吉谷桂子のガーデニングブログ

July 2014

July 14, 2014

7月13日(日)ロンドン・ガーデニング探訪 (続きも完了)

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自由行動の一日でしたが、私の案内するロンドン・ガーデニング探訪をご紹介します。

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まず、最初は、さまざまな寄せ植えコンテナが、見られるメイフェアを探索。

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いろいろあります。ツゲとモスで。こういうアイデアを日本のカフェやレストランも、取り入れたら楽しいのに。また、こういうアイデアを、ガーデナーがどんどん提案して、ビジネスにできると良い。 
高度でさまざまなセンスや知識が必要なのは当然ですが。 

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たったの5ポットがこうなるとは凄い。植木鉢の大きさは深さ25センチ程度!です。
サフィニアが多いですね。肥料はたくさん使います。と話しましたら、化学肥料匂いがするわね。と、メンバーのひとり。本当だ!

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そのあと、みんなでバスにのって、クリフトンナーサリーへ。
10名強の人数でしたので、タクシー3台同時ゲットが難しかったので。
散歩していたハイドパーク脇より(同時にホテルのあるマーブルアーチも!)から一筆書きでクリフトンナーサリーのあるWarwick Av St まで走っている 路線バスで。 

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今大人気のカフェで軽食。オーガニックで野菜中心のメニューが豊富で美味しい!!!

その後、ノッティングヒルへ。エンマ・ホープ、セレクトショップのMatches 、タウンハウスの窓辺などを見ながら、チャーチストリート行きのバスで、例のパブで。

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そのあと、 うわ〜!!!っと、歓声のあがるチャーチストリートのTHE CHURCHILL ARMS へ。
2階建てバスの中からも写真が撮れるので、それもシャッターチャンスです。

しかし、今年は、例年にくらべ、ごちゃごちゃ感が一層....。

真向かいにあるとてもシックなサリークラークスの店で、夕方のピクニックのためのお惣菜を購入。

さらにそこからバスに乗ってオックスフォード・アヴェニューへ。

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オックスフォード・アヴェニューのジョン・ルイス・デパート(JOHN LEWIS)では、この夏、創立150年を記念して、ルーフトップガーデンをOPEN  。

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RHSで選出されたトップ・ヤング・ガーデン・デザイナーによる作品ということで、いまどきのモダンなデザインです。(が、ランドスケープのまとまりがないのでは?個性がないのでは?こうして部分でみるとかっこいいけれども、植物もあまりうまく育っていないようで。う〜ん!私がやったほうが、もっと美しいものになったでしょうね。なんて、思ってしまいましたが、とにかく、今時のデザインでした。これ、これ、きっと使っている土もよくない。でも、こうした作品を見るのも、参考になります。

その後、私は、ひとりになって、ロンドンで一番好きなデパート。セルフリッジスへ。

地下のワインバーとか、婦人服売り場のコーナーカフェなども、おすすめ!です。セールは殆ど終わっていたのですが、すてきなドレスがやまほど!でも、すごく高くて、ちょっと触って、鏡の前で顔に逢わせてみるだけでした。

向かいのマークス&スペンサーの地下で、シャンパンを2本と、みんなで乾杯のためのおしゃれなピクニック用グラス20コ。や総菜の補足を買いに。そしたら、レジのおばさんが「あなた!これだけのものをひとりで運んで歩くの?!!あり得ない!(INPOSSIBLE!) 出口まで手伝うからあとはタクシーに乗らなきゃダメよ!」と、係の人を呼んでくれて(結局、カートをおじさんが持ってきてくれた)。でも、ホテルは、歩いて10分もかからない場所、ま、重いけれども、これくらい大丈夫。道は大渋滞。やっぱり歩こう。と、よいしょよいしょと担いで行きました。

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そして、最後は穏やかな夕方に芝生の地面に裸足で座って、みんなで旅の疲れをアースしました。

無事に終わってよかったです。ご参加、ありがとうございました!!!



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July 13, 2014

おかげさまで、無事英国ツアー終了しました!

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と、いっても、また、メンバー全員、ロンドンですが、バスに乗って英国のカントリーサイドを巡る旅はこれにて終了しました。淋しいです。みなさまと離ればなれになったのですから。


正確には、4泊4日もの間のずっと一緒に感動を共にしたのですから 、当然です。みんなで「わーっ!素敵!」といいながら。感動を共有すると、心や魂を共有したようになるので、3日前に逢ったばかりでも、友人のようになります。


19歳で参加されたMちゃんは、今日は、お母さん年齢に近い Fさまとコッツウォルズへ、オプションツアー。Fさま。Mちゃんをよろしく。



私は、また新しくなったというクリフトンナーサリーを約10名のメンバーで。当初考えていたフラワーマーケットは、治安の点で心配な気がしたので(スリが多いのでも有名)お上品なクリフトンとリトルベニス散策としました。
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例によって、ロンドンのホテルに来ても、写真をアップロードしようと思うと、インターネットそのものがフリーズしてしまいます。(上の写真はどれも、去年の英国、過去掲載済みのデータです)なので、日本のアイリスガーデンブログのチームさんが会社に来てくれた時点で、アップできるようにまずは、写真を、日本にメールしておきます。ロンドンはただいま日曜日の朝です。

素敵なコメントを本当に、ありがとうございました!嬉しかったので、その一部をご紹介させていただきます。

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hさま
「彼女の好きな...」旅の第一報、無事到着嬉しく、お疲れなのにありがとうございます、楽しく読ませていただきました。 彼女の好きな「26」の庭=「吉谷桂子のガーデニングスタイル」のリストを参考に、昨年未訪問の庭を いくつか訪問。吉谷さんのリストいまだに私にとって必須です、吉谷さんにとってHobhouseさんの リストがそうであるように。でParham House、Matureな庭だけが持つ魅力が横溢、”20 Sussex gardens”で Lorraine Harrison氏が確か、gemと評したハーブガーデンにノックアウト、フーシャの温室も圧倒的で、 そして心底から美しいと思ったCutting Gardenに初めて出会いました。吉谷さんや皆さんがどう感じられるか 今から楽しみです。

最高!!!!でした。パーラム・ハウス。ここは、すごい!私は20年前も素晴らしいと思ったのですが、今は、もっともっと!洗練の極み!


mママさま
お庭の見かたはわかりませんが、どのように感じたかが大切だと。庭は芸術だと思います。あるいは人生のような。

本当ですね!

mさま
吉谷先生毎日、素晴らしいレポートをありがとうございます。まるで、自分まで旅行に行っている気分になります。皆様の感動が伝わり、こちらまで感動します。心より感謝です。素朴な質問ですが、案内の方の通訳は、先生がなさるのですか?それとも、英語が話せることが参加条件だったりして??英語勉強しなければですね??それでは、これからも楽しみにしております。どうぞ、お気をつけて下さい。


今回は旅行会社の方にお願いして、現地ガイドさんに英語通訳をお願いしました。
私の英語力では、とても、とても。相手の意味がわかっても、それを即座に日本語化するのは、私には無理ですので、園芸的専門的なことだけを補足させて頂く形で。今回、4日間、現地の菱谷さまには、ずっとおつきあいいただき、本当に感謝でした!助かりました!ありがとうございました。

hさま
Iford Manor 八尋和子さんの著書でずっと気になっていて、Gardens Illustrated誌の掲載記事を見てこれは行かなくちゃ と昨夏訪問、 Italianate gardensと称されるけど、変かも知れないですが私はなんか日本っぽいものも感じ、漠として。列柱に乗せられた犬?の彫像は狛犬っぽく 地面の筋は石庭のそれに、そしたら奥に日本庭園、私は英国で初めて日本庭園を撮りたいとシャッターを押しまた。セッティングの場所が 山に抱えられているからかもしれないけど、他のそれの”なんか変な感じ”が全くなく、もしかしたらPetoは日本からの影響を 受けているのではと・・・いやいや気のせいかとか。その後帰国しググって彼の日本訪問知りました。彼がInspireされたいろいろな要素が 凝縮された空間、彼が見た夢の再現。吉谷さんが執筆される記事が今からとてもとても楽しみです

おっしゃる通り、ペトさんのロマンのすべてが、今もここに脈々と鼓動するように、生きていました。書く事が多すぎてこれは、ヴァージンエアのイギリスに行こう!に、2〜3日かけて書きたいと思います。

みなさま、ありがとうございました!
 

iris_garden_blog at 06:42   Tweet

July 11, 2014

ハンプトンコート・フラワー・ショウ写真

日本に写真をメールで送り、アップしてもらいました。いつもより、小さな写真ですが。
ハンプトンコートの庭。本当にきれいでした。

P10301101、整形式のサンクンガーデンや

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2、ヨーロッパ式のフォーマルガーデン

P1020963
3、新たに、中世のスタイルと同じデザインで復元されたキッチンガーデン。

P10301234、世界一、古いぶどうの木。



さて、いよいよフラワーショウへ。

P10302075、こちらが、今年のグランプリ。オーストラリアの庭。
オーストラリア原産の植物は、葉が小さいので植栽のメリハリがつかず、う〜ん。構造デザインも、構造着色のカラースキームも。美しいとは思えない
個人的には、ちょっと....。

P10302236、今どきの、イギリスぽいデザイン。

P10302807、みなさまおきに入りの植物を買って、満足そう。

P1030301
8、ダリアが大流行中です。

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9、大型のアガパンサスも。

P1030347

10、私が一番好きだった庭。

P1030575


11、珍しいアリウムやエキナセアは、おなじみ AVON BULB

さて!!!今日はこれから、バナーマンデザインのアルンデル・キャッスル、ジョン・ブルックスの自宅でもある、デンマンズ他。お天気は最高ですが、気温は、14度。とかなり寒いです。冬のコートがあってもいいくらい!また、時間のある時に書きたいと思います!出発!集合時間厳守!



iris_garden_blog at 16:24   Tweet

July 10, 2014

Special Plants スペシャルな日々

今回の旅行の企画、勿論例年通り、私が調べて作りました。面白くなければすべては私の責任であり、決行する以上は、満足と感動のいくものにと、探し調べ、迷うこともありながら、このスペシャル・ナーサリーは、ここは是非!と、思った訪問先です。(I ford manor は、ついでに行こうと思ったくらいだったのに、素晴らしい庭でしたが)

ツアーでなければ、できないことをする。アポイントでオーナーのご案内を戴き、特別にいろいろな事が聞ける。そうでなければ、個人旅行で良い。

個人旅行はとても無理、という方にとっても....、ほかの会社のガーデンツアーが、低コストで有名庭園を回るの機会もあるのだから、それで済むことか...とも思います。ある意味、手作り、思いの結晶、オートクチュールの旅行なので、コストもそれなりにかかってしまう。(すみません。とほほー)

今回は、Seend Manor が、旅の直前に訪問不能になってしまったので、慌てました。しかし、Special Plants の訪問とレクチャーがそれ以上の成果を生んでくれたと思います。

以前、Piet Oudlf さんの御自宅を訪問した際、参加の方が「この庭はどう見たらよいのでしょうか?」と、質問をされました。
非常に率直な良い質問をしていただいたのですが、あのときは...、説明が、難しかったです。

実は、そのことが、ちょっとしたトラウマとして、私のなかに残っていて、その場でちゃんと説明できなかった自分を、今も実は、引きずっています。
 
あの時は、もしかしたら私「え?」という顔をしたかもしれない。「この庭の心臓がドキドキするようなスリルが?」ごめんなさい。自分だけが盛り上がっていたなら。それは、失敗。

あの感覚的な庭は、たとえば「ロスコーの絵みたいな感じ」とでも?

素晴らしい色と質感のコンポジションの点で。

しかし、花が満開というわけではなく、グラスが、わさーっと生えている。オランダのヒュンメロまで、ピエさんに逢いに。わざわざ、きたのだ!と、心で最初から感動してたのは自分だけかも。

と、非常に不安だった。


問題は、ある種、自分の中の琴線にだけ触れて響き合うことはできても、ほかの方との共有が難しいことがある場合。ああした場合、どうしたらいいのか、今も答えに窮するところがありますが、言葉の突破口を。だから、あらかじめ、解りやすい説明が必要なのですね。

事前に「ここはこういう庭」と、バスのなかで説明を。でも、それが、やっぱり難しい。


今回も分厚いガーデンガイドを持参し、それに備えてます。


そして今回、現地ガイドさんは、通訳としてお願いしているわけではないのですが、ガーデンオーナーのガイドツアーの際は、通訳の努力をして頂いた。(私の英語力では、とてもとても)おかげで今回は、オーナーのインタビューもわかりやすくなっていると思います。

ああ、とても残念なことに写真がアップできません。写真のアップロードを試みるたびに、フリーズしてしまい。そして、今はブライトンのホテル。30年前によく見かけたような感じの。今回、この地域のホテルがどこも満室でようやく空いていた一軒だったのですが...。

今日の、ハンプトンコートもすばらしかったです。300枚以上も写真を撮ったけれども。写真残念です。

続く。
 


iris_garden_blog at 22:37   Tweet

July 09, 2014

Iford Manor



想像していたよりも、1000倍?10000倍? 数えきれないほど、素晴らしい庭。自分の想像など、実に貧しいものだったと思う。

庭は「花で一杯!」の庭じゃないと、自分の見たい世界ではないと、昔は、思っていたふしがあり。意匠、構造の素晴らしさ。奥行き、立体感。ユーモア、人間性、歴史、過去と現在。もちろんプランツマンの庭でも、ある。書ききれない、さまざまなものが盛り込まれて圧巻!

ツアーメンバーの何人かは「鳥肌が立った」との感想。実に、私もそうでした。

今回は、通常午後2時からの一般公開に対し、私たちのグループだけで、朝9時すぎからプライベート独占見学。ずっと、オーナーのジョンさんに案内を頂いた。どこの庭でも感じる「この情熱はどこから来るのか?」大変な労力になるわけですから。

きっと、ひとそれぞれ、受け止め方は、様々ですが、あらゆる意味で、アイフォード・マナーは、イングリッシュガーデンツアーのなかでは、必ず、行くことを誰にもおすすめしたいまた、違うスタイルの庭。確かに、構造デザインやアイデアの形式はイタリア様式の庭ですが、ここも、歴史に残る、素晴らしいイングリッシュ・ガーデンです。

しかし、現時点で写真のアップデートができないので、もしかしたら、東京に戻ってから?高速通信のできる場所に行けたらアップデートしたいと思います。 移動のバスのなかでアップロードを試したのですが、ホテルに戻って試した後も、ぜんぜん、画像アップロードが開きもしないので、1時間待っても、画像が動かない。こちらの画像アップのシステム上、難しいようです。なので、残念なのですが、ごく簡単にコピーペーストで写真が載せられるファッションブログにて写真を掲載させていただきます。

iris_garden_blog at 18:33   Tweet

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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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▲壁紙のプレゼントもあります。

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