June 2015
June 14, 2015
6月19日から始まる薔薇のフランスツアー。限られた時間のなかで少しでも充実の内容にしたいと、寸暇を惜しんで周囲の庭のことも調べて来たのですが、実は今回、パンフレットにはのせていなかった希望訪問先に、Le Jardin plume http://www.gardenvisit.com/garden/le_jardin_plume があります。
イギリスに住んでいたころは、自宅から車を走らせて、ドーバー海峡をわたり、フランスの庭めぐりも頻繁にすることができたので、モネの庭も何どか行きました。しかし、あの頃は、インターネットというものがなく、私が手にできるフランスの庭の情報も、イギリスで発行されるフランスの庭情報のみで、限られたものでした。なので、薔薇の村、ジェルブロアがあることも、住んでいた時期の20年前は知りませんでした。今は、グーグルマップで「ジェルブロア」とカタカナでググルだけで、薔薇の村を歩くみたいにストリートビューを見ながら薔薇の村の疑似大検もできちゃって凄い。
6月21日に訪問する予定は、モネのジベルニーと薔薇の村のジェルブロアで十分な感受量なのですが、今回、どうしても見たかったルジャルダン・プリュムが比較的に近いエリアなので、無理矢理無理矢理。旅行社の方にお願いしている次第。コンテンポラリーな21世紀のフランスの花の庭。期待してよさそうな気がしています。しかし、この三カ所、情報量多すぎかもしれません。
でも、一生のうちに何度行けるかわかりませんが、フランスの薔薇めぐりはもしかしたら、最後。と、思うと必至になってしまいます。
June 13, 2015
第17回国際バラとガーデニングショウから早一ヶ月。一ヶ月前の今頃はまだ会期中だったわけですが、施工を前面協力してくださった東京八王子「グリーンギャラリーガーデンズ」にあるブラッスリー・オコジュ(Au coju )にて、反省会(打ち上げ?)がありました。去年はあまりにも時間がとれず、打ち上げに参加できず。それにも反省でした。
グリーンギャラリーさんを訪ねて最初に楽しみなのは、毎回で逢う新しい品種の苗の数々。淡い色調のシェードカラーのペチュニアが魅力的です。
ワーー凄い咲いてる!5つ星コレクションのシリーズも!賑やかに咲いて目を惹きます。。
そういえば、この長靴をはいた太陽。どこかで元気にしているかな。ちょっと欲しかったけれどもなあー。ここに最初に最初は、何も花が絡んでなかった。
あとから絡めたクレマチスは、ショウの当日、どうしても必要だったので、会場内の売店で買いました。時々、現場で閃いてしまうと、バラショウの会場で見繕って買うことあります。どうしても長尺の花ツルものが欲しくて。たしか、6500円くらいの価格だった。高かったけれども、土壇場自腹購入。今はスタッフのところに。それぞれに分散していった花達は今どうしているかな。
お片づけ。ありがとうございました。
造園やイベントの庭作り。絶対にひとりではできません。仲間との一体感や協力関係が大切な仕事ですから、このようなパーティによって、次への仕事もスムースになりますね。心が通じないとできない仕事ですから。
いろいろなこと、たっくさん話したのですが、お料理の美味しさしか記憶にない。ってくらい、凄く美味しかった!ガーデニングの買い物のついでにといわず、ここで食事が出来ると幸せです。
この日、来られなかったスタッフもいたので、御免ねー。
ここのメニュー、本当に野菜が最高に美味しいです。ダイコンの実?!
こんな爽やかな鮎始めた頂きました。普通塩焼きですよね。オリーブオイルとバジルソース。無我夢中で食べてしまった。白ワインにピッタリ。このあとも、ムール貝のスープやフォアグラ&カモなど。ダイエットのことなど全部忘れてしまっていました。幸せな夜でした。来年、もっと頑張ろう。
(オランダのフロリアードにて)
先月、5月は、我らが第17回国際バラとガーデニングショウも閉幕。その間、あまりの忙しさで、今年のチェルシーがどうなったか。ネット検索する間もなく、今日になってしまいました。
(この春の、はままつフラワーパークにて)
私は庭に対しては、基本的に「花派」なので、草花の植わっていないコンセプチャルな庭や、構造物中心の庭、緑の樹木だけの庭も、非常に参考になるという点では、常に常に、興味の対称ではありますが、やっぱり、自分が担当するうえでは「花の植栽の芸術」に燃えます。
そうかといって、まったく花の植わらない庭をデザインして欲しいと言われたら、嬉々としてデザインしたい、そういうイメージはたくさん膨らみます。要するに他者が何を望んでいるのかに対し、臨機応変に答えられたら、そのほうが人生は楽しい。という視点で、何でも興味を持って見て行きたいのです。
(オランダのフロリアードにて)
来週から行くフランス薔薇ツアーは、フランスの花文化にフォーカスしながらも、フランスの庭芸術への理解と親しみをも目的にしています。なので、やはり、ル・ノートル様は偉大だという点で。その美しさに気づいて胸をときめかせられる気持ちもみなさまと共有できればと思っています。シャンティ城の近くにあるお城ホテルに宿泊するので近くにいるからこれも見ておこうということでシャンティ城に行くのですが、ガーデナーに話が伺えたら良いなあと、思います。人間にもフォーカスしたい。
それから、今回は、フランスの薔薇(オールドローズ)にフォーカス。やはり、あの風情がよろしいですわね。また、フランスのデルバールさんの丈夫な薔薇たちにも注目です。おもしろい品種に出会えるでしょうか?どんなふうに剪定し、肥料を与えているでしょうか?
(数年前のショーモンシュル城にて)
今年のショーモンシュル城ガーデニングフェスティバルのテーマは「コレクションの園」だそうで、これはいろいろな意味にとれますね。植物って、コレクターズアイテムだし!最小募集にて15名様が集まったので、ロワール川流域の景色を見つつ、専用車で行くオリジナルのオプションツアーに行くことが決まりました!
これは、一応、フランスツアーの最後の日の自由行動日の、オプショナルツアーなのですが、その翌日の飛行機の時間夜21時ころ発(夕方5時ころまで自由行動)までもパリは楽しめるので、悩むところですね。自由にパリを見て回るもよし。ガーデン三昧もよしというところですが、やっぱり私は庭をたくさん見たいので、どん欲に庭めぐり行きます!おしゃれな庭。芸術性の高い庭。そういうもを見るには、ここが一同に集まった場所でもあるので、じっくり見たいと思っています。
フランスで20年以上続いていたガーデニング・フェスティバルは、こんな感じ。ただし、ネットでみるとの本物はだいぶ違うと思いますが。http://www.domaine-chaumont.fr/jp_festival_festival?cat=2&expandable=0
ガブリエル・オロスコの「花の幻影」作品、素晴しいのでぜひ見たいと思っています。
さまざまな、フランスで開催されている花やアートの展示。とても楽しみ。カメラも三台は準備して。
また、ベルサイユに宿泊中には、
スペクタクルな花火ショウ。これも、希望者を募って行くことに決定しました。別途、特別入場券を買わなくてはいけないのですが、せっかくだから!
日本語版はこちらのサイトで。http://www.chateauversailles-spectacles.fr/spectacles/ye-nopen-shui-siyo
ネット環境が不明なので、アメリカやイギリスみたいに簡単にアップできるかどうかは、少し不安ですけれども.....。ご報告!頑張ってみますね。
June 12, 2015
今年の冬にお話を戴いて。ほかのプロジェクトもいっぱいいっぱい。時間の関係で、きっちりとデザインの提案ができる自信もなく、お断りしたほうがよいのではとの気持ちが勝っていたあしかがフラワーパークの新しいバラ園。本来なら、500時間はかけたい計画や指定や調整に、おそらく100時間、できて200時間ほどしかかけられないとすれば、本領発揮の仕事ともいえないかもしれないので、かなり躊躇しての参加でした。
なので、バラ園ではあるけれどもバラ以外の植物の植栽計画に吉谷がかかわったといえる花壇の未来。
それでも、部分的にいい感じに育った花壇を見て、もう、一生気になる場所と
なってしまった。宿根草の生長はこれからですしね。
一年草もいろいろ植えましたが。元気に咲いてくれたとなると、もう!
こなみ園長。すぐに雑草抜き。ゴミ拾い。フットワークの確かさにいつも敬服。
宿根草。アゲスターシェ。来年の生長も楽しみです。やはり、バラ園ともなるとまずは3年。先のことが見えにくいので、辛いのですが、やっぱり未来が楽しみなのが庭の醍醐味ですね。
June 10, 2015
6月上旬、今まさに満開のバラが咲き誇る箱根サンテグジュペリ星の王子さまミュージアムですが、5年以上になる星の王子さまミュージアムの庭のデザイン管理史上、最高のバラを咲かせた今年です。
葉っぱの密度だけでも、驚くのですが、蕾がまた凄い。
ファッションブログのほうにも書いたのですが、 とにかくこんなにバラが咲いたの、見たの初めて!
やはり、土壌改良と肥料次第で。霧がまいて湿気の多い、日照の少ない箱根のような寒冷地でも、こんなに、すごく出来るんだ!と。びっくりと感動の連続で。ブルーのアンチューサとも、独特のコンビネーションで。
そんな記念すべき今年の星の王子さまミュージアムにて。バラの香りのアルザスの白ワイン。 「ゲヴュルツトラミネール」をご紹介。イギリスに住んでいた時代から大好きだったワインですが、今から16〜7年ほど前の国バラのテレビ番組で、ご一緒した田崎真也さんが「これはバラの香りワインですよ」と、教えてくださり、「本当にバラの香り!!!」と、一層夢中になったワインです。特にこのエチケット!見て!種になったスカビオサとミツバチのイラストが素敵!でしょう?
箱根のバラに触れたあとは、ランチタイムに「ゲヴュルツトラミネール」をどうぞ!
それから、今日のランチは、惑星のハンバーグ。ブロッコリーはバオバブの木。ジャガイモは小惑星。カボチャはお月様。一流ホテルのシェフのお味で。
オリジナルのローズティ、あるいは、バラのノンアルコール・カクテルもおすすめ!
バラ三昧で女子力アップ。おかげで今日はまったく疲れ知らずでした。
あ!バラ尽くしのデザートも!酸味を生かした爽やかさで後味最高で元気のでるデザートです。
濃いいい。ぎっしり!
こちらは、バラ’サン=テグジュペリ’。サンテグジュペリの話にでてくる赤いバラや、彼の名を冠したバラ。やはり、全体にレトロなバラの世界観といえますね。このイメージを繋げるのは、結構難しいのですが、とにかく、元気に育つ花を!