚呼〜夏のガーデニングは苦手です。
庭仕事中。汗が目に入ると痛いですね。涙は大丈夫なのに、同じ自分の体液でも、成分が違うのね!何故だ。と、関係ないことを呟く朝。すると、ついつい
「手間のかからないガーデニング道を極めるには、どうするべきか」「断捨離か!」
バランスが大切。でも、引き算は常に、ガーデナーに課せられた使命と悟って。
増やす喜びあれば、減らす苦あり。
ああ、、、今頃、イギリスなら冷涼な朝を迎えているでしょうか。ちょっと、ため息がでます.....。たまに、7度の夏を過したハムステッドの自分の庭を思い出し。恋しくも切ない気持ちい襲われます。ひんやりとした空気の中で、緑に親しむ.....。
(1994年夏、ガーデナーのゴードンと、自宅庭にて)
私が連載をしている企業誌の ウエブサイト版 GARDENING FIELDってご存じですか? 実は、私も最近まで知らなかったのですが。写真がきれいで、見応えあり。いろいろな寄せ植えの春夏秋冬です。
August 24, 2012
絵画の世界のほかに、洋服の世界にも、時々「この組み合わせの色、大好き!」 見たとたん、鼻息の荒くなってしまう配色があります。今日はこの秋に、コーディネイトを楽しみにしているスカーフやストールをご紹介。
ひとつは、先日のパリ、サンジェルマンデプレの小さなブティックで見つけた、Sophie Digard (ソフィディガー)のスカーフ。さすが、パリが本拠地、ロンドンや東京で買うより安かったので、飛びついてしまった。日本でも、結構いろいろな種類が、売っていますね。価格がロンドンとほぼ同じだったのでびっくり。あ、今のユーロ安のせいですね。
Sophie Digard 。3年ほど前にロンドンのフォートナムメーソンの2階で見つけ、一つを買い。その後、3年間、酷使してきましたが、今でも現役。ここのスカーフは、すべてが複雑な、かぎ編みクロシェ。お花の大好きなフランス人女性のデザインで、この色、庭の世界に通じる、このテクスチャーが素晴しいです。
額縁に入れて飾っておいても、いいくらい楽しい色彩。ロンドンのV&Aショップのも素敵。写真で見て、ああ〜いいなあ。と憧れつつ眺める。
ドイツ、バウハウスの学長創始者、ワルター・グロピウスは、幼いとき、大人から「どんな色が好きか?」と、聞かれても「色は組み合わせ次第で好きだったり、嫌いだったりするから、好きな色などない」と、答えたところ、随分がっかりされたとか。学生時代に本でその話を読み、確かに色は、組み合わせ次第。と、つくづく思う。どんな色も、あるべき場所では、必要だし、濁った色もシックだったり、派手な色も綺麗に見えたりする。モネの睡蓮、この色の重なり(レイアー)がとにかく素晴しい。庭の花色もかくありたい。
色の組み合わせ、花の色も然り。とにかく、組み合わせ次第で夢の世界。この秋は水彩やパステルで色の研究も極めたい。
ブリュッセルのグランプラスにて。この間の旅行で、着ていた服。どこの服ですかー?って質問を戴いていましたが、こちらは Catherine Andre 。パリのパッサージュにあるニット・デザイナーです。
これも Catherine Andre なんともいえない、くすんだ虹色のグラデーションが素敵です。このなかの色のさまざまなバリエーションの服と色合わせができますが、印象が濃くなりそうなので、やはり、白い服に合わせる。
この大判ストールは、新しいお気に入り!日本の AS KNOW AS DE BASE の新作秋冬ものです!
立体的な刺繍とジャガード風の織物ニュアンスが素敵なコンビネーションで、バリエーションもたくさんあります。白やグレーの服に合わせて様々な変化を楽しめます。コートの季節になると、一層活躍。
どんな色の服にも合いそうな色合いです。寒色と暖色が微妙に混じった色合いは、色の過不足がなく、身につけて幸せ。飽きないし。自分自身がこれを身につけることで、派手すぎず、地味すぎず、彩りをまとうことができる。長靴ルックとの相性も良さそうです。
ああ、ストール。広げれば平面になり、絵画的な魅力が溢れる。立体で見につけてさらに表情豊か、早く涼しくなってほしいですね。秋よ来い、はーやく来い。と、思わず、ジョジョはいてみよちゃん。じゃなくて、ブーツ磨いて待ちたくなります。今月一杯は、高温注意報とか。でも、もう少しの辛抱ですね。残暑バテしないように頑張ろう。
August 23, 2012
(最新作「いばら姫」これを作ったのは、バーンジョーンズの絵を見る前だったので、今後はもっと真似て作ろうかと思う。赤毛で青緑のドレスね)
お問い合わせ多く、それでいてずっと廃盤だった、フェアリーの顔型&手型。パディコさんから、再販開始です!今回、ネットだけの販売だそうです。やったね!
*追伸:本日発売でしたが、即刻完売だったようです。すぐに、増産するとのこと。手作りなので、あっと言う間にたくさんは、できないそうで、少しのあいだお待ちくださいとのことでした。
多くのフェアリーファンの方々が、パディコさんに、お問い合わせを下さったおかげです。ありがとうございました。
私もそのおかげで、摩耗しやすい石膏型の予備を複数手に入れることができ、これで一生、続けていけるなあ。なんて安堵しています。
9月のクラスに参加される方は、その場でも即売の予定です(限定10点)が、一日でも早く作業をしたい方、教室のキャンセル待ちの方、要チェックです。ただし、この人形型自体も、一点一点手作りのため、あまり大量生産はなく、在庫が少なめなので、注文は、お早めに。
私が人形に使用している粘土は、ハーティ・ソフトですが、他の粘土でも作ってみると質感が違って楽しいですし、粘土によっては、庭に飾れる耐水性のフェアリーも作れます。
(これはシェークスピア「真夏の夜の夢」に出てくる妖精パック....のつもり)
人形作りの楽しさへ、ようこそ