April 2013
April 21, 2013
1、植えてすぐにきれいな寄せ植え。どんな種類で?
2、1ヶ月後、2ヶ月後が楽しみな寄せ植え。ひと株が大きくなるペチュニアで。
3、 ローメンテナンスの花。管理の楽なベゴニアで。
4、究極のローメンテナンス/リーフの寄せ植え
という4つのテーマで、寄せ植えをご紹介します。
4月上旬から売っていて、しかも夏にも出荷される花といえば、ペチュニア。今回は、ひと株でこんもり大きく育つブリエッタに注目しました。特にまた、今年の新色‘ゴールド’が、私好みで。
甘い黄色。カスタードクリームみたいな黄色やそこだけ光がフワリと舞い降りたような優しい黄色。ギラギラの太陽の黄色ではなく。↑このチュニックは、まだ発売になっていないのですが、フランス製の素材で、繊細なレースが夢のような感じ。
あ、ところで、Rさんから、私が「ブログで着ていた服、ウェブサイトで見つからない」とコメント欄に頂きまして、ありがとうございます。どの服でしょうね。黒いカットソー?これ、着心地最高だし、体型をカバーしながらスタイルがよく見えるし、私も発売と同時にお店で買ってしまったのですが、ウェブサイトには、まだでていないかもですね?でたら、お知らせしますねー!よろしくですぅ。後方に見えていますが、グレーとかほかにサーモンピンクやこのあとグリーンも出る予定です。
April 20, 2013
寒い一日でした。お花も出かけたお顔を引っ込めたかも?
来週金曜日朝、9:30頃の予定で、NHKあさイチの番組で、寄せ植えを紹介することになっています。それで、私の庭はいつも通り、材料でぎっしり。バラショウ用に準備しているものもあるので。
しかし!今日は寒かったですね。作業は軒下とはいえ、外なので、寒かった。手がかじかんだ。ペチュニア(これはブリエッタ)。心配になって、家のなかに入れました。
しかし、案外、たくさんの種類の植物が手に入るからといっても、夏越植物はまだまだ少なく。まだ、ニチニチソウやインパチ系などは出て来ないので、春ならではの、オステオ、ゼラニウム、バーベナなど、代表的な春の花。バコパも、我が家周辺では冬越しが難しいので、今の時期の春だけの花。 ちなみに、一日に10個以上の寄せ植えを作ったので、だんだん残りの苗で作る寄せ植えは、何かが足らないものになってしまう。この写真でいうと、あまりにも花の大きさが似ていてコマゴマしてしまった。バコパの花が大きいせいですね。小花と大花のメリハリは、結構大事です。
なので、私がもっとも好きなのは、花は1種類だけ、あとは、葉のフォルムの違いだけで寄せ植えするシンプルスタイル。でも、このカリブラコア、花付きが良すぎて、毎日の花殻摘みが大変です。
いよいよ連休がはじまりますね。私はこの時期、バラショウを前に、講演会や庭の準備で休みなしの日々。忙しすぎて、何も考える余裕がありません。
来週は、月曜日に、NHK BSのバラショウのための番組のロケを小林養樹園さん周辺と自宅で終日。
23日火曜日は箱根星の王子さまミュージアムで春の公開ガーデニング作業。イノシシの被害を食い止めなくては!
24日水曜日に寄せ植えの仕上げをして、
25日の朝には。渋谷のNHKにて朝からリハーサル。
26日金曜日の朝、9:30頃の放送予定。この日、国会中継があれば、消えてしまいますが。
27日土曜日は、横浜イングリッシュガーデンでトークショウを開催します。詳しくは、横浜イングリッシュガーデンのウェブサイトを見て下さいね。ここに書いてない予定も、来週はごっそりと控えていまして。メールの返事が遅れたりしてすみませんが。Shadeの寄せ植えも植え付けから一ヶ月。ビルの谷間で日当たりがもう一つなので、そろそろ花苗を植えかえなくては!それも来週行きます!何の花にするか、案外難しいのが連休の時期です。昨日は、間に合わなかったので、フェイクの花を脇にちょいと...。
April 14, 2013
去年くらいから「ゆとり世代」が新卒で社会人になっているそうです。
ゆとり世代は「人との関わりがちょっと苦手」なのだとか。私は、実際のところを知りませんが、そんな風に聞きました。
私、本当によく、ガーデンデザイナーの仕事をどうやって始めたのか。って、聞かれます。しかし、その人が納得してくれそうな、適正な答えがなくて、申し訳ない。
学生時代は、ヴィジュアル・デザイン全般を勉強していました。(本当は建築をやりたかったけれども、広告やグラフィックやプロダクトデザインなど。目に入るものすべてが私の関わることのできるデザインだと考えていた)興味の持てるものは何でも、吸収しようと思ったので、片っ端から見たり聞いたり。美術展や本や、あらゆるものを見て歩いたけれども、当時はインターネットもなかったし。
でも、結論を先に言ってしまうと、仕事って、実際は、人との出会いによって導かれるものだと、私は思っている。仕事は、人との出会い次第。もちろん、その人の土台に、どんな仕事ができるのかという基本がなくてはいけませんが。......誰と出会ってどんな話をしたのか。もちろん、どこの学校をでたかということもあるだろうけれども、それよりも、案外、私の場合は、学生時代に、どこでアルバイトして誰と出会ったか。とか、どこを旅したか。とか、細かい偶然のようないろいろなことが関係していた。
フリーランスのデザイナーになってからは、なおさら。人間関係から、化粧品のパッケージデザインやデパートのディスプレィ、舞台衣装も含めた舞台美術の仕事、TVCFのセットデザイン。でも、バブル期の終焉を前に、90年代のはじめに渡英。ガーデニングのために渡英したわけではないけれども、渡英後の7年間は、ひたすら英国のガーデニングのすばらしさに夢中になっていた。そんな私にガーデニングの本を書けといってくれたのは、渡英前からの知り合いの編集者のNさん。流行通信という雑誌の仕事を通じての知人であった。編集者の友人知人が多かったことが、こんなにも、このガーデニングの仕事に、大きなチャンスがあるとは、当時考えてもみなかった。
今、服のデザインを始めていますが、これも、キーパーソンとの出会いがあってこそでした。
さて、今年も、7月9日から、イングリッシュガーデンのツアーをします。今年の定員は25名ほど、既にたくさんの方々にお申し込み頂き、ありがとうございました! このツアーこそが、また、出会いの殿堂。ツアーのスタートのときに「みんなで仲良く!」を最初のスローガンにしています。1週間をご一緒に過ごしますから。仲良く過ごすことが一番大切だと思うからです。もちろん、最大の目標は、チャールズ皇太子のハイグローブのガーデンを見学し、その後、ハイグローブの敷地内でアフタヌーン・シャンパン。皇太子に謁見できるわけではないけれども、私たちはどんな服を着て、どんな風にその時間を共有しましょうか?楽しみです!ツアー以来、仲良しになる方も多く、私もツアーで知り合った方々には、独特の親しみを感じます。同じ感動を共有するというのは、こんなにも人間関係を寛容にしたり、親密にするかなあと。ご飯を一緒に食べることも増えるし。それで結局、見事な庭を見た感動もあるけれども、人との出会いのほうが大きな印象になったりします。
余談ですが、今迷っているのは、ハイグローブのあるコッツウォルズのいくつかの庭のうち、どこに寄ろうかということです。もう、一部の参加者の方々が行ったことのない庭があまりないので、どうしても同じ庭に行くことになりそう。だったら、道順に無駄のない範囲で数多くみたい。庭は毎年変化しますから。でも、ヒドコートは数年前の大改良からさらによくなっているし、ウィッチフォードポタリーはいつ行っても身近なコンテナガーデンが素敵。でも、やっぱりアポイントメントの取りにくい個人邸がいいのかなと。まだ、スケジュールにないけれども、オリンピック会場の花のメドウは今、どうなっているか。いつも話題になるハンギングバスケットの見事なパブにいつ行けるか。デイルズフォードのコッツウォルズ店も訪ねたいとか。ハイグローブに行く途中に通過する、街の風情が美しい TETBURY. 前回は時間がなく寄れなかったので、時間を融通できないか。何気ない街の景色も、学びのひとつになるのがイギリスの田舎町。ハンギングバスケットのデザインをチェックするだけでも、大忙しでしょう。今は、地図を見ながら、ウーンウンと唸っている最中です。
既にお申し込みの方、行きたい庭のリクエストがあれば、今回は、コッツウォルズ地方のみですが、コメント欄にいただけると助かります。ツアーのほうは、まだ5〜6席は空いていますが、行きたい庭があれば、ご意見をお待ちしております。ベストを尽くして庭を巡りたいと思います。
ツアーのご案内はこちらですー。
April 10, 2013
April 08, 2013
「美しい植物を自分の庭で育てたい」この情熱と、外来種の植物の是非。正直なところ、難しいです。
オルラヤが猛烈に増える話。コメント欄に多数頂きまして、ありがとうございました。私も美しい花が自分の庭で増えることをノーテンキに喜んでいてはいけないなあ。とも思うのですが、そこは本当に複雑です。↑写真は、私のルーフガーデンの5月、オルラヤ、シレネ、カノコソウ、ニゲラが自然に増えていますが、すべて白花なので、これを見るのは喜び以外のなんでもないのですが。
また、オルラヤなどの日当たりを好む花は、もちろん、増える庭と増えない庭があるはずですよね。増えない庭からすると、羨ましいのですが。我が家の裏にあるお宅の空き地には、ダイコン花菜が満開。なぜかうちにはそのとび種さえもこない。来てもいいよ、って、声を掛けてるのになあ。
箱根仙石原では、土に湿地帯の傾向があるので、 日当たりが良くても、オルラヤやリナリア・プルプレアなども、増えない。耐寒性はそうとうあるはずなのですが。
夏の暑さに弱いので、初夏に種が飛び散って、秋にスタンバイする生命力が素晴しいのですが。
で.......、いつも思うのです。バランスの問題。
たとえば、去年、夫とデザインした福島の庭では、自生種を中心に灌木や宿根草などは、性格のわかり切ったものだけを植え、どんな風に増えていくのか、その場に合わないのか、不明な植物は植えないように気を使いました。ただ、自生植物に限定してしまうと、外観上の個性を出すのが難しかったので、外観のボーダーにはイングリッシュガーデンでおなじみの植物も植えました。
.....あ!そうそう!そうだった。忙しすぎて忘れるところでした。
4月27日に、横浜イングリッシュガーデンにて、トークショウがあります。今、4月25日に放送される予定の「あさイチ ガーデニング」の準備とバラとガーデニングショウ。そして、洋服のデザインは夏物をこなし秋冬に突入したので、その間の予定がおろそかになりがちでした。
そして、
自生植物を中心にした仲田種苗さんの「野の花ガーデン fukushima 」オープンイベントが
5月4日(土)みどりの日 に開催されます。
午前10時にオープン式。
午前11:00からと午後2:00からは私のトークショウがあります。
「個人でも活かせる庭のデザインポイント」
先着順で30名さま限定です。(無料)近郊の方々、ぜひ来てね!
仲田種苗さんの「野の花マット」は関東以北のネーティブプランツ。実に安心して植えることができます。
みんな頑張って良い庭を作ることに一生懸命です。「星の王子さまミュージアム」それから、自分のデザインではないけれども、「横浜イングリッシュガーデン」。それから、今年デビューの「野の花ガーデン fukushima 」の応援、よろしくお願いします。そして、さきほどの話題、庭に植える植物の是非も、この「野の花ガーデン fukushima 」でのトークショウで、この続きをお話したいと思います!