February 2013
February 21, 2013
なのですが、凄く忙しい一日でした。
朝から雑誌の撮影で都心へ。その後、ちょっとだけ、スタジオから3分のところにある白金台の、気になっていたお店を覗いて刺激を受け。その後、雑誌のインタビュー。それから、Shade ブランドの打ち合わせ。 最後に訪ねたのは、ただ今東京ドームで開催中の世界らん展。5月開催の「国際バラとガーデニングショウ」の打ち合わせです。5月のショウもあっと言う間にくるのでしょうね。焦!
らん展は、日本でも、もっとも歴史のあるフラワーショウですが、年配の方の好みと、若い人たちの好みが、まさに拮抗する印象です。
蘭の世界。素晴しいけれども、難しいなあ。派手な感じを善しとするか、シックな感じを善しとするか。インテリアデザインの傾向でいえば、シンプルで爽やかな印象を求めたいところではありますが。まさに、蘭はインテリアプランツですものね。
見事な蘭の、溢れんばかりの開花姿。ひとつ、ひとつの花達はそれこそ、本当に見事です。
それが集合した姿を、本来のそれ以上に魅せることは、本当に難しいですね。
ガーデニングにも、言えることですが。
プレゼンテーションの、いくべき方向。というものが難しく、誰にとっても「ベストアンサー」というものが、見つけにくいかなあ。と、考え込んでしまいました。
同時に、かなりの無理をしてでも、今年のチェルシーフラワーショウへ行くべきか。悩んでいます。なにしろ、今年で、100周年記念ですしね。
February 20, 2013
花の色って、凄くたくさんの種類があって、その世界は、本当に深いですよね。
ああ凄い!と、思うことあります。
(北海道のコテージガーデン、梅木さんが用意してくれた寄せ植えの材料)
いつも鋭くておもしろいコメントを下さる'h' さんから
「彩度や、質感ってあまり理解されないのかも。って 思ったことがあります」
そうですよね。それを意識して花を選ぶ方はそうおおくはないと思うのですが。
でも、きっと、無意識のうちに、彩度や質感がいいからと、その花や寄せ植えを好きになってもらうってことはあるなあと思うのです。
とにかく限りない種類の植物が世の中にあって。
きっと、この春も見たことのない新しい品種がでてくるはずです。
表現としての庭は、その植物の組み合わせによって、まだまだ果てしなく深い広がりがあると想います。
(写真は、↑と↓ 北海道の銀河庭園)
素晴しい組み合わせ!シソの黒っぽいバックにこの白い葉っぱのセージ。
ワクワクしちゃいます。
いずれも、日本で見ることのできる景色なんですから、嬉しくなってしまいます。
星の王子さまミュージアムも、また新たな新しい年を迎えました。今年の最初の公開ワークディは、3月22日を予定しています。新たな宿根草や灌木類を入れたいなあと、品種を探し中です。
星の王子さまミュージアムのブログも久々にアップしました。
それから!
Shade のファッション・ブログも毎日更新しています、見てくださると嬉しいです!!!
February 19, 2013
「好きな色はない。色は組み合わせた時の調和によって、好きになれたり、嫌いになることがある」
と、バウハウスの創始者でもある近代デザインの神様のようなワルター・グロピウスが書いていた一文を時々思い出すと「確かにそうだ」とは、思います。先日の花屋さんの印象を考えると。
が、しかし、究極に好きな色。って、あってもいいでしょう? 私はある種のグリーンや淡いラベンダー色が好きですが、究極に好きなのは「白い色のバリエーション」かなあ。白色のなかに見つける豊かな諧調。たとえば、この写真↑の淡い淡いピンク。この写真は初夏の我がルーフガーデンで、ひと夏よく咲くツルバキアです。この花色が好きで好きで。
で、しかも、このツルバキアは超丈夫で大変な優等生です。
この横に淡いピンクのバラ’ジェネラスガーデナー’が植わっていますが、実に飽きのこない組み合わせです。そして、ツルバキアはニンニクにも似た匂いがあり、バラとツルバキアは、どうも、かなりのグッドコンパニオンではないかと思っています。
あと、この周囲に白花のカノコソウも勝手に実生でじゃんじゃん咲いています。好きな色の花が咲いている景色は、やはり、飽きがこないですね。朝の光、夕方の光で変化するので一層飽きません。
この時期には、スモークツリーの花も咲くので、この関係をとても気に入っています。
やはり、5月はいろいろな花が咲いていいですね。
ついでに、淡い色調のジャーマンアイリスにはノックアウトです。バラとガーデニングショウの頃に我が家で一年に数日だけ咲くやつです。微妙な色彩の諧調に引き込まれますが、短命な花なので、ついつい写真を撮ってしまいます。
我が家の近所の園芸店、車で30分以内で行ける範囲に4軒ほどありまして。どこの店も、なかなかおーっ!と思う寄せ植えの作品が売っているのです。どの作品も、とっても素敵です。
でも、置く場所(背景)をもっと考えて置かないと、作品が見栄えない。高く見えない。と、普段その素敵な寄せ植えを見るたびに感じます。
売り場の構成や照明を工夫したら、きっと、もっともっと素敵に見えて売れると思う。ギャラリー風の展示コーナーを作るとか。そしたら、もっと、みんなが買いたくなると思うし、遠くからも見学に来て、ついでにいろいろ買い物するのでは? 本来美しい植物を、美しく見えるように。植物や商品の配置や、置き方。もっと、みんな、がんばれー!
February 17, 2013
撮影に使う寄せ植えを作るため、2月16日の土曜日、近くのガーデンセンターを回りました。午後は、学校の保護者会にも半日かけて行きましたけれど。
(この写真は一昨年の今頃作った寄せ植えです)
毎年、このもっとも寒い時期にガーデンセンターを巡って感じることですが、ものすごく派手な花、真っ赤や真っ黄色、濃い派手めのピンク色など、けばけばしい色彩が目立ちます。色に罪はないけれども、その配置が凄くて。(写真は撮りませんでした。今思うと、撮っておくと解りやすかったかもしれませんが)
寒いと心理的に、多くの人たちが、そういう強い色彩を 欲するからでしょうか?
個人的には「やさしく心を癒すような」春のパステルが欲しかったので、そういう柔らかな色の花を探すのに苦労しました。
ひとの好みはそれぞれなので、仕方ないのですが、園芸店を回ったことで、けばけばしい色彩を見過ぎて、目が疲れてしまいました。写真にあるような中間色のラナンキュラスを探しましたが、真っ赤や濃いピンクなどの強い色ばかり...。
う〜ん。あと、もう少しの辛抱でしょうか?優しい春色のパステルの花が、目の前にたくさん並ぶのは.....。
我が家の道路沿いのボーダーに植えっ放しの水仙が咲き始めました。
February 16, 2013
もう、10年ほど前のことになると思うのですが、場所は....。福岡県田主丸だったように記憶しているのですが、造園現場のアクセントに使うトピアリーの、ちょっとおもしろいものを作っている生産者さんがおられて、そこを訪ねたことがあります。おじいさんが、ひとりで作られていると伺いました。
まさに、この写真の通りです。「す・すごい!!!」と、感激しました。
ありとあらゆる、変わった造形がツゲで作られていました。完全な表現の世界で、いつか、雑誌社の人を連れて取材したいと思っていました。
でも、先日、この場所をことを伺ってみましたら、数年前に、ここをひとりで作っていらした方は、体調を壊されて。いまはもう、ツゲもぼうぼうになって形が崩れてしまったとのこと。
とても、残念です。
同時に、このとき、写真を一枚でも、撮っておけてよかったですが。こうしてみなさまにお知らせできるので。トピアリーの維持。盆栽もそうだと思いますが、活かし続けていくのは凄いことです。
「イギリスに行こう!」では、1694年から300年以上も続く、トピアリーガーデンのことをご紹介しています。こちらもよろしくね!