February 2013
February 28, 2013
久しぶりに、書いた「生き方編」素敵な反応をたくさんの方々から頂きました。ありがとうございました。そして、先日ご紹介したRさんに共感される方が、実にたくさんおられたことです。
私もいろいろ悩んでますが、自分のダメさにうんざりするってことは多いです。でも、それもひっくるめての自分なので、明日こそは、リカバーできるか、少しはマシな自分でいられるか。精進するしかないですね。
(ブロートングランジ)
こんにちは。固執していると柔軟さを失う気がしていました。作風がワンパターン。とか、古いとか。厳しいことを言う人も少なくありません。ご紹介されたRさんと私は似てます。年齢も経緯も壁の存在も。個性と魅力のある寄せ植え・お庭を作ることが私の信念です。でも周囲の才能ある方々の作品を目の当たりにすると気持ちがぐらついてネガティブになってしまいます。自分を信じきれないのです。第一線でご活躍されている吉谷さんにはそういったことがありますか?
Cさんのコメント、ありがとうございました。自信を持つことは、本当に大切ですよね。切磋琢磨するしかない。
でも、たとえ、自分以外の人が認めなくても、 まずは自分が「良い」と思うことについて、それを本気で信じることが大切...。
(星の王子さまミュージアム)
ところで、私はむしろ、自分がすばらしいと思っていることを、周囲が認めないという逆風のなかを、長らく生きてきました。なので、この20年ほどは、自分の作品に対し、ネガティブになったことがないのです。おめでたいといえば、それまでですが。
たとえば、小学校の時から、図工や美術の成績で、クラスの中では、自分の作品が一番だと思うのに、ほかの子のほうが良い成績をとっていることなどしょっちゅう。でも、「この先生のセンスが悪いからダメなんだ」と、思っていました。今でも、そうだったと思ってる。だいたい、その先生の服の趣味が問題外だったので、最初からダメだろうと思っていたり。その点、イヤな子どもでしたが学校の成績には傾向と対策がありますね。でも、世の中の仕組みもほとんどは傾向と対策ですよね。
そして、実は、評価されない作品って、私の作品にしても、その程度のものだったんだと思います。
(ブロートングランジ)
まあ、なんであれ、あまり、傾向と対策なんて、本当はいいたくない。
何よりも「魂を込める」というのか、持てるエネルギーを「全部出し切る」というか。小手先ではなく、何事も、必死で、ものすっごく一生懸命やったのなら、ネガティブになってるヒマなどないはずなのです。
戦いとか、コンテストとかも、勝っても負けても、自分の力のかぎりを尽くした。と、思えるなら、それで100%良いのです。
要は、力の限りを出し切るだけの、自分の力の出し方ができるかどうか。どれほどの、本気の想いを込められるか。ほかの誰かと自分を、比較なんてしないで。自分は自分だけ。
頑張れって、いわれたくないかもしれないけれども、頑張れ!
February 27, 2013
でも「こうあるべき」。というようなプリンシパルのようなものは、デザイナーの側になくてはならない。しかも、それを顧客に対して、どのように説得できるか。
これはもう、その人(デザイナー)の人格、キャラクター次第ですよね。
と、いうことは、どんなデザイナーも、自分を形成することが、もっとも大切なことだと思うのです。
ヨーロッパのガーデン・デザイン事情は、ただ今、モダン路線をひた走り中です。最近は、なんだか、どれも似ているように感じるのですが。このことは、1997年にクリストファー・ブラッドレイホールさんが、チェルシーショウでグランプリを取ったあたりから顕著に始まる。その前年のダンピアソンさんのグランプリもモダンガーデンのエッジでしたが、あの頃は、このデザイナーだけの個性。という印象が持てたのですが。
写真は、フランスのフラワーショウ、↓ こうなってしまうとなんだか、似ているように思えます。
でも、いつまでも、日本はバイゴンイングランドの真似をするのもやめたいのですが。
素敵な、お便りを頂きました。
今年からガーデンデザイナーの道を歩み始めました。ガーデンが大好きで、植物が大好きで、この道に進みたくて40際過ぎて学校へ通い、夢だったガーデンデザイナーの世界へ。が、早速壁にぶち当たり、何年もGDやエクステリアデザイナーをされている方の作品は素晴らしく、自分にもそこまでの作品を作る事が出来るのだろうか…と一抹の不安がよぎりました。周りの優秀なデザイナーさんの作品を目にすると自分の軸がブレてしまいそうで。切り替えていかないと!って思います。(Rさん)
解ります。...いろいろと「いいなあ」。と、思うものを見ると、あっちにふらふら、こっちにふらふら。
でも、それを「ぶれる」って、言いたくない。気もします。大事なのは、何かをいいと思うのも、その人の才能なので、「良い」ということに気づかないほうが、残念です。
とにかく、たくさん見て、いろいろいいなあ。と、思ったら、実際に、そのどこが良いのかをじっくり研究したり、深めたり。それで、切磋琢磨。必死に自分を磨くしかないと思っています。
ファッションブログにも書いたのですが、自分の考え(プリンシパル)を持って、行動するのって、そう簡単にはできないし。でも、そうあらねば!と、気づいたら、それだけでも、一歩前進したことになる。そうです!去年より、一歩前進できたかな。と、いくつになっても、そう思えたら嬉しい。脳を活性化するのも、「新しい体験」だということなので、そこのところですね。何かに、またひとつ、気づけたら、ありがたい、今年も新たな体験で何かを学べたら嬉しいなあ。
February 24, 2013
香りが、記憶中枢を刺激すると言われます。私にとって、ヒヤシンスの香りは、まさに英国の早春の思い出。実際に咲くのはもう少し後のことですが、ロンドンで暮らしていたころ、近所の八百屋でも芽出し球根を売っていました。暗い冬を長々過ごして来た身にとっては、宝石の輝き!買い物のついでにジャガイモと一緒に、香りスイセンやヒヤシンスを衝動買いしていたことを思い出す。スーパーでも、かわいいパッケージ入りで売っていると、ついつい欲しくなって困ったものです。
でも、これが部屋で咲くと、本当に素晴しい香りで部屋が満たされた。ついでに心も満たされる。
春の花って、本当に素敵な花が多いですよね。....なので、春の花、これから精一杯堪能したいですね。
私がコンテストに出したアレンジ、今見てみたら、あんまり良くなかった。背景がよくないし。公に出すのは遠慮しますー。このアレンジも同じオランダで作ったものですが、なんだか、いろいろ混ぜ過ぎてる。ついついいろいろ手に入ると、コンセプトがぶれてしまう。だから、ビールにチューリップが一本だけ。に負けたのが解ります。ライラックの花が、いい香りだった。黄緑色のラナンキュラスに思わず手がでた。しかもこのとき、この凄いガーベラと目が合っちゃったしなあ。って(笑)。欲張りはダメですね。
February 23, 2013
何年か前の春に、オランダ政府主催で、世界じゅうのプレスを集めたガーデンツアーがありました。主にアメリカやイギリス、イタリアなどから雑誌記者編集者、ライターたちが集まりました。私もミセス誌の取材チームと一緒に招待され、そこでは、いろいろなパーティやイベントが行われました。
あるときのランチパ―ティの席に、やまほどの花が用意され、フラワーアレンジメントのコンテストが開催されました。花瓶もいろいろ、主に季節の球根がたくさんあって私は香りの良い花も選びつつ、春らしさをテーマにしました。しかし、そこで、グランプリを取ったのが、上の写真でした。軍配は、アメリカの男性エディターに上がったのです!負けたー。
なんだかこれを見てるだけで、酔っぱらいそう。政府観光局の審査員によれば「もっともオランダを象徴するアレンジである!」ということで...。アイデアにやられました。ま、確かにハイネケンはオランダのビールですものね。
←左のバナーの「ガーデンライフキーワード」には、過去のブログで書いたアロマのお話が出ています。●ファッションブログにもお気に入りのアロマのご紹介●をしていますが、ビール臭いチューリップってどうなんでしょう???
私もコンテスト参加の写真は...、どこへいっちゃったかな?探してみますが、また明日にでも。
February 22, 2013
まだ寒いのですが、気分は断然、春色です。洋服もそろそろ黒とか茶色は飽きてきました。
今日の撮影は、何色を着ようかなあ!
先日ご紹介したミヤマオダマキですが、この寄せ植え、ネメシアやチドリソウが終わった後、そっと植え替えて3年目、先日ご紹介している株に成長しています。
寄せ植えに使った後、苗がうまく再利用できると、とても嬉しいのですが、一年草や栽培の難しい品種は、長く育てることが難しいものもあるので、その点がちょっと辛いですね。
せめて、写真をたくさん撮っておきたいのですが、植木鉢を置く背景やその床面の素材など。いろいろなパターンが必要なので、結構これが、大変です。だから、普段は足元を見せないに写真を撮ったり。
このときは、丁度合う色の背景がなかったので、ベニヤの板を拝借しました。こうしてもると、なあんだと思いますが、上の写真だと、それなりでしょう?
しかし、上から眺めないと、寄せ植えの全貌が見せられない。床がちょっと....。
なかなか、写真も難しいです。