July 2014
July 08, 2014
July 05, 2014

Garden designer and historian Penelope Hobhouse chooses 25
of her favourite gardens to visit throughout England.
「彼女」とは、ペネロピー・ホブハウス女史のことです。ガーデンデザイナー、歴史家として、長年、英国でトップの座にある園芸家です。
20年前に見た、女史の管理していたティンティンハルハウスの美しさは、今も忘れられません。私としては、ホブハウス女史の影響は、ベスチャトーさんと同じに多大。インフルエンシャル。実質的なデザインにたいする技術やノウハウもまた多くのことを女史の著書から得ました。

そんなわけで、女史の「好きな庭」は、私もすべて見たいし、皆さんも見学したことが何かしら役にたつのでは?と思います。
と、いうわけで。
以下は、クラシックからモダンまで、6つのカテゴリーに分かれた「女史好みの庭」。実は。私としては「え?」と、思う庭も入っているのですが、見る以上は、この25の庭はすべて見ておき、その理由を自分なりに考えて行きたい。興味のない方は、本日は飛ばしてください。
英国ガーデンツアーに行かれる方には、訪問する庭の最終の返事が現地イギリスから来ましたので、ご参考まで。実際に訪問する庭の具体的な名前です。
また、以下、過去のツアーで行った場所や今後の検討のためにも、勝手な補足を入れてます。
(訪問済)とあるのは、文字通りですが、いずれも再度訪問する価値のある庭ばかり。

1.Classic Gardens
1 Sissinghurst
Castle
2 Chelsea Physic Garden
3 Great Dixter
4 Hidcote Manor
5 The Courts
2.Plantsmen’s
Gardens
6 Tresco Abbey(次回要チェック)
7 Coleton Fishacre
8 Special Plants
9 Stone House Cottage
10 Abbotsbury
Subtropical Gardens
11 The Beth Chatto Gardens
3.Formal and Landscape Gardens
12 Stourhead(訪問済)
13 Boughton House(訪問済)
14 Buscot Park
15 Hestercombe House(訪問済)
16 Iford Manor
17 Levens Hall(訪問済)
18 Rousham House(訪問済)
19 Westbury Court(訪問済)
4.Modern Gardens
20 Barbara Hepworth
Sculpture Garden
21 Cothay Manor
22 Denmans
23 Herterton House
24 Shute House
25 Bury Court
私個人としては、今、もっとも興味のあるカテゴリーがモダンガーデンズですが、ここにブロートングランジが入っていないし、どうなのかな?とも、思います。また。私がイギリスに住んでいた時代に訪ねたバーバラ・ヘップワース庭は、非常に古めかしい印象でした。今は美しくなっているのかな。とか、いろいろ「?」もありますが、でも、何千カ所もある庭から、数を絞る際は、こうしたリストがとても役にたつと思います。見聞も広げられますね。

さて、今回のツアーでは、宿泊先のBATH のカントリーハウス・ホテルから、なるべく効率よく回れる3〜4箇所の庭を選んでいたのですが、初日に行くのは、プランツマンズ・ガーデンで選ばれていた 8 Special Plants。
今、イギリスで最新注目プランツウーマン、Mrs Dery Watkins に庭園内で講義をお願いしています。本人と庭、一緒に出逢うのは、楽しみですね。デイリーメールの彼女の記事をチェックして、お顔を覚えておくとお逢いした時に親しみもわくと思います。
フォーマルガーデンの分野で選ばれていた16 Iford Manor この庭は以前、子どもが小さかった時、年齢制限で入れなかったので、諦めていた庭。やっと見学ができます。
ちょっと残念なのは、実は、クラシックガーデンで選ばれていた 5 The Courts 予定に入れていたのですが、すぐ近所なのに、この日、定休日で入場できません。
また、去年感動を与えてくれた LADY FARM は今年は全面クローズ。あの時、時間が足らなくて「また必ず来ます!」とお話しお別れしたオーナーのジュディさんからは、その替わりにと、お勧めをいただいた。それが、Lidley scheer .ガーデンデザイナーのアントニー・ヤングさんのご自宅へ。http://www.ridleyscheer.co.uk/gardens_and_arboretum.htm。
まあ、もうこれだけでも情報過多になりそうですが、一日で、イングリッシュガーデンのほとんど基本のスタイルのすべてを見られそうです。実は、あいにく、今年 Seend Manor は、(何かしらの事情で)公開をストップとの現地情報がぎりぎりになって入ってきました。バラが散ってしまったとの情報もあり、こちらは、残念ながら諦めざるを得ませんでした。その代わりに、と、英国ハーブ協会総裁のジェッカ・マクビガーさんの御自宅兼ファームガーデンに行き、ジェッカさんに講座をしていただく計画を建てましたが、残念ながらハンプトンコートショウの審査員でこの日は一日お留守とか。またの機会に、ぜひ、ハーブ講座を開催していただく計画をたてられたらな。と思います。
結果的に、スペシャルプランツのオーナーの講義をリクエスト、昨晩了解をいただきました。楽しみです!彼女へのプレゼントも用意しました。
今年もハンプトンコートに行きますが、今までとの違いは、あの有名なハンプトンコートの庭のパルテールも、見学に行くこと。やはり歴史的な庭も見ておきたいですよね。
今回、私がもっとも見たかった「アユンデル城」に行く日、ホブハウス女史に、モダンガーデンに選ばれていた 22 Denmansへ。この庭には、何度か伺った。実は、ジョン・ブルックスさんのデザインに感心したこと、実は今までに一度たりともなかったのですが、今回伺ったら、どう思うのか。自分でも知りたいです。(生意気御免)

最終日、グレーブタイマナーでのランチは、一生の宝物になるようにしたいと思います。ホワイトテントを張った屋外でのガーデンでランチを繰り広げていただく提案もホテル側からはあったのですが、荘厳な室内の雰囲気も味わいたかったので、悩んだ末に室内での食事としました。外も気持ち良さそうですが、インテリアも素晴しいので。
イングリッシュガーデンの父、ウィリアム・ロビンソン氏の自宅だった館を味わいながら。
最後に寄るのは、リノベーションの終わったヒーバーキャッスル。20年ぶりに行くのでどんな風に変わったかは、それも楽しみにしたいところです。アン・ブーリンさんのご実家でしたよね。確か。ヘンリー王の関係のお城を2箇所見るのも、今回のご縁です。
さて、文字数が多くて、読みにくく恐縮です。短時間に多くのことを語ろうとして、うまく引き算できずに、情報だけを掲載させていただきました。
July 02, 2014
来週の今ごろは、もう、イギリス、と、思うと焦るような不安なような。
今回も、ツアー終了後に少し延泊予定を。自分で自由に決めるホテル選び、楽しくもありますが「自分的に納得」のホテルを探すのが、結構、大仕事。いろいろあれもこれもいいなと思って迷うからです。でも、今回のツアーで泊まるホテルはハイドパークにもオックスフォードST にも近く、便利な場所にあるしモダンで感じもいいので、この際引っ越しも面倒だしと、同じホテルの延泊をお願いするも、なんと!一泊 ¥70.000-強。本当にロンドンのホテルは高いですね。あいたたた。
もう、来年以降は、よっぽど、ポンドが下落しないかぎりは、イギリスツアーはできないと思ったり。だって、高すぎます。(替わりに違う国をチェックしていますが)
今、ロンドンの物価、世界で一番高いという噂、本当です。ニューヨークも高いですが、ロンドンはまた凄い。少なくとも、ホテルは世界一高く、リッツやコノート、マンダリン・オリエンタルなどに至っては、スタンダード・ルームでも、一泊あたり、上記のホテルの倍は当たり前。参ってしまいます。
う〜ン、どうせなら、もっと別の、デザインのおもしろい最新のスモールホテルに泊まりたい。そう思い、数十件のリストからそれを探しました。私がよくつかうサイトは Tablet 。やはり、インテリアやサーヴィスの勉強をしたいので、迷わずそのデザインホテルに絞られているサイトをみます。
そして、ロンドンに滞在する限りは、レストランは予約したほうが良いと思っています。調べて予約をすれば、素敵な店がたくさんあるのに、飛び込みで変なハズレの危険は高いからです。もちろん運良く飛び込みでラッキーなこともありですが。私はイギリスにいる限り、和食を食べたいとは思わないので、むしろ、マクロバイオティックス系や自然食のおいしい店もあるので、探す楽しみがあります。
ちなみに↑オトレンギは、予約できないので、時間を外していけば席がとれそう。カツオのタタキ。レバノン風。野菜たっぷりで。
今回の庭めぐりはカントリーサイドばかりなので、レストランの予約はなくても大丈夫ですが、ロンドンでは、私は全部で5泊の予定なので、行きたいレストランのひとつやふたつは予約しておきたい。今回は、というか、今回も、セレブ・シェフのレストランを予約。セレブ・シェフといってもいろいろあって、カジュアルでセットメニューがお得なレストランとか、それほど高級なレストランということでもない。テーブルに白いクロスがかかってない板のテーブルみたいなレストランが気楽。ただし、カジュアルでも、お値段の「!?」なレストランが、最近は多いロンドン。白いテーブルクロスと差がなかったり。なので、それもネットで事前チェックです。
予約はだいたいオープン・テーブル のサイトから。いろいろとお勧めもありますが、移動の面倒のないホテルからさほど遠くないレストランがいいでしょうね。
そして、今月の、ヴァージンエアの「イギリスに行こう」のサイトが更新され、今回は、レストランのことを書きました。 ご参考まで!
July 01, 2014

(写真は拙宅で咲くリーガルリリー)
が開催されます。
私の特に好きな植物に、ユリがあります。一番はリーガルリリー、鉄砲百合も好きですが、黒百合に長次郎百合、一定の時期に手に入るということでは、バラとガーデニングショウでも、ユリの展示が書かせません。
くっきりとした「星型」のフォルム、素晴しい芳香。そして、庭に植えると、毎年咲いてくれるステディな性質。
この夏、英国王立園芸協会ユリ部会副委員長のアリスダー・ エアドさんの講演があります。これは、見逃せない!かつてプラントハンター達が持ち帰った日本原産のユリが、品種改良を重ねて名花が生まれ、その役など、人々を虜にする美しさだけにとどまらないユリの魅力をご紹介いただけるまたとないチャンス。
英国王立園芸協会日本支部では、「ただ一つの植物を知ることが、人の心身をも培う」。との信念をもとに、時々このようなフォーラムを催しますが、RHSJ会員でなくても、参加可能です。その会場が、フランクロイドライト設計による自由学園明日館で開催されるのですから、魅力満載。もちろん私も行きますが、興味のある方へ、お誘いです。
以下は、RHSJ の お知らせを貼り付けさせていただきました。
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優美な姿と香りで人々を魅了するユリ。ヨーロッパやアメリカで盛んに育種がおこなわれて いますが、かつてプラントハンター達が持ち帰った日本原産のユリの血を引く品種がたくさん あるのをご存知ですか?
今回は、英国王立園芸協会(RHS)ユリ部会副委員長のアリスダー・エアドさんが RHSJ の ために来日、講演します。
英国ではユリがガーデンやコンテナでどのように利用されているのか? どんな品種に人気があるのか? 種子から育てる楽しみは? 日本原産のユリが英国など欧米での育種にどのように影響を与えたのか?など、ユリという奥深い植物の姿に迫ります。講演後の懇親会では、軽食とワインをお供に、純粋に植物を愛する皆さん同士、濃密なひとときをお過ごしください。平日夕刻からの開催ですので、仕事帰りの方もお気軽にご参加ください!途中参加も大歓迎です。講師:アリスダー・エアド(Alisdair Aird)さん RHS ユリ部会副委員長 1960 年代からユリを栽培、特に種子からユリを育てるスペシャリスト。多くの日本原産種を 熟知。Mediterranean Garden Society の会長も務める。
■日時
2014 年 8 月 29 日(金)18:00~20:30 (受付 17:30~)
■場所
自由学園明日館 ラウンジホール&食堂(東京都豊島区西 池 袋 2 - 3 1 - 3 ) 会場はシックな雰囲気が魅力的なフランク・ロイド・ライト設計の建物です。
■交通
JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩約 10 分
■定員 50 名(先着順)
■参加費 RHSJ 会員 4,500 円 一般 5,500 円(参加費は懇親会費を含む) ※8 月 22 日(金)以降のキャンセルの場合は、キャンセル料が発生いたします。あらかじめご了承くだい。
■申込み締切り
8 月 21 日(木)必着
■申込み方法
イベント名、住所・氏名・電話番号・RHSJ 会員番号をご記入の上、郵送、 ファックスまたは、E メール(thigurashi@rhs-japan.org)で事務局宛お申 込みください。後日、詳しいご案内をお送りいたします。