December 2012
December 31, 2012
ここに陣取って今年を振り返ります。
さて、皆様にとって、今年はどんな年だったでしょうか?
あらゆる意味でますます難しい時代になってきているように感じます。夢を持つことさえ、難しいような。
でも、どんな状況でも、必ず突破口はあるし、夢は持てると思います。でもそれは漠然とした「タナボタ」みたいな夢じゃなくて、具体的な構想。と、言ったほうが正確かもしれません。
現状維持ではなく、新たな展開を見据える。ということです。状況打破は、そう簡単ではない、夢を実現するには、ちょっと厳しい。だからそれなりに、かなりハードな努力も必要。でも「一生懸命やる!」と、いう「気づき」さえあれば、なんとかなるんような気がしてます。
.で....今年、年の初めに、新たな夢を持ったのです。...夢じゃなくて、構想ですが。
庭の仕事と同時に、ファッションの仕事がしたいと。
大学生の時、プロのデザイナーになる前、最初のプロトタイプは、ニューヨークでした。70年代でしたのでね。当時存在したTWA航空のウイリアム・サーリネンの設計による JFケネディ空港が見たくて、一人ニューヨークへ。見た時は鳥肌でした。ゾゾゾゾーって。その後も、NYで建築とモダンアート行脚。ただ、当時はアートとデザインの違いも解らず、自分が目指すのは、その両方だとも思っていました。つついでにジャズが好きでアートブレイキーのライブも行きました。もうおじいさんでしたがカッコよかった。
(ニューヨークのタップウォーターは東京よりも美味しい!びっくりです。息子がミネラル味の強いエビアンなどの有料水が嫌いなので、もっぱらタップウォーター(水道水)に助けられてます)
さて、その時、ちょっと気付いたのです。本当は自分が目指したい方向は、実はヨーロッパかもしれないと。ニューヨークで気になるもののルーツが、どうもヨーロッパにある。
それ以来、50歳を過ぎるまで、視線はいつもロンドンかパリでした。
でも、新たに目指したファッション・ビジネス。
それには、アメリカが参考になる。という直感がありました。英国やフランスの、オートクチュールの伝統とは違う視野で服を作りたい。と。
そのことがあって、この冬、私はあえて、慣れて勝手のわかる大好きなヨーロッパではなく、もしかしたら苦手かもしれないニューヨークを選んだ。楽しいだけじゃない、新たな気づきの旅をしたかったから。
(ニューヨークの地下鉄、楽しい。ぎょっとするような方も乗っておられますが、あらら小人が柱をのこぎりで切ってますよー)
今年は、新たな仕事の元年でした。
大学時代、デザイナーとして生きて行くため、大学卒業後の1970年代の終わりからプロダクトデザインの仕事を始め、その後フリーランスに。無印良品のデザイン企画や資生堂のパッケージデザイン、ファッションブランドのTOKIO KUMAGAI のアートディレクション。広告ではないアートワークもスタート、舞台美術や衣装デザイン、同時にTVCFや雑誌、舞台、デパートのディスプレィワークを始め、その後、バブル崩壊の一歩手前に、渡英。
世の中が消費社会ではなくなったとき、人が求めるのは、モノではなく、心の安らぎや充足が優先されると思ったから。
それで、見つかった次の仕事がガーデニングでした。地に足のついた職業であり、花は永久に人々のアイドルである。福島の庭も楽しみにしてくださいね!
(時々、このコメント欄にも、どうやったら吉谷みたいなガーデナーになれるか質問を頂きますが、このような過程を生きてきたので、答えようがないのが実情です。すみません。私が信じているのは、自分らしく自力で探すほかないとしか、いいようがありません)
長らく私を支えてきた言葉があります。
「ガーデニングは、芸術表現である」
在英中、繰り返し英国人から聞いたこのフレーズ。その都度、ずっと暗唱していたけれども、この事を日本で通用させるには、難しいだろうと、内心思っていました。で、今もちょっと難しいですね。生き物でもあるし。
(どこも自分の作った庭は我が子のようです)
計画をしているときは、本当に夢中になります。もうスケッチのなかに完全に入り込む。
(このスケッチは、今回の渡米の1週間前に、描いていたものです。死に物狂いの仕事でした。来年のバラとガーデニングショウのスケッチを、今回、アメリカと英国の関係者のプルーフをもらうため、なんども、計画を練り直しました。普段なら2日もあれば描けるのに、5日ほどかけた)
(もう少しで完成....)その後、NHKのご担当プロデューサー経由で、プルーフをもらうため。イギリスとアメリカへ。
(写真はオードリーヘップバーンのガーデンめぐりのDVDです)
「ガーデニングは、ひとつの芸術表現である」
今も難しいと感じています。
「ガーデニングは、ひとつの芸術表現である」
料理だって、そうだと思います。特に、これは、日本やフランスでは、そうなりうる。実際に、大変にレベルが高いからです。
で、今年から強く思うことは
「ファッションもひとつの芸術表現である」
付け足すなら
「ファッションは、最大の自己表現」
すごくおしゃれな感じで歩いてる、知らない人を見て、拍手したいときがあります。
そこよー!
服の着こなしひとつで、その人が素敵に見えるということを、軽んじてはいけないと思う。
たとえ、親からもらった体型がイマイチでも。大丈夫。
流行は少し関係あって、あまり関係ない。古くさいのは困るけれども。その人らしく素敵だったらよい。「類は友を呼ぶ」素敵であろうと努力するほどに、素敵な友人関係も広がりその人の運命が開かれていくのじゃないか。
特に50歳を過ぎたら、自分の見た目に「大きく責任を持つべき」
「これからは、服だ!」この春先に私がサンローランのビデオを観て影響を受けた話。覚えていますか?本気でやりたいと思ったのは、あの辺りから始まっています。(知らなかった方はここをクリックしてね)
1992年に、「これからはガーデニングだ」と、ガーデニングの仕事を始めた時から数えると、丁度20年経った今、今後、リスクを負いながらも、命ギリギリで駆け回れるのも、65歳までの、あと10年と決めてきた。なので、今、最後のダッシュにかかろうと思っています。
私の最後の、そして「新しい仕事」、それが、ファッション・デザインの仕事です。(...ほかの仕事も、すべてこのまま続けて行くつもりです。ご心配なく)
さて、この8月以降、パリ、帰国後から、この服のデザインはその前までは、数年前からオファーをもらっていたイギリスのシャツメーカーとの共同プロジェクトを考えていました。が。なかなかスムースに進まなかったんのです。
そこで、新しい、素晴らしい出会いが大きく関係しました。日本のブランド、日本で製造する確かなクオリティは、1週間単位で、どんどんサンプルが出来上がって行きます。この数ヶ月は大変でしたが、それで、感動の連続でした。
あまりにも長くなるので微妙に割愛しますが。
(靴下、スカーフ、靴、バッグ、アクセサリー他も進んでいます)
最初は、シャツを中心に、スタートします。3月中旬。表参道、キャットストリートを渋谷方面に向かった神宮前6丁目に、路面店がオープンします。
ブランドとお店の名前は「 Shade Yoshiya Keiko 」です。ウエブサイトは来年早々開始予定です。これも私がもっと早く手を入れないと。
今年の8月から10着以上のシャツのデザインやテキスタイルデザインをしてきました。
今、ニューヨークにいるので、初めて描いた服のデザインスケッチが手許になくて残念ですが。
それを着るだけで、その人のスタイルがよく見えて、ヨーロッパやアメリカの最近の高級レストランが顧客に要求するところのドレスコード。スマートカジュアルを、一枚のシャツで、簡潔できること。
そこを目指しています。
今回の渡米の数日前、ずらりと揃ったマイ・デザイン(セレクトも若干あります)を見て、感無量でした。
ほんの3〜4ヶ月でここまで来たのですから。もちろん、アズノウアズ社の社長の貴重な意見、パターンナーのTちゃん、小物担当のI君、パソコンでテキスタイルのリピートをつける作業をフォローしてくれるNさん、パッケージデザインは、指定図を作ると、細かい立ち回りでTさん。版下作業にかかってくれるスタッフ大勢。などなど、たくさんの方々の協力なしにはあり得ない仕事でしたが、デザインの基本はすべて自分にあったので、これはもう、怒濤の、激しい数ヶ月を過ごして参りました。
(今日はよく晴れて、ハイライン、道が凍っていましたが、カッコいい場所でした。ピート・ウドルフさん。いいぞー)
.....いろいろ混ざって、散漫な内容でしたが、それほどに、多岐に渡った私の行動がこの内容を物語っているかもしれません。生きてる間に、いろいろやりたい。それが生きる原動力。
ぜひとも!みなさま。来年3月の神宮前のショップオープンをお楽しみに!
詳しいNEWブランドのフォローは今後も続けます。今は短い時間に、まずは、最初のお知らせと
少し早いけれども、A HAPPY NEW YEAR !!!! (年越しそばならぬ、年越しカップケーキとシャンパンを用意しました)
ニューヨークは日本よりも、14時間遅れて、2013年がやってきます。そのご報告はまた新年に!
December 29, 2012
今朝は午前中一番で、MOMAへ。
またもや凄い人です。凄すぎます。これはちょっと辛いかも。朝のラッシュの新宿駅。バラとガーデニングショウの初日の午前中。全品半額のバーゲンセールだ。
なのに、皆が20ドル以上もする入場券を買う列に並んでいる。コートを預けるクロークにも何百という人の列!昔はこんなんじゃなかったけれども。今は有名すぎるMOMA 。だけども.....。
どうしても見たい。 Christian Marclay の The Clock へ。
そして、それは本当に素晴らしかった。でも、ごめんなさい。撮影禁止で、写真はありません。また見たい。いつかビデオが出るだろうか。
その入り口には、覚悟の上で、30分ほど並んだ。映画館のような仕立て。やっと中へ入ると、また満員御礼。椅子席以外も立ち見で満員。真っ暗で立錐の余地なし。しかし、どうにかして、運良く用意された椅子に座る。さあ!面白い、見始めたら、やめられない。ありとあらゆる、過去から現代、世界じゅうの映画が細かく繋がれ、映画中の時計が映し出され、今の時間とオンタイムに進む。(ちょっと説明は難しい)山手線に乗る本木雅弘さんが映し出される、ダニエル・クレイグも出る。同じレベルでカッコいい。イングリッドバーグマンも原節子も。できれば再度。トライアゲイン
(この行列に並びました。しかし、その間、ここに映っているShadow Monsters Philip Worthington)のおかげで、凄く楽しくて、親子で不機嫌にならずに、30分もあっと言う間)
大晦日は、この全編版。24時間映写があるそうだ。今は美術館オープン時のみを映写している。息子も一緒に楽しんだ。飽きるっていうかと思ったら。一緒にのめり込んだ。あっと言う間に2時間が過ぎる。夜まで見ていたかったが、今日の予定がこなせない。
また別の時間を見たい。でも、日本に住んでいると、仕事に埋もれ、エキシビションもなかなか見に行けないので、海外にでるとどん欲になってしまう。
(今、ウン億円と名高いロスコ、それでも今は絶対に買えないと昨日、杉本さんにそれを聞いて、そうかー。と。絵の価格。なんなんでしょう)
混み混みの会場を一巡して、ジャクソン・ポロック、ウォーホール etc 定番を鑑賞した後、タクシーを探しで、グランドセントラルステーションへ。観光旅行です。「あ!しまった逆の方向で捕まえちゃった!」NYはほとんどが一方通行。
(へんなおじさんをタクシーから発見。でもまく撮れなかった)
方向音痴にはキツいです。はい間違えてぐるりと大回りで。そうです。オイスターバーへ。しかし、まあ、道が混んでちっとも前に進まない幹線道路。
見事なグランドセントラルスターション。よく映画に出てきますよね。
さあさあ、早速オイスターバー!
(まずは、クラムチャウダーね。あのー。飲み物が欲しいです)
すぐに席に通されるも、その後、妙に待たされ、ちょっといらだつ名所レストラン。 私の席の担当のおばちゃん「必死でやってるのよ、わかるでしょー!」「わかるよー!」ニューヨークの人って、よく、他人に対して、友達みたいに話しかけてきますね。袖振り合うも多少の縁といいますが、随分、いろんな人とお喋りすることとなる。でも、こんなにキタナイ感じの学食みたいなところでも牡蠣とスープとフィッシュ&チップスのなんだかんだで、100ドル以上するのも、よく解りません。
待たされたけれども。オイスター!美味しかったー。私は「グランドセントラルメドレー」という最低限のバラエティの混ざった一皿を。有名なクラムチャウダーは、うーん。普通だったです。
またそれから、夕暮れまでに大急ぎで 今日の予定は、エンパイアステートメントビルへ。日が暮れるまでに上りたい!また渋滞。タクシーは大回り!またか!「遠回りしてるって、思っているかもしれないけれども、違うよ!混んでいるからこっちに回るんだ!」
ドアの外でまた20分ほど、並んだ。エントランスに入ってまた15分ほど並ぶ。以前ここに来たのは
35年前。 大学生の時。たったひとりのニューヨーク旅行の時だった。特に並ばずに入った覚えがある。
で、時は4時半。日暮れかかっている。係の人に、ここからまた、展望台まで、どれくらいかかるのか。
90分。「え!?」1時間と30分。だめだこれは。オペラが始まっちゃう。
エントランスの写真だけを撮ってホテルに向かうべく、列から離れる。
なんと、外にできた行列が、今まさに、2ブロック先まで伸びているではないか!!!!これじゃあ。3時間待ちは固い。
さて、メトロポリタンオペラのアイーダは素晴らしかったです。見事な舞台。派手さにおいては、メトですね。
確実な歌唱力と演奏。でも、やっぱり、オペラを観るなら、やっぱりウィーン国立歌劇場に限るようにも思います。期待通りの世界を観たければ。
また、前から2番目にしました。でも、一番前に巨大なおじさんがいてみにくかったです。
始まる前にオーケストラピットを覗くのは好きです。
世界で、日本の次に味気ないなあと思ったオペラハウスの天井。
こういうコーナーもアメリカっぽくていい。しかし!あまりにも皆様がラフだったのでがっくし。
タキシードとフルレングスはほんのわずか。
多分もう一生、メトは行かなくていい。今年の2月、もう、一生、コベントガーデンでオペラは観ない(バレエは観る)と決めたばかりでしたが(あくまでの個人的な感想ですので、お許しください)14歳のつれあいは、3幕目、4幕目、爆睡でした。ちょっと可哀想だったけれども、お母さんは、2枚で540ドルもするチケットを買ったので、もう少し感動して欲しかったのね。終了は午後11:20。帰りはタクシーがまったく捕まらず、リンカーンセンターから歩いて帰りました。約17分ほどの散歩。女性や子連れもたくさん歩いていたので、クリスマスの電飾を眺めながらのんびり帰宅。
明日はテンダーボタン!
今、ふと、気付いたのですが、訪問者数のところ、1919999 となっていました。どういう数字かは、よくわからないのですが、いつも観てくださりありがとうございます。もうすぐ、年越しですね!
すみません。明日はブログを休憩します。ついつい夜中まで書いてしまうので。明日は早く寝よう!
心のこもった嬉しいコメント、ありがとうございます!素敵なコメントいただくと、疲れていてもやる気がでます。
December 28, 2012
(プラザホテル地下のデリにはだいぶ助けられました。美味しいし、手軽。近いというコンビニ度で)
でも、実際私はニューヨークのホテル事情に詳しいという訳でもなかったし、案外、その地元に住んでいる友人も地元のホテル事情に詳しくないし。今回の17泊18日の旅行のなかでは、悩みに悩んで、2カ所のエリアのホテルを選んだ。前半は、なんとなく解っているアッパーウエスト、The Plaza と、そのすぐ脇向かいにある AKAセントラルパーク。いまは、その AKA に移って落ち着いた。このあと後半31日から6日までの6泊は SOHOへ
今回はプラザからAKA。どうやって引っ越しをするか、移動先は斜め目の前なので、歩いて1〜2分か?タクシーに乗るには近すぎるし、ベルボーイに向かいのホテルに運ばせるのも、なんだかなあと。でも、勿論私は荷物は持たないわよ。ホラ、同行しているヤングボーイは180センチ近い大男なので。
で、結局運んでもらった。「マダム、私どもでお手伝いします」そりゃそうですよね。なんでもチップを払えば済むのであるから、取り越し苦労しなくてもいいのにね。
AKAに落ち着く。で、眺めの良い部屋がこれまたベラボウに高かったので、今いる部屋は、向かいのオフィスビルが眺めのすべてのスイート。高層ビルの林立するマンハッタンでは致し方なしか。それは、解っていたので、次のSOHOでは、眺めの良い部屋のあるホテルを選んだ。
それよりも自炊環境である。たいしたものは作らないけれども、外食の連続は疲れるしカロリーオーバーになるので。ホールフードのようなお店がある街では、キッチン付きの宿に限るのでは?と。
(食器洗い機、専用の洗剤やキッチン用具は一式揃い。でも、食器を洗わずにキッチンシンクに置いておくと、帰宅後には、全部洗ってしまっておいてくれる)
写真を撮ったのが夜で、暗いのがたまにキズなんですが、ここ数日、天気がよくないので、ちょっとグルーミィです。写真が地味だと、見ていても面白くないでしょう。
ロビーやラウンジはモダンでおしゃれです。
ニューヨーク、さまざまなホテルスタイルを見学するのも、楽し!
こちらは、メリディアン。ここの地下にこのエリアでは有名なハンバーガー屋があるそうなのですが、まだ行けていません。
こんど、セントレギスにお茶を飲みに行きたいと思っています。
実は昨日、ウッド ベリーコモンのアウトレットに行きました。結構凄い雪で。
ニューヨークから高速を使って1時間ほど。あの、御殿場のアウトレットによく似ています。
あのジェームスペース!表参道のお店で一枚14,000円もするTシャツが50ドルだったのと、日本ではSとMしかないところ、私にはサイズ天国でしたので、頭に血が上りました。 さらにアメリカに来たら TOM FORD のスーツが欲しかったので、鼻息も荒く5着も試着したのに、息子に似合わないといわれ、断念。サイズもたっぷりあって、半額なのに。案外正しいファッションジャッジをしてくれるので、助かる。でも、欲しかった。替わりにディオールでジャケットのみを。
本当にTOM FORD はモデル体型にしか似合わない服を作る。昔グッチのデザイナーだったころは、もっと、おばさん体型にも似合う服を作っていたのに。おばさん体型を素敵に見せてくれる服って必ず、あります。私はそこを追求する!
最近、コメント欄にも「痩せましたね!」って、ありがたいコメントを頂くのですが、体型変わらず。痩せて見える服を着るとそう言われます。やはり白より黒は痩せて見えますね。
旅が始まって1週間、やっと時差ボケなく、一晩ノンストップで眠れました。さて!今夜は、メトロポリタンオペラで、アイーダ!
December 27, 2012
グッゲンハイム美術館では、ただ今、ピカソのブラック&ホワイト展。いやもうあ”ーやめて!と叫びたいほどにご機嫌な作品が並ぶ。 さて、今日も午前中は時差ボケ。始動は昼前から。今日はミゾレー雪の悪天候。
それにしても、どの美術館も、混み過ぎです。人が多くて、そのノイズで、自分の密やかな「鑑賞の壷」に 作品が入って来にくい!でも素晴らしいキュレーションです。憎いほどに。
あー!しかし、ここは、35年ぶりの訪問。この変わらなさが凄い。壮絶だと感じました。
何を見せられても、パブロ先生の作品は、憧れを超して憎いほどの最後美。
それをまた、さらに「美しく見せる」美術館のキュレーションにも拍手です。
海の漂流物のアーティスト。ガブリエル・オロスコ。心がざわざわする怖い美しさ。ここでは撮影承諾。ピカソのゾーンは禁止でした。残念ながら。
こちらも、ガブリエル・オロスコ。インスタレーションアートの細かい息づかいが伝わる作品です。
フランクロイド・ライト。建築の最大アイコンの一人であります。20歳の私は、ここで、建築家になる夢を見ていましたが。デザインと芸術の模索を、この時点から数えたとしても、35年以上もしてきたのだなあと、感無量。グッドデザインって、何百年経っても変わらないもののことを言う。
グッゲンハイム美術館から2ブロック降りて、ウィーンの香り漂うカフェ・サバスキーでランチ。
まるでウィーンにいるような雰囲気。
お決まりのウインナーコーヒー(アインシュペンナー)とアプフェルシュトーデルで締め。ここからマディソンアベニューを下ると凄い雪が振ってきました。今日はさすがにかなり寒いです。
ニューヨークを訪ねたら、絶対に行きたかったのが、ジョナサン・アドラーです。
この特徴的なセラミックで有名な。日本ではバーニーズで目にすることができます。やはり、本場では買える価格。数点おみやげを買いました。あの方が、喜んでくれるかな?
December 26, 2012
海外のクリスマスシーズン、日本とは勝手の違う休業体制があります。
(↑ The Plaza の窓の飾り、すべての一階の窓についています)
25日は殆どの店が休業。それを知っておかないと、空腹を抱えて街を歩くことになるのでは? と若干心配でした。
(やっぱりThe Plaza 、ランドマーク的なホテルです。一度は泊まってみたいと思うの、解りますよね?)
普通の店が休みならば、ホテルで食事したり中華料理店を探せばよいのですが、特別な日なので、なにかしら備えが要ると思っていたんですが、さすが、ニューヨーク、24時間営業のスーパーもやっているし、あまり心配は要らない印象です。
(まー!素敵。まだ中には入っていません)
でも、これがヨーロッパなら、要覚悟。でも、ニューヨークは大丈夫でした。
たくさんの方々から参考になる助言や同感のコメント頂き、ありがとうございます。
旅の実況中継をしていると、時々、コメント欄に自分の知らなかった情報をいただくことがあります。
ベトナム料理はお好きですか?もしお好きでしたらMid townにあるLe Colonialというレストランがお薦めです。最初に行った時現地駐在員の方に連れて行ってもらったのですが、とても素敵なレストランで気に入り、次に行った時も予約して伺いました。優しいベトナム料理、2階のバーも良かったですよ!ああ〜私もNYに行きたくなってきました。(Dさん)
好きです!行ってみたいです。毎日、アメリカンなものを食べるのはしんどいので、アジアなもの、チャイナか、ベトナム料理、メキシコ料理などなど、どこがいいかなと思っていました。
(25日の今日は、jado sushi お休みでした。またあの太巻きが食べたい。で、明日は、また別の友人のチェルシーにあるスタジオで jado sushi の出前ディナーですって!ゴキゲン!お邪魔しまーす)
1泊800ドル以上出す覚悟なら、5番街のセントレジスに泊まりたいです。
5番街と53rdストリートの角のSt.Thomas Church のBOYs Choir 、物凄く素敵です。ウィーン少年合唱団みたいに、全米から集まった少年たちが寄宿学校に通いながらクワイヤやっていて、CDもたくさん出てます。この時期なら日曜日の礼拝以外にEvenSongもやっているはずなので、機会があれば立ち寄ってください。コンサートであなければ基本的には献金だけでいつでも参加できます。
hさん、ありがとうございました。
セントレジス、本当に素敵なホテルですね!今回、何十カ所というニューヨークのホテルを調べたんですが、結局プラザと、あと二つに宿泊。ほかにも、ザ・マークス、メーサー、ウォルドルフ、バワリィ、トランプタワーほか、一旦予約してみてはヤメ。BOOKING COM を酷使しながら、ずっとなんども、迷っていました。
さて、24日の夕方。丁度これから、St.Thomas Church のボーイズコラールのコンサート開始。という時にチャーチの前にいたのです。1時間のコンサートだそうです。あいにく、途中退席はできないので、約束があったので行けませんでしたが、教会の方々がすごく感じよくて、別の日のスケジュールも教えてくださいました。行ってみたいです。
(これは関係ないのですが、ダコタハウス、プラザホテルと同じ設計者なのだそうです。そういえば、同じような作りです)
ホテルを決めるときの決めては、1、まず立地。ホテルをでてすぐに見たい店や美術館などがあること。2、ホテルのインテリア・デザイン。嫌いなデザインだったら絶対に駄目。3、閉所が苦手なので、広さや窓の開放感は大事。4、サービスの評判。無料WIFI があるとかないとか....。
価格などで妥協して決めたホテルは、結局、なんとなく旅の最後まで、「?」がつきまとう。二度と戻らない時間なので、結局無理をしてでも...。と、なってしまいます。
今回、泊まった Pホテルは、まあ、価格との折り合いが「??」だけれども、抜群に寝心地のいいベッド。フロントの人々は感じよく、フレンドリーで、ベルボーイに至っては最高に感じよく、目があうとチャーミングな対応をしてくれて、嬉しい気分でした。やはり、憧れていたので。
(今回も古い服を持参。10年前に買ったドナキャラン。なんと、まったく同じ服の方とNBCで遭遇。お互い居心地悪かったー。おしゃれしてホテルのロビーをうろうろすると、楽しいです。ホテルマンの対応も、こちらのアティチュードに比例するので、自分がグッドオーラを出すようにあえて意識しています)
それから、同じホテルに宿泊している人たちのファッションチェックが楽しかった。エルメスのバーキンやケリーバッグの頻度が高く、その着こなしもなかなか。写真が撮れなくて残念です。ベイジュのミンクの毛皮にベイジュのバーキン、足許はスニーカーでレギパン、それがかっこい!じろじろ見ちゃいました。セレブの集まりそうなレストランやホテルは、カメラ禁止が多いので、要注意です。
(電飾とクリスマスリースがゴテゴテの消防車がサイレンを馴らして街を疾走するのをよく見かけます)
(こちらは、このキャンドルの飾りが床屋さんみたいにくるくる回ってます。非常時に悪いのですが、笑ってしまいそうです)
それにしても旅先で、ホテル暮らしの外人が困るのが、12月24、25日、26日の過ごし方。西洋では、クリスマスは自宅で過ごす日。ロンドンでは、店の休業はおろか、地下鉄やバスが止まってしまうし、ドイツにいたっては街全体が休業中ってかんじ。どうにか中華料理店を探して空腹を満たすが、美味しくなかったりして。ヴェネチアでクリスマスを過ごしたときは、ホテルのレストランでどうにか餓えを凌いだ。教会のミサを覗くも、本場ヨーロッパでは、ちょっと居心地悪く。
(比較的、地味な飾りの救急車。日本でも昔は車に正月飾りをしてました)
ところが、ニューヨークはさすがに国際都市ですね。今では心のよりどころとなってしまったB GOODMAN デパートは、25日だけが休みで、23日の日曜も24日もオープン、25日だけが休みで26日も、1月1日も、開けますとのこと。ホントですか!!?嬉しい!私はこのデパートさえあれば買い物は万全な気がしてきています。(まだ解んないけれど)
(凄い!折り鶴。上に行くほど、小さいです。きれい!)
多くのレストランがお店を開けているので、予約さえできれば、どうにか。それどころか、前述のベトナム系やチャイナ系もひしめくマンハッタンはレストランにも事欠かない。
東京に感覚が近い感じがするのですが、土日や祭日を挟むと、どうしてもお店の営業時間に限界もあるので、今回は激しい時差ボケや東京から(原稿書きの)仕事を持ち込んでいることもあり 、もう、5泊6日も過ごしたのに、たいしたことができていない気もします。博物館一カ所とバレエと予約のレストランとか?ああ。ちょっとため息。
ニューヨークを楽しんでおられるご様子!!嬉しく思います。時差が辛い時にはホールフーズの薬品コーナーにあるハーブで出来たDEEP SLEEPというぐっすり眠れるお薬に私は頼っています。そういう私は扁桃腺腫れて熱っぽくダウン中です(涙)もっともっと楽しんで下さいね!!
Pさん、ありがとうございました。早速買ってみます。今回の時差ボケはしぶとくて日本製の睡眠導入剤がまったく効かないので。
喉が痛くてでダウンの時は、洗面器に熱湯を入れ、頭からバスタオルをかぶって湯気を吸う、蒸気吸引。たっぷりと湿気を吸って休むと乾燥の強い今の時期に効果があると思いました。お肌にもいいみたいですよ。また、そこに、カモミールなどのティーパックやドライラベンダーを入れても。
すごい人だかりでした。
今日、25日は休みでした。
(あまりにもタクシーばかり乗らないで)
まだまだこれから、セントラルパークで貸し自転車で走りまくる(息子にくっついて)とか、観光名所的なところも行っていないので、全部で18日間のこの旅行、どこまでやりたかったことができるか。
ちょっとドキドキするのは生来の貧乏性のせいです。時差ボケも酷くて毎晩こちらの2時、3時に起きているので、朝が起きられないし。ホールフーズは何でもおいしいものが売っていて先日も興奮でしたが、明日もまた行ってDEEP SLEEP というのを買ってこようと思います。