吉谷桂子のガーデニングブログ

August 2013

August 15, 2013

旅行から1ヶ月:4

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ロジャージア(ヤグルマソウ)とハニーサックル、葉の大きな植物と細かい植物のコントラストがすてきだ。

昨日から書き直したので、もう一度見ていただけると嬉しいです、昨日はよれよれしながら書いていたのでね。

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庭めぐり二日目の一番目に訪問した  througham court garden の体験は忘れられない。

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しかし、最初の象徴的なゲートを裏からしか、撮っていないという残念。
これは、アナトミー・オブ・ザ・ブラック・スワン・ゲート。anatomy=解剖
すてきなタイトルだ。

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入り口を入って、すぐ、目に飛び込んでくるのが、この赤と白と黒の幾何学模様

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Chiral Terrace   キラル、ないしカイラル・テラスという。

反 鏡像対称性、鏡像異性体のテラス。キラルとは。ギリシャ語で手を意味するらしいが、左右の手の甲が、互いに重なり合わないところから発する言葉。三次元の物体や減少がその鏡像として、互いに重ね合わせることができないということを、庭において表現するって、すごくない? この庭は万事がその調子。数学用語を知らないと、わけわかんないでした。でも、そこが好奇心をそそられ、あとから猛勉強したくなる仕組み。我々はここで、ノックアウトだった。

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メンテナンスも素晴しい。(この隙間の池に落ちてしまったmさん。大丈夫だった?痛かった?...ちゃんと、ケアできなくて、ごめんなさい。でした)
このページの最初の、ロジャージアは、この景色の奥で最初に撮った。いかにも生態系のあった場所にそれぞれが植わる。

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(水面の鏡面に反射で映る、チャリティの文字。これも、Chiral か)

ともあれ.....。

ここに到着する前に、道が細くてバスが座礁したしね。苦労や問題を乗り越えて到達したものには一層の価値を感じる。(会社には、ごめんなさい)細い道の奥の奥にあった庭である。

そこに、このようなインテリジェンスの集積の庭。

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Arts&Crafts Topiary Garden 

ここは、これまでに訪ねたどの庭とも違った。

それから、この庭の主、Dr.Christine Facer 本人の最高!といえる独自のアイデアの集積である。

御本人曰く。「新しい考えや、材料、及び植栽の実験のためにある個人的『研究所』として使用されている」との、こと。素敵!です。

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Library Garden (庭に本棚のスタチュー。これはプレゼントされたものだと。なんとなく彼女の趣味ではないと、受け取ったけれども、庭に本棚。シンボリックで素敵だ)

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キッチンガーデンの花壇の枠。よくみると永遠の円周率が数字で入っている)

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(Royal Steps    レッドカーペットの階段であった。前を行くのは、おしゃれ先輩のT様)


これほどまでに、思い切った形で、この庭の、オーナーが自分自身の表現を...。言い方はなんですが「臆面もなく、表現しきる」ということに、度肝を抜かれた吉谷であった。ある意味。ジェラシーさえも....。ええい、悔しいわい。と。資金がなければ、アイデアがあっても、庭はできないもの。

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(フラクタルのゲート)フラクタル概念は、ひとつの図形の部分が相似形で広がっていく様子などでなんとなく理解できるけれども、一見不規則な変動が大きな広がりになっておもしろい図形を発見することができる。そんな様子をゲートにしていて本当にすてき!

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Fibonacci Jumps sculpture 

こちらは、フィボナッチ数列の彫刻。フィボナッチ数列は花びらの数と相似であり、植物の形に現れる螺旋もフィボナッチ数列である場合が多いのだそうです。

F_n \approx {\phi^n \over \sqrt{5}} だそうです。次へ行きます。さっさとね。

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Cosmic Ancaster stone spheres representing planets
宇宙のアンカスター石の惑星を表わす庭。それぞれの石と鏡面に意味のあることが書かれていたが写真を撮りそびれている。残念。

この左手に見えている黒っぽい葉っぱだけの植栽に注目。黒いフォリッジばかりが集められて、それを Eclipse Shadow bed with Cosmic Planting と名付けてありました。エクリプスは皆既月食ですが、光の消滅を意味するので、黒い葉だらけで構成されていることに面白い意味が加わりますね。宇宙的植栽って。すてきだわ。私もやってみたい。

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ブラックホールの椅子。斜めの部分は人工芝が張ってあったのですが、うまく作るなあ。と。

訪ねる前、グーグルしながら、ここはどうなのか。写真で眺め、なんども「ここはどうなのか!?」と、思い続けた。最初の写真を見ても、これはなんなのか!と思う方もおられると思う。しかし!!!実際に、感動を伴って、素晴しかったのでありました。

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ブラック・バンブー・メーズ。根が他に回らないように、カバーされてましたが。そのうち増えるんでは?と、思わず警戒する日本人でした。ここだけ、ものすごく涼しかった。

ねえ。私、数学と科学は、得意じゃない。でしたので、フラクタルとか数学的カオスの定理とか説明されても、ごめんなさい。「ふーん、そうなんだあ...」って、もやもやとしたのでした。詳しかったら、もっと面白かったでしょう。数学者のお友達がいたら連れていってあげて。
ちょっと聞いたことあるのに、よく知らない言葉。右脳と左脳でクラクラしながら。なので、論理的理解をしたわけではない。ただ、感覚的に感動した...。だってやはり、美しかった。

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Slate Starburst reflective Pool&Rill  カッコいい!スレートで作られたスターバースト型の反射する池と小川。反対の、反射のできる角度から撮らないとイケマセンでした。リフレクティブな景色が撮れず。

しかも、普段は、ヴェネチアほか、さまざまな場所に家を持つ、クリスティーンさん本人が、待ち受けてくれていたのには、もう、びっくりと感動とありがたやー!!!それで、おもしろい説明を受けつつ、ちょっとわからないことが多かったです。

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(これはミケランジェロね。E.T にも登場したしね)

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あの円の中心に未来のあなたが映っている。という、コーナー。

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Arts & Crafts Sunken Garden

まさに、庭のコンポジションがおもしろい。

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色調を合わせた意図がよくわかる。

「THE BARN 」納屋を改装した空間は、私たちが、最後にお茶を頂いた場所。なにより、素晴しいと思ったのは、コッツウォルズのランドスケープをオーバールッキングできるガラス張りの一隅でした。

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美しい空間の向こうにはさらに美しいランドスケープが。

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ツゲの仕立て、おもしろい形です。

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最後は、印象的な赤と白のコントラストのついた空間に、ここまでバランスのとえたスイートピーが。


私の写真では、この庭の素晴しさを表現しきれませんでした。時間も限られてアングルを練る時間もなかったので、今イチであります。

ご本人のHPの写真が素晴しいので、もっとこちらでじっくり見て欲しい。

http://www.christinefacer.com/througham-court-cotswolds-gloucestershire.aspx

また、クライブ・ニコルスのHPも素晴しいです。どのアングルを見つけ出すのか。これも、センス磨きの大事なトレーニングになる。クライブは、「庭の撮影は、コンポジションこそが、命」と、私とのインタビューで言ってた。その時、男っぽいなあ。と、憧れたのでした。

アングル、コンポジションと。

簡単にいいますが、これを観賞のツボとして、ちゃんと見いださないならば、実際の庭の素晴しさを見つけていないことになる。あのとき、バタバタと見学しているので、実は、そのツボを完全に押さえているとは言えないのは、仕方のないことでもあります。


楽しいコメントをいろいろ頂きまして、ありがとうございます!



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August 13, 2013

旅行から1ヶ月:3

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今回の旅行中、本当に嬉しい気分で過ごせたのが、コッツウォルズで2泊したエレンボーパークホテルでの時間。ホテルの滞在だけでも、旅の価値を感じるし、なんとかして、グループ旅行でも、実行して欲しい。と、ずっと旅行社の方に、お願いしていた。それが今回初めて叶ったんでした。

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でもすみません。こうしたマナーハウス的ホテルは同じ部屋が少ないので、部屋のファシリティが違うはずです。その点、きっといろいろあったかもしれず、ごめんなさいです。

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おや!部屋に入ってみると、手描きの挨拶文が?!と、思ってよおーく見ると、手描きに見える印刷レターでした。でも、ちゃんと、私の名前も入っているし、こうした挨拶文、発見するだけで嬉しいです。

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ロビーやシティングも英国的くつろぎ感、素敵!ここを通って、メインダイニングへ。

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お料理、美味しかったです。軽めにあっさりとした仕上げだったので、夜遅い食事でも消化できた感じ。
サーヴィスのスタイルもちゃんとしていた。

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コーヒーが出た頃合いに、明日のチャールズ皇太子の庭のインヴィテーションが渡された。ワクワク!気分が上がります。立派な箱で、大切に持ち帰りました。この箱に、旅の思い出書類をしまおうと思って。

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ちゃんとしたホテルなので、昼のベッドカバーと、寝る前のベッドメーキングが異なる。
翌朝、枕において置いた1ポンドはそのhの夕刻、横のチェストに戻されていた。こういうサーヴィスも好き!

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フルーツやハム、チーズは、バイキングで。

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朝ご飯も素敵だった。私は、最初にポリッジを。グループツアーでも、それぞれの人が好きなメニューを頼めるので、普通のイングリッシュブレックファストを頼まないで別のものを頼むこともできて、ワクワクどれにしようか迷う。

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普通のイングリッシュブレックファスト。ちゃんとブラックプディング(豚の血のソーセージ)とカンバーランド・ソーセージ(もしかしたら、コッツウォルド・ソーセージだったか?忘れた)もついてる。

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オムレツを頼んだひと。エッグベネディクティンを頼んだひと。いろいろあって楽しい。

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私は二日目の朝は、エッグ&ソルジャーを頼んだ。枕木のようなサイズに切ったトーストがソルジャー(更新する兵隊)というわけ。

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玉子の上のところを開けて、ちょっと塩をして、そこにソルジャートーストをディップして食べる。
自分の家でも簡単にできるけれども、好みの玉子の堅さで出してもらうのが嬉しいのよね。

私は、実は、ほかのひとがいうほど、イギリスでまずいものを食べたことがない。まずいものを出しそうなパブとか、あったけど、そういう店には近づかなかった。でも、イギリスの食事は「コンフォート・フード」だと、思う。官能的なおいしさはないけれども、気楽なおいしさ。そういう点で7年住んでいて。イギリスの食べ物にはわりと飽きなかった。日本食レストランもついに行かず。あ、一度寿司屋にいったかな。

いいホテルだった。レストランもよかった。また、同じ所に泊まりたいなあ。と、思うけれども、イギリスは本当にこうしたレベルの、ホスピタリティのちゃんとホテルが多くて、いろいろなホテルに泊まる楽しみもあり。

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個人で旅行する方におすすめなのは、グレーブタイマナー。イングリッシュガーデン生みの父と言われる、ウイリアム・ロビンソンの自宅だった。いわば、ここで、花のイングリッシュガーデンが生まれた。

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むしろ、彼の時代は、整形式のスタイルのままではありましたが。
ここは、水がいいんです。お風呂の水も、ミネラルウォーターのいい奴に入ってる感じで。

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夏の夕げ、気温がぐっと下がる頃、シャンパンでほろ酔いで、庭や周辺の田舎道を歩くのは最高の心地。ガーデナーにとっては、グレーブタイマナーの、聖地のような庭を、早朝も、夕方も、独占できるので、素晴しいのです。ここはまたぜひ行きたい場所。2泊くらいできたら、命の洗濯になりそうです。

実は、来月のヴァージンエアの「イギリスにいこう!」には、イギリスのホテルのことを書きたいと思っていて、このグレーブタイマナーはその筆頭にしたいと思っていたのです。

グレーブタイのサイトでは、花の庭の動画も見られるので、時間のある方は見てみて。



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August 10, 2013

旅行から1ヶ月:2


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今日から、お盆休みですね。さっきベランダの温度計を見たら37度!でした。外にでられない。

納涼イギリス思い出し大会が続きます。

ウィッチフォードポタリーを後にして向かったのは、ガーデンルームズの殿堂、ヒドコートでした。詳しいヒドコートの説明は、ヴァージンエアのコラムに書いたのでそちらを読んで頂きたいのですが、やはり、この庭も、植栽の美しさもさることながら、構造物が素晴しい。

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この庭を作ったローレンス・ジョンストン大佐の居室を再現してあるかと思うのですが、なんとも良い感じの部屋です。趣味がいい。

さて、コッツウォルズは、アーツ&クラフト運動の本拠地でもあたことから、そうした造形の影響を多いに受けた構築物も、よおく観察しておきたい部分です。昔は25種類のガーデンルームズと言われていましたが、今は増えて、30のガーデンルームズ。朝から終園まで、じっくり見たい庭ですが。この日の庭のスケジュールは4カ所。次を急ぎます。
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チャールズ皇太子の庭のかなりの部分をデザインしたバナーマン夫妻のデザインした庭を。背後に見えている屋敷の一部は16世紀からある建物だそうですが、表のゲートはバナーマン夫妻のデザインによるもので、門柱にそびえる巨大なコーンのトップも、バナーマン氏のアイデアだそう。このコーンの巨大さが個性となって、ちょっと不思議な、伝統とエキセントリックの混ざった庭の存在を予感させます。
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いよいよ中へ。現在のオーナーはロンドンの画廊オーナー。この日は、この庭の ヘッドガーデナー氏に案内して頂きました。コンテナの配置やトピアリーの存在感が、フォーマルスタイルとナチュラルスタイルの混在になっていて、これまた、伝統とモダンエキセントリックの混在に重なる。
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(オーリキュラシアター。とてもオリジナルな形で凄い。ボリュームの捉え方が素晴しい)

でも、そうね。現在はバナーマン夫妻の管理ではないため、植栽の輝きは失われていたと、私は感じました。(オリジナルの写真をネットで見ることができる)けれども、構造デザインが素晴しくて、多いに勉強になる。今、ひそかに、このバナーマン夫妻の現自宅の庭を見学に行くツアーを検討中。興味のあるかたは、I&J Bannerman design のサイトを見てみて。リンクは許されているかどうか不明なので、グーグルで。
(見た?)
すご===い。ですよね。Arundel Castle の庭!エキゾチックプラントにノックアウトされます。英国の庭も温暖化で大変な変化を遂げていますが、彼らがコーンウォールに引っ越した理由がわかります。
このTrematon Castle もグループツアーのみ、アポイントで受付をしているので、次はそこを狙う他ないと考えております。

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Hanham Court に戻ります。これぞ、バナーマンスタイル。本来は石で造形するスタチューやエンタシスなど、すべて無垢の木で彫刻されています。これの、もっともっと、エキセントリックなのが、ハイグローブにもありました。

それにしても、写真を撮る位置にこの子はいつも鎮座してみんなの人気ものでした。イギリスの庭のわんちゃんたちは、本当に幸せそうです。 こちらに見えているイチイのトピアリーも、他のものも、年に2回借り込むそうです。数が多いので、大変そうです。この庭の維持費だけで、年間数千万円。古い家の維持費も大変だろうから、よほどの情熱と資産がないと、こうした庭の維持は...。
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「植物を彫刻的に扱う」これは、ガーデンデザイナーのトム・ステュワート・スミスの言葉ですが、現代の庭は常にそうです。直線とオーガニックな植物の形のコントラストが美しい。
運の良いことに、まだまだバラもデルフィーも満開でした。
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最後に駆け込んだサマセットのレディファーム。(こちらのHPのGALLERY ページ、クライブニコラスほか、錚々たるカメラマンの写真が素晴しい!)オーナーのジュディさんが、「あの東屋でみなさんとお茶を、と思って用意していたのに」「あ〜、なんて残念!」考えてみると、英国人は、「庭や東屋でのお茶の用意」はスタンダード仕様 だったなと。
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「かならず、又、来てね!」と言っていただいた。ジュディさん。
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庭は斜光の瞬間が最も美しい。この奥の方は行かれなかった。LADY FARM。

時間がなくて、本当に惜しかった。私が調べに長い時間をかけ、断続的に旅程を立てているので、あとから数が増えるほど、関係者の苦労も増えます。逆に、1日に2カ所程度にして、ゆっくりと過ごせたらどんなにいいでしょうとは、思うのです。あるいは、実際に見る価値があるかどうか、不明でも、近い場所で移動時間を短くして一度にたくさん見ることも可能なのですが、でも、旅程は3日間。やはり「話題の庭」を厳選し、それをたくさん見て欲しいと思うのが主催者心。移動に多少の時間がかかっても、全英トップ20に入った庭をできる限り見たいと思うのです。旅行社の方も、かなり頑張って気合いを入れて旅程を組んでくれます。みんなあらんかぎりのハートを込めてやっていることなので、ハート同士の相性が良ければ、きっと感動の旅になるはずと。裏目にでたら悲劇ですが、
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(翌日に訪ねたソロワムコートのティータイムのお菓子。可愛かった)

今後は、お茶の用意のある庭かどうかを事前に確認してから、旅の予定を組めると良い。フィジカルな意味でお茶を飲むと嬉しいけれども、メンタルな意味で、素敵な庭で飲むお茶は特別なもの。これも、個人の旅ではなかなか実現出来ない贅沢なグループツアーならではの仕掛けです。

Sir James Dyson の庭でも、手作りケーキを作って待っていてくれました。「お茶の時間」は、英国人の心意気を感じる、欠かせない儀式。なので、たとえ、紙コップで用意されるお茶でも。庭とお茶は大事なコンビです。次は是非ね!
 

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August 09, 2013

旅行から一ヶ月

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(旅の初日、モートンインマーシュのパブに下がっていたハンギング。これぞ!という育ち方、日本ではなかなかこうは行かない)

ちょうど一ヶ月前の9日、英国に向けて旅立ったんでした。旅の始まる前は、無事、問題なく皆様が帰国できるかどうか。厳選した訪問先ではあったけれども、庭が実際に「素晴しい!」感動を感じさせてくれるかどうか。いろいろ不安でしたが、いろいろな心配事が、一応うまく行った今では、本当に良い旅になったと。参加して下さった皆様や、応援してくださった皆様に感謝の気持ちで一杯です。
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で、ちょっと時間のある時など、参加者のみなさまのブログを見るのも楽しみで(ブログのご紹介)。
やはり、英国の話題は、見ていて、嬉しいです。心が豊かになるような。 

あれから、激動の日々だったので、旅行を振り返る余裕もなかったのですが、今はまだ、お盆を境に、仕事の山脈も高々そびえているけれども、暑いし、やる気がなかなか湧かな〜い。(でも、明日の締め切り、来週の原稿締め切り、わかってますよー月曜には撮影もあるしー)でも、楽しみの時間も....。少し、振り返りたいと思います。
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写真は、おなじみ。最初に到着した、ウィッチフォードポタリー。
参加のみなさまが「おしゃれ!」だって、ウィッチフォードでも言われました。
だから、人が入っている写真も旅の思いでに最適です。あえて、人が入っている写真を撮ります。
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ウィッチフォードでも、時間がなかったので、ここでゆっくりお茶を飲む時間も取れませんでしたが、来春は、ジムさん。レストランの近くにスタートさせるのと、この敷地内にはお嬢さんの運営によるカフェが出来るそうです。カフェができたら、絶対にここでゆっくりしたいですよね。食器類は、当然ウィッチフォードの作品です。我が家も、この20数年間に集めた相当な数のウィッチフォード製食器がありますが、使うたびに、おおらかな作風、心が潤うような豊かさを感じさせてくれて、どれも、いい感じ。
ジム・キーリングさんのオリジナルは素晴しいですが、息子さんのアダム・キーリング作も、私のコレクションアイテムです。
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最後に私たちを見送りに来てくれたジムさんとスタッフ。ところで、こちらのスタッフの皆様の着ているアウトフィットもカラフルで感じいい。服の色から明るいオーラがでています。やはり、お庭では、上半身だけでも、明るいほうがオススメ!
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最後に、黒いペチュニア、ファントムに、赤い花を合わせて。まるで、この秋のトレンドカラー。やっぱり、おしゃれだし、ここのコンテナは本当に参考になります。上部に見えている「線」の植物は、コーンフラワー。矢車菊の赤色。共に植わっているペチュニアやゼラニウムの葉っぱの形と異なるフォルムがこの寄せ植えに美しい変化を与えていました。



 

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August 07, 2013

暑い!ヘレニウム丈夫

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今日は、35度越し。暑くて、昼は、炎天下の庭にでるのも恐ろしいほどでした。
水やりをするなら、早朝6時までか、午後は5時以降と決めています。
屋上の水やりは、雨のないときは、二〜三日に一度と決めていますが、最近植えたばかりの植物があるので、毎日のチェックをしないと不安です。ちなみに写真の銀の葉は乾燥に強い証拠。心強い乾燥庭の仲間です。

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ヘレニウム。乾燥にも強く、しかも、箱根のような湿地でも、丈夫です。フィリフェラオーレアが葉を横に広げるので、その間から花が咲いています。こんなに激しい太陽に、終日当たっても元気そうな屋上の植物たち。その植物が環境にあっていると、見ていてもストレスはないのですが、この暑さ、早く収まって欲しいです。明日も暑いとか?熱中症に要注意ですね。

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左、お茶の濾過網がついたボトル、6月に買ったのですが、夏は、ハーブティやフレーバーティを、日々凄い勢いで飲むので、とても便利です。使い勝手も抜群。もう一つ欲しい。
その横で咲いているのは、ここで3年目の開花になるファレノプシス。この水はけ穴のないマグカップでずっと元気にしています。イギリスに行くずっと前から咲いているので、もう、2ヶ月ほど、咲きっぱなし。結局、水が溜まるほどは水やりせず、水苔に湿気を与えるのみ。ケイ酸塩白土やゼオライトなどを底にいれた容器に、水苔で、水を溜めないように育てる、そういう育てのコツを手に入れれば手間なしで花を楽しめるので欠かせません。とかいいつつ、水肥料などは、時々やります。でも、そういう肥料を与えるのが好きなので、ついついやり過ぎに注意。そういう時もケイ酸塩白土(ミリオンなど)が一緒にいると、それを吸着してくれるので、安心です。



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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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