May 2015
May 14, 2015
たくさんのみなさまにお越しいただき、ありがとうございます。そして、みなさまに誉めていただき、本当にうれしく思います。感謝!
先週の日曜日に庭が仕上がって、月、火、水、木、明日の金曜、そして、土、日で最終日。気温が高く、花が入荷前から咲き誇ってしまっていたので、花の維持が心配で、心配で、大変です。
暑さのために出荷時から調子の悪かった樹木や、バラなどは、もう、持ってくるのを諦めた株もたくさんありました。今日も実は、一番大きなイギリスナラの木を、交換します。ついにだめみたい。私たちは植物の冷蔵庫を持っていないので、気温が上がると、なす術がなかった。
あとは、いつも使っているVRNAのバイタル剤を毎日葉面散布して元気の維持です。光合成の補いにもなりますし、カビやうどん粉病も、防ぐヒントになる。水は遣り過ぎるとドームの地盤に障害がでるし、湿気が溜ってカビがでやすくなる。なので、常に少なめ。
しかし、行き渡らないと萎れて来るの。
昨日、スタッフが植物達に向かって、なにごとか、話しているので「何、独り言いってるの?」
と、聞くと「喉が渇いているのは誰〜?いたら、教えてー」と、ひと株ごとに聞いて回っていた。
「わたし、乾いてます〜。水ください」って、手をあげてくれたら助かるのにねって。
だま〜って、萎れて行く子がいたら大変。植木鉢まで手が突っ込めないのは、とにかく葉っぱを触る。
ひと株ごとに鉢に指を突っ込んで調べるのは、2時間ほどのメンテ時間では遣り切れません。右に見えている「バラ’ベルベティ・トワイライト’」は、花持ちが良いので、助かります。
でも、熱さには、どんなバラも勝てない。ああもう、気温上がらないでー。
私の本の表紙にもなっている、ジギタリス’イルミネーション’、大人気ですが、
もう一つの、大人気。
黄色いサルピグロッシスです。アンデルセンの庭の右横にある、星の王子さまミュージアムのブースでも販売中ですが、入荷されると、たちまち完売してしまい、すみません。
最終日(日曜)には、お楽しみ販売会もありますので、ぜひ!
May 12, 2015
さあ!ガーデンの祭典の始まりです!
今年も苦労しましたが、みんなで頑張りました。
ぜひ、見に来ていただきたいです!
ファッションブログにも開会式のことは書きましたが、三笠宮妃殿下のお姿のお美しいこと。
今回のテーマガーデンのベニシアさんと、砂由紀ちゃんの庭。
ベニシアさんの庭は、ハーブが中心で静かな印象。
砂由紀ちゃんの「風のガーデン」は、私は実際の庭を知らないのですが、こんな感じ。
みんなバラショウには大量の植物を用意しますが、引き算と整理。本当に難しいですよね。
似たようなフォルムの植物を隣り同士に植えてしまうと、ごちゃ混ぜ感が出てしまうので注意が必要です。
たとえば、細かい「点」の形の植物の隣に、また同じような「点」の植物を植えてしまうとお互いを引き立てず相殺するような傾向があるので、注意深く検討します。庭の完成度をあげたいときは、写真でチェック。肉眼では解らなかった場所が、写真で見ると解ります。自分の目は好きなところだけを近視眼的にご贔屓見するからです。
全体の景色に対しての客観性は写真のほうが正確。すると、暗い個所と明るい個所のメリハリも解りやすくなります。
いつも、18時の終了後、遅くまでのメンテナンスしている点で、我が吉谷チームと終了時間の遅さを競う、ローランボーニッシュさんのコーナー。最後のお掃除まで、ローランさんがやっていらしていつも感心する。
逆に、ほんのたまーにですが、初日だというのに、花に水が上がっていない庭がある。それはダメ!コンテストガーデンでも、水が枯れてもう早、花も葉も萎れている庭は、採点外に...。デザインがどれほど素晴しくても。残念。すっごく残念。
18時にショウが終わった後、我がチームでは、19時までの規定時間内で花殻摘みや水やりを終えるのは至難の技。昨日も3人でメンテにかかり、19時半を過ぎてしまった。見学していた男子に重たいものを運んでもらったりして、見学者をこき使うこともあり。18時過ぎの吉谷の庭では注意が必要よ!(苦笑)でも、お金を払って見に来て下さる方々に申し訳ないでしょう!?
しかし周囲のみなさまは結構サッサと帰ってしまうので、いつも驚く。なので、たとえ1週間の庭だとしても、メンテナンス愛がない庭は、2〜3日後に加速度をあげて花が散って行きます。そういうことも含めて、私は毎年毎年、来年のバラショウ参加はもうお断りしようと、日々思ってしまうところがあり、そんなことを思い続けて17年も経ってしまった。「来年はもういない」と、思うほどに、逆に、今年を最後と思うからこそ、頑張ろうと思うのですが。こんなことを呟いて、毎年。これって、出産と子どもを育てる感覚に近い。その時はどんなに苦しいと思っても、半年も経つと、のど元過ぎれば熱さ忘れる???
結局、ほかの参加者も私たちも、逆をいうと経済的には苦しい感じで参加しているので、どこかで辛い部分もあるのね。多分、このガーデニング文化をもりあげて行こうという熱意が無かったら続けられない。
さて、今年のコンテストは、強豪が揃い、コンテストでは、もめたし悩んだ。すばらしいエントリーに恵まれ、自分も、やる気が復活。
だが、グランプリは一組だけ。最終セレクトには、7組以上が残った。
しかし、グランプリは決まった。今まで待ち望んでいた21世紀的なコンテンポラリーガーデンです。
やはり、私も、もっとも評価しました。
誉める以外のコメントとしては、もう少しサービス精神を加味していただければと。
ここに、見事に大輪に育った白か紫のシャクヤクなどを入れて欲しかったな。
個人的に好きだったのは、木ごころさんの作品。
花の美しさで、清水さん。
Bガーデンでは、保育園の庭。
そして、ガーデンコンテストの審査会が終わってグリーンギャラリーの吉田さんと、お元気になられた玉崎さん。そして、いつも飄々とした正木さん。
ほかにも、もっともっとあるので、ご紹介したいのですが
はああああ。若干疲労困ぱい。
明日は、実際の仕事に戻り朝から渋谷。夕方までにはバラショウの会場に戻ります!
今年は、コンテストの充実ぶり。ぜひ、見ていただいたいです!
それから、ヨシヤお勧めの新種のギボウシ。
写真では赤くみえませんが、茎の赤いホスタ ’ボルケーノ’、これを星の王子さまミュージアムのブースで売っておりますが、ひと目、見ておいてくださいませ。久々の一目惚れ植物です!
それから、記念写真を撮るときは、同じポーズで撮るのをお勧め!できれば緑色のお洋服で!
こちらなら、青いお洋服で!
May 10, 2015
ほぼ完成!明日、11日は、早朝からガーデンコンテストの審査会。昼過ぎから開会式。そのあと、内覧会は、VIPと報道関係者の他に内覧会の特別観賞券での公開があり、本番は翌日12日の公開となります。
コンテスト作品のレベルが高くて、これは、審査会。一波乱ありそうです。
今回の、愛され植物決定は、ジギタリス’イルミネーション’。
明日!発売。書き下ろしの拙著の表紙も、このイルミネーションです。
国バラ会場にいらっしゃれる方は、午後4時ころからのサイン会に、ぜひ、お越し下されたらうれしい!です。場所は、星の王子さまミュージアムのブース。今回、私がデザインした「アンデルセンの庭」の向かって左側から、すぐ見えるところにあります。
このジギタリス’イルミネーション’のほか、茎の赤いホスタ、ガーデンで使った花達のほか、私のお勧め植物や、もちろん、すべて私がデザインした Shade YOSHIYA KEIKO のお洋服も販売しています。ぜひ、見にきてくださいね!
そして、残念ながらおいでになれない方は、こちらAmazonからの予約購入も可能です!
よく、同業者からも「マジック!」と言われる私の花の色彩の使い方。そのノウハウをすべて、惜しみなく織り込んでいます。色彩は、ただ、好きとか、嫌いとか。気分で選ぶのではなく。「色の効果」をよく知った上で、それを日常生活に取り入れることを、ぜひ!おすすめしたいです。
http://www.amazon.co.jp/庭の色-吉谷-桂子/dp/4074121689/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1428211082&sr=8-1&keywords=庭の色