September 2014
September 15, 2014
ガーデニング。お花植物大好きというのもありますが、どうも、私は生来の凝り性なので、道具にも、つい凝ってしまいます。そろそろ道具は少なく持つ傾向に行きたいとは思っているのですが、より良いものを探すことにこだわってしまう道具がいくつかあります。それが、ハサミと、地面を掘るためのシャベルと膝まづく事が多いので、膝あて。
先日、ファッションブログのほうでチラリと写真に写っていた膝あての質問をいただきました。ありがとうございます。
これですね。すごくごついもので、かなりの膝パット力があります。これは、この7月にイギリスに行ったときにロンドンの「チェルシーガーデナー」で見つけたものです。前後左右にずれることなく、ホールド力も厚くて優秀です。
コンクリートや石の舗道にひざまづくことも多いので、当たりの柔らかなものがマストです。
で、残念ながら、これと同じものは日本で見つけられませんでした。が、ネット検索の際に、「knee pads」 で探すと、ガーデニング用ではないのですが、スケボー用とかガテン系とか、ハードウエアの世界に良いものがたくさんあります。私、時々、ワークマンとかも覗きます。良い手袋や膝あてほか、暑さ寒さ対策のグッズまで、アウトドアで戦うひとのためのプロダクトがいろいろあってすばらしい。
それから、自分でもずっとこんなのが着たいと思っていたガーデニングスモックも、Shade yoshiya で完成したので、次はスモックと同じ色の膝あてや長靴を履きたいと思っています。庭のカラースキームは大切だと思いますが、服のコーディネートもリレーティブカラーで繋げたほうが、スタイルはよく見えるように思います。やっとこれを着て作業のできる季節になってきました。早くヤブ蚊がいなくなーれ!
September 13, 2014
先日、イギリス在住の白井法子さんから、秋の始まったウラートン・オールド・ホールの様子を知らせるメールを頂きました。写真は、ご主人の白井達也さん。写真が構築的ですばらしいので、こちらのブログへの掲載をお願いしました。スミマセン! このサイトのシステムで c マークが、自動的についてしまうのですが、本当は「c TATSUYA SHIRAI 」です。
この写真から、多くのことが学べます。大きな植木鉢に入っているのは、ノリウツギと白いペチュニア。夏の間、大小の白い花が、咲き誇っていたホワイトガーデン、双方の花は自然な感じでフワフワと咲いていますが、それを引き締めるのが、このボックス(西洋ツゲ)の刈り込みと四角いプール。際立つコントラストと色彩のリミットが洗練の極み。ここの庭のデザインをしている庭のオーナー、レスリーさんのセンスの良さときたら!
こちらは、6年ほど前に私が撮った写真です。同じ角度で撮った写真がなくて残念。もっと以前の写真は、すべてがポジフィルムかプリントで、デジタルになっていないので、なかなか使えず。スキャンするのもなかなか面倒でねー。
私は、初めてここを訪ねた20年近く前に、こちらのレスリーさんの庭とインテリアのセンスの良さに体が熱くなりました。本当にすばらしい。そして、優しい(お金もちの)ご主人。 ひゃー!羨ましい。
写真は、雑誌エクラの取材で訪ねた6年前に、久しぶりの再会をしたときのジェンキンス夫妻。この家はレスリーさんが子供時代に住んでいた親の所有する家だったものが、夫妻が家探しをしていた時に偶然、売りに出たとか。それをご主人がレスリーさんのために買い戻してくれたという歴史もあって、感動的です。私、今は若くはないお二人を見ていて、彼らの20〜30代のころの、素敵なロマンスをを想像してワクワクしていました。
イギリスの庭。やはり、これほどすばらしいものは、ほかの世界に、ないのではないかなあ。それは、やっぱり、そのひとの人間性、パーソナリティそのもの。そこに触れることが「究極の感動」という気がする。ただ美しく咲く花を見て、きれい〜!というのとは違う。
September 12, 2014
写真は昨日、9月11日の様子です。先月8月に星の王子さまミュージアムを訪ねたときは、サルスベリの花が咲いておらず、どうしたことかと心配になっていたのですが、なんと、9月になってやっと咲き始めました。この夏、箱根は雨が多く気温も低かったので、夏の花が開花しにくかったのですね。ようやく咲きましたが、周囲はもう秋です。
冷涼な気温で美しく赤くなるのは、ノリウツギ。最初は白かったものが徐々に赤みを増し、複雑な色調い惹かれます。
こちらは、アジサイですが、このまま部屋に飾りたいような。押し花にしてもよさそうです。
褪せた色調も素敵な、こちらもアジサイ。
こぼれ種であちらこちらで咲いているシュウメイギクとこれは北海道のコテージガーデンさんから来たジニア。バックドロップには、プリペット’レモンライム’。 カラーフォリッジとしてとても便利です。
宿根草のシモバシラ。冬の姿を見るチャンスがないのですが、今の季節の花もすてきです。
頂点に小鳥がついている支柱。雰囲気がでて、これを挿した途端、写真を撮る方が増えて、嬉しくなりました。
程よい高さで密度よく花が咲く、ダリア’純愛’。さまざまなダリアがありますが、理想的な密度を保って3ヶ月以上も咲き続けてくれたので、なんとかして、来年も球根を維持していきたい品種です。
昨日は不安定な天気予報にも関わらず、案外良いお天気の一日でした。ミュージアムの庭に来て下さったみなさま、ありがとうございました!
September 08, 2014

関東地方はどんよりと曇り空ではっきりしない天気です。さきほど薄日が射しましたが、4月からずっと頑張って育て続けてきたペチュニア’エスプレッソ・トリュフ’が、太陽不足で花をつけにくくなってしまいました。やっちゃいけないこと。花の株の頂点から水をやったり、雨に当たると頭のてっぺん(茎の中心)がハゲるので、ずっと丁寧に株元に水をやって育ててきたのに、何ども切り戻しをして、かなりふさふさ。しかし、太陽ばかりは出てくれないとどうにもならない。こんなに白い空間で、光合成はマックスの環境なのですが。こころなしか、がっかり顔のツリーマンです。

今週〜来週にかけて、私のデザインした庭や私の庭で撮影があるので、きれいに花に咲いていて欲しいのですが、雨が続いたり夏の暑さの後遺症で、庭はがっかりするほど、あまり綺麗ではありません。ハサミで解決できる箇所は随分頑張ったのですが、自然界の動きはどうにもなりません。いつも思うのですが、もっとも庭が美しい時期に、たとえば5月。などに取材や撮影があれば、ホイホイ受けたいのに、あの時期はバラショウがあり、なにもできないし。今の時期は...、結局1年中、いい訳ばかりです。
私の庭でず〜っと綺麗に、元気で咲いてくれているのは、このサンパラソルだけ。この子は、3年前にうちにやってきて、冬場は室内で観葉植物としてそこそこに美しく、夏はベランダで花を咲かせ続け。とても偉いコンテナッ子です。

明日の満月。9/9 スーパームーンが大きく大きく見えるでしょうか?
写真は、ベッドで、寝る前に枕元のスマホで写真を撮ってみました。案外撮れるものですね。満月、自然の引力が強烈に動きそうで、なんとなく怖いのですが。

思わず、只今製作中のフェアリーちゃんたちに月光浴をさせたくなります。月の光は、パワーストーンなどにも月光浴をさせると良いといいます。私は満月の夜に庭を見ると、植物たちも、月光浴を楽しんでいるように見えてならないんです。 きっと何かある。
September 05, 2014

Sad news.... 一昨日に聞いたのは、悲しいニュースでした。私が1992年にイギリスに移住して以来、大好きだったヴァージンアトランティックエアラインの成田ーヒースロー線の、路線閉鎖のニュース。同じ日、代々木公園の封鎖もありましたが、ショックでした。先にファッションブログの方に書いたのですが、これから先のイギリス行き。どこのエアラインで行くか。考えただけでも寂しくて。
まさに、イギリスに行くのは、成田空港から始まる。

そもそも、日本の航空会社だと、現地につくまでは日本にいるような気がして、また、帰りの便も、飛行機に乗った途端日本という気がする。それが良いと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、イギリスに行く時は、日本を飛び立つときから、イギリス人のアイデアに浸れるので、断然、ヴァージンエアが好きでした。搭乗と同時にイギリスのポップスがかかっているのも。

この間の7月、帰りの飛行機、ヒースローを離陸してすぐにスリーピングタブレットを飲み、自分のブランドのルームスプレー(ラベンダー中心の快眠アロマ)をスプレーし、何も飲まず食べずに寝てしまったのですが、眠っている最中に、夢のなかで「Would you like to have a sticky taffy pudding ?」と、イギリス英語が聞こえてきて、それは、隣の席の方に聞いているのでしたが、「Yes!」と、飛び起きた!「食べたいっ!」と、思って。なんなんだわたし、と思いつつ、さっそく運ばれて来た、蒸したばかりのプディングを食べてしまい。そしてまたすぐに寝てしまった。口のなかをチョコレートだらけにして。嗚呼!
熱々のSticky taffy pudding が食べられるなんて、ほかの会社であるだろうか。ま、どうでもいいことかもしれませんが、私には、とても嬉しい出来事でした。

これは、先日、ウエイトローズで見つけたセレブシェフのヘストン・ブルメンタール監修のキャラメルポップコーン、今は英国でも、甘いものに塩を効かせた食べ物。流行っていますね。

ルールズのストロベリーもかなりのセレブ・イチゴ。ひとつぶ、500円くらいしたのではないか。高かったし、本当に大きかった。しかし、それほど甘くはなく。以前頂いた「栃おとめ」のほうが断然おいしかった。

これでも、一応、シャンパン・ストロベリー。ホテルの部屋のグラスで。

来年は、フランスのバラ園やバラの村とモネの庭と、フランスのガーデンショウを検討中でしたが、それはポンド高に参った私の対策でもあります。またその先は、英国ガーデンツアーを計画しています。まだまだ行きたい庭が英国に数えきれないほどあります。そのときは、もう、ヴァージンアトランティックで行けないとは思うのですが、逆に羽田発の便で行くこともできそうなので、遠くから東京に一旦、こなくてはならない方には、成田発よりも便利になります。きっと。

さて、おそらく今年一杯は、「イギリスに行こう」のコラムは書き続けますので、今後とも、よろしくお願い申し上げます。http://www.virginatlantic.co.jp/letsgouk/index.php#latest