July 2014
July 29, 2014
７月、まだまだ夏の入り口という感じの月ですが、秋植え植物の発注や予約は、今が最盛期です。
来年の春の花壇をどんなイメージで作り込もうか。いろいろとアイデアを巡らせています。チューリップは、何百球にもなりますので、その色彩のイメージは、大切です。
それには、画集を見たり、本棚のさまざまなビジュアルの資料を見ることが多いのですが、今年の英国ガーデン・ツアーをした際に、行く先々で、さまざまなガーデナーにいろいろな質問をしていましたが、そのなかで、とても心に残ったひとことがありました。
それが「リレーティブ・カラーズ」でした。
私も、花の庭を作る時には「色彩の繋がり」を、非常に大切にしています。色彩の相関関係がしっくりといっていない庭は、ゴチャゴチャして見えますので、うまく色は繋がるようにしています。
特にコンテナなどは、植木鉢と花の色彩の「リレーティブ」感は大切ですよね。
洋服もそう。なにかしら、靴やトップスとの色の相関関係は、考えることとなります。
そして、さらに美しさが映えるのが「相関関係」に対し「補色」。反対色で色の対比を考えることで、個性的な花壇や寄せ植えができる訳ですね。
今、個人的には、白色に近い淡いパステル色が最も使いたい植物。光を感じる明るい色に対し、陰を感じる濃色でコントラスト。ちなみに、この、ベルケア・パープレア、来年、はままつフラワーパークで大々的に育ててみたいんですが。どうなるか。やってみないとわからないです。出荷はこの１０月、早く数を抑えなくては！
July 27, 2014
夏〜！ですね。でも、余りにも、暑いので思考停止です。外にいると何も考えられない。
エアコンの効いた空間でしか、仕事も先のことも考えられなくなっています。これは、まずいです。
写真は、昨日、出張先で訪ねた群馬県中之条町「花楽の里」の宿根草。大きく立派に育っていて、見事でした。
ベロニカストラム シビリカムも、こんなに大きく元気！これは、東京では難しい花。やはり、高原の空気のなかで見るとさらに美しく、価値があるように思います。
ファッションブログにも書きましたが、中之条町の野反湖周辺に自生する植物たちが美しくて。それこそが、その地域ならではのプランツ・エコロジー。その地域まで足を伸ばして見学する価値のある植物だし、地域性の特色になりますね。素晴しいです。
みごとな緑のカーテンを作っていらっしゃる 中之条町花の会、会長の福田 具可さんのオープンガーデンにもお邪魔しました。植物への愛情や情熱がひしひしと伝わって素晴しかったです。
山百合が見頃を迎え美しかったし、もの凄く暑い日で、素晴しい香りがしていました。
野反湖へのくねくね道で車酔いしていたのですが、その香りで元気がふっと戻ってきたようでした。
植物は、日当たりの良い場所のほうが、光合成をしてよく咲く。のは、常識ながら、こう暑くちゃ、午後は日陰になる場所が安全ですね。大切にしているコンテナ植物は、早朝から、日陰に移すことに。
えっちらおっちら。ああ、もう、素焼き鉢はキツいわー。
July 22, 2014
箱根仙石原にも、夏がきました。今日、関東地方も梅雨が明けましたね。
東京に遅れること、１〜２ヶ月、ホリホックも今です。
そして、アジサイも、今が盛り。このアジサイは、３年ほどここに植わりっぱなしですが、肥料だけは施しています。今年は色鮮やかに仕上がりました。肥料の関係か？去年は、もっと淡い色でした。
ベンチの色に合わせ、植木鉢も同じ色に塗って頂きました。やっぱり同じ色のほうが空間がまとまる。この色に決めた理由は、ヒドコードブルーのイメージがあったのと、赤やピンクの花色に映えると思ったからです。
大きな大きなベゴニア ' ワッパー' です。これひと株で空間が、花だらけな感じになります。
花殻摘みも必要ないので（散った花は時々掃除が必要ですが、手間要らずでありがたい）
インパチェンス’フィエスタ’（二株）と寄せ植えしました。
今回、若い方々にも、植物の魅力に気づいて欲しいと思い、雑貨に寄せ植え。いろいろ作ってみました。
目に留まると嬉しいのですが...。花が咲いているだけでは、通り過ぎていく若い人々に、なんとか、気づいて欲しいと思うのですが。
ワイヤーで。固定。しっかり取り付けて落ちないように。ここで、よく若い方々が記念写真撮っていらっしゃいます。
乾燥に強い多肉植物。今、またブームなんですってね。いろいろなアレンジができてやっぱり楽しい植物です。
雑貨屋さんにあったジョウロに穴を開けてトレニアを植えました。今日、植えたばかりなので、まだ安定していませんが、週に２〜３回の薄い液肥の散布で元気になってくれると良いのですが。実は地植えのトレニアを移植した。
今年は、庭づくりから４年、やっと土がフカフカになってきて、花付きのよい大株ができるようになってきました。ま、霧が多く雨が多いので、植物によっては、だめなものもありますが。
ダリア'黒蝶’もこれからどんどん咲きます。太陽が少なかったのに、頑張ってくれた。日の光が強くなれば、もっと花色がダークになると思います。光が少ないと花色が淡くなる傾向がありますので。
ハイブリットの皇帝ダリア 'ガッツァリア ' も、もうすでに咲き始めました。
いよいよ夏ですね。
今朝我が庭にも結構な害虫を見つけました。
大きな大きな蛾の幼虫やコガネムシ。カメムシアブラムシ。いろいろいて、ちょっと参りました。
さあ！夏バテしないように、睡眠と栄養で、夏を乗り切らないとね！今年は、暑いの、いつまで続くでしょうか？
私は、朝は白湯。そのあと、朝食に小松菜とアボガドと胡桃とチアシードかフラックスシードに冬はリンゴ、夏はバナナを入れた豆乳スムージを去年の年末からほぼ、留守の時以外はずっと続けてきましたが、かなり調子がいいです。おすすめです！少し、コンソメを入れると、冷たいポタージュにもなります。
最近の愛用は、MICHIBA . スムージーの器ごとコップになってしまうので洗うものが少なく済みます。
食欲のない時期でも、氷入りで作ると爽やかでおいしいです。今後は、ミントやバジルも活躍しそうです。
July 19, 2014
（写真上、アルンデル城 Arundel Castle ）
帰宅した日の朝から、ずっと仕事漬けであります。そして、ようやく、自宅のパソコンから写真がアップできるようになりました。が、どうも、私のパソコンにも問題があり、結果的に一枚の写真をアップするのに、３〜４分程度かかるようになってしまいました。写真全体の容量が重いのが原因かと。今日、１０００枚ほどの写真を捨ててから。ようやく少し動くようになったようです。どうしても、アザーの写真がたくさん溜ってしまうのも要因ですね。パソコンの不要データ。集まるのは、簡単。捨てるの、結構大仕事です。
（写真上、アルンデル城 Arundel Castle ）
さて本題！今年訪ねた１０の庭。どこも素晴しかったし、私自身。２０年前よりも、きっと見る目が肥えていているので、２０年前は感心しなかった庭でも、震えるような感動を感じたりしていました。（たとえば、イギリスの見るべき庭の最高賞を取ったこともあるヒーバー・キャッスルとか。その日はとても暑かったので、歩くのもしんどかったし、バスの運転手に、庭を見るより、そこのヘンリー�擦噺世μ召慮鼎ぅ僖屬妊咫璽襪魄�んだほうが、幸せだったかもしれないと話して、多いに同感されていたんですが、ヒーバー・キャッスル。構造の美しさは、以前よりも輝いて見えた。その話はまたの機会に）
（写真上、アルンデル城 Arundel Castle ）
現在のヘッドガーデナー、マーティン・ダンカン氏が素晴しいということを知った。
一番上の２枚は、バナーマンデザインですが。このボーダーと、スタンペリーガーデンは、マーティンさんの仕事。色彩とフォルム、プランツエコロジーが三位一体。又すぐ行きたい！と、思わされています。
来年から、ガーデンランク星２つがつくそうです。当たり前だ！
そして、２０年前よりも、さらにさらに、素晴しくなっている庭にも再会しました。パーラムハウスです。Lady Emma Barnard のセンスが輝いていました。私はこの日、自分が死んだら最初に歩く花園はここがいい！と、決めた。写真になりにくいですが、花園No.１の庭でした。ファインダーを覗くのではなく、目でしっかり眺め記憶に留めようと努力して眺めた庭でした。そして、室内のフラワーアレンジも感激的。パーラムハウスは、室内も必見です。
すべては、庭の花を使ってのアレンジ。時々この庭の花で、フラワーアレンジのコースも開催しているのも有名です。で、いつか、そのアレンジの講座に受けに来たいと思いました。
そして、感激したのは、デンマンズで。あのジョン・ブルックス氏が自ら講座をしてくれたこと。プランツガイド片手に庭の歴史をお話くださいました。実は、私、まさかと思っていて、興奮してしまって、あまり意味のある質問ができなかった。精一杯だったのですが、「この庭のなかで、あなたがもっとも好きな植物はどれですか？」と、伺いました。「即座にアナベル」とのお答え「私もです！！！」と、ウケてしまいました。
今回訪ねた庭は。甲乙つけがたく、トップ１０順位。といっても、決められませんが、もしも、今後、イギリスの庭を巡ってみようと思われるのであれば、やはり、私のなかの１番は、アルンデル城です。
ここ数年、今年までの、さまざまなデータにおけるArundel Castetle のランクは、どのガーデンガイドを見ても低かったのです。でも、もしかしたら、凄いかも？！
と、私自身、憶測と山掛けをしての訪問決定でした。内心、はずれたらどうしようとも、恐れていました。でも、そこに見たのは「もしかしたら？」の、想像などを完全にぶっちぎる大差。想像さえできなかった美しさと、植物への情熱でした。感動のあまり、アドレナリンがですぎて完全なナチュラルハイになってしまったほどです。できれば、一日かけて終日滞在しても飽きない庭だと思います。
（アイフォードマナーの新しいセクションの庭。ツゲのトピアリー製ティールーム。ティーポットが精巧にできていてびっくり！
また、特に人気の高かったのが、アイ・フォードマナー。ロマンの質の高さと現在のオーナーのガーデニングへの情熱とセンスに、大喝采。
そして、上記のパーラムハウスは、レディ・エンマ。女性のデザインした庭の強い共感、また、同じく女性ガーデナーのスペシャル・プランツも忘れられない庭でした。
いやもう、ほかもたくさん！すべて素晴しかったでしたが....。
その庭のオーナーの人間性に触れて心が熱くなりました。また、時間を見つけて書きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
次の火曜日、７月２２日（火）は、星の王子さまミュージアムで、公開ガーデニングワークです。
箱根は涼しいので、ガーデニング・ワークが楽しみです！ハンプトン・コート・ショウで、雨用のワックスドハットと、新しい雨用ワークブーツ（写真で着用帽子とブーツ）を、買ってきたので、雨でもばっちり働けます！（蛇足ですが、青いウエアは、私がデザインした新しいガーデニング・ウエア。この秋発売！あまりにも暑い日のガーデニングは辛いですが、やはり、地面に足をつけて、植物を触っているのが一番幸せです！
July 17, 2014
サーバーの関係で写真のアップがずっとできなかったので、失礼しておりましたが、今無事に、ヒースロー空港のラウンジに到着。あとは、飛行機に乗るばかり。
ホテルを８：３０にチェックアウト。９時前にハンサムなキャブドライバー、イブラヒムさんが迎えに来てくれた。なんと、ソーホーに近いホテルから、ヒースローまで30分で朝の渋滞を抜けて到着。
でも、タックスのリファンドには、時間がかかりますね。１時間ほど、並びましたが、２０％もの消費税。しっかりとキャッシュに換えて...。
周囲へのお土産も空港で消化。しかし...。
いつも、ここまでくるのに疲れてしまいますね。
では！写真は戻ったらアップしたいと思います。
