March 2016
March 31, 2016
桜満開ですね。
今年のツアー、まだ計画段階です。
今年はイギリスのガーデンツアーを考えていたのですが、正式発表の前に、Year of the English Garden キャンペーンが始まったので、焦ります!
ダウントンアビーのロケ地になった館も見学コースに入れたい。
とか、南西イングランドのモダンガーデン。しっかりと王道ガーデンを押さえなおしたいとか。
しかし、日々バタバタにて。やはり、洋服のデザインと庭のデザインの二足の草鞋を履く道、今の時期とみに険しいながら、チャールズ皇太子のビデオメッセージが本日、登場。
イギリスに思いを馳せ。あの美しい世界にまたどっぷりと浸かる日々を夢見ます。
プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)による「イヤー・オブ・イングリッシュ・ガーデン」のためのビデオメッセージ
Show MeBritain コッツウォルズのビデオ紹介も美しくて、ひととき
幸せになれます。
March 24, 2016
台湾で見かけるフジに、美しいと感じられるものは...なく。
その点。(写真は朝、9時頃に撮ったのですが、とにかく、暗くて)
日本の塚本こなみ先生の作るフジは、やはり、ものすごいオーラがあるのでした。
台湾の方々は、あんなすごいフジを見たことないはず...。日本に来た方は、もちろん、それを見て感動するはず。
しかし、やはり、気温が。
日本よりも高いのですね。一ヶ月も早く咲きます。
だからこそ、今。(写真は世界一の大藤。@足利フラワーパーク)なんども思いますが、これはタダモノではない。そうして。
日本の桜をはじめ、見事な花の開花を見学に来る海外の方々(台湾の方も多い!)が増えているのですね。
このあいだの星の王子さまミュージアムでも、台湾からのツアー客の方達。
しきりに台湾にはない花の写真を撮っておられました。
(最近、桜もそうだし、大変な花の名所。日本にはいっぱいあるとほかのアジアの国々にはない花名所がいっぱいあること。あらためて、再認識)
植物の中には、育てていく過程と結果において生まれる美。があり、それは、植物と人間のコラボによって完成する芸術性が、きっと、ある。というようなことを感じますが、この上に、さらに、土地土地によって異なる天候も、関わってくるので、まだなんとも言えない。
私はね。イギリスでずっと見ていたような感動的な花の咲き方。
なんとか、日本でもできないか。と、この17年。ずっと試行錯誤してきました。
最近は、わかってきたこと。いろいろ、あります。
ところがまたまた!日本でできること。台湾ではできないことだらけ!
その逆を行くのもありですが...。
気候による差はもちろんありますが、やっぱり、どういう気合いの入れ方で咲かせるか。
これは大きい。です。だから、国バラは、その気合いを競うところあり。
特に、庭全体でなくても、
イチ個人の方が、バラ一株に込める緻密な情熱を拝見するだけでも、毎回、楽しみ。
そんな中、気持ちの込めよう。どこへ、フォーカス?
この春は、浜松、箱根。群馬はもちろん、フランスはマルメゾン(バラショウのテーマ)に飛んだり、台湾は陽明山に飛んだりで、かなり忙しいです。何れにしても、頑張って!
まだ見たことない景色に挑戦! なるべく誰にも、わかりやすく。
「わー!すごい」と、喜んでいただける庭に
したいと、願っています。
台湾に居ます。今日も雨。
現場は台北市から山沿いに行った陽明山。
年末からずっと、こんな風に天気が悪い陽明山しか知らない。先月、2・23頃に来た時とは違う桜がぽつぽつと咲いて。
また、これだけ雨が降り続けて天気が悪く、快晴率が低いと、花の咲く条件。
難しいのかな。と実感。光合成できない。蒸れる。土もそれに付随して、あとはいろいろな問題が。
今回、この仕事が決まって、4回目の訪台なのですが。
難しいです。爆発的に花の咲く庭をつくる。なんぞは、暴挙。といえそう。
陽明山のネーティブプランツ。華八仙。あちらこちらで目にします。
ツツジが多く植えられて。こうしてリサーチを繰り返すと
おのずと何を選ぶか。わかってくる。
陽明山にはこんな感じのお茶屋があって。
ここは、カラーの産地。その農家につながるお店。
ちょっと感じよかったので。寄りたかったのですが。
シコンノボタンがあちこちに咲く。でも、この花は遠くから見ると、あまり綺麗ではないと感じさせられる。光を吸い込む紫色で葉群の緑色に吸い込まれているから。
花は光を放つ色をうまく選んで混色するなどすると見栄え
するでしょうけれども...。
探索が続く。
March 21, 2016
写真は我が家の山桜。まだ、咲いていませんが、ぷくぷくっとしてきました。やっと咲いたと思うと、楚々と咲いてあっけなく散ってしまいます。そのあと自分の忙しさもピークになり、責任も重大で(自分のデザインした庭で、花たちがうまく咲くかどうか、見学してくださる方々の動員数がふえるかどうか)実は、お花見どころではなく桜の咲く頃、気分がブルーです。
今朝のニュース。東京でも、桜の開花宣言ですね。
皆さまの庭しごとも、ここから、予断なく、にわかに忙しくなりますね。
でも、いつも気持ちは今、というより、結構先の時間に意識があり、それが困るようなそうじゃないと困るような。
園芸の仕事にしても、ファッションの仕事にしても、時間の先取りをするので、いつも数ヶ月先に気持ちが行ってしまっているからです。
ガーデンデザインの仕事でいえば、来月〜5月のこと。
ファッションだと7月8月そして秋のこと。
秋は秋で、庭の仕事では、秋の間、春に何を咲かせるか、考えていますよね。
今は、洋服のデザインもしているので、冬のうちから、真夏に何を着たいか。夏の気分を考えて、想像上の次の季節に心が入ってしまっているので、実際の気持ちが、3月にいないことが多いです。
今年の春が平年並みだと良いのですが、気温が急に真夏日とか、勘弁してくださるとありがたいですが。
実は、今、私の庭でバラが咲き初めているんです。ミニバラは咲いて、大株も、咲き始め。
花は、普通に、いつも通りに咲いて欲しいものですよね。
さて、今年の5月が来ると、こちらのガーデニング・ブログをスタートして、7年目ということになります!
すごい!
今日までのトータルアクセス数を見てみたら、4,346,778 !! 400万回以上のアクセスをいただいてきたことに、感謝!
ありがたさや、驚き。特に、そうこうするうち今年、60歳になることや、自分と同世代の女優さんが無理なくおばあさん役を演じている自然さにも、驚いています。
小さかった子供が、見た目だけは大人になっていたり。
こうして、時間がすぎ、季節が過ぎ。
やがて、時代が過ぎていくのだなと。最近、つくづく。感心します。
でも、いろいろなことに自信を失ったり、道を失いかけたりしても、
「花をすてきに育てる」ことを自分なりに信じて、精一杯咲かせることには、ブレがない。
だからこそ、がんばりがいもあり。
今年も咲かせるぞお〜っ!と、思うと、つい肥料が多めになってしまうのです。