吉谷桂子のガーデニングブログ

August 2015

August 30, 2015

暮らしをアップデートする講座 

3-二階居間暖炉

8月なのに、すでに秋みたいな感じの日々が続いていますね。

秋は、たくさんのイベントがありますが、2ヶ月後の10月30日(金)にNHK 文化センター名古屋教室で講座を開催します。

タイトルは

 

「吉谷桂子の美しい暮らしをつくる秘訣」
 

10/30(金)13:00〜15:00 
 

会場:NHK文化センター名古屋教室 21階【218教室】
 

定員:100名

http://www.nhk-cul.co.jp/school/4000/4000_school_info.html

 

一般募集は8月26日(水)から。
 

また、WEB先行として8月19日11:00より先行受付をしています。

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秘訣。だなんて、照れくさい気持ちが溢れてきますが、それは、ごく簡単なことではあるんです。


発見すること。


そして、なるほど。と、そういう秘訣を聞いて、すなわち、それを実行したり、続けて行くのが、なかなか...。


でも、聞いてみないことには、それもわかりませんものね。これまでの発見を、時間みっちり、ご披露したいと思います。



東京では、12月11日に、
NHK 文化センター青山教室で講座を開催します。

10月30日(金)名古屋の翌日、31日に開催される藤原美智子さんとのトークショウは、ちょっとした新境地で、池袋コミュニティカレッジで。

人からは、造園なのか、ファッションなのか、はたまた、美術なのか、手芸なのか、インテリアなのか「どれかひとつにすればいいのに....」と、いわれても。

全部外せない、全部自分のなかで繋がってる。楽器の演奏ができなかったり、歌や踊りができなくて、残念だな。と、この後に及んでおもってしまっています。

10月10日前後には、はままつフラワーパークに「フラマウント」の完成に因んで、「フラの心」を植物で表す世界観を只今、研究中。

 

 



iris_garden_blog at 22:48   Tweet

August 29, 2015

穴あけ磁器用ドリル!


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また、役立つ投稿を頂きました!ありがとうございました。yさんから。

磁気用のドリルのアタッチメントがあると思います。以前に陶器用で煙を出しながらトライしましたが全然穴が開かず、磁気用のアタッチメントに変えた途端にスポンっっと開いた経験があります。(笑)

凄い。磁器用のアタッチメント、あるんですね!
それを知っていたなら、割らずに済んだ。もっといろいろなマグカップが多肉植物専用の植木鉢になったのにね。でも、今からでも遅くはない。
持ち手の取れたマグカップとかいろいろあり。

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右上のティーポットはストーンウエアといって、とっても固いんです。

左のマグは、ウィッチフォードのジムキーリングさんの作品で、素焼き用の土なので、穴は開けやすいですが。まだ、壊れてないので、イングリッシュ・ティー専用!


多肉植物は、水はけ穴のない鉢では....。あんまり うまく行かない。
印象があります。やはり、新陳代謝ということもあるし、そもそも多肉植物は、室内では光合成が足りないので、温室もないなら。屋外に置きたい。でも、雨の当たる屋外では、水はけがないと難しい。

こんど、DIY のお店に行ったら、磁器用アタッチメントを探してみたいと思います!

情報ありがとうございました!







 

iris_garden_blog at 10:02   Tweet

August 28, 2015

鉢底穴と 思い出の陶器

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植物が健康に育つためには、水はけが超重要です。

水はけよく、土中に酸素がある状態が望ましく、団粒構造の土がマスト。

水はけ穴のない器で植物を育てるには、一定のコツあり。それは、水のある状態と酸素が豊富な状態が交互にあること。それは、植物栽培の勘所というか、非常に感覚的なことで。植物に対し、水分を与える与えないの判断を感じながら、維持していくもの。

そこで、何年も生かすことができるのか、短期間で楽しむのか。

は、各自の問題かと思いますが、いずれにしても、

植物に必要な新陳代謝を、栽培の念頭に置いて付き合います。

植物を育てるコンテナ、使えなくなった愛着のある道具をコンテナにするのって、楽しいですよね。

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(上記は、1997年に女性誌ラ・セーヌに掲載し、その後、ムックにもなった記事の一部)

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(靴底に穴が開いてて、水やりするとジャーっと水がしたたる靴)

いずれにしても、コンテナに水はけ穴があれば、水やりと同時に排水しながら代謝ができますね。

問題は、水はけ穴のない容器。

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私は、水分や新陳代謝のイメージを描きつつ、自分なりの感覚。「ドライブ」感で水を与える、与えない。というのか、これは、なかなか、他者には伝えにくいですね。



ただ、水はけ穴のない器で2〜3年ほど植物が機嫌良く育ってくれていると、自分のドライブ感覚がその植物とうまく相性していることの証しとして、それが本当に嬉しいです。ファレノプシスは、我が家で長年、マグカップの住人です。



mさまから、投稿いただきました。

陶器に穴をあけることができますよ。波状になった釘を使い、金槌で少しずつコツコツと。旅先で買ったマグカップなど、思い出が詰まっているのにちょっとした油断で欠けてしまったものがたくさん。それらの陶器に植わってる植物たちに癒されてます。

ありがとうございます。お気に入りのマグカップ。私も、捨てたくないので、小さな植物のコンテナにしています。うまく穴が開いたら嬉しいですよね!波状になったクギを使うのはいいアイデアですね。私はドリルを使ってましたが、ドリルにもスパイラルが入っていかない時があり。摩擦で熱が起きて怖いほどになっても、穴が開かないこともあります。

なので、陶器に穴を開けるのは、うまく行く場合と大失敗する場合と。特に、リモージュ焼きや有田焼きのような磁器は、まず、クギでコツコツやっても、空かないのではないでしょうか?

(もしもうまく行く方法があれば、ぜひ!教えてください!)


ウェッジウッドのマグカップも、あの手この手でやってみたんですが、ついに穴を貫通することができませんでした。で、割れちゃったー。

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上記の写真は、1995年ころに撮った写真で、もうはや、20年も経ってしまったのですが、焼成の甘いアースウエア。今も、家にあります!捨てられない! ほとんど、テラコッタと同じような赤土で焼かれた素材だったので、これは、簡単に穴が空きました。

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その後も、いろいろな素材で試したのですが、やはり、割ってしまうことも多かったです。

それでも何かにできないかと思って、モザイクタイルの素材として割れた陶磁器を取っておいたり。

やっぱり、捨ててしまったり。

そのような経験から、リモージュ焼きやいわゆるチャイナと呼ばれる陶磁器は恐ろしくて、穴があけられません。それゆえに、水耕栽培の植物の植木鉢カバーとして使用。

しかし、クリスタルのグラスに穴が開いた「水切りボール」などもイギリスのアンティークにはあるので、きっと、陶器に穴を開けるのは、不可能なことではないのでしょうね。

最後の写真は

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夫の仕事場、コーヒーやお茶を入れるためのキッチン.テーブルをモザイクに。その割れた食器たちでカバーしたのは10年前のことなんですが(夫の自作)、こぼれたコーヒーなどが、まあ!染み込む染み込む!
汚い〜。感じになってしまったんですが。断捨離とは相反するのですが、愛着のある食器。どれもイギリスで買ったものばかりなので、なかなか、しぶとく、捨てられません(汗)。いつか、吉谷家のイギリス家具食器アンティーク大放出をしてみたいとの夢あり。



iris_garden_blog at 13:13   Tweet

August 26, 2015

水はけ穴のない容器の子

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涼しくなって一息ついているのは、植物たちも同じでしょうか?

我が家にきて、この水はけ穴のないデミタスカップで2年目の夏を迎えているサンセベリアも、ここ数日、色ツヤがよくて...。

サンセベリアは、冬より夏のほうが元気ですが、今、このツヤを見るたび、心癒されます。

こうした植物がいい感じに見えるには、コンテナとの相性もありますね。

これは、義母からもらった緑のリモージュ。実は少し欠けてしまって(後ろのほう)。デミタスカップの大きさにこの水耕栽培のポットがピッタリだったのです。ピッタリで嬉しかったのは、この入れ物の中で元気に2年以上やってきたこと。

水はけ穴のない容器。そこでうまく育つ植物とそうでない植物がありますが、カリカリに乾いていても平気な顔している植物は、たまにこのように内側に網状のポットに入った状態で水の有り無しをチェック。

サンセベリアのお肌のツヤが「無くなったら」水分を補給。それでも、水は2ミリくらいしか溜めないで。

これで、2〜3年本当に元気にしてきた。でも、そろそろ根の張るスペースをもっともっと元気に長生きしてもらうために、水はけ穴のある植木鉢に植え替えてやるべき、と、ふと、気づいた。本当に涼しくなったら引っ越しを...。不思議ですよね。植物と向き合っていると、植物はもの言わないけれども、こうしてほしい。と、気づかせてくれる、なにか、信号を送られているような。



iris_garden_blog at 23:18   Tweet

August 21, 2015

野の花ガーデン の夏

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この都度は、「野の花ガーデンFUKUSHIMA」 の夏の写真を、野の花マットの生産をしている仲田種苗の里美ちゃんが送ってくれました。

3年前にデザイン、施工をした「野の花ガーデンFUKUSHIMA」2年目の様子です。

野の花マットは何度かご紹介していますが、古来日本の自生種。とくに、関東武蔵野エリア基準の自生種の野の花を数種ミックスの苗マット。このマットを数枚庭に植えると、自生種の宿根草が毎年咲くようになります。地面の土をちゃんと調えることと、風通しや日当たりなどの園芸三拍子は必需ですが。

わ〜い。すてきに野の花が咲いています。オミナエシ、 オニユリ、カワラナデシコ、キキョウなど。

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(上は、3年前)

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(今年の様子)

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青藤色、橙色、黄色、桃色。いろいろな色があるのに、調和がとれて。

拙著「庭の色」では、花の色の相対などについて延々詳しく書いていますが、園芸種ではない花たちって、本当に不思議。魔法のように、何色でも自然界で馴染むんです。

そして、なんて、清々しい色調でしょうか。

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それから、ギボウシの小径。いい感じに生長して。嬉しい眺めです。

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上の写真に対し、こちらは施工直後、3年前の秋。植えたばかりのアオダモを支える支柱がうるさいので、早く取れないかなと思っていました。

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支柱が取れてすっきり!

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この写真が日本の夏! 

デザインした庭。その後、美しく管理していただき、本当に嬉しいかぎり。

そして、すてきな写真を送ってもらうことも喜び!

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蝉が鳴いて草の匂いがいっぱい。

これからは、秋草も楽しみな季節がやってきますね。



iris_garden_blog at 21:45   Tweet

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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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