October 2016
October 30, 2016
もう、クリスマスの準備です。先日の星の王子さまミュージアムにて。
巷は、ただいま、ハロウィンかもしれませんが。
同時に、チューリップ他、球根類の植え付けシーズン。...終わりました?
私は、ほぼほぼ、終わったんですが、12月初旬まで、秋植え工事が続きます。
現場の工事で何千と球根を植えるのに、いちいち、やってはいられませんが、今年は球根の入荷時に雨が多かったので、たまにカビっぽい球根も散見します。
球根を覆う皮をきれいさっぱりと剥いてしまった方が、カビ対策には安心です。家で大切に、何十個
という単位の球根なら、皮は取った方がいいかもしれませんね。
目が出やすいので家では、皮をむいていましたが。
先日、星の王子さまミュージアムでもたくさんの球根を植えました。
二種類のチューリップを植えるのに、バランスが見にくい時は、皮を剥いたものと剥いてないものとで、その色味の違いのバランスを見ます。ここでは、黄色と紫のチューリップを混ぜて。
水はけ改良工事も兼ねて。一旦抜いてしまった場所の方が、すっきりしていていいね。なんて苦笑。
球根とパンジーを来春に向けて。植えてすぐは、花茎があっちやこっちに向いていて、あまり綺麗ではないのですが、花の方向が揃うと整って見えます。
今回は。今まで植わっていた宿根草を一旦全部抜いて。植え直し。
その前に、ケイ酸塩白土。シリカをたっぷりと漉き込みました。
以前は、ここも、イノシシに掘り返されて被害甚大でした。でも今はイノシシが入ってこないように、周囲に堅牢な柵が設置され、安心して植えています。
ただし、イノシシが入れてしまう外玄関は、スイセンのみを植えました。
イギリスに住んでいた時、庭に100球ほど植えたチューリップが、翌春、ほとんど出てこなかったことがあり、それが灰色リスの被害だとわかってからは、網をかけたりと、いろいろ大変でした。でも庭にキツネがよく出るようになってリス害はなくなりました。キツネは球根を食べませんでした。
東京に住んでいると、害獣の被害をあまり体験しないと思いきや、実家は、新宿が近いのですが、近所の噂では「新宿の都庁周辺から来るネズミ」が球根や花の芽を食べるとか。実家ではネズミに生ゴミを荒らされたして、母も自分の植えたチューリップを案じていましたが、この春は、大丈夫だったようです。でも、来年はどうでしょうか?
いよいよ11月ですね。
庭仕事には、いい季節です。植え替えや庭の模様替えには最高の月!
(先日の銀河庭園にて)
11月といえば、あっというまに12月。今年も終わりですね。
ファッションブログにすでに、書いたのですが、「光陰矢の如し」。
この頃、あまりにも時の経つのが早く感じられて、気持ちが慌てるばかり。特に家の日常(掃除洗濯整理整頓など)のことに追われる日曜日は、あっという間に日が暮れて。
少年老い易く学成り難し
池のほとりで春の草花を愛でているうちに
階段の前の青々とした葉も秋色に染まってしまう
というところが、絶妙に自分にはまってしまって、ついこの間まで、春のイベントやバラとガーデニングショウで慌ただしかったのに、もう来年の花の準備の季節。
そんな人生のあわれに、拉がれる暇があったら、とにかく、新しいことに挑戦をした方が良い!
なんでも良いのですけれども、作ったことがないお料理でも。着たことのないイメージの洋服でも。
でも、なんといっても楽しいのは、初めて出会って育てる花。この秋は、ケイトウの新色がいろいろ登場してウキウキしました。(写真ははままつフラワーパークで作った秋の寄せ植え)
今後も、something new に出会うのを楽しみに!
October 26, 2016
October 21, 2016
何を見ても、一旦感動し始めると止まらなくて。構造がしっかりしているので何もかも美しく見ばえます。しかし、本当に、寒くて!
雪と白樺。イギリスの作家が作ったクマのオブジェ。
朝は、メイズにも雪。ああ、なんて素敵!
秋の日、秋の美。ここに極まれり。
ノリウツギがこんなに綺麗な赤になるのもここならではか。
箱根でも。もう少しくすんだ赤です。
午後になり雪が溶けて。またしてもキラキラの太陽。
いつも思うのですが、北海道は、やっぱり、この光の質が外国感。カナダかドイツか。
イギリスだと、あまり赤い葉の紅葉は見かけないので、どこか違う外国か。
と言いつつ、実際はこのように来春に向けて、作業をしています。
今日も朝から5時までで、10,000歩超え。今夜もぐっすり眠れそうです。
昨日の銀河庭園は、時折天気雨が降り、夕方には雪が降ってきましたが、輝くキラキラの光が降り注いで、感動の景色が目の前に広がりました。なのに、カメラの電池切れで、ちゃんと写真が撮れず悔しかったです。今日、リベンジできるかどうか。
この美しい庭に、年間入場者数をあと15万人増やすにはどうしたらいいか。このまま同じ維持をするだけでも大変な労力と資金も必要だが、より良い存続にはどうしたら?
それには、庭が感動を呼ぶための実際の工事もそうですが、もう少し有名になってくれるためには?
第一回目から18年間、国際バラとガーデニングショウに関わり、その来場者満足度を満たすには?少しでも多くの方の満足。一部の感覚への対応ではなく、25万人の感覚への満足度を上げるには?
園芸知識やガーデンデザインの感性や経験だけでは、存続の難しい有料のガーデンイベントや有料ガーデンの運営。
過去に閉園していった素敵な庭が少なくないだけに、庭のファンとしては、必死です。
以下の方々のように、具体的な希望やリクエストがありましたら、とても参考になりますので、どうぞ、お寄せいただけたら嬉しいです。広い園内、セグウェイや乗り心地の良い自転車で回れないか(ベルサイユ宮殿の庭のように)夏は気持ちの良い木陰でくつろぐ癒しのベンチやテーブルを増やせないか。
なかなか予算の関係で難しいこともありますが、これからさらなる10年を眺望しながら庭を考えていきたいと思うのです。ベスチャトーガーデンがお孫さんのジュリアさんの登場によって、「あと40年は大丈夫!」と展望が立ったように。
そして北海道の耐寒性植物については勉強中ですが、例えば、私が創刊号から愛読するガーデンズイラストレイテッドのバックナンバーを調べつつわかったこととして、イギリスの3月に開花する花が銀河庭園のゴールデンウイークに咲く花!ああやはり、花の開花は関東以西と本当に違いますね。
「私もほぼ10年銀河庭園をみてきました。お気に入りのガーデンの一つです。確かにローズガーデンなど土作りが必要な個所もあると感じますし、GWのころのメイズとか、もっと球根植物を!と感じたりもします。吉谷さんが顧問になられて、草花のバランスがどうなるのか・・・。吉谷さんのフアンだし手腕を高く評価しています。浜松も箱根も素敵になりましたから。ただ、くれぐれも引き算をお忘れにならないよう。来年をまずは楽しみにしています。お体に気を付けて、がんばってください。応援しています。」
引き算といえば、樹形を調整するために枝を整理させていただた樹木は、かなりになりますが、逆に新たな樹木を増やし、もちろん増やした球根は各種数千球、最後は何万になっていくかと思いますが、何しろ広いので、何かを何百入れてもそうはびっくり増えて見えないのが大きな悩みでもあるのです。どんな意味で引き算とおっしゃているのか計り兼ねますが、観光庭園としての華やかさ輝きをまずには、莫大な人力エネルギーを注ぐ他はないと思っています。そのエネルギーを間接的に感じるのが人間の感覚でもあり。応援ありがとうございます。
「恵庭在住です。越してきた年、一人で初めて銀河庭園を訪れました。次々と目の前に広がる予想を裏切る素晴らしい光景。。息をのむ美しいすべての植物、そのデザインされたもの・・心臓がキューッとなったまま、すべてを観終わっていつまに出口にたどり着いた時には体中のエネルギーが底ついていいました。それからたびたび行きました。そしていろいろのこと感じました。もっと沢山の方に来てほしい。特に子供たちに。仔犬ならバギーにいれて入場許していただけないかしら?もっともっと植物のこと知りたい、デザインのことも知りたい。植物のお料理やデザートも知りたい、ハンギングも吉谷先生のデザインされたものがあったら!すいませんもう書きたいことが支離滅裂に出てきてしまいますのでおしまいに致します。 先生 今日は恵庭 今 お日様が出てきました。 それと一昨日 支笏湖の紅葉が絶好調でした。それでは寒暖の差に体調を崩されませんように。お待ちいたしております。」
ありがとうございます!子犬のバギー入り見学の件は聞いてみます!支笏湖も本当に綺麗でした!直径1mのハンギング、作れないかと昨日も話し合っていました。かなり難しいことは事実...(汗)続く。明日まで銀河庭園。紅葉が素晴らしく美しいです!