June 2013
June 24, 2013
今年の英国は、例年よりも、寒いのだそうです。
今年は、5月のチェルシーフラワーショウのころも、寒くて花がなかなか咲かず、温室加温などで苦労したと聞きましたが、今日のイギリスの気温も.....。
(← のバナーには過去の6月のブログ記事が抜粋してあります、毎年同じようなことを思うのだなと)
(リーガルリリーやカリフォルニア・ライラックが我が家で咲くのは5月の終りですが、イギリスでは、6月下旬から7月上旬)
見てみると、コッツウォルズに近いオックスフォードで14度でした。一昨日、北海道で私が綿のシャツ一枚で震え上がっていた気温と、ほぼ同じ。
北海道の講座には、ダウンジャケットの方もおいででした。昼も暖房を入れてもらったほどでした。
それほど、東京とは気温が違うし、季節の感覚も違うけれど、やはり北海道、英国に緯度が近いと、つくづく思います。でも、冬の英国は、北海道ほどは寒くないですが。
(ベロニカストラムに混じってルドベキア、ダリアなど)
英国ツアーも徐々に、その出発日が、近づいてきました。さあて、何を着て、何を持っていくか。これも気温に随分左右されるような気がします。 寒いほうが、レイアードルック、重ね着が楽しめるので、汗もかかずに済むのでありがたいのですが、花はどんな花が咲いてくれているか。バラはまだ咲いているか。ユリはどうか(リーガルリリーが咲いていると見事な眺め)。背の高くなる、私の大好きなベロニカストラムが、一番の見頃だと嬉しいのですが。どうかな。どうかなと。6月はバラ。そして7月は、背の高くなった宿根草が見頃を迎える、それぞれの庭のタイミング。なかなか予測が難しいです。だから繰り返しの庭めぐり、飽きないのでしょうね。
(2006年6月21日撮影 モティスフォントにて)
モティスフォントのガーデナー、ジョニーさんのブログでは、最近の庭の様子がわかります。バラが咲くと同時にピオニーも開花、さぞかし華やかな眺めであろうことが想像できます。夏至の頃の南西イングランド。もっともマジカルな美しさを放ちます。今すぐ行きた〜い。
June 23, 2013
イギリスのガーデン・デザイナー、バニー・ギネスさんがデザインした北海道恵庭の銀河庭園
、早いもので、今年で8年目の訪問です。
訪れる都度、発見があります。
やっぱり、構造デザインが、個々の構造物が、オリジナルで素晴しい。楽しい。
また、バニーさんの関係するクラフトマンの作品もすてきだ。これって、やはり、20世紀の初頭に盛んになった花のガーデンデザインと、アーツ&クラフツ運動が台頭したのと無関係ではないだろう。
動物の表現のデッサン力も、無名のアーティストとしておくには勿体ない作品ばかり。あちこちに目にする。
ファンタジーと洗練とネイチャーとアートが融合して。やはり、これほどまでに本格的なアーティスティックガーデンはイギリスにも少ないかも。
銅葉のメギを背景にして、オルラヤとリナリアのフォルム違いの白い花が素敵だ。
レイアー(重ね)で植物の組み合わせを作る「Designing with Plants 」
そういう庭が日本に今、少しづつ増えていると思う。
(なんてすてきなトレリスだろうかと、見とれる)
銀河庭園は、特に構築物のデザインが、独自で美しい。英国の庭の歴史から見ると、アーツ&クフフツみたいな、洗練されつつ、手仕事の美しさの生きた作品、今後の日本の庭でも、もっとたくさん、楽しめるようになると良いのですが。
花と構築物のすてきな競演。
June 21, 2013
June 20, 2013
6月、といえば、当然梅雨の時期なので、覚悟はしていましたが、雨の中の作業は判断力も鈍り、何故かわかりませんが、疲労度も高くなります。お越し下さった方々もお疲れになったことでしょう。
(今年の開花、満開のバラ、今日は(株)タクト社の皆様総出で、バラの管理作業をお手伝い頂きました。去年からずっと管理して頂き、その見事な成果の出た状態が今日だったんですが、昨日今日は暗くて残念ながら、良い写真が撮れませんでした)
せっかくの満開のバラが雨に濡れて下を向いてしまいちょっと残念でしたが、それにしても凄い満開ぶりでした。やはり、土と肥料、そして活性剤によって同じ場所でもまったく効果が違ってきますね。
宿根草もこれからが本番という感じです。
今回は、10鉢近いコンテナの寄せ植えを作りました。でも、まあ!雨で葉っぱが揃いません。
ジニアの寄せ植え。これから一ヶ月後に撮影本番です。来年の園芸ガイド誌。
昨日、暗い場所で作った寄せ植えがどうしても気にいらず(昨日は風が強く室内での講座となりましたが、ちょっと暗かったですね。外で見たらイメージと違う寄せ植えを作ってしまいました)で、今日、再度作り直し。ツンベルキアの開花がとても可愛らしかったことです。
ツンベルギア・アラータ’スパニッシュ・アイズ’です。でもこれ、このままだと、1mくらい伸びそう。
剪定を繰り返さないとこんなところで育てられないかも。です。しり切れとんぼで恐縮ですが、
明日は、朝の飛行機で札幌へ。恵庭の銀河庭園です!今日は早く寝ます。昨日今日来て下さったみなさま、本当にありがとうございました!
June 18, 2013
今度の20日、21日に星の王子さまミュージアムで作る寄せ植えの材料を探しに数件のガーデンセンターを回りました。
面白いと思うのは、どの店もちょっとづつ品揃えが違うので、少しでもたくさんの店を回ることで、出会う品種のバラエティが広がることです。
今回のテーマには関係ないけれども、今がきれいな花に惹き付けられる。でも撮影は7月下旬。今きれいな花を選んでも、後が難しい。
サルピグロッシスもまさに今!ですね。この後猛暑の頃には、関東以西平野部では難しいかも。
グリーンギャラリーさんにも行きました。最近、野菜のマーケットのほかにSARAという名前の食器屋さんもお目見え。
欲しいものを見つけましたが、今持っている食器を処分しないと入れるところがない。
捨てるのは、どれも、イギリスの思い出が詰まっているので、とても無理。では!こんど、グリーンギャラリーさんで、吉谷家の蚤の市をやろうか。と、グリーンギャラリーの吉田専務と話が...。
ガーデン・デザイナーでもあるけれど、最近は食の方にも力が入って来たとのこと。私は洋服を、吉田さんはFOODを。庭以外の興味で暮らしの幅を広げる人、ガーデンとそのほかの興味で両方が刺激し合って見識が広がると思う。楽しそう。楽しい。大変だけども。
ここへ来ると必ず買うニンジンジュース。とてもおいしい!
上と下の写真は、グリーンギャラリーで売っている土谷ますみさんの作品。いつもとても素敵だ。
私も実は最近、赤い花の寄せ植えに白を入れるのが好き。赤、緑、白。でイタリアっぽい色になる。涼しげな白と青もいいけれど、夏は、赤やオレンジの花が増えるので、こんな抜け色が欲しくなる。
葉っぱだけの寄せ植えも好きです。人の作った寄せ植えを見て、楽しい気持ちになる。そして、それとは似ないようにしようと、考えを巡らすのは、自分の寄せ植えの世界のオリジナリティを工夫する助けにもなる。あー!しかし、忙しい。忙しすぎて最近なかなかブログがかけません。すみませんー。