December 2014
December 12, 2014
本物の冬がやって参りました。箱根仙石原の星の王子さまミュージアムにも。
こういうとき、やはり、構築的な植物の配置がもっとも、大切になると感じます。
配置。配置こそがすべて。コンポジションが大切なのだ。と、痛感するのです
でも、ディテールも大切。3年前に植えたニゲルが、今年も名前に恥じず、クリスマスに咲くローズちゃんとして輝いています。光の調子が暗いので、白が活きます。
今日は、こんなクリスマスローズの株を、本日、お越しの皆さまに、クリスマスプレゼントで無料配布いたしました。願わくば、グリーンフィンガーの手に収まったのだと良いのですが。私の個人所蔵のクリスマス飾りも放出しました。
エナジェティックな土と肥料に変更してから、まあ、咲くわ。咲くわ。まだ
バラがこんな調子です。
ついでに、寒冷地なので、カルーナたちも元気に夏越しして、今は、真っ赤!
寒くてパンジーヴィオラも首を竦めた状態ですが、プリムラたちには頑張って欲しい。プリムラ’アラカルト’は、元気でいいですね。
冬越しの危うい、アガパンサスに例年恒例の冬囲いを。これがまた庭のアクセントにもなるので、欠かせません。作業は、Q GARDENさんがお手の物。
ちょっと松ぼっくりをつけたらさらにかわいくなりました。
冬囲いをしたのは、アガパンサスやニューサイラン等。また、右に見えてるヘリアンサスの残った茎にも松ぼっくりでアクセント。こんな感じでも冬の世界では、チャーミングです。
December 11, 2014
急に気温が下がって、うっかり外にでていた耐寒性のない植物が茶色くなってしまいました。慌ててしまいましたが、南のほうで雪が降ったり、予期できないことがおきて慌てます。
プリムラの販売が12月になるのは、当たり前になっていますが、本当は春の花。でも、寒いときでも頑張ってくれて嬉しくなります。今年は、さまざまな表情のヴィオラにプリムラ。園芸店に行くとワクワクするような花にたくさん出会います。
明日は、星の王子さまミュージアムで公開ガーデニングワークです。冬の支度でどこまで少しでも華やかにできるかどうか。
クリスマスプレゼントとして、12日午後13時から、クリスマスローズの品種
・チェリーシフォン
・フローレンスローズリップル
・フローレンスピコティ
・アンジェリエ
・エレガンスピンクスポット
・アシェードエレガンスパールピンク
・ブラックパール
などを、ご提供頂いたM&B フローラ社のご好意で、上記の苗のプレゼントを
用意しています。お天気が怪しいですね。
December 07, 2014
夏越しをしてくれたシクラメンが今、まさにこれから咲こうとしています。キャー嬉しい!たまに小型のガーデンシクラメンは、屋外の乾燥した場所で、夏越しをしますが、ここまでの大株をきれいに夏越しできたのは、初めてのことです。だいたい、夏の間に球根を腐らせてしまうこと多し。
中をかき分けてみると、たっくさんのツボミたち。ワクワクします。とても健康な表情の茎や葉っぱを見ているだけでこちらの気分まで、よくなりますね。
さて、こちらは、去年の、今頃の、様子です。お星さまみたいなツボミがまたとてもチャーミングで。なが〜く花を咲かせてくれました。
実は、このシクラメン、ちょっと特別です。
シクラメン ローゼス シリーズ といいます。福島県 矢祭園芸 金澤美浩氏作出のシクラメンで、シクラメンでは非常に稀な多弁花、いわばバラ咲きの、特徴的で趣のある豪華な花をつけます。
ローゼスシリーズは実生系ではなく、組織培養苗をもとに生産を行い、育成当初から、バラのように咲く個体の選抜はもちろんのこと、まずは夏越しをさせた上で、その耐暑性のある個体を選抜したそうです。
どおりで...、すくすく元気に夏を越したはずです。だって、なんのケアもできずに、放置状態でイギリスに行ってしまったり、台風や嵐にもあってましたからねえ。秋にこのきれいな葉を発見したときは、わっ!と、声を上げてしまいました。実は私はなんにも手柄にするようなことをこの子にはできてなかった。なのに、自分の手柄のように語るなんて、お門違いなんですが。
December 03, 2014
12月に入って、気温がぐっと下がりました。北国はもう、雪だそうですが、関東以西で冬の寄せ植えを作るには、最後の最盛期ですね。今、関東以西の園芸店に、それはもう!さまざまな品種の冬苗が出そろっています。今年はまた、パンジーヴィオラの新種の面白いこと!
上の写真は、去年の11月に作った放ったらかし球根の寄せ植えに、又、新たなヴィオラを植えたものです。 去年のパンジーが植わっていた場所には、球根が無いのは、わかっていますから、そこだけ、掘り起こして、新たなヴィオラを植えました。野性的な自然の庭。みたいなコンテナですが、ここからまた春には、アネモネとかムスカリとかいろいろ咲いてくることでしょう。楽しみ!
こちらは来年の園芸ガイド秋号のために作った寄せ植えの部分。とにかく、このような微妙な色のヴィオラを見つけると、カァ〜っとなって、どうにかしたくなってしまいます。遠目にみると冴えないかもしれない寄せ植えになりがちですが。
気温が下がると、宿根草や一年草も紅葉する品種があります。これは、葉の香りが素晴しいゼラニウム レッドロビン 地下茎で増えたり、こぼれ種でもよく増えると伺いましたが、私は。今年、初めて育てる。
新しい寄せ植えを作るために古い植木鉢を解体しますが、台所洗剤を使ってよく洗うこと。非常に肝心な作業です。植木鉢の内側に、害虫の卵や病害菌がいる可能性大。面倒ですが、これをやると、新たな寄植えを作る上でも、気分がいいです。
これまで植わっていた夏の寄せ植えを解体すると古い根っこや枯れ葉が混じります。それをザルで漉す。
ザラザラ振っていると、根っこが浮き出て来ますから。それを手でいちいちトル。うひゃー!っとなるのは、ここに時々、コガネムシの幼虫がいることあり。そういうとき、そんな土はすぐに使わないほうが良い。卵がいる可能性が高いからです。私は、古土は、冬の間、不織布の袋に入れてトレーに敷き、放置します。霜に当て、太陽に当て。
ただし、緊急の最終手段、害虫対策の草間先生に伺うと、オルトランDXがコガネムシ対策の薬だとのことです。
適切な少量を使うことで、被害を最小限に留める手もあり。オーガニックガーデナーは、共存の道を探る。
先日から何万球もの球根を植えたので、いちいち皮を剥いたりできなかったのですが、数は少ないならしっかり皮を剥いた方が、発芽がスムースです。お腹のでっぱりの向きも揃えてね。
根っこが混んでしまったギボウシの株分けを。イギリス式としては、フォークを2本使ってざっくりと挿し、それを左右に開いて分ける。これだと、根っこのダメージが少なく済みます。この株は、Hosta Sum & substans あれ?スペル怪しいよ。Hosta 'Sum and Substance' が正解でしたね。
いや〜しかし、日暮れが早いですね。4時になったら片付けをしないと、庭にハサミやシャベルを忘れてしまいそうですね。