October 2014
October 31, 2014
秋の夜長の季節になってきましたね。明日から11月です。お天気の悪い日など、日暮れが早くて、一日が短いので驚きます。
屋外の作業には、時間の限りがありますが、クラフトワークは、秋の夜長にぴったりです。近頃、また新型のフェアリーを作っています。工夫のポイントとしては、耐水性の粘土を使って、屋外に飾っても良いフェアリーを。まだ試作の段階ですがね。
さて、今日は久々に、フェアリーちゃんの話題です。これまでに、池袋のコミュニティカレッジで数回にわたり、フェアリー人形の制作教室をしてきましたが、今まで参加して下さった皆様の完成写真がちらほらと届き始めたので、それをご紹介したく。
以下、講座参加の方々の最近作。講座へのご参加も、2度目、3度目となるとかなりしっかりと技術も向上されて、いい感じのフェアリーちゃんが完成!
それぞれの作品、みんなご自分に似ていらっしゃるのではないでしょうか?
クラフトセラピーで自分を取り戻すというか。私の場合は、ちょっとしたお裁縫なども、セラピーになりますが、このフェアリー制作は、心のなかにいる自分との対話。
という感じがします。講座を受けた方が、特に顔が難しいとおっしゃってましたが、うまく出来てますね。
コツは、若干の引き算です。
顔を描くのが難しいとのお声をいただいたので、私のお店では、只今、顔付きのフェアリー制作キットの販売を始めました。
髪の毛をつけたタイプのプラチナブロンドのお姫様タイプなど。
すでに養子が決まり、どちらかのお庭にいるかもしれませんが、顔を描いた子は、なんとなく、私の分身的な感じもありまして....。
こうした人形作り。子供の頃から大好きだった、憧れていたことでもありました。洋服や小物など、器用な方はいろいろバリエーションを広げてらっしゃる方もあって、感心しきりです。
ビジネスの仕事とは少し違った視点で、セラピー仕事。あると、ちょっと嬉しい時間が過せます。
次回の講座は、2月の下旬です。一度に準備したり、お教えすることに限界があるので、20名様弱のメンバーで、4〜5時間かけて、池袋コミュニティカレッジで手作りチクチクの時間を過ごします。
October 29, 2014
チューリップって、咲いたときのインパクトが、お花界の横綱だなぁ〜と思うのですが、咲いた花を買ってくるよりも、やはり、秋植えの球根から育てて、それが春に咲くと
「わーい!」
と、嬉しい気持ちがひとしおになります。
なので、球根の花は、春ならではの楽しみだし、秋ならではの準備ありき、ですね。
群馬県中之条町「花の駅 美野原」に球根を植えたのが、先日の10月25日。寒冷地で春の遅い、この地に植えた15000球の球根の、敷き詰めた絨毯のように花開くのが、4月25日前後以降。と、すると、これは半年後!一年の半分を要する半年後にこの茶色い土だらけの場所に色彩が溢れることになります。
想像と創造。
チューリップの株間を23~25センチ前後。チューリップの球根の向きを揃えてもらって、深さはスコップ一個分(15センチ程度の深さ)に。同じ色系統の品種で開花時期を変えたり花型を変えて少しでも花期が長くなるように。....でもなあ、結構疲れてくると浅植えになるんですよね。何度も掘っているうちに腱鞘炎っぽくもなりますし。「霜上がり」霜で球根が持ち上げられて浮いてくるかもしれない。と、どうかな。心配だな。私は、この美野原までは、電車を何度か乗り継いで4時間の距離に住んでいるので、そう、しょっちゅうは行かれない。そこが心配の種です。どなたか、中之条町に近くて、たまに見張りの出来る方、おられないかな。花が大好きな方で。おられたら、ぜひ、中之条町役場農林課にご一報を。
いつも、この、想像して、想像して、何ども想像して、創造する庭の景色の近い未来の世界です。が、しかし、開花時期をずらして品種を選んではいるものの、6ヶ月も待つのに、2〜4週間でしょうか。楽しめるのは。
なので、贅沢な花というか。なかなかのものですよね。
それから、先日、チューリップの花壇、花の終わった後どうなるのか。と、ご質問いただいてましたが、今年の浜松フラワーパークでは、他の植物を混色していたので、花の後も、葉の形がきれいならば、それを活かし、葉が乱れたら、球根ごと抜いて、別の品種を補植。このときは、ジニアやキンギョソウのまだ花芽のまったく付いていないような幼苗を植えて時間差で、少しづつ花が咲くようにしました。コーナーごとに色のテーマを決めてあるので、あまり迷わないで済むし。
ただ、植え方がポイントで、いわゆる「ドリフト植え(細長い楕円の、流れのような面積内に植える)」で、その周囲を他の植物で囲む。するとブランクも目立たない。もちろん、パンジーのような植物を「間を埋める植物」にして、チューリップがアクセントで植えるのも定番スタイル。
ここは、な〜〜んにも植わっていないように見えますが、600球のムスカリを投げ植え(投げてランダムに配置して、端から植える)。ここ、実は、雑草が生えて放置された箇所だったんですが、「この箇所の殺風景が気になるので、ここに丈夫な雑球を植えたいのですが...」と、聞いてみると、「よしきた!」10分後には、どこからか、ブルドーザーがドドドとやってきて、ざっくりガツガツ、ガッツリと土を耕し、レスポンスの早さに感激の吉谷でした。そしてたちまち、ムスカリ600球とチューリップ200球ほど(正確な数字忘れ)が植わった次第。
要するに向こうに見えている板の上に乗って、端から植え終わると、一枚分づつ植わった球根の上に乗って前進するわけですね。でも今回、イギリス製のガーデニングブーツよりも、やっぱり、植え付けには、地下足袋のほうが、植物に傷をつけずに軍配。と、また思いました。田植え用の長靴でも良いですが...。
なんだか、インパクトのある良い写真がありません。
なにしろ、作業中は。写真を撮る心のゆとりがないわけですね。なにかしら、終わった後にしか、撮れないのでした。
October 28, 2014
中之条町「花の駅 美野原」で、何千という数のパンジーに
、先日も書いた、15000球の球根も植え終わって。本当にお手伝いくださったみなさまに感謝!そして、お疲れさま!と、いいたいところですが、これは始まったばかり!
石灰で白い線を引き、そのなかに、ランダムに三角の連続になるよう、パンジーを配置していただく。群馬フラワーパークのみなさんや、地元中之条町の花の会のみなさまの仕事の早いこと!
板(イタ)の跡が土に見えるのは、土を沈めないために、乗っかっていただいた。乗っかるための板を用意してください。とか、あれもこれも用意して下さい。と、お願いするのも、自分の役目なので、たまに。「お願いするの、忘れてた!」ってことがあります。
今回の大失敗が「植物名の札」。球根の!写真では、札が立っていますが、これが必要だったと思いついたのは、作業が始まって1時間くらい後。ぎゃああああ!と、なった私でした。
だって、球根って、名前の書いた袋から出してしまうと何がなにやら、なんにもわからなくなる。
ここには、藤色。ここにはピンク。あっちは黄色で、ここは早咲き、ここは遅咲き。背の高さはこうで、ああで。全部一瞬にして、ブラックアウトになるのでした。ぞっとした。それから、植えた場所をしっかりマーキングしないと、すぐにわからなくなる。パンジーの植わる位置がその印にもなるのですが、パンジーを入れない個所もあるので。また。闇の世界。
植木鉢では、品種別にシールを貼ってみたり、皮を剥いたり残したり。皮は本来全部剥いたほうが良いのですが。時間の節約で印代わり。そして、棒を挿して、その上に植えるパンジーなどの位置の検討に使う。
今回、春には、葉張り30センチにはなるという、ヴィオラ”プレンティ・フォール”をコンテナにたくさん使いました。肥料もしっかり入れて、後は寒さや時に乾燥などにもうちかってくれるよう、願うばかり。
大きな大きなコンテナです。下は、直径120センチ。
ラナンキュラス、ラックスもいれました。
地植えでラックスを植えた場所は、枝で囲いを。足を入れて欲しくないのでね。
いやあ、壮観な眺めです。
さて、アイリス・ガーデン・チームに強力していただき、写真は、会社でアップして頂きつつ、写真Blogを続けることができることに。....なかなか、パソコンの調子次第で、難しいですね。
OSが変わったりすると、スマートフォンも調子が変わって、使い辛くなったりと。
私は。コンピューターのこと、実は、なんとなく使えているだけ、あまりよくわかってないので、たまに、お手上げになります。
中之条町「花の駅 美野原」から、4日ぶりに自宅に戻り、次は、はままつフラワーパークの球根植え!こちらの球根も、相当な多品種を選んだので、11月末の準備のため、今度は綿密な図面と、球根名札を用意しなくては!
October 21, 2014
先日、園芸ガイド編集部主宰のガーデンコンテストで、同じ審査員をご一緒した上野砂由紀ちゃんと...、実はこんなにじっくりとお話ができたのは、はじめてだったのですが、やはり、北海道のガーデニング、耐寒性のない多年草は育てられないので、北海道で栽培可能な植物の可能性について、実に真摯に向き合っておられる姿に、とても感銘を受けました。
逆に、夏の暑さが半端じゃない地域に住むガーデナー。一種、北のガーデナーに対して南のガーデナーは、どんな植物を善しとするか。これにも、微妙な地域差があり、一概にいえない条件があるのだとも思うのですが、どんな植物がいいのか。自分なりの答えを持っていると少し楽だと思います。
私の地域では、この夏は、サンパラソルだったなあ。夏中、いっつも花が咲いていて、ストレス・レスに楽しめた。いつもいつも、毎日花を眺めることができて「いいなあ」と、自宅の窓越しに眺めて、どれだけ心が癒されたことか。逆に、夏に弱い植物で無惨な姿になってしまったのを見て、自分も一緒になってめげてしまったり...。(一番上の写真は、そのサンパラソル。マンデビラの園芸品種ですね)
そのサンパラソルのコンテナが先日の台風でひっくり返って。だいぶ土がこぼれたけれども、2年も植わりっぱなしだったので良く根が張ってダメージは少なかった。ここ数日は、涼しいけれども、今もまだまだ全開で満開中。私は、この白い花に、飽きない。
今週末から中之条の公園に植える植物は、耐寒性第一。バーバスカムはどこまで大丈夫だろうか。
これも品種によるのですよね。このバーバスカム・サザンチャーム。ちょっとトライしてみようと思います。
写真ははままつフラワーパークに今年の早春に植えたもの。浜松は、暖地なので、夏越しは厳しいので宿根草にはならないとおもうけれども、秋植えして春に精一杯楽しむ前提で、楽しむことはできます。
ジキタリスとか、2年草なども、秋植えして春に大きくなるのを楽しむ植物は一杯ありますね。
夏越ししないから育てない。という考え方もありますが。
夏越しはできないけれども、秋植えで大きく育てて、春に精一杯楽しむ。
どっちも、そのひとなりの楽しみ方だと思います。
ま、私の場合は、一回は試してみないことには気が済まないのです。
この写真も、この春の「はままつフラワーパーク」です。レーマニア・エラータ。関東以西なら、こぼれ種でも増えます(土や太陽の条件次第ですが)でも、寒さには、強いとは言えない。東京や、はままつなら冬越しできるはずですが。
さて...、どこの地域でも、同じようには育たないから、植物は魅力的なんですよね。そのひとなりの開発や気づきやアイデアや、その場所ならではの栽培条件。だからいつまでも、花育てに飽きません。
October 20, 2014
講演会のお知らせです。
環境省主宰で「みどり香るまちづくり企画コンテスト」が、毎年開催されています。残念ながら、今年度の締め切りが先日でした。実は、私。こうした有意義なコンテストがあることを、今まで知りませんでした。知らなかった....。って、やっぱり、残念。有意義だと思ったらなんでも早めに告知をしておきたい。そう思うものです。
で、そのコンテストの表彰式で、私は「みどり香るまちづくり企画」に因む講演会をさせていただきます。
庭の見た目だけでなく、香りも含めた社会貢献の庭づくりの話をさせていただこうと思います。
このところ、こちらのブログでも度々話題にする、コンテストは有意義。
と、あと社会貢献のガーデニングも有意義。
2つとも有意義だから、断然いい!
最初は、自分だけで楽しむガーデニングでスタート。
しかし、徐々にスキルが上がれば、みんなで楽しむガーデニング。
そして、みんなを楽しませるガーデニングに成長していくと、それは生き甲斐にもなりそう!
それは、もちろん、特殊な技術ではなく、そういう気持ち、「意識」さえあればできることではあります。
しかし、「他者が見てくれた時に、効果的に他者の目を楽しませる」。とか「香りも楽しませる」には、きっとノウハウは、若干あったほうが、良うす。そのほうが効率的だから。
15年以上も関わらせて頂いてきたガーデニングショウでは、数十万人の方々がおいでになるので、どうしたら、少しでも多くの方々の目を楽しませられるか。そこに、心を砕きます。
それには、まず、植物の生態環境に即した植物の健康的な育ちが土台にあり、そのうえで、人間の「五感」に訴える、基本的に効果的な「美しい花や緑」の見え方などなど。
写真は↑、国際バラとガーデニングショウの写真ですが、「人の目の高さ(1m以上の高さ)」に人の五感があり、香りを楽しむにも、目や鼻の高さに近い場所でバラが咲いたほうが、物理的に目から離れて咲くよりも、圧倒的に五感でバラのオーラを楽しむことができる。
私たちガーデナーも、環境省のこうした取り組みには、大きく賛同していきたいものだと思います。
そんな話を基本に、テーマは「みどり香るまちづくり、庭造りの楽しみ」
世界一の園芸王国イギリスに学ぶ「みどり香るまちづくり、庭づくりの楽しみ」をイギリスと日本における20年以上に渡る取材写真をもとに、ご紹介します。こちらは、環境省のサイトです。今年度の募集要項や過去の受賞企画、かおりの樹木データなどを掲載してあります。
講演会の日時は、
日時:平成27年2月23日(月) 13:30〜16:30
会場:法曹会館(〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-1)
http://www.hosokai.or.jp/item/kaikan/kaikan.html
申込み方法:日本アロマ環境協会公式サイト告知ページより申込み下さい。(参加費無料)
申込み期間:平成27年2月2日(月)〜2月16日(月)
定員:100名
先の事すぎるので、また1月ころにでも、再度、アップしたいと思います。
また、もうひとつ。やはり、まちづくりをテーマにした講演会を、こちらは、来月、11月に開催します。
毎日新聞主宰のメトロポリタンアカデミーの「11月定例会」でのホテルランチ付き講演です。
こちらは、私の生まれ育った地元、東京豊島区のメトロポリタンホテルにて。
記
開催日時 11月14日(金) 午前11時30分 ~ 午後1時45分
講演 午前11時30分 ~ 午後0時55分ごろ
その後、昼食(ランチコース)になります
開催場所 ホテルメトロポリタン 4階「桜」
豊島区西池袋1-6-1 電話 03(3980)1111 講師 吉谷 桂子 (ガーデンデザイナー)
演題 「イギリスに学ぶ 花と緑のある街づくり」
お申し込み・お問い合わせ
毎日メトロポリタンアカデミー 事務局
毎日企画サービス
電話 :03(3212)2275
FAX:03(3212)0405
下のURLをクリックしていただければ、応募フォームに飛びます。
https://www.mainichi-ks.jp/form/metro-academy1411/
なにとぞ、よろしく、お願いもうしあげます!ウワー!仕事に戻らなくては!文章が変だったらあとで直しますが、許されて〜!