January 2018
January 31, 2018
植物画はお好きですか?
私は勿論無論!大好き、大大好きです!
本物の、生きた植物を愛することと、描かれた植物を愛するということ。どこかで意味が違うのかもしれませんが、描かれた植物のその色や形。描かれた瞬間の美しさに描き手の愛。私はそこに共感を感じ、それが喜びになる。いわゆる、芸術鑑賞の楽しみのひとつに、作家と自分の感性との共感がありますが、植物画にはその共感がびっしり!
ルーラント・サーフェリーは、その昔、ロンドンで絵葉書を手に入れ、「なんて、素敵な。動物びっしりの絵画だろう!」と思っていました。その実物が日本へ!ロンドンでは移住後最初の4年間ほどを古典絵画の研究をしていましたので、サーフェリーの絵画もいつか模写をしてみたい作品のひとつだったのですが、1500年代に描かれた動物の原画のなんとチャーミング!必見です。
展覧会は渋谷bunkamura ザ・ミュージアムにて3月11日まで。
その後滋賀県の佐川美術館3/21〜5/27まで。
私もコメントを寄せさせていただいております。http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/topics/comment.html
January 28, 2018
東京では、もう1週間ほど、氷点下の日々が続いています。写真はロンドン、ハムステッド・ヒースです。マイナス5度以下になることは滅多になかったロンドンでしたが、ほんのたまに雪がふったり強い霜がおりたりした朝は、カメラを抱えて、庭やちかくのハムステッドヒースに飛び出していったものです。
珍しい景色が写真になったからです。
あの寒さを思い出しますが、今、まさに東京もそんな感じです。雪かきをサボった箇所は完璧に凍ってしまいツルツル!シャベルで氷をかち割っていたら、肩と腕にガタが来てしまいました。雪は降ったら、ナルハヤで雪かきをしなくてはいけないものなんですね。反省しきりです。 それにしても、こんなにマイナス7度とか、大変な寒波が続くとは。
ロンドンの自宅で雪が降ったときの景色。小さな足跡は、多分リスです。でも歩幅が違う?
庭には、数々の野鳥のほかに、リスとキツネがよく来ていました。しかし、この時の積雪とて、10センチ以下でした。今回の東京は、30センチ以上でしたし、氷点下が続いて、これ以上寒かったら、耐寒性の怪しい植物たち。どうなってしまうか、心配です。
灰色リスがよく出没していましたが、野鳥の餌を横取りするので、大問題でした。100球も買ってきて植えたチューリップの球根もほぼ全滅で食べられてしまったし。
やはり、リスが入れない大きさの餌箱。必要でした。
やはり、これ、便利です。
大昔、このようなハンギング編みを作りましたが、この要領で、ここに餌の入る構造にします。
庭の自然界はまだまだ厳しい冬が続くようですね。いくつかの植物への手製ビニール温室も増設しました。写真はまた次回に。
January 26, 2018
今月、どうしても見たい映画が数本あって、そのうちのひとつ、マノロ・ブラニク「トカゲに靴を作った少年」@東急bunkamura 最終日に、むりやりの時間を作って飛び込む。
するとそこで BISES編集長八木波奈子さんにバッタリ! 八木さんは先日 ドリス・ヴァンノッテンの映画も、私より先にご覧になっている。私も絶対に行く!とは言っていたのですが、なにしろ最終日とされていた上映のほうへ。
マノロ・ブラニクのアティチュードがなにより好きだし、周囲に登場するパロマ・ピカソやダイアナ・クリーブランドほか、その動く姿を画面でみるだけでワクワクする。そんな人物がこれでもかと出てくる。イザベラ・ブロウもちょっとでてきた。切なくなる。
そしてガーデニングをこよなく愛するマノロを語る時、「一生幸せでいたければ、庭仕事に精をだせ」(だったかな?「庭仕事をしろ」だったかな?)このセリフにぐっときました。 その語りの場面はマノロの家があるバースにほど近い Iford Manor が背景だった(3年まえのツアーで行きましたね!ここをロケ地に選ぶなんてセンスいい!)で、マノロはこのときラベンダー色のスーツを着ています。本当に素敵。
その「トカゲに靴を作った少年」、なんと◆2/2(金)まで上映延長が決定したそうです![1/27(土)〜2/2(金)] 連日... 19:15〜(終)21:00
http://manolo-tokage.com/
同じbunkamura ミュージアムではただいま、ルドルフ2世の驚異の世界展開催中!ブリューゲル(父)の花の宇宙や、ルーラント・サーフェリーの動植物画が集まっていてこちらも必見です!こちらも書いていると長くなるので近日中に!
January 25, 2018
ビオラも凍っています。(触ると硬い)カルーナはかなりの耐寒性があるので良いのですが....。
雪かきをすぐにしたので、ここから雪は見えていませんが、実は周囲は、凍った雪だらけです。
通常の様子はこんな感じでしたが、ビオラの花が光の反射のある壁側を向くので窓のなかを覗き込んでいるように見えるのが可愛い。窓で花を楽しむなら窓の周りを白にして。
さて、1週間ほど前から、iPhoneの週間予報で、私の住む地域がマイナス8度になるとでていて、園芸店のひとたちと「これは、ありえないかもしれないけど。でも、覚悟はいる」などと話してました。温暖な浜松もマイナス4度とでていたし、箱根はマイナス7度。渋谷でさえもマイナス2度です。実際に早朝は−7度になりました。
耐寒性の微妙な品種は。−7度となると、雪のときよりも、危険なものがさらに増えて....。
風邪を引いたみたいに、くたっとなってしまうので、とにかく、植木鉢などは、できるかぎり退避。地植えは菰をかけるとかできれば良いのですが。
以前、ロンドンで史上最強の寒波が来て、私の庭でも、一部のバラが枯れたことがありましたが、その年は、害虫が減りました。
野鳥たちの餌も自然界から品薄になっているはずなので、バードフィーダーを。
大型の野鳥。ヒヨドリなどがどうしても我がもの顔に小さな小鳥を追い払ってしまうので、小鳥専用フィーダーを設置しました。昔、植木鉢を吊るために作ったカゴです。
小さな小鳥だけが入れる大きさにして。このアイデア、イギリスではリスが入れない大きさでカゴが売られていました。最初は警戒して入らなかったのですが、今は代わり番こにメジロの家族が中に入って食べています。不安定な中吊なので大型種は別の箇所のフィーダーへ。
それぞれが食べられるようにしたわけなのですが、問題はフン害。大型の野鳥の量はかなりのもので、なのでこの雪の時期だけの提供にして、今は掃除のしにくい場所に、ビニールシートを敷いています。
野鳥をたくさん呼んだ年は、毛虫などの害虫も減るので、お互い様という気持ちですが、フィーダーから少し離れたところにある車にも、あちこちに落とし物が....。
さて、この寒波で、もしかすると耐寒性の点でだめにある植物があるかもしれず。
みなさまのお庭はいかがでしょうか?
January 23, 2018
いやあ、凄い雪でした。我が家周辺は30センチほど。北国の方々からしたら、大したことないと思われるでしょうが、慣れてないからもう大変。さまざまな予定を変更して。
これくらいの頃にできることはいっぱいあるのに、思いついていない場所もあって。
寒冷紗でもなんでもかけておければ防げた枝折れ。ほかの場所でいっぱい。
さて、雪かきを。明日はここで撮影があるので。どこまで復旧できるか。
草花のあるところは、雪を手でどかしたり、ブラシの先端がカーブしているドイツのホウキで払ったり。これ優秀!掻き出すのが得意。とにかく早くしないと枝が曲がったままクセがついてしまうので。
野鳥たち。たちまち食べるものがなく、りんごを出すとたくさんやってくる。
気温が低いのですぐには解けないみたいですが、太陽光線は素晴らしい。
明日には春の庭にできるでしょうか?