June 2013
June 13, 2013
雨の日は、花もかたなし。これで、スックと天に向かっていた花たちが、倒れてしまい、早いところ、雨の合間に刈り取らないと(本当は雨の前に刈り取りすべきですよね)と、姿の乱れたフォリッジになってしまう。明日は、雑誌HERS で「愛犬クラブ」の撮影があるので、カブちゃんと屋上で2ショット。と思っていましたが、諦めようか。ま、この雨は、私のルーフガーデンにとっては、恵みの雨です。
雨露の装飾をもらった花穂を撮ってみました。通気の悪い場所ですと、 雨にあたった後、花が黒ずんで腐ってしまうことがあります。ここ一ヶ月ほど咲いていたスモークツリーもこの雨が見納めか。
サントリーナも雨のクリスタルビーズをまとってる。 花も見方を変えて眺めてみると、その季節ごとに楽しい景色を見せてくれます。
今日は、久々に寄せ植え撮影の準備をしていますが、6月19日、20日の星の王子さまミュージアムでの公開ガーデンワークでは、来年の「園芸ガイド、ロングライフの寄せ植え」撮影にも使うつもりの寄せ植えを作ります。
いつもですと。市場発注で大ざっぱなセレクトで寄せ植えを作っていますが、今回は、ひとつひとつ、私が数件の園芸店やガーデンセンターを回って選んでくる植物で、寄せ植え実演をいたします。
夏のロングライフ、ガイラルディアやエキナセア、ルドベキアなどで。
ただ「人前で見せる」ためだけではなく、実際にこれから夏休みの間、美しく咲き続ける寄せ植えを作りますので一つの寄植えに結構時間をかけます。予報では雨は上がりそうですが、雨天の場合も、軒下などで行います。
19日、20日とも、午後1:30ころからの予定です。 箱根仙石原は、東京都心と比較すると一ヶ月遅れの初夏。6月は、ちょうど英国と同じようにバラが満開で、ただ今ローズフェアを開催中です。
June 12, 2013
やっと、梅雨らしい。どんよりの雨空。今日は、この間までばっちり咲いていた花が、下向きに垂れています。
こんな姿を見つけたら、軒下に運んで、さっさと剪定しちゃいます。
「あ~あ、いつもきれいに花が咲いていると剪定できない」
そう思って7月になっても困るので。
「いつやろう?」
「今でしょう?」
(雨にあたって下を向いてるカリブラコア(ラブリカ)--樹形を調える気分で、切り戻し)
どんどん剪定して。まだきれいに花のついている部分は「切り花」として室内に飾る。
ところで、ルーフガーデンに植えておいた、ブリエッタ’ゴールド’。最初の植え付けから一度も剪定していないのに、株がきれいに横に広がり、理想的な姿です。水分をギリギリに切らし気味で太陽燦々。そういう環境では、植物が徒長しないで見事に咲く。その姿のけなげなこと。感動します。
ピエト・オルドルフ先生は、「Planting by design 」のなかで、植栽には何より(色よりも)、フォルムが大切。というけれども、私は、徒長しないでこんもり育つ植物がなにより好きです。
そして、梅雨のこの時期、サントリーナが満開になりますが、これは関東以西では、ルーフガーデンなど風通しの良い場所以外ではサバイバルできない植物かと思われます。私の自宅の地植は、以前、腐ってしまったけれど、我が屋上では植え付けから3年目の夏を迎えようとしています。
今年はまだまだ水不足な梅雨とのことですが、これから始る過酷な夏に、さて、あとはどんな対策をして行きましょうか、やるべきことは、多々あれども。どこまでできるか、できないなら、出来ないなりのプライベイトガーデン。ストレス少なく楽しめるのが一番ですね。
さて、ガーデニングショウが終わって以来、私自身は、秋冬の洋服のデザイン作業にどっぷり浸かっています。それで、ガーデンブログには戻れないでいましたが、時々、植物には、息抜きに関わっていました。実は、伸び過ぎた枝の剪定と花殻摘みは、私の、誰にも奪われたくない趣味のひとつです。ま、仕事となるとまた違うのですが、自宅の花は、それなりに楽しんで。
June 05, 2013
ずっと、ロングライフの寄せ植えを探求しています。
特に夏は、潅水の問題も含めて、さまざまなコツも要りますよね。
ロングライフの定義にはいろいろとあるのですが、たとえば、寄せ植えを作ってから、見事な景色が「最低でも一ヶ月は続く」なら、一応、ロングライフといってよいのではないか。(ロングライフ1M) そんなふうに思っています。寄せ植えを1週間で交換するのはイベントでもないかぎり、しんどいので。
(写真は、4月中旬すぎに設置した神宮前 Shade の寄せ植え。昨日 6月4日)に見に行ったら、同じ様な雰囲気を保っていてくれた。管理が良くて、嬉しいことでした。花殻摘みに加え、追肥も欠かさないようにしていただいています)
切り花の美が1週間以上は続かないように、花によっては「1週間の花期」の花もあるので、1〜2週間の間だけ、きれいな寄せ植えは、やはりロングライフとは呼ばず。やはり、最低でも1ヶ月。そして、ペチュニアなど、3ヶ月以上咲いてくれれば、それは、本当のロングライフ(ロングライフ3M) 。また、宿根草や常緑植物を使って2年3年と植えっぱなしでも楽しめるのは、正真正銘のロングライフ(ロングライフ Y) ...。みたいに思っています。
で、夏のロングライフ。最低でも、直径35センチ程度の大きさの植木鉢に植えることがポイントです。
夏は成長旺盛な品種が多いし、その根がしっかり張りながらも水切れもしにくいのが大鉢。ですが、大きすぎて水はけの悪い土を使うと根腐れの心配がでてくるので、水はけの良い土がポイントですね。
先日、横浜イングリッシュガーデンをお尋ねした時に再会した、我が寄せ植え。Shadeと同じブリエッタです。ウワ!私の写真付きだ。元気に咲いていてくれたから良かった!これも、まめに花殻摘みをやってくれているからですね。ありがとうございます。
設置した場所がいい具合の日の当たり方。植え付け時には、元肥とミリオン(ケイ酸塩白土)をしっかり入れた。
あとは、種類、ペチュニア類やベゴニアなど、定番のほかに、私はここ数年、新開発の病気に強いバーベナやガイラルディアが好きです。今年も、さまざまな夏の植物がでていますね。いずれにしても、暑くなるまえに根を伸ばしてやるのがポイント。ガーデニングに、後回しはないので、大急ぎで済まさないと!
植え付けから2ヶ月が経ったバーベナ(NHKあさイチの番組に登場した子です)バーベナは、脇に出てくる花芽を見ながら、その中心の花殻を積むのが楽しい。
6月20日は、箱根星の王子さまミュージアムで公開ガーデンワークがあります。そのときにロングライフの寄せ植え講座を行う予定です。鉢の大きさ、用土、肥料、そのほかに使う資材。花の種類など、細かく説明しながら植え付けを行います。午前11:00から12:00まで。テーマパークの庭で、最低でも3ヶ月はキレイに咲き続ける寄せ植えを実際に作ります。
また、6月22日には、北海道銀河庭園えこりん村「花の牧場」で寄せ植え教室、オランダ製で軽量のコンテナを使ったロングライフの寄せ植え教室です。でも、ちょっと不安なのは、北海道の気温が体感できていない私。ロングライフの植物を選ぶのに今、ひと苦労しています(*リンクはこちらまで)。
今週末、名古屋エクステリア&ガーデンフェアでは、ガーデントーク・ショウもありますー(*リンクはこちらまで)。
June 04, 2013
既に、何度か蚊に刺されました。あなたはどうですか?
蚊に刺されること自体が許せないけれど、痒いのがもっと悔しい。
2階のベランダはベランダなのに、ヤブのようになっている。よって、蚊が居る。
で、ずっと蚊取り線香を買いに行く時間がなかったのですが、一念発起、近所に買いに行きました。
本当は、シトロネラとか、天然除虫菊とか、そういうのが欲しかったのですが、たまたま近所の店になくて、とにかく蚊取り線香がないと庭仕事はできない!と。
「これはどうなのか?」と、目に入ったは「バラの香り」 と書いてあったものです。しかし、それは ....好みではなかったです。
パッケージデザインが、これまた好みでなかったので、カバーリングしてみました。でも、この缶の形状は素晴しく便利です。 こういう時のために、きれいな包み紙とか、端切れとかが、捨てられません。
There is no garden without the mosquito-repellant incense.
June 03, 2013
昨日の続きです。トレジャーガーデンの景色を写真でもうちょっとご紹介したく。
最近はみなさん、携帯電話を持ってそれで写真が撮れるので、私も、普段は、こうした写真、ほとんど、iPhoneです。写真を撮っておくこと。第三者に伝えるには、本当に、大切で便利なことですよね。
うわ〜すごい、これもアイスバーグのようですね。シバザクラで有名な、こちらの庭がバラの庭として、再生したのは、4年ほど前のことだそうです。すでにこんなに立派な株。東京都心からは、東北自動車道で館林のインターチェンジからも近いので、1時間程度。車のある方は、簡単に行けそうです。
夕陽の時間、人の気配も減ってさらに良い雰囲気。年間パスポートもあり。近所に住んでいたら、しょっちゅう通って応援部隊になりたいと思いました。花の写真、花の絵を描く。そんなクリエティブワークにもうってつけです。
ところで、こちらにお邪魔する前の日に、バラの絵を描いていたのです。シェイドの洋服に入れるテキスタイル柄。写真や先達の絵を参考に描くのですが、ああーやはり本物を見て描かないと。
上の絵はロザムンディのつもり。で、下の写真は、フリオ・イグレシヤスですって!
主人公のバラの脇役、カラーリーフの配置も素敵。
そうですよね。このバラには、アプリコットのジキタリスを。素敵です。
日本で、もっとも気温の高い夏のやってくる群馬県。これからは、ガーデナーが大変だと思いますが、その労が癒されるのは、お客さんの歓声。「ウぁ―、綺麗!」って、言ってくれる、たくさんのお客さんが来てくれますように!
今年は、バラの開花が少し早かったでしたよね。そろそろ終りの品種もありますが、やはり、庭って、1週間単位くらいで、同じ庭を繰り返し見たいもの。でも、丁度同じころ、ガーデナーの私たちも忙しい。だから、なかなかよその庭は見に行けない。そこがちょっと悔しいかな。
バラのアーチで記念写真を...。誰もが思いつく、そしてやりたくなる、記念写真のポイントですよね。自分でデザインした、手刺繍の花をびっしりと付けたベストなのですが、なかなか思い通りにならず、半年くらい苦労していた。それがやっと出来上がったので、嬉しくてつい。