April 2016
April 13, 2016
本日から、午後4時半から、準備スタート。ここまでは、4時間経過。
明日1日で完成をさせる予定ですが、たっくさんの花に囲まれて!
私のほかに女子チーム3名で。重い大きな植木鉢をせっせと運ぶ女子力に感服!
私は、ここからそれを上手へ、あれを下手へと声を張り上げる。植物名を忘れて出てこない〜。
国バラも今年で18年、大抵2日間でこうした設営をしてきたので、時間がないのは平気なのですが、植物が早く散ってしまうとか、空調がどうなのか。こればかりは、まったくコントロールができません。
花の配置。まとまるまでは、あっちへこっちへ。
フランス製のフェルモブのガーデンチェアとテーブル。今のお気に入りです!
我が家のフェルモブは、黒なのですが、カラフルなガーデンファニチャーがあると庭の雰囲気がガラリと変わり、そこに合わせたい花のイメージもはっきり決まります。
April 11, 2016
昨日から、群馬県 中之条 花の駅 美野原 のパレットガーデンの植栽に来ています。
去年の秋に植えたチューリップが、徐々に咲き始めて。
こちら、美野原地区は、今がまさに桜満開。東京より1週間ほど遅れての開花でしょうか。
桜と花桃が満開で。
眼下に見えるのが私がデザインをしているパレットガーデン。1万球のチューリップがこれから咲きます。
花桃とレンギョウ、そしてちらっとユキヤナギ。う〜ん。本当に素敵!
だーれもいない景色の中の満開。幽玄な美しさです。送電線がちょっとイタイですが
走る車のなか(助手席)でもおもわず、カメラ。中之条美野原地区すてき!
今日1日で植栽作業をしながらも、260枚も写真を撮ってしまいました。
そのダイジェストは、また近々に。
今週、いっぱいは美しいようです。
(チューリップ花壇は、連休ころまできれいだと思います!)
さて、
植えつけ作業は明日いっぱい。明後日からは、名古屋フラリエでのイベントガーデン制作に向かいます!
ところで!明後日! 力を振り絞って思いを込めた拙著「暮らしの寄せ植え」が発売です!
http://www.amazon.co.jp/暮らしの寄せ植え-吉谷-桂子/dp/4074152673
「庭の色」も増刷出来!
単にきれいな寄せ植え作品をつくるだけではない、日々の暮らしを豊かにグレードアップするためのヒントを詰め込みました。
国バラでもサイン会しますー。よろしく、お見知りおきを!
見に来てくださり、いつもありがとうございます!
April 08, 2016
(続きのつづき)第18回目を迎えた 国際バラとガーデニングショウ。今年のメーンガーデンを務めさせていたく、そのテーマは、「バラの皇妃 ジョセフィーヌの庭」です。
実際のマルメゾン城のバラ園へは、1980年代と、1990年代、そして、偶然なのですが、去年のフランスツアーで訪ねた2015年と、過去に3度ほど。
訪ねてはいるのですが、期待のバラ園には、皇妃ジョセフィーヌ が愛を込めていた時代の面影はなく、去年訪ねた時に見た、新たに宝石で有名なピアジェ社によるバラ園の改築後のバラ園も、デザインとしては、かなり、シンプルでした。やっぱり、見ごたえは...。
イギリスの複雑で洗練された植栽構成の庭を見慣れていると、若干植栽構成が単純に感じてしまう。
(今年は、6月下旬、イギリス北部Scampston Walled Garden を中心にガーデンツアーします!)
ショウガーデンとしての個性やヒントは、むしろ、マルメゾン城のインテリアにあり。
フランス革命に散ったマリーアントワネットの贅沢なロココなインテリアと比べると、エンパイアはシンプル。額縁なども曲線は少なく、そこを忠実に再現するのも腕のみせどころ。
フランス的な味の濃いのロココ味は逆に表現しやすいのですが、細心の注意を。
すでに、フランスは、マルメゾン城の館長のプルーフもいただき、このガーデンショウのことと私のイラストが、マルメゾン城のサイトにも掲載されるとか。「えー?!もっと丁寧に描けばよかった!」
前回も書いていますが、私が商業美術のデザイナーとして、広告の世界で仕事をしていた1980年代、このマルメゾン城のインテリアに代表されるエンパイア(アンピール)スタイル(帝政様式)が大流行。私も夢中でした。その経験から、愛と親しみを持って、庭のスタイルのバックボーンをエンパイアスタイルにしようと決めた次第です。
模型は大雑把なものですが、このあと詳細図面では、さらにエンパイアスタイルのディテールになるべく忠実に。デザインを進めていきます。ガーデンデザインといっても、この時点では、園芸的な要素のすくない作業工程です。立体でこうした模型を作ると具体的に修正したいポイントが見つかるので、とても助かります。
お家の庭でも、ベランダでも、もちろん仕事での庭の計画、紙の上で描くのと、1/100でも、立体で考えるのはリアリティがまったく違う。計画を練るうえでとても、オススメです!それに今、模型の世界の材料の充実もなかなかのものですしね。
続く
April 06, 2016
4月!ガーデニング関連のイベントがメジロ押しですね。
写真は、来週、4月15日から、名古屋の久屋大通庭園 フラリエ にて、開催する
MIRAI HANA FESTA メーンガーデンの、庭の構成模型です。
お恥ずかしながら、私が限られた時間(3時間くらい)で作ったので、ヘタッピで素朴すぎる模型ですが、(父が建築家だったので、父たちが作っていた精密な模型を知っているだけに、かなりお恥ずかしいのは、自覚してますが)これでも、やはり、協力してくださる周囲の人たちが、理解しやすいと思うのです。
今、一番大変なのは、植物の調達をしてくださっている、 豊田ガーデン花遊庭の天野 麻里絵さんを中心とするフラリエのスタッフの皆様。で、私が実際に現場に愛知県の圃場や市場にいけないので、そのすべてを、真摯に、勤勉に、天野さんが頑張ってくださっており、全面的な信頼をさせていただき、ありがたい限りです。
そうして、遠隔で、電話やメールで、デザインのお願いをするのに、まず最初に、先方に、この模型を作ってお送りしました。模型を見れば、どんな樹形の木が必要か、通路にどんな石をいくつ用意すべきか計算もしてもらえます。私がその素材を探して数出しをする時間が持てなかったので、この素朴な模型に代弁をしてもらうため。
正直なことをいってしまうと、今年のスケジュールでは、お断りするべき状況でしたし(ヨシヤも年だし)、この3年前から「Shade」のデザインで手一杯でお断りをせざるをえない状況が続いていて。
しかも、国バラ(ここ数年でもっとも力の入る)も、浜松も、中之条も、星の王子さまミュージアムも、全部同時進行中。それで、3月に過労点滴入院したものですから。
しかし、こうしたプロジェクト。時間も予算も「あまりない」 なか、ガーデニング文化の火を下火にさせないため。みんなで一丸となって、頑張るイベントなので、お願いされると断れない。でも、本気で関われないなら断るべき。ずいぶん悩みました。
でも、頑張る!
「みなさまにあら!お花素敵!といってもらいたい。
もう、それだけ!
ぜひ、見学に来ていただければと、切に願います。
IRAI HANA FESTA は、来週15日からスタートです。
そして、国バラも着々と進行中。
今年は、メーンガーデンの担当。しかも、面積かなり広い。
テーマは、ずばり、「バラの皇妃 女性フィーヌの愛した世界」
ジョセフィーヌ、ナポレオンといえば、真っ先に浮かぶのが、エンパイアスタイル!
実際にエンパイア(アンピール 帝政様式)スタイルが、80年代に大流行したとき、私はその渦中にあった。夢中でした。自分でエンパイアスタイルの椅子なども買って持っていたりしたのでしたし、イギリスで大流行でしたので、ロンドンにエンパイア雑貨を買いにいったり。なので、エンパイアスタイルなら任せておいて!と、鼻息も荒い状態です。
エンパイアにするため、注意深くロココな味のある装飾品を削ぎながら。
この模型は、もちろん、ひとりで作ってるんですが(考えながら作るのでアシスタントさんにウロウロされると、却ってやりにくいので、誰もいない部屋で黙々と、メールの返事もしないで)
今、かなり出来上がってきたのですが、
つづく。