July 2013
July 20, 2013
私は旅先で感じたことから、いろいろなことを学んで来たように思います。旅に教えられたこと多し。また、身につけていた服次第で、旅先で出合った人によくしてもらったこと多し。やはり、特に狩猟民族の国は、見た目を重視しますね。ま、その話はファッションブログに書きますとして、自分が何かを見るだけが旅じゃないのは事実。自分が他人から見られたり....。
また、具体的に「何を見た」というよりは「何かを感じた」、「何かに気づいた」そんなことが大切なのではないでしょうか? で、それを後から反芻して、気づくのもありだと思います。そのときは気づかなくても。
エッフェルタワーを見たとして、どう思いましたか? と、それぞれの方に聞いてみたいなと思うのです。
たとえば、その答え。
「実際のタワーが、写真以上に美しかったので、感動した。パリの街の美しさに調和して、強く印象に残った」
多くの方が、こんな風に思ったとすれば、その価値も、それぞれの人の人生、即効性でもって活かされて行くのだろうなあと思うのですが、なんだか「有名なものを見た」というだけの感想なら、それってどうなのかなと思うのです。
特に、庭は。生き物なので。どんなガーデナーが今現在、どう頑張っているか。それが重要。
たとえば、ストラットアポンエイボンにあるシェークスピアの庭。20年近く前に一度行ったのですが、「うーん。これってどうなの?観光地?」と、思うあまり、写真も撮らないで帰って着てしまったことがあります。
でも、それは、若気の至りであった。そのときの庭に植栽の芸術性がなかっただけで、歴史的な価値や、意味のある植物が植わっていて、きっとそこには良い点もまだまだたくさんあったはず。
それを自分(私が)が見つけられなかっただけ。だから、今は、もう一度、あれからさらに大人になった私が行きたいと思っています。
同じ理由で、湖水地方のピーターラビットで有名なポター女史の自宅庭も、ろくに写真を撮っていない。
湖水地方には何度も行ったのに。有名な観光地を嫌う傾向。これは、もったいないですね。でも以前の私はそうでした。
個人邸の芸術性のほうに、興味がある。今も、そういう傾向ではありますが。
だから、まだ、来年のことは不明ですが、再来年かもしれない可能性も含め、次に企画するガーデンツアーは、今までのように、自分が独自の視点で見つけ出した、あまり知られていない個人邸だけでなく、有名な観光庭園や場所(観光スポット)も寄るような行程を組んでもいいのかなと思いました。
そして、必ず、マナーハウスに泊まる。そこでお風呂に入ったり、眠る体験は重要です。
一日に三カ所は庭を訪問。許可なしでは見学が難しい個人の普段は公開していない庭、いずれも個人では、電車で訪ねるのも難しい場所ばかり。しかしそこに、有名庭園も必ず加える。
庭に Art form (a form of artistic expression) があろうとなかろうと。今までは、Art form がないと思った庭は行かなかった。でも、たくさん見る事には価値がある。
ただし、問題は、大型バスは、田舎の道を早く走ることが出来ないので、数多く見るには距離の移動に時間がかかりますね。コッツウォルズは圏内に庭がたくさんあります。
でも、いままでに、コッツウォルズは何ども行ったので、次回は、ケント〜サマーセット方面の南西イングランドを回るのが良いかなあと思っております。素敵なホテルもたくさんあるし。
(上記、写真すべてウィッチフォードポタリーにて)
また、北イングランド方面も、魅力的な庭が多いので、行きたいのもやまやまなのですが、庭同士が離れていて、効率よくたくさんを回れない。
(うわー、大変!なことになっちゃった。そもそも大型バスが行ける道じゃなかったですね。我々はここでバスを降りて、数分歩いてお庭まで。でも、そういう秘境みたいな庭に、魅力があります)
さらには、バスに乗っている時間が長いので、なかなかバスツアーは小回りが効かず難しい。
今後も、ご意見を参考にさせていただきます。もしもご希望がありましたら、また、コメントをくださいね。
コメント欄に、ご質問をいただきました。たまに男性から、ご意見をいただき、ありがたく思っております。
Q: 吉谷さんの旅に一度は参加したいですが男性一人で参加される方もおられるのですか。
A:ご夫婦での参加がありながら、今までにお一人の方はおられませんでしたが、ぜひ、おひとりでもご参加お待ち申し上げております。「類は共を呼ぶ」旅なので、おひとりでご参加されても、きっとお友達ができるのでは?と、思われます。
ファッションブログには、旅のまとめを書いております。こちらも、よろしくです。
July 18, 2013
(コロネーションで盛り上がるバッキンガム宮殿周辺)
イギリス滞在、最後の日。
今回行きたかった場所。
それが、ナショナル・ギャラリーでした。
ヴォロンツィーノ、カラヴァッジョ、ベラスケス、レンブラント、マンテーニャ、ゴッホ、セザンヌ、モネにマネ。好きな絵がぎっしりと詰まる美術館。自分の青春の思い出が、それぞれに絵に深く刻印されている。私が英国の移住をしようと思った理由のひとつが、この美術館にもある。
いつでも入場料無料で、凄い絵が満タン、心が満タン。
しかし、昔はOKだったのに、いまは館内撮影禁止なのですね。それには、ちょっとがっかりでした。なので、写真がなく、残念です。
そして、もう一カ所、ピカデリーにある世界最古の本屋、ハチャーズ。素晴らしい品揃え。素晴らしい本の数々。知の殿堂。本の表紙を見てあるくだけでもいい。とにかく素晴らしい。特にガーデナーには。
本は重いので、名前をチェックしてあとでネットでも注文できる。また、新たにすばらしいガーデニングブックがたくさん出ていた。行ったら必ず、3rd Floor のガーデニングコーナーからすべての階の本をチェック。ため息がでます。
そしてその後、なんと!!!!!
7度の夏を過ごした思い出深いハムステッドへ。(同行のお仲間の提案で叶うことに)
なんと、元の自宅を見学に。家の外観は同じですが、庭は見る陰もない。ああ、でも懐かしいハムステッド。ここは、人間の住むべき桃源郷のように、感じてましたが、今も変わらない。その後、ナショナルトラストの運営しているフェントンハウスへ。ここも、在住中はよく来た場所。きれいな庭があります。そのうち、ヴァージンエアの「イギリスに行こう!」でも綴るつもり。やはり、少しでも花があり、自然の豊かな場所はいい。疲れが吹き飛びます。
(フェントンハウスのキッチンガーデン)
さて、これから荷物をまとめなくては!大仕事です。それぞれに解散。ひとりになったので、全部自分でやらないとね。19日には戻ります。暫く忙しいので、できるときに、また、まとめを書きたいと思います。よろしくおねがいします〜。
July 17, 2013
いよいよ今日でイギリス滞在も最終日。
朝からヘトヘトになって寝るまで、盛大に動き回って居るので、ツアー中よりもさらに忙しくしています。
そして、暑い!暑い!暑い!日本も暑い。と聞いていますがイギリスがこんなに暑いなんて、約束違反!ありえない。私の知るイギリスじゃない。
そして、昨日は私と一緒の方が、某超高級ホテルのアフタヌーティ中に、なんと!蚊に食われるという、私としては、本当にショックなことが起きた。イギリスで過ごした7度の夏、毎日朝も夜も、短パンにT シャツで庭にいたって蚊には食われなかった。たまにワスプやブヨはいたけれども。
やはり、気温が上がるということは、生態系にさまざまなことは起きているに違いない。
事件としては、持っていたバッグのなかでミネラルウォーターがこぼれてしまい、カメラと携帯が水没し、その日は終日落ち込んだけれども、 それもロンドンのアップルでiPhoneを買い替え、たちまちバックアップ完了。無事元通り。文明の利器は凄い。
カメラの写真もすべてバックアップがあったので、大丈夫。 ふう〜(冷や汗)
コノートのバーに行った際、ホテルのなかのムーンガーデンを再訪。盆栽仕立てのマキの木が枯れていましたが、これもまた風情?トム・スチャート・スミス、デザインです。
さて、たくさんの方にブログを訪ねて頂き、ありがとうございました。今夜もう一度アップできると良いのですが、ファッションブログには洋服の話題を続けて行きます。そちらもよろしくお願いします!
July 15, 2013
みなさま(一部、ロンドンに、お残り組あり)をお送りして....、本当に淋しかったけれども、次の一歩へと進む、気合いをリカバーさせて、まず、ホテルを引っ越し。
そこから歩いてハイドパークのローズガーデン経由バッキンガム宮殿へ。
苦労してゲットしたコロネーションフェスティバルのチケットでした。
現地に申し込んで以来、なかなか送ってもらえなくて気を揉んだ。結局、ロンドンの友人に再手配を頼んだ。
(右手がバッキンガム宮殿、この日は、宮殿周辺、ピカデリーストリートさえも、どこもかしこも道路封鎖、タクシーに乗れず、歩く他なし。しかし、こんな道なら気持ちいい)
さて、コロネーションのムードで華やかなバッキンガム宮殿に入場。厳重なセキュリティを通過。空港のような荷物検査のあと、私は生まれて初めてバッキンガム宮殿の「敷地内」に入った。
(ものすごく暑い一日。あの黒い熊の毛皮の帽子の中はどうなっているのやら...?? このあと、私は約束の時間が迫っていたので、ここを立ち去ったのですが、騎馬隊と軍楽隊の盛大なパレードが始まって、遠目でしか見られなかったけれども、英国の眺めの美しさは、まず「ここから」始まっている気がする)
ドレスコード、といってもカジュアルではありますが、すてきな雰囲気が漂っています。
いつも、あの塀のなかはどんな庭になっているのだろうかと。ああ、こうなってたのね。宮殿のまさに裏手です。
(やんごとなく、王家の庭に咲くヘメロカリスもやはり、赤!)
それが、わー、 デザインは特種ではないけれども、典型的なイングリッシュ・ガーデンです。典型的!!ボーダーとローズガーデンと、池のある風景式庭園。
あとは 、英国御用達のさまざまのストールを見て回って、英国らしさに触れる。
それにしてもすごい人。チケットはすべてSOLD OUT . ドレスコードもあって、そのことはファッションブログに書きたいのですが、とにかく楽しい見学でした。
サットンシードのシードボックス、思わず買ってしまいました。こちらの「花の種」も御用達ですのでね。
その後、ホテル経由、ローリーングストーンズのコンサートで賑わったハイドパーク経由でノッティングヒルへ。その後はファッション三昧。 REDBURY ROAD のあたり、以前もご紹介した、オトレンギの店のある周辺が、大好きです。今日も大好きな EMMA HOPE で靴を....。お買い物。しないつもりが、やっぱり....。嗚呼。
次に住むなら、断然ノッティングヒルに住みたいけれども、まあ、高くて無理でしょうけれど、無理と思わず努力するのが人生ですものね。本気で「そうしたい」と思うなら、目標に向かって具体的な努力を。しかし、憧れに終わらせるのもひとつの選択肢。夢のバリエーションとして、たくさんの夢があるひとの方がいい。 と、私は思っています。
July 14, 2013
ここは、私が出産をした頃に誕生した場所なので、(妊娠中から「おもしろい場所がリッチモンドにできたから、日本の雑誌に紹介してくれ」と、連絡をもらっていたものの、あの頃は自由に動けず、なかなか行けなかった)それでもい、かれこれ開業から14〜5年になるかどうか。
今や、リッチモンドの大人気スポットです。 いや、なかなか、たいした場所です。行く価値ありますが、食事をしないと、その本領発揮とはいえないので、必ず予約して。ネット上で予約できるので、トライしてみて。
この、お料理の美味しさをこの最高の雰囲気のなかで味わえるのですから、タクシー代を奮発してくる価値はあり。 特に野菜が美味しい!!!
あとは、ちょっとお買い物して、その後、ホテルに着替えに戻り、「さよならディナー」は、メイフェアにある、トレンディなクァンガリーノへ。みなさま、日本ではちょっと見た事ない感じのおしゃれなアウトフィットに着替えて、とっても素敵だったんですが、レストランのスタッフたちが私たちを見て「なんてエレガントなグループなんだ!」と、スタッフ同士で話し合っているのを聞いて、またまた盛り上がってしまったものです。
「おしゃれは十文の得」日本でも、むかしから、そう言ってくれたらよかったのに。
「ひとは外見によらず」って、それどうなのよー!
リージェンツパークにて、昨日。自分がデザインした「バラの王様Tシャツ」を着て、バラとツーショット。って、最初から決めていたので、厚顔でやってみました。汗)
さて、 半年以上も頑張って来た旅の企画でしたが、そろそろ終わろうとしています。ご参加下さった方がたに、心から感謝。
楽しみにブログを訪ねてくださった方々にも感謝!
また、事情があって、キャンセルをされた方々、なかなか行けない方、いつかまたぜひ、ご参加いただけることを楽しみにしています。
本日、6日目、ツアー最終日は、みなさまをホテルでお送りしたあと、私はあと3泊、ロンドンでいよいよ、洋服のお仕事のリサーチも兼ねて、お仕事モード全開で行きます。今後のあたらしいコレクションはイギリス的なお洋服スタイルを追求したいと思っています。
そして、今日は日曜日、バッキンガム宮殿へ、楽しみにしていたコロネーション・フェスティバルを見に行ってきます!
また、そのご報告は後日にでも.....。ご訪問、ありがとうございました。