February 2017
February 27, 2017
5月31日(水)10:30〜12:00
NHK文化センター横浜ランドマーク教室にて講座開催のお知らせです。
タイトルは、「美しい暮らしを作る秘訣」
実は主催者様より、頂いたタイトルであり、実際にはどうなんでしょう?
でも、私の目標や憧れとしている、先日の三越本店でのトークショウでお話した「エレガント」の意識や意義や、私がそこに近づくために、探し出して、参考にしている、さまざまな世界観を写真でご覧いただこうと思っています。
2/18(土)〜Webでの講座先行募集が始まり、すでに新聞各紙に講座案内の折込みを含め一般募集が始まっていますが、詳しくは以下まで。よろしくお願い申し上げます!https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1119808.html
〒220−0012
横浜市西区みなとみらい2-2-1
横浜ランドマークプラザ5階
NHK文化センター横浜ランドマーク教室
5月のチェルシーフラワーショウから戻ってすぐなので、チェルシーショウやその時旅する、パリ、ロンドン、ヘルシンキの様子などもご紹介するのも私自身楽しみにしています。
もちろん、その前後には、さまざまな場所で公開講座などを開催の予定です。
詳細はまた、現地からの情報を頂き次第に....。
3月23(天候予備日)24日
星の王子さまミュージアムにて公開ガーデンワーク
3月22日、25日東京新宿伊勢丹本店にてトークショウ
3月29日、埼玉県横瀬町(町役場主催)にて、講演会
(たっくさんの花を咲かせるお話)
4月12(天候予備日)13日
星の王子さまミュージアムにて公開ガーデンワーク
5月5日か、6日 に西宮にて(予定)
5月31日 NHK文化センター横浜教室
6月3日 名古屋にて
6月4日 福井県にて 「第23回 全国花のまちづくり福井大会」
6月10日 北海道北広島市にて
February 26, 2017
先日、舘林正也さんから2年間住んでいらしたヨークの写真をご提供いただきまして、ありがたく掲載をさせていただきます。(舘林さんありがとうございます!)ガーデンブログの自動更新システムで 、写真には、yoshiya のcがどうしても入ってしまいますが、この5枚は、すべてctatebayashi さんです。 なんか、すごく晴れてる!イングランド北部のなだらかな丘陵というと空がもっと鉛色というイメージでしたが。
私の知る1998年までのヨークシャーは、7月8月の夏でも、もうちょっと暗くて寒くて、あまり晴れの印象がなかったんですが、写真では、とっても明るい風景ですね。温暖化傾向の現在、南イングランドの庭に7月などに行くと、もう暑くてたまらない。などということがありましたが、7月上旬のヨークシャーには期待です。北海道にお住まいの方々にも、とても参考になるのではないかと思います。
そして、館林さんが6年前、ちょうど7月上旬にScampston Hall を訪ねた時の写真だそうです。
7月上旬、Piet 先生定番の宿根草、エリンジューム、園芸種のサルビアSalvia xsylvestris S.nemorosa などいろいろ、リアトリス、フロミスなど。
Molinia caerulea
Piet Oudolf 流の、いわゆる、Structure is more fundamental...このことを実感するには、もっとも理解のしやすいのが、私は、Scampston Hall だと思っています。たとえば、この間の秋に行ったHauser & Wirth はもっと感覚的な印象(より前衛的でArtistic)でしたが、ここは、その美しさやデザインの考え方が、理屈的にもわかりやすいのではないかと思っています。それまでに、もっと勉強研究して、21世紀的イングリッシュガーデンの有り様をご説明できるようにしておきますね。
また、次回は、古い写真をさがして、1992~1998の北イングランドの写真をご紹介したいと思います。
February 21, 2017
7月1日からのイギリスツアーのお話の続きです。それはそうと、
先日放送されたNHK総合 日曜日23時からのダウントンアビー、ご覧になりました?
冒頭のシーンで、登場。ヨークシャー独特のヒースが咲き乱れるムーアでのハンティングのシーン。
あの、ヒース(エリカ)がどこまでも広がる景色が、まさにヨークシャーのムーアです。
ヨークシャーへ、行ったことのある方、まだ行かれたことのない方にも、あの景色には、心から惹かれていただけることと思います。
北イングランド。 思うだけでうっとりとする北の国。以前は夏でも寒すぎて、南イングランドほどは、さまざまな植物が育たなかったという印象があったのですが、今度は、7月上旬夏の盛りにて、バラもほどよく咲いている季節なのではないかと。
また、サイモンとガーファンクルの歌でも有名になったスカボローフェアの(実際のフェア、祭りには立ちあえませんが)スカボローの街にもよってみようかと。前回の旅では、ケントの森のなかをバスが抜けるときにビートルズの「ブラックバード」の曲を流させていただきましたが、今度は、スカボローフェアを、しかも、イギリス民謡のオリジナル版で。などと考えています。音楽と景色。ピタリと合った時に心に迫る感動はまた格別ですね。スコットランドやアイルランドの民族音楽も、北イングランドの旅には似合うと思います。
February 19, 2017
7月1日に出発予定の「イングリッシュガーデンツアー」
毎回、何本かのメインイベントの柱ひとつでもある、マナーハウス宿泊。その宿泊のホテルが決まったことをお知らせです。
今回の旅で宿泊するのは、チャリングワースマナーです。
https://www.classiclodges.co.uk/our-hotels/charingworth-manor/
チャリングワースマナーは、ヒドコートやチッピングカムデンの町にも近いのであのエリアの雰囲気をのんびりと堪能できるとよいなあと思っております。
そして、今回の目的の庭。そのナンバー1が、ヨークシャーのスキャンプトンホールです。
http://oudolf.com/garden/scampston-hall
PietOudolf さんがデザインした庭のなかで、この20年近くの間、最大級に、行ってみたくてずっと憧れていた庭でした。(1998年完成)私が、住んでいたイギリスを離れた年に完成。
まだまだこれから、何十年も元気で活躍するつもりの私ですが、60歳に到達してからの境地は、また格別です。何年も前から、メメントモリ。とは、言ってきましたが、「死ぬまでにやっておきたいこと」リストを心に描くなかでも、この庭が、今、世界中で一番見てみたい庭のひとつだったのです。
60歳になった今年。どうしても行かねば!と。
スキャンプトンホールのあるヨークシャーは、ブロンテ姉妹の嵐が丘でも有名な景色の広がる。私自身、大好きな地域なのですが、言ってみればロンドンからはかなり遠い場所にあり、イギリスに住んでいれば、のんびりとした予定を組んでヨークシャーを旅するのも、なんでもないことかもしれませんが、ツアーバスでは、あまり簡単ではなく、今まで、計画しては何度も挫折してきました。
飛行機で飛んでも、隣国ブリュッセルやアムステルダムのほうが近いのですから!
でも、スキャンプトンの周辺にも、それはもう!素晴らしい庭がひしめいていて
上記は、このエリアのガーデンガイドの地図ですが。有名なスカボローという町に近いエリア。北にあるので、昨今の温暖化の影響も、こちらはもっとましかと思います。リポンとか、ヨークシャー、こうした名前は、ダウントンアビーの物語の舞台にもなっているヨークシャーゆえ、ドラマにも度々登場しますね。ちなみにダウントンのロケ地になっているハイクレア城もリクエストだけはしていますが。ここ。予約が、結構難しく、今は2018年分のみ。でも、いつだってダメ元でトライ!
スキャンプトンの周辺にも、超級の庭がいくつもひしめいており、有名なイングリッシュガーデン、NEWBY HALL , RHS GARDEN HARLOW CARR できれば、CASTLE HOWARD も行きたい。
昨日は日本橋三越のトークショウでお話しましたが、
「花の力を借りるために」ヨークシャー・ラベンダーの農場にも寄りたい。
遠くて、とてもとても無理!と思っていた花の咲き乱れる個人宅、
Sleightholmedale Lodgeにも行きたい!
この庭は、信じられないほど美しいヨークシャー・ムーアのなかにあって、この世の楽園か!というような花の庭。ロザムンドさんが三代に渡って受け継いできたファミリーガーデン。
当然、このエリアでは、ヨークシャー・ムーアの中(高級車のドライブシーンのCMにでてくるような景色)をバスで走っていただこうと考えております。私の大好きなヨークシャープディングも召し上がれ!
そして、そのほかにも行きたい庭がひしめいて。ううう”〜。どうしよう。苦しいっ!
と、正直ただいまそのような状態になっております。深呼吸....。はあ。
その後、コッツウォルズへ移動。チャリングワースマナーに宿泊し、のんびりすることを念頭に、コッツウォルズには、有名庭園がひしめいていますので、今のところ、ホテルに近いヒドコートとキフツゲートは外せないし。ヒドコートのある村というか、町、魅力的なチッピングカムデンを散策する時間も欲しいです。でも、個人宅のブロートングランジほか、ウィッチフォードなど、限られた時間(ホテルでのんびりする VS 庭をたくさん見るか)とのせめぎ合いです。
そして、最終日には、ハンプトンコートショウ。やはり、7月にイギリスに行くからには、ハンプトンは見ておきたいですね。
仕上げには、やはりPietOudolf さんがデザインしたロンドン、テームズにある公共パークを見学し、ハンギングバスケットやウインドウコンテナの見事なエリアなど、幾つかのおすすめスポットを時間内に効率よく見学していただくルートを計画中です。
見学-----という言葉。素晴らしい意味を持ちますよね。
見て、学ぶ。私もそれまでにたっぷりと、下準備と勉強をしておきますので、どうか、みなさま、7月1日から8日間の旅。ご予定に入れてくださいませね!
そして、その前の5月には、個人的に、下準備と調査、勉強のため、
チェルシーフラワーショウとそのほかの庭の「見学」に入ってまいります。
さて、冒頭にも登場したdream gardens of England の表紙にもなっている今回の訪問予定先、Sleightholmedale Lodgeのように、普段は一般公開をしていない個人宅だったり、その古き良きイギリスを暮らしぶりを見学すると同時に、21世紀に入ってあきらかに、イギリスは一皮も二皮も、変わりつつある点では、現代の姿も探ります。
時々、イギリスのことを調べていて、よ〜〜くわかっている部分と「え?ホント?」となるほど、知らない国を調べている感覚にとらわれる時がありますが
次世代の庭の時代。これもまた新しい文化の形です。そのすべてを、みなさま、ご一緒に!!!
申し込み開始まであと少しですが、完璧にはっきりとしましたら、またすぐにお知らせをいたします!
よろしくお願いもうしあげます!
February 17, 2017
園芸種チューリップを翌年咲かせるために、やってみても、いいこと?
これからチューリップが咲きますが、咲き終わった後が、気になります。
普通に植えた園芸種のチューリップは、翌年も確実に咲くとは限らないからです。
私たちが仕事で、公共パークなどに園芸種のチューリップを植える場合は、効率と完成度を考えて、チューリップは、一年限り。
翌年、また新しい球根を入れます。
それが、庭の景色で、美しく咲き揃わせるために、最善の方法だからです。
でも、ちょっと手間をかけてやれば、咲くのもありそうだから(でも、あったり、なかったりですが)それが気の毒です。
(スイセンは、植え場所を選んだり移植して、植えっぱなしで、翌年も開花させる)
昨日、日本橋三越本店(新館4階)で、私のお店のPOP UP SHOP 「花の服」にちなんで「花に力を借りて」というタイトルのトークショウを開催させていただきました。
その中で、園芸種の植物が、肥料を好む傾向にある話をしました。ヘレボラスのように、好まないタイプもありますが。
例えば、原種のチューリップは、痩せた土地でも、肥料をやらなくても、そこで毎年開花する傾向があります。園芸種(カルチバー)のチューリップは、普通に植えると、翌年は葉っぱだけ。花を咲かせないことがある。(品種によっては咲くこともある)という傾向の話。ところが植え付け時から、気合をいれて有機肥料と土の改善を頑張ったら、園芸種のチューリップが大きく育っていたお話をしました。
植えつけから2年目の秋に、丸々と太ったチューリップの球根を見つけた時、本当に、嬉しい楽しい気持ちになりました。写真はすべて、中之条町「花の駅」今年は3月に、新たな庭の植え込みに行くのですが、一昨年から生き残ってきたチューリップの生き残りに会うのが楽しみです。
なので、自分の庭では、園芸種のチューリップの周りにも意図的に有機肥料を与え、花の後は、球根を育てる気持ちで、来年も咲いてくれるように。と、願いつつ、面倒を見てやるのも楽しみの一つと思うのです。
プライベイトな庭では、見事な景観というよりは、自分の精神的な喜びを得る場所という捉え方も許されるかなと。思って。といいつつ、そういう写真が残っていないので残念です。