December 2012
December 06, 2012
冬が近づいて、園芸店には、さまざまなパンジーやプリムラの新種がでていますね。種類があるほど、探すのが楽しみです。このところ、来年発売予定の園芸ガイドの記事をまとめていたので、園芸ガイド編集長やライターのMさんと長いミーティング。昨日は寄せ植えに気持ちが集中していました。
もちろんほかにも、数日前のたまがわのリース作り準備、新たなデザインワーク、来年のバラとガーデニングショウのパース制作、福島の庭のパース制作、まだ完成しないけれども、ほかにも数種類、雑誌の原稿、契約のいろいろ処理ほか、やまほどの仕事を抱えつつ、昨日初めてアメリカのビザ、ESTAをウェブで入手、なんてわかりにくく面倒なのか!と私は思いましたが、やったことのある方はどう思いましたか?特に家族の分までまとめて申告するのがうまくいかず、3時間ほどかかってしまった。参った!実は風邪もひいていて頭脳不明晰。ブログに向かえませんでした。リース教室の時はまだ熱があったので、本領発揮ができたかどうか心配でしたが。気合いだけ入れて頑張りました。
さて、寄せ植え。夏と冬では、その「やり方」が違いますね。夏は、ペチュニアやコリウスに代表される「生育旺盛な植物」が主役、なるべくゆったりと品種少なめに寄せ植え、あるいは単植したほうが、生育条件上、好ましいと思います。どんどん大きくなる傾向があるので、ゆったりの根張りスペースが欲しいし、そのほうが長く美しく楽しめるからです。
でも、冬の植物は、冬の間、それほど旺盛に根を張ることがないし、水やりの手間を考えても、また、風通しの必要もないので(むしろ北風避けが欲しいくらいですから)好きな品種をみっちりと寄せ植えして楽しむことが出来ます。(⬇ 園芸ガイドの特集ページのために作った冬の花の寄せ植え)
それにしても、パンジーの顔って、とても個性的ですよね。
最近は、イタリアのファーメン社のムーランや横浜パンジーほか、フリル入りのパンジーなどは、個体差があって、そのなかから好きな顔色を選ぶのが楽しみです。もちろん、その後そうしたパンジーは育つにつれて変化することもあるので、春が来た時、思ったのと違う結果がでることもあり、でも、それも楽しみだと思ったらよいかと思います。
寒冷地のガーデナーはすでに庭が雪に覆われてしまったかもしれないのですが、関東以西のガーデナーはむしろこれからの方が、いろいろな寄せ植えが楽しめる時期です。庭にはヤブ蚊もいないし、安心して花を楽しめますしね。本来は、寄せ植えを作るには11月ころのまだ温度のあるうちが良いのですが、年末に向けて市場には、いろいろな植物が出回ります。芽出しの素敵なアネモネとかね。素敵な花と少しでも過ごせる暮らし。だけは、キープしたいと思っています。
明日は、箱根、星の王子さまミュージアムにて今年最後の公開ワーク。中央道でのトンネル崩落事故はショックでしたがその、いつも通り、中央道を走って富士山経由で箱根に行きます。チェーンを車に積むのを忘れないようにと!今、ミュージアムはクリスマス飾りがロマンティックです!
December 03, 2012

毎回セミナーの開催で心がけているのですが、「作り方講座」のセミナーでは、何かモノを作るだけでなく、その心に触れていただくこと。生きて行く毎日のために、なにかしら新たな発見をしていただけるように。今回も実技のセミナーのほかに、スライドセミナーを行いますが、その内容は「絵になる美しさを作るコツ」をテーマに今年6月に訪ねたオランダやフロリアードのお話など、新しい情報も交えつつお話したいと思います。

池袋コミカレで来年2月10日に開催される、フェイシャルリフトのダブルコーム教室も準備が着々と進行中です。こちらも髪留めの作り方や付け方を知るだけではなく、さまざまな発見に満ちた内容にしたいと思っております。特にこの冬に訪ねるニューヨークの最新おしゃれ報告や新しいプロジェクトのご紹介も含めて、新たな提案やビジョンをご披露したいと思います。

来年7月に予定している「イングリッシュガーデンツアー」は、7月9日出発に決まりました。チャールズ皇太子の庭の訪問とコッツウォルズの個人庭。マナーハウスでおしゃれをしてお食事など。ハンプトンコートショウもやはり見たいと、内容は相変わらず欲張りですが、7日間(正味5日間)では短い。せっかくのイギリス、もう少し長く滞在したいと考える方には、現地集合や、現地解散で延長滞在もご相談に応じます。近日中にまた詳しいお知らせを....。
香川県高松では、お集りいただいた300名以上の皆さま。四国新聞社、GARDENSの皆様。ありがとうございました。
懐かしい香川県善通寺市の方々にもおいでいただき、嬉しかったです。
写真は、会場の控え室から見えていた景色。瀬戸内海。大好きです。
それにしても自分が3人は欲しいほどの日々。香川県では10年近く前にデザインをした善通寺の庭にも寄りたかったし、見たい所行きたい場所が多く、心残りでした。
写真は、10年前に作った時の、善通寺メドウ公園と名付けた自動公園です。日々変化する庭。今は全然変わっていて当然ですが、やはりいつも気になります。
翌日の日曜も予定が詰まっていたため、高松の会場には四時間ほど滞在し、トンボ帰りとなってしまいました。香川県には、泊まってみたいホテルや見たいナーサリーもあったのに、残念でした。
今回は、GARDENS の宮本さんにお世話になり、高松空港と市内の送迎もしていただきました。
その素敵なスタジオにも、一瞬寄らせていただきました。丁度、今月号のBISESに特集があります。
庭のデザインの仕事。
そこに付随するグラフィクデザインやプロダクトデザイン、そこに繋がるインテリアデザインも含め、デザイナーご本人がどんな服の着こなしをするかまで。そのすべてが、働く上でという以上に、生きて行く上でもとても大切なことだと思うのです。
何かひとつが良ければ良いというのではなく、多彩な角度から美しいものをピックアップしていくということが本当に大切で、努力のしがいのあることだと思います。
そこで「センスを磨く」というのが実は、凄く大切。
学校の勉強も大事だけれども、センス磨きの訓練は怠らない。と、自分にも子どもにも心がけていることです。(センスとは、感覚のすべてを指しますので、あまりにも広範囲で、そのすべての訓練にはなかなかいきつきませんが)
10周年を記念して今年自費出版された本。素敵ですね!編集作業も生きる上で大切なことだと思います。
重要なのが、取捨選択の世界。
さて、インテリアをテーマとしたイベントの会場では、「イギリスの庭とインテリアと」という題で、産業革命以降のイギリスの自然保護運動や、アーツ&クラフト運動に繋がるイギリスのインテリアデザインと、これまた連続して繋がるガーデンのあり方。花柄のカーテンの本来のあるべき姿など。庭のデザインの方法論などは、今回のテーマに入れなかったので、またの機会に!
帰りの飛行機から、瀬戸内海の海がとても美しく見えていました。