July 2015
July 06, 2015
景色、景観の記事では、たくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。
関係者だけの観覧ではもったいないので、お名前は伏せて公開させていただきたく思います。
私が個人的に嬉しくなっちゃうお褒めのお言葉は、恐れながら、ほとんどを割愛させていただきましたので、すみません。そして、本当に、ありがとうございました!
私の結論は、今後の日本の景色を和か洋かで振り分けるのは難しいので、とにかく、「景色に緑の潤いを」と。緑の維持、そうはいっても、メンテナンスが必要なので、無理のない範囲で、意識的に、美しく。と。
また、「景色」というくらいなので、「色」も大切。ケバケバしいケミカル発色のペイントは避けて、自然素材や草木で。土性ペイントの自然な色味なら良いとか...。そして、景色をすっきり、せめてエアコンの室外機を平気で表通りの見える所に設置するのはやめたいとか。ブルーシートはもっと環境色に配慮した色調(土色やモスグリーンなど)で販売し直して欲しいとか。景色を整理整頓する方向に行けたら良いなあ。とは思っています。(あ””〜、その前に、自分の持ち物の断捨離をしなくては!いうのは簡単、実行には労力あるのみですね)
いろいろなご意見。真摯なご意見をありがとうございました!
それから、頂いたコメントをコピー&ペーストさせていただいたのですが、それが、それぞれいろいろな行組みになってしまい、どうやっても文字組みや体裁がそろわなくて、見にくくてスミマセン!
共感、反感、いろいろあって当然ですが、反感にも理由があると思うので、その反感の理由を相手の立場で理解することが大事だと思います。頂いたご意見は、本当に参考になります。言葉って、人を傷つけもするけれども、自分の意識に豊かな教養を与えてくれるありがたいもの。
掲載できなかったコメントにもたくさんの素晴しい、嬉しいポジティブなご意見がありました。全部が載せられず、すみません。そして、いつも、本当にありがとうございます。
昨年イギリスでホームステイし、そこは村全てがレンガ造りの絵に描いたようなかわいらしいお家々が並ぶところで、とても羨ましく事情を聞いたら、そのあたりではレンガ造りの家で建てるのが一番低コストなんだとおっしゃっていました。 私の憧れるレンガの美しい町並みが一番安上がりでできる、だなんて発想がありませんでした。 では、今の日本建築事情で「これぞ日本の美!」という家をつくるとなると果たして低コストでできるのか。。。と思うところがあります。 特に私の住む街には古き良き日本の建築物が皆無なので、ヨーロッパの、あたり前にあるあの美しい景色や美的感覚を、やはり羨ましく思うのです。
- 充分伝わりました。少し視点はちがいますが、ロンドン在住の葉加瀬さんと今井美樹さんのラジオの会話の動画をお暇な時みていただきたいです。ランドスケープとは少しちがいますが、街の色についてお話されています。
- アメリカに30年暮らして日本へ行くたびに思うのは日本の町並みの統一感の無さですね。いろんなブログで拝見するインテリアも然り。そして、日本について少しでも批判めいた事を言えば向きになって反論してくる人たちが増えたように思います。奈良や京都の庭園と、日本の住宅街を比べるほうが無理なのに。
- 「景観を守る」それぞれの地域によって、どのように守るかはあると思います。吉谷さんはデザイン的な町並みの景観を考えておられる。日本では、京都・奈良のような所もあります。私は、苔寺が聖徳太子の頃からずっと受け継いでいてヴェルサイユ宮殿のように誇れると思っています。また、生活と密着した里山を守ることも同じだと思います。この場合は環境保全から見た景観を守るですね。その地域性を活かすには、最後はおっしゃる通り、そこの住民一人ひとり、住む町をどんな風にしたいかを意識しているかどうかだと思います
- 先生の仰ることも、名無しさんのこともわかります。バブルで日本の景観は、最後の一撃をくらったと思ってます。話は変わりますが、先日訪れた箱根湯本の旧岩崎家別邸(現在は吉池旅館)のお庭は、自然に抱かれた心安らぎ、ほっとする、何もデザインを感じさせない良いお庭でした
- 人にはそれぞれの考えがあります
- 人にはそれぞれの考えがあります
- とても共感できます。学生時代、イギリス留学したとき、美しい街並みを見て育ち、入場無料の美術館でアートをたくさん吸収した人のセンスはなかなか真似できないなと思いました。地元(田舎です)に戻って美しくない景色ばかりが目につき、いつか大金持ちになったら町ごと買収して美しい街並みを作りたいと思ったものです。とっくに夢破れてますが・・・。(笑)日本人は器用だし、細かいことにはやたらとこだわるけど木を見て森を見ずタイプ。欧米人は細かいことより全体の統一感を好む森を見るタイプだなーと思います。
花のある街並み、癒されます。
July 04, 2015
北海道は魅力的です。まず、体感気温がいい!涼しいし、そして、食べ物が美味しいし、景色が広々で。なによりも、温暖な地域では見られない品種がすくすく。素敵な花が咲いていて、本当にいいですよね!
写真は、恵庭の銀河庭園、バニーギネスさんがデザインした庭の一部。ブラック&ホワイトの庭。キミキフーガ が、元気に生長していて、いい感じです!
実は、来週の土曜日も、北海道で講演会あり!今度はこの恵庭のえこりん村で。バラまつりの最中の講座です。お天気が良いことを祈るばかりですが、ガーデニングの話に加え、おしゃれする意味や、生きて行く意味と楽しみを考えるライフスタイル講座にしたいと思っています。こちらでは、美しい庭に出会いつつも、いつもとんぼ返りなので、本当をいうともう少しゆっくりできる自分でありたいですが。ゆったりとこの地の空気を吸って。銀河庭園にすてきな、ほとんどイギリスとそっくりな美しくも透明感のある光が射してくれますように!http://www.ecorinvillage.com/index.html
そして
7月15日(水)、16日(木)は、星の王子さまミュージアムで、公開ガーデニング・ワークディがあります。
箱根というと、今、日本中の火山がちょっと活発になっていて、不安定な感じですが。
..が、先日、北海道においで下さった鹿児島の方にお会いして、かの地は、わりと頻繁にドカーンとやっている櫻島のご近所で、平然とされておられる。灰がふったりして大変だとも、伺っていますが。
もちろん、常に要注意の機運がありますが、あの感じを私は、箱根にイメージしつつ、ニュースに注意しつつも、まっすぐ前を向いて進んで行くつもりです...。
まあ、それは、どこに行くのも、注意は必要で。やっぱり、交通事故が一番身近で怖いし。実は交通事故より、自宅での転倒事故のほうが危険率が高いとか。感動したり、嬉しくなること、気分転換して、すっきりするほうが、体内の抵抗力が高まるともいいます。
というわけで、箱根、普段通りに行きます。バラは先月の写真ですが、まだまだ、いっぱい!咲いています。
北海道同様、箱根仙石原も涼しいので、花達が夏の間、伸び伸び、育って、花持ちがいいです。周囲の緑の景色も若々しくて美しい。そんな、気持ちのいい景色を展開しているのが、この地の魅力。ヤブ蚊もいないし。
そして、今!人も車も、混んでいないのも、ひとつの魅力と思っています。温泉のでないお宿は大変なことだけれども....。
July 02, 2015
本日、寄せ植え講座のなかで、参加者の方々が作った寄せ植えです。
(純色のピンクのジニアを主人公にした寄せ植え。黒っぽい紫のケールが効かせ色に)
今、大雪山に懐かれた3つの庭(大雪森のガーデン、上野ファーム、大雪山国立公園)を舞台にガーデンショウが開催されています。
まずは、今回の主な訪問先、大雪森のガーデンの招待作家の作品群をいくつか。
先日のショーモンシュル城のガーデンショウもそうですが、フラワーショウではないので、花が主役ではないのが、花好きにはちょっと不満かもしれません。しかし、視野を広げる意味でも、ガーデンショウ。
さまざまな角度から、庭の見方が見つかると、大変おもしろいです。
庭のどこをどのように見るか。自分なりの見方を鍛えたり、発見したり。
昨日はお天気があまり良くなかったので、庭が少し暗く見えますが、充実のイベントになっています。
東京から訪ねてみると、気温も10度以上低く、ここは、まさに外国みたいです。
自宅に電話するのに、「あれ、時差は?」と数回確認したほど。
やはり、北海道は外国のような感じがします。
青いポピー。メコノプシスが咲く環境。
それがこの大雪の地域の涼しさでもあるのでしょうね。
珍しい花に出会えることも楽しみのひとつです。
大雪 森のガーデンで開催された講座。
コテージガーデンの梅木あゆみさんが中心になってオーガナイズされた内容だったので、花善し、ダンゴ善し。で食いっぱぐれなしです。
特に、楽しみにしていた展望の素晴しい、フラテッロ・ディ・ミクニでのディナー。
かんぱーい!ここに写っているのは、一部の方で、全員で18名。
鮪のカルパッチョ。冷たく冷えたスパークリングワインで。ディナーはさまざまな野菜や魚や肉やパスタが最初から最後まで、ドルチェも入れると9皿!!!気合が入って、少しづつ、これでもか、と繰り返し登場して素晴しかったです。
そして、翌朝は全員で記念写真を。遠くは鹿児島、大分から。東京、群馬、栃木、山形から。そして、地元北海道のみなさま。同時開催の梅木さんのガーデンツアーと合流。
朝晩の食事、両方とも!フラテッロディミクニだったのが、充実度高かったですね。この時間が、さらに、さらに気持ちを豊かに増幅したのでした。
こちらは、朝ごはん。
やっぱり北海道の食の幸って、ほんとうに素晴しいですね。
そして、ヨーロッパから輸入されいるという最高に美味しいパン。
普段はダンゴより花とか 言ってますが
花もダンゴもあると最高ですね。
今回はそういうツアーになりました。
ベルギーの時はおしゃれなダンゴ入りでしたけれども、前回のフランスツアーにあまりダンゴが入らなかったので、今度私がヨーロッパのツアーをするときは、時間をかけて(その分、花見が少し減るかもしれないけれども)ダンゴもいくつか入れるツアーにしようと反省しました。
層雲峡温泉に泊まった翌朝は、温泉街にコテージガーデンさんが手作りした花のコーナーを見学。
雨のなかでも頑張って働いていた熊のオブジェ。
実際は鹿に葉っぱを食われて食害が大変だそう。
ハンギングなら鹿からも、届かないからいいですね。きれいな色調!
大雪森のガーデンは実際に豊かな自然環境がベースになっているので、本来の、
さりげない自然美を発見できる。
かと思うと上野砂由紀さんの作った園芸植物のゾーンも、北海道ならではの気温でさまざまな宿根草たちが競演。しゃくやくが今頃咲くのですからゆっくりの春ですね。
そして、本日のメインイベントは、ガーデン内に飾る寄せ植え講座。
ウイッチフォードの鉢に梅木さんの用意してくれた、たくさんの草花を使って。
前の日に拙著「庭の色」を教科書にして座学の時間を設けさせていただいた。
植物や背景や見える景色の色を、まずは「光と影」で見極める。
をご説明させていただきました。その上で飛び出す色、引っ込む色のメカニズムを。
梅木さんのジニア。本当に素敵な色がたっぷり!
群馬の田中さんの作品は、直し無しで...。さすが!
ホワイト系モノトーンのゾーンに飾りたい寄せ植え。
優しい色調のジニア。どれも素敵な個性を持った夏の植物たち。
さて、午前中で講座を終えて、午後は同じ旭川にある上野ファームへ!
ここまで来て上野ファームに行けないなんて!
地元、上川町の方に連れて行っていただき、今回初めて伺いました。
突然の訪問にもかかわらず、上野砂由紀ちゃんに、ご案内頂きました。
ありがとうございました。人気者なので、園内を歩くのも大変です。
有名なミラーボーダー、本当に、よくできています。左右の植物が同じように生育するとは限らないし、そこのバランスをとって、宿根草を一定の感じに保つことの、いかに大変か。聞いてみたかったんです。日の当たり方も違うとしたらこれは維持が大変ではないかと。
今、北海道は、バラが最盛期!すてきな組み合わせです。
北海道ガーデンショウに合わせてプレオープンしたという新しい庭のゾーン「ノームの庭」が圧巻。とにかく、広々。
アリウム・モヒカンだそうです!砂由紀ちゃんがメールをくださり、解りました.。ありがとうございました!
RHS のプランツ・ファインダーで探しても、アリウムと名のつく品種だけでも1182 種類もあるので、探しきれませんでした。やっぱり、植えた本人からの情報は確実ですね。
このゾーン、植栽デザイン的にも、革新性があってすてきです。
北海道ガーデン街道。やはり、気温の涼しさが庭の時間を気持ちよく広げてくれますね。
これからこの北海道ガーデンショウは、10月4日まで開催。夏休みの間も間違いなく良さそうですが、9月、秋の様子も良さそう。グラス類の穂が一足早い秋風に揺れるさまを見てみたいです。今回は、北海道から直接写真をお送りし、アイリスガーデンブログのチームにも協力していただきました。(写真の掲載って、結構手間取るので...)みなさまに感謝!
それから.....先日のブログ記事では、たくさんの方々に貴重なコメントを頂き本当に嬉しい思いです。
また、そのことは次回に頂いたコメントを元にみんなで考えていけるように、それに沿った写真も用意しつつ記事にして行きたいと思います。
本当に、ありがとうございました!!!
梅木あゆみさんのブログにも、いろいろ詳しく載ってまーす!http://blog.goo.ne.jp/cottage-garden