November 2016
November 28, 2016
はままつフラワーパーク、秋の植栽工事に来ています。このボーダーガーデンを作り始めて、4度めの春を迎える為に。庭が少しずつ完成してきて、今のような、花の咲いていない状態でも、本当に美しく感じられて、感動します。
それこそ、空の美しさ、緑の美しさ、......そして、地面、土の美しさです。
有機肥料ほか、何度も手を加え、豊かな土が出来上がってきました。まだ完全とは言えないけれども。
こぼれダネや返り咲きで咲いている可愛い花たち。
切り戻しのタイミングによって、咲くことありますね。心癒されます。
一年前の小さなひと鉢が10倍くらいに増えて。アジュガのいろいろ。
来春、青い花がたっぷり上がって、一緒にこのリッピアの黄色い花が咲いたら嬉しい。
この四日間で、このブランクの全てに植物(一年草。宿根草、球根、潅木類)を植えるのです。私たちガーデナーは、何千回立ったり、しゃがんだりするかしらと考えます。
左のディエラマは移植。右はそのまま。支柱を挿してそれを目印に。
フラワーパークでは先週の週末から夜のライトアップが始まりました。最近のフラワーパーク、イルミネーションが当たり前になってきましたね。
クリスマスのディスプレイも充実していて楽しめます。
北欧スタイルのワラ飾り。ヒンメリというのだそうです。とっても素敵。
みんな職員の方々が作ります。
フラワーパークの仕事、園芸の知識や技術以外に、やはりディスプレイの能力、これは本当に重要だなと思います。
それにしても毎日落ちてくる大量の落ち葉掃除。こうして落ち葉の掃除された景色にも感服します。
November 25, 2016
過ぎていく時間を留めることが、できたような気のする、手作りの仕事。
日々はバタバタとそして、あっという間に来週から、師走!そして、私はなんと今年の師走に還暦に。自分でも、驚きますが、事実です。
あれっ? 今まで何をしてきたっけ。確かに、家や会社の仕事をしたり忙しくやっていた。でも、ああ、あの時はこれを作った。そのときの、夢中で楽しい時間だったことが形になって残るのが、ちょっと嬉しい手仕事の作品。
先日も、星の王子さまミュージアムで伸びすぎたコニファーの剪定枝をもらってきて。
だいたい、15cm強の長さに切りそろえた枝を、まあるく作った蔓の輪のなかに差して行き。
同じ方向にぐるぐると。
ざざっと適当に差したら(このあと、テグスでぐるぐる巻きにして飛び出した枝葉を抑えるので、あまり細かいことは気にしない)このあと、反対に向けて、
さらに裏側も残りの枝を差していくと、厚みがでてきます。
あとは、テグスを巻いて抑えるだけ。このフサフサのまま飾りたいときは、もっとしっかり枝葉が落ちてこないようにホットメルトなどで止めながら形を整えながら差していくのも一つの手ですが。
昨日、東京では11月だというのに、大雪。我が家は東京の北西にあり、特に大雪の地域でした。
出来上がったリースは、家の外に飾って。
ただ、もっと激しく雪が降っているときに写真が撮れたらよかったんですが、この間9月のイギリスで買ってきた毛糸で編んだ森のトロル、コルミッコをリースにちょこんと乗せて。
宮城県石巻市雄勝町の子どもたちの複合体験施設、「モリウミアス」http://moriumius.jp への支援にむけた、チャリティイベント、コルミッコのクリスマスは、ハイアットリージェンシー京都で、今度の月曜日からスタートです!
私が作ったコルミッコも30っこほど参加します!上の写真に写っている子は、今度の日曜日に、新潟県の里山十帖にて開催のニットカフェに登場の予定です。(コルミッコはどれでも、ひとつ \2000-で販売)
November 24, 2016
東京六本木のミッドタウン内にあるギャラリー、Fuji film Square で、ただいま開催中の写真展。
BISES誌の協力。以前イングリッシュガーデン展を開催したときのような感じで、迫力のあるバラの庭の写真展が開催中です。
会場に張り巡らされた写真はいずれも、いつかはBISES誌で見たことがあった写真だと思うのですが、この大きさで見るのが、迫力満点でいいですね。へえ、こんな庭があったんだ。行ってみたいな。
でも、きっと実際に自分が見た時間や季節よりもすてきな光が差しているのかも。
実際にその庭を訪ねるよりも、一番いい時間帯、季節、最高のアングルから見るのですから、それがとってもお得な気がします。それがとても参考になると思いますし、この臨場感といい、花好きにはたまりません。
おっと、どこかで見かけた花と文字が。
河合伸志さんに捧げていただき、私が命名したバラ、’ベルベティトワイライト’も登場しています。
イギリスに行く前後のすごく忙しい日々で、このサインを書くのに15分ほど。そんな時間を確保するのさえ厳しかったのを思い出します。(いい感じの文字やサインを書くのって、案外気合が入ります)
ギャラリー内、写真撮影解放区になっているのも、楽しくて。いくらでもSNSで拡散してくださいという趣旨にも、大賛成。
ミッドタウンにはボタニカもありますが、夕暮れ以降のライトアップも華やかですし、年末に訪ねるにはうってつけの場所です!
http://fujifilmsquare.jp/detail/1611180123.html#event1611200123
November 21, 2016
秋の気配が濃くなった星の王子さまミュージアム。クリスマス準備の仕上げに行ってきました。
先月に植えた寄せ植えも順調に育って。一安心、と、いうか、これからが冬本番なので厳しくなるのですが、箱根の噴火警戒も解除されお客様が増えて嬉しいことです!昨日もおいでくださった皆様、ありがとうございました。
花が減っても、「樹木や潅木の形(骨格)でそれなりのバランスを保つ」というのが、365日の庭のあり方です。花だけに頼る庭は、花のない時期に見る影もなくなってしまうので。
あいにく、小雨混じりで、景色にまた一段と色が少なく感じられますが。
でも、チューリップの球根をカバーするようにパンジーたち。そして、この大きな葉っぱは、ラナンキュラス・ラックス(夏の間は植木鉢に植え替え、バックヤードに放置してあったのが、秋に復活!)です。手前は、サルビア・ネモローサ。少し開花しています。
箱根の山も紅葉、カシワバアジサイも同じように紅葉。ああ、ここに夕日や朝日が当たれば、綺麗だったでしょうね。
ハンギングバスケット(沼尻さん作)もきれいに繁茂しています。常に、フランス国旗の色に合わせて常に三色を選んでもらいます。
青は少し地味ですが、色のトーンを周囲の色調に合わせるのがまずは、第一課題で。
グラウンドカバーのパンジーも赤、白、青の三色の同系統に統一。これまた、夕日が射したらもっと美しく見えるのですが、暗いですね。
自然が自然に織りなす景色は本当に素晴らしいですよね。それを不意に発見するのが嬉しい秋です。
手入れを重ねることで庭は、愛着の結晶のようになります。
植物で織りなす、景色の世界。今の季節は、体感温度もいい感じで。やっぱり庭にいる時間が幸せです。
November 18, 2016
ロングブーツが心地良い季節になりました。あったかいし、足を守ってくれるので、欠かせないブーツ。
でも、脱いだあとに、ぐにゃっと倒れてしまうブーツにはブーツキーパーが必要です。いろいろ市販されていますが、私は自分で手作りしたブーツキーパーを使っています。自立してくれるブーツは、まあ、そのままでも良いのですがね。でも湿気取りに使うのもありです。
直径18cm✖️高さ40cmくらいの袋を作ってそのなかにブーツを買ったときにだいたいついてくる厚紙の芯を入れてそのなかには、新聞紙か、乾燥ラベンダーか、市販の乾燥剤を入れて膨らませておく。
それだけで、自立するし、湿気が気になるときは、乾燥剤を入れておけば安心。
また、中にみっちりと素材が入っていれば、このなかに蜘蛛やヤモリが入る心配もないので。
いえ、実際に蜘蛛やヤモリが入っていたことはないのだけれども、昔から、カウボーイはブーツを履く前に「ブーツの中にはガラガラ蛇!」などと教訓にしてブーツを履く前には注意深くしてたようで。
それを必ず思い出して園芸作業場においてあるブーツには注意深く、一旦中身を逆さにして叩いてからブーツの足入れをする習慣が、私にはあるのです。
ガーデンブーツだけでなく、おしゃれブーツも、普通の靴も、履かないときは、シューフィッターを入れておいたほうが靴の型崩れを防げておすすめ。市販で専用のフィッターもよいのでしょうが、余り布で手作りしておくこと自体が楽しいのですよね!ハーブやポプリを中に入れたシューフィッター、今から35年ほど前にイギリスのカルペッパーで買ったことがあったのですが、今度は、それを紹介したいと思います。