吉谷桂子のガーデニングブログ

January 2016

January 28, 2016

3月6日 北海道東神楽町での講演会

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お問い合わせをいただいていた、3月6日に開催される、北海道での講演会。


まだ、詳しい発表がないのですが、わかっていることは、北海道新聞様のオーガナイズで、 東神楽町で開催されるということです。
上野砂由紀ちゃんと一緒に。

盛り上げたいと思います!

東神楽町。こちらの場合は旭川空港が近いのですよね。札幌からはかなり離れているでしょうか。


まだ、内容が詰まっていませんが

どうやって素敵な庭をつくるのか。

この提案はひとぞれぞれに、目指すところが違えば提案も違うでしょうけれども。

私が考えるのは

「自分が見たい庭/人に見て欲しい庭!」とは?

やっぱり、誰かを喜ばせる=
すてき!と、褒めてもらえる庭がいいな。


たとえば、予算がないなりに、どこに一番力を入れるのか。そんな話もさせていただきたいと思います。 


北海道はまだ雪がのこるでしょうか。

詳細がわかり次第、こちらのブログにお知らせさせていただきます! よろしくお願いします。



iris_garden_blog at 10:04   Tweet

January 27, 2016

2月3日までが暦の上の冬?

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らしいのですが、ここ数日は、本格的に真冬でした。このあとの気温、どうでしょうか。

今朝も氷点下。でも晴れた1日はとても気持ちが良くて。今日も庭の仕事には気持ちのいい気温でした。13度くらい?


でも、まだ冷害が危ないので、日が暮れたら、幾つかの植物は家のなか。

晴れた1日は外。日暮れから家の中。と言った具合に、半耐寒性の植物たちは、引っ越しの日々です。 


特に、ガーデンシクラメン。微妙な耐寒性ですよね。もちろん寒冷地では外植えは無理だと思いますが、東京だと普通に平気な場合多い。でも、個体差あり。ちょっとした、場所、によっても(壁の近く軒下、北風の通化具合)あっと気づいたら、庭の寄せ植えのシクラメンがふた株ほど、溶けてしまいました。

980円もしたのに〜!
 

iris_garden_blog at 21:57   Tweet

January 24, 2016

花すがた 諸行無常

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今年は、申年。1956年生まれの私は、いよいよ、今年60歳になるというので、今年からは「諸行無常」をテーマに取り入れて、これから、もっとちゃんとすべきこと。もう、卒業していくこと(減らすべきもの、断捨離のような)。いろいろ振るいにかけて、生き方を整理していこう。と、ずっと考えておりました。

ダジャレのつもりはないけれども、年頭にあたって自分の念頭にいれるべきこと、その言葉を探していたのです。そうしましたら「諸行無情」が、みごとに、これからの生き方のキーワードに、ぴたりとはまったというわけです。

諸行無情は、ウィキペディアを見てみると「存在は同一性を保つことはできない」とありますが。
英語だと「All things are in flux and nothing is permanent」とありますが。vanity とは考えたくないんだけど。


で、それは、あるとき、仕事に行く途中、車でラジオを聞いていたら、「諸行無情は英語でいうと、Everything changes....」(changeingだったかも)それが耳に入ってきて、それがすぅ〜っと。腑に落ちたというわけです。

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寄せ植えの写真が冒頭にやってきたのは、ただいま、寄せ植えの本を上梓中という理由も大きいのですが。

常々思うことのひとつに、私にとって寄せ植えは、諸行無常の象徴のひとつ。

初めて寄せ植えを作ったのは、1992年イギリスで。あれから、20年以上の間に何百という数え切れない寄せ植えを作ってきましたが。

諸行無常といっても、1週間だけ綺麗なのはだめで、できれば3ヶ月はきれいに咲いてくれる、もっと、できれば、何年もきれいなコンテナガーデンがいいと思う。でも、それも、同じ顔で時を過ごすわけではないので、Changeing も、見どころだ。

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さて、寄せ植えの本はこれで何冊目かの上梓になるけれど、コンテナガーデンの楽しさが、重要性が、まだまだ日本に伝わっていないという焦りもあり、少しでも、この分野を伸ばしていきたいと思う気持ちが、いよいよ強まって。こんなにコンテナガーデニングが向いている国なのに。

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で、今、考えていることのすべてを書き切る時間がなくて、悔しいのですが、ひとつは。

● 作った寄せ植えを「写真にしておく」ことの重要性。生きた植物の一番いい「とき」を撮っておきたい。

●寄せ植えを置く「環境や景色」への配慮の重要性。写真を撮るにも、その背景がよくないと、寄せ植えが映えないし....。


それで、たとえば、上記3点の写真は、テレビ番組用に作った寄せ植えですが、こんなにきれいに咲かせたのに、私のお店の前で撮ったこの3点しかなくて、こうして、ブログ用には撮ったものですが、この背景では、本の上梓には使えない。残念ですが、こんな風に写真に撮っておくだけでも、残ったから良いけれども、取らなかった寄せ植えもたっくさんあったものなので、どんなのを作ったか、もう、覚えてもいない。

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外国の寄せ植え。人の目を愉しませる事を、念頭に。


いろいろやってきたけれども、これからのスタート・ダッシュ。重要だと思ってます。


さて、老人クラブは60歳から、入会可能だそうですが、やはり、先日、ラジオを寄席で「60歳のおばあさんがそこにいてね」なんていってるんですが、もちろん、自分をおばあさんとは、思ってないけれど、講演会などで私がよくいう「生きていれば、必ずおばあさんになれます!」がいよいよリアリティを帯びてきたので、よりよいおばあさんへの自覚。として、やるべき仕事の焦点を絞ろうとしているわけです。

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(写真は、横浜イングリッシュガーデンの講座で作った寄せ植え。作ったものを、そのまま先方に置いてくることも多いので、嫁ぎ先で、元気にしてると嬉しい)

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「箱根 星の王子さまミュージアム」の庭、「はままつフラワーパーク」の庭と、今後ますます力を入れていくことになった群馬中之条の「美野原花の駅」の庭を気合いの入った花の庭にしていく以外は、寄せ植え!それも、「同じような寄せ植えを作らないこと!」自分のドグマにはまった寄せ植えは、だめ。とかね。なにか、違うこと。始めていきたいです。

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何が、自分の本質かと。それもつくづくわかってくるのも還暦ではないでしょうか。


私の場合は、どこまで行っても「デザインする」ことが自分の本流で、衣食住のできるところ、できるところどこまでも。そこに花育てが大好き!が合致して、暮らしのガーデンの世界へ。これは、ガーデン・デザイン大国イギリスでそれに出会ったからで、ずっと日本に住んでいたら、この世界には行けなかった。

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それから、洋服大好き!が高じて、服のデザインもしている。これは、イギリスに行く前からの杵柄と、人との出会いが影響して。

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今年は、ルドゥーテの版画を模写したバラのシリーズや花柄の新しい技術に挑戦。

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また、旅のデザインも本性かと思うほど入れ込んでしまうことのひとつ。それが高じて海外旅行ツアーをほぼ毎年開催しています。今年は、去年のパリでのテロ事件をうけて、当初考えていたイギリス行きのガーデンツアーに参加者さんがないのではないかと、不安材料も多いので、まだ検討中。でも、今、台湾も面白いし、奈良への注目も高まっているので、大型ツアーでないまでも、ツアーは必ず敢行!これも、観光は光を見る旅。一瞬しか見られない諸行無常のような光と花の絶景を探す旅は、健康に注意して続けていきたい。


何事に対しても「無自覚なのが嫌だ」とは、30代のはじめ頃から思って生きてきました。だから、このままでは、と、30代に日本を一旦離れた。一生住む気がないのなら、帰るのは、今。と、苦労して所得した英国の永住権がもったいなかったけれども、最終的に日本で生きていく。ために40代で帰国。同時に子育て。いやもう、誰の人生にも、荊ならぬ、綱渡りの道はあるでしょうが、すごい綱渡り。それも、も、あと、彼の成人まで3年ほど。あとひとがんばり。やはり生きている時間や注意力の多くのエネルギーが子育てに当てられるので、私はこの17年間は、仕事に対してはエネルギー全開にできなかったと思っています。ああでもね。60代からの全開でターシャさんや紫竹のおばあちゃん。いらっしゃいますものね。頑張ろう!

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さて、残念ながら、何かを自覚できずに終わってしまう事も、多々あるであろうことは、わかっているのですが、とにかく、同じではない。何か違うこと、自分なりに新しいことに挑戦していきたい2016年のスタートです。寄せ植え!!!だれにでも、というと怒られそうですが、誰にでも作れるのが寄せ植え。やっぱり、そこが重要なポイントです。そして、写真、花のポートレートです。自分の子供の写真を撮るのにも似ていますが。


さて、今年も、新潟のサントピアワールドで、合計賞金100万円の寄せ植え&ハンギングバスケットのコンテスト(2/10)があります。私も日帰りながら、審査員に行きます。

3月6日(日)に北海道で今年2回目の講演会決まりました。
(2月11日のイングリッシュガーデン展では、予約満員御礼ありがとうございます。)

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バラとガーデニングショウは、盛り立てていきたいです。今年は、私は、ガーデン審査ではなく、コンテナガーデン審査をさせていただきます。力の入った素晴らしい作品が集まるので、いつも感激します。

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私がデザインするのは、この写真がヒントです。

ぜひ、5月は、バラショウへ!

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久々に、本音を書きたくて書き始めたら、長くなってすみませんー。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



iris_garden_blog at 08:00   Tweet

January 18, 2016

半耐寒性 避難中 雪で気づいた日常 

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今日、東京では、大雪が降りました。

天気予報で、前の晩に大雪注意報をだしていたので、幾つかの植物は、ゆうべのうちに家のなかや軒下に移動させて、事なきを得たんですが、重い雪だったので、案外枝が折れたり曲がってしまったり。

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慌てたのが、秋から春までかわいく花を咲かせるラベンダー・デンタータ。
(一昨年から育てていて、とても気に入っている冬の植物のひとつ)

冬の間じゅう、とてもいい感じにフレッシュな緑色と可憐な花を楽しませてくれる(窓の外に見える美しい緑の景観植物)優秀なやつなんです。それが、朝、バキバキになって雪の下で潰れていた。

慌てて雪を払い、もう手遅れかとおもいましたが、枝を揃えて乾かしていたら、夜になってリカバー。
ほっとしましたが、よっぽど折れてしまった場合は修復不可能ですが、バラバラになった枝を戻したい方向になでながら、それこそ、包帯のような柔らかな布で、ちょっとギブスみたいに枝をまとめておくんです。数時間で元に戻るのでやれやれ。と、なんてしなやかなんだろう。

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大雪の後、2時間ほど、家の前の道を雪かきしていたんですが、空の青色がきれいでした。
それにしてもこの電線。これが私の日常に、日々あると思うとなんだかなあ。

でも、これがまったくない地域もあるのでしょうが、ほとんどの人の日々の日常に、これって見えてるのに気づかない感じで暮らしてるんですね。写真って、気づかせてくれるところ、いっぱいありますね。

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目の前だけを見ていれば、チャーミングな眺めはたくさんありますが、ロングビジョンになると、なかなか難しい。



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January 13, 2016

必需品のニーパッド

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先日、コメント欄に「ニーパッドのいいのが、なかなかない。どこかに良いものは?」

と、ご質問をいただきました。
(いつも、みなさまの嬉しいコメント。 ありがとうございます!)

たしかに、なかなか、いいのがありません。

ちょっとかっこいいかな。と思っても、ずれてきたり、落ちてきたり。これは、終日の作業ではとっても、ストレス。

さて、写真のニーパッドは、いままで私が使ってきて、もっとも安くて(800円くらいだった)優秀だと思ったパッドです。 

軽いから落ちてこない。革製とか、シェル構造のカバーが重たいタイプは落ちてくることもあります。

見つけたのは、ハワイの、工事現場で使う作業着の店(プロショップ)です。でも、その後、日本でもかなりそっくりなものが売っていて、それは、私の家の近くだと、ワークマンとかそういう、いわゆるガテン系のお店。手袋も、結構かっこよくて、優秀なのがいっぱい売ってるし。


ニーパッド以外にも。ガーデニング用のものは、趣味っぽいというか、追求が甘いかもと思うこと多し。なので、腰から道具を下げるベルトとか、ニーパッド、あるいは、季節の防寒、耐暑プロダクツをガテン系で探すのなかなか面白くて。

さらには、あらゆるアウトドアのお店を見て回ると、応用の効く便利な仕事グッズが、見つかるので、それも、面白い。

繊細なことをするためには、ボルダリング用の手袋とか。

道具を持って作業するのに、釣り用のチョッキ。

スケボー用のヒザパッドを使ってみたこともあります。

北海道恵庭の「花の牧場」のお店には、イギリス製の便利グッズが直輸入されていて。イギリスでしか買えないはずのニーパッドを安価で見つけたことも!

やっぱり、いろいろ探してみるのはおもしろいです。

というか、必要だと思うと、念力みたいにして、探し出してしまうところがあるかも,,,,。

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しかしながら...。必需品ではないのに、なんだか、かわいい!って、つい、買ってしまう道具もあり。
困った。これは、去年パリで....。この道具が道具入れに入っていると、お茶目な気分になれる。

とくに、この熊手型のかわいいコは、雑草取りに便利です。雑草は早春に土かきするのが好きです。



iris_garden_blog at 23:31   Tweet

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プロフィール

吉谷桂子

(よしやけいこ)

東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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▲壁紙のプレゼントもあります。

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本当にありがとうございました!!!The Last
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