April 2016
April 27, 2016
はままつフラワーパークの私がデザインをしているスマイルガーデンの担当ヘッドガーデナー。森田さんから今朝写真が届いて。あ〜〜〜なんて美しいの!と、これまた写真を見て再感動。ご本人から了承を得て掲載させていただきます。
同じ花が咲いていても、その素晴らしさが発見できるひとと、そうでない人がいるなあ、とは、現場で仕事をしていて感じることです。みなさま、花をみながらもてんでに勝手な意見を述べられるのですが、それぞれにその人の真実あり。また、庭全体の景色など、さらにその傾向あり。植栽のデザインをする身にとって、これだけのアングルを見つけてくれるということに、本当に喜びを感じます。毎日庭を見て仕事をしている人が、景色の読み方も考えて作業しているということ。
ここから見るこの景色、本当に最高!白いドレスを着てここに佇んだらすてきでしょうね!
蒼いドレスでもいい。
ピンクのドレスでもいいかしら。
でも、緑のガーデンスモックで。
枝振りが不格好になってしまった大手毬を塚本理事長が剪定。もったいなので、もらって帰ってきました。
花と一緒に有頂天。こんなこと。年に一度の現場で働くガーデナーの特権ですね。
アネモネ ラックスもすてきに開花中です。
はままつフラワーパーク、この後フジが散っても、宿根草がたっぷり咲き始まります。
花の色のお洋服で、ご自身のポートレート写真撮影もぜひ、楽しんでくださいね〜!
April 24, 2016
April 23, 2016
名古屋フラリエでのイベントから1週間以上が過ぎました。震災があり、厳しい状況のなかでも、花は続々咲いてきます。
ただ、この1週間のあいだも気温が上昇、終わってしまった花もたくさんあったかと思います。
あれよあれよという間に、今の時期は、次の花も上がってきますから、時間の余裕はまったくありませんよね。
寒冷地では、まだまだこれからパンジーが楽しめるかもしれませんが、暖地でのガーデニング。ここからの切り替えがなかなか。なので、本当はこの時期の寄せ植えコンテストの花材って、難しいですよね。パンジー類は終わりに近づき、ペチュニアなど初夏の花はこれからなので。
さて、はままつフラワーパークでは、ラナンキュラス ラックスが満開。
写真はフラワーパークの森田さんから送ってもらいました。
連休の時期も、寄せ植えコンテスト多く、花の種類は多いものの、何にするのか、決めてとなると、結構花材選びに苦労しますね。
さて、明日は、はままつフラワーパークでコンテナガーデンのコンテストです。
4月24日(日)午前、11:30コンテナガーデンコンテスト審査開始
そして、午後 14:00 からは、コンテナガーデニングを中心としたトークショウを開催させていただきます。この春に作った寄せ植えの新作や国バラのテーマであるマルメゾン城の庭なども一足早くご紹介を。
4月25日(月)は終日、チューリップが終わった後のブランクを初夏の庭に繋げるための補植作業を。
ボーダーガーデンなので、ドリフト植えのプランで大きく育っていく宿根草のバランスも見ながら配置を考えていきます。
これほど華やかでパワーのあるチューリップが終わってしまうと、あとに来る景色のバランスがなかなか難しいです。
はままつフラワーパークのフジが咲くのは、今月末くらいから。
私もなんとかして、フジの満開のときには、日帰りで行きたいと思っています。
花は一期一会。やっぱり、花の最高のときを見たいですね。
April 22, 2016
震災から1週間がすぎました。まだ、繰り返す余震。
被災地の方々に申し訳ない想いを抱きながら、お知らせを
させていただきます。
東京都庭園美術館で今日から開催の「メディチ家の至宝」展
久々にため息のでるような美術展です。
ルネサンスのジュエリーを、あの美しい庭園美術館の空間で眺めるのは特別な体験です。
被災地、あるいは近隣の地域、の方々に申し訳なくなかなか、伝えたいこと、うまく伝えられない。ただ、この展覧会の苦労を、説得や交渉を積み重ねて開催にこぎ着けた主催者の皆様の苦労を思うと触れずにはいられずに。
昨晩は、雨のなかオープニングレセプションでした。
(初登場?吉谷博光と)
1930年代に建ったアールデコ様式が美しい旧朝香宮邸。その空間で眺めるメディチ家の宝飾品。
一昨年完成した新館の展示スペースのインテリアデザインを、夫、吉谷博光が担当した関係で、その作品群のすばらしさをずっと以前から聞いていたので期待も大!
でしたが、予想以上に素晴らしい。やはり空間と対象との関係。
ため息のでる連続でした。
オープニングまでのこの1週間、震災のニュースが世界に飛び交うなか、日本にイタリアの至宝を貸し出す憂慮もあったかと思いますが、この展覧会お無事の成功を祈ります。
私のショップ、渋谷区神宮前のShade では、
本日午後2時から拙著「寄せ植えのある暮らし」のサイン会を開催させて頂きますが、
お買い物をしてくださった方には展覧会の「招待券」を差し上げております。
先着順ではありますが、本日以降の分もキープしています。
渋谷区から庭園美術館のある港区白銀台はそう遠くないのでぜひ!
展覧会は、7月5日まで。
今新緑の庭園も美しい!です。
April 20, 2016
このたびの熊本震災で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
私が名古屋フラリエでの「みらい花フェスタ」のイベントで名古屋市内のホテルに宿泊していたとき、夜中にテレビをつけると、熊本の震災のニュースが飛び込んできました。すでにファッションブログにも書いていますが、被災地にお住まいの方々を思うと言葉に詰まります。国バラへの参加を諦めざるをえなかった熊本のガーデナーさんの存在や、家も庭も、そして、生活も。一瞬で失われたことを思うと、なにもかけず。
写真は名古屋に来る前日に居た群馬県中之条町での写真。美しくも長閑な光景が目に焼き付いています。
地震国に住んでいるので致し方ないといってしまえば、それまでで。
また、誰にとってもこれはいつ何時自分に迫るかわからない大きな問題。
不安の種は尽きませんが、今の時期はどこで何をしていようと、春。
花が咲き、それを生かしていく仕事をしている以上、そのことで精いっぱいやるしかないと思っています。
地面に深く関わりながら、平和な地面を見つめつつ。
おととし植えた球根が咲いたところです。去年の秋、掘り返してみたら、肥えた土でまるまると太った球根を発見。試しに入れっぱなしに。それで、今年は3倍返し。このように一箇所から花が三輪も上がるのは恥えてみました。植え付けどきに、バイオゴールドの有機肥料をたっぷり、根の張る場所めがけて球根の下の土に混ぜて。
地面を這うように増えていくエゴポデュームのグラウンドカバーは放置しておくと地面全部を覆ってしまいますが、落葉樹の下、夏は日当たり悪く暗い地面を明るく演出してくれます。
これで、水仙のようにチューリップが増えて行くかどうかは疑問ですが。
さくらはすでに散ってしまったと思いますが、このあと八重桜。
東京では、バラが咲き始めています。