February 2018
February 26, 2018
February 21, 2018
春みたいな光が射す2月の夕刻。芽出し球根で売っているフリージアで作る寄せ植え。
フリージアは、葉っぱもシャープな形が美しいし、咲いた花の香りもよいし、そのフォルムも美しいので園芸店で見つけるとついつい購入してしまう植物です。
最近の園芸店1月下旬頃から、さまざまな芽出し球根が売られています。
クロッカス、ムスカリ、ヒヤシンス、スイセン、チューリップなどなど。
案外コスパの良い価格設定で、香りの良い品種なら開花までは室内で楽しめるので購入を禁止するなど無理!
で、フリージア。3.5号鉢から5輪以上も花芽がついてます。それが、450円。
一本100円以下だなぁ!と思うと、切り花よりも、絶対にお得。だって来年も開花させられるし。
光の当たりかたで夢のような色調とその香り。
花後は、葉の栄養を球根に戻すような気持ちで水やりは忘れずに放っておき、葉が枯れたら次の秋まで、そのまま、土の入った3.〜45号ポットに 植えておき、休眠させる。
夏の間は雨のあたらない軒下に置いておく。フリージアと書いた札を入れて。(夏が過ぎた頃には、「これなんだっけ?」忘れちゃうことある)
夏そのまま、乾燥ぎみに休眠。暑い盛りが過ぎ、秋になってちゃんとした球根の状態で残っていれば、もう一度植え直し、水やり再開。翌春の開花を楽しみに。
案外丈夫な球根です。
写真にある、普通のランナキュラスは、夏に球根腐らせてしまうことあり、ちょっと微妙ですが、猛烈に水はけの良い植木鉢に植わっていた場合、ほったらかしで翌年も咲かせたことがあります。
夏の休眠時にうまく越せることが肝要ですね。
February 18, 2018
明日、2月19日は、二十四節気でいうところの「雨水」です。
雪が雨に変わり、氷も溶けて水になるとの意味だそうです。
農耕準備の目安にもなり、庭の花にも水分の欠かせない時期に入りつつあることを知る。
暦から受け取るヒントです。
今年は東京も大寒波で、植物の耐寒性が非常に気になっていました。
雨が降らないことでも、この乾燥した状態への気がかりがあり。
自宅の植木鉢は(自宅にいる限りは)毎朝地表の乾き具合を 見ないではいられませんでした。特にここ数日は太陽燦々、気温も10度を上回っていたからです。
「チューリップは水食い」
いつの頃からか、自分に植え付けているこの固定観念。水はけの良い土に植わっていればこそ、水が欠かせないのですが、花芽の形成時に水分を欠かすと、花が蕾になる前にダメになることがあります。
植木鉢はこれからの時期、それが心配!
というわけで、東京は次の日曜日まで雨の予報がないようなので、基本的な水分の補給は必要ですね。
これから、春!忙しくなりそうです。
とはいえ、写真は、群馬県中之条町「花の駅」パレット花壇4月中旬のころ。 寒冷地はまだまだ雪ですね。
素朴な疑問ですが、二十四節気は、中国の気候で決められた節気とか?
でも、中国のどこの地域?
それぞれの地域、九州や関東や東北に即した、自分の庭がある地域に合う、オリジナル二十四節気があると良さそうですね。
気づけば、花粉も結構飛んでくるようになりました。
February 16, 2018
最後の目的地は、日本でいうところの東大のような、台湾の最高学府 台湾大学へ。
統治時代の古いレンガの建物が残る伝統的な建築のエリアとは別に。
入場許可をとってもらい、台灣大学の新図書館へ。図書館は昔からの建物と、新しく建った伊東建築の二種があり、一応両方を行ってくれたのですが、興味はこちら。建物と庭のコラボの面白いランドスケープ。案内人付きだったのですが、時間が合わず、自分たちで見学へ。
ただし、工事中だったのが、とても残念、仮囲いがあちこちに。この建物の屋上と庭を同時に見たかったのですが。あれれ?屋上に本来のデザインとは関係ない仮囲いが建っています。
実は見たかったのは、この地面の庭と、相似形を成すルーフ・トップのデザイン。
「蓮の花びら」を模したという、このイビツ楕円が天井と地面に連続しているところ。
中から見るとこんな感じで。楕円の天井の隙間からは外の光が漏れて見えます。
支持体のつながりがスマートなのと、天井の上、屋上には植物が生えているので、大変な構造だ。思いつかないわぁ。と思いつつ、これは、もしや雨漏りしそう....。と、最初に思ったのでしたが。
有機的な天井のラインに似合う竹の合板ブックシェルフが美しい。
同じく、伊東豊雄氏設計の図書館のある大学に行っている息子に見せると、じぶんの大学の空間とよく似ているが、自分の大学のほうが俄然美しいと対抗意識。私は日本のほうは、外観しか見たことないので、一度見学に行きたいものだと思います。
ここに座ってみたら、非常に気分が集中しました。家具もオリジナルのデザインと聞いています。
さて、短時間ではありますが、ルートを探し、ひとり根性でルーフを見に行きました。
あっ!思わず声がでてしまいました。がっかり!てっきり、芝生が植わっていると思っていた蓮の花びらがもぬけの空です。順調に芝生が育つところを見たかったのですが。
中国語で書いてあったのは「雨漏り工事中」みたいなことでした。
あってはならないのですが、屋上ガーデンの施工に起こりがちな事件ではありました。
水がある程度貯まるような構造に、水はけのテクニック。大雨や台風のある地域では、ことに難しい課題ですね。
でも、この学びもタメになったと考え、空港へ。
(この写真は快晴の日月潭)お天気がよくなかったのが残念でしたが。
バスのなかでは最後のご挨拶やお話を。言いそびれていたのが、今回の旅の大きなテーマでした。
「大きな景色を意図的に眺める」という課題がありました。
園芸は近視眼的な興味で楽しむ傾向もありながら、遠視的に大きなランドスケープを考える。
という見方も大切です。街の景色にいかに緑を添えるかなど。
インスタ映えといえば、写真は近視眼的なものが多いですが、100m 200m、 1km 10km いえ、もっと遠くまで、全体の視野のなかで、美しい世界を眺める旅にしたかったのです。
が、なんだか常にスケジュールのことで頭がいっぱいになっていて、ちょっと余裕がなかったかもしれません。
次回の旅は、もう少し、じっくり、ゆっくり眺める時間を持ちたいですが。
で、実は今回、私の大尊敬する方が今回の旅にご参加くださり、その方がメッセージをくださいました。素敵だったので、引用させていただきます。
讀萬巻書 行萬里路
万巻の書を読み、千里の道を行く。
などなど、すてきなお言葉をいただきました。もっと皆様からもメッセージをいただけばよかったです。
(今回の旅のワードローブでは、古代中国正色五色をテーマにしています)
やはり最後は「言葉 」がその旅を、人生を、完成させてくれるようなところがあり、私の作る旅も、もっともっと言葉の宝をも見いだすような旅にしていきたいと思ったものです。
また、宮原眼科で買ったお菓子のパッケージ。
花の絵の裏には、実は(⇩)こんなことが書かれていました、なんと、イギリスのガーデンデザイナー、メアリー・レイノルズの言葉が載っていたのです。⇧このお菓子のパッケージのなかに入っていました。
あのチェルシーショウの映画のモデルになったまだ若い自然派のデザイナーです。
ちなみに、英国園芸大師 って書くんですね。「自然の美に触れる旅にでて(中略)本物の自然を失う前に、自然を守ろう」といった意味のことと、
まさに私たちにぴったりの言葉です。ちゃんとした訳がまたの機会にできるといいですが。
空港です。空港内は撮影禁止と聞いていましたが、これは撮っても良かったでしょうか。
本当に、LOVELY CITY の台北、台中でした。
そして、今回の旅の最高は、ご一緒くださった皆様で、まさにLOVELY PEOPLE でのツアーでした。
ブログ、いつに増して長かったですね。
本当に、ご参加くださり、ありがとうございました!
February 15, 2018
最終日です。もう、終わりなのですね。と、口々に楽しかった数日を振り返りつつ、え〜今日も雨ですか。傘が要るか要らないか微妙な小雨ですが、1〜2月の台灣はちょっと雨が多いかもですね。
それで4日目の朝は、内容満載の旅。去年の8月からずっと組立ててきた計画も、これで終わり。あ〜あ、寂しい。と、ちょっと脱力、ため息の出る朝でした。
お土産もだいたい買い終わり、なにかもっとあれば。と思いつつ、最後は空港で。
とにかく、お天気が悪くて、写真がみんな暗いですよね。それが写真を見てても、あまり楽しくないかもと思いつつ、ここは、最後までお付合いくださいませ。
6:30に起きて、その気になったら、お茶の問屋さんに行こうと決めていたのですが、LINEでお仲間に行く気ある?と 送信すると、「あり!」との元気なお返事。それによってホテルでタクシーを呼んでもらい出発したのは、台北の東にある問屋街。道が空いていればタクシーで15分内外で行ける場所です。
ホテルでのおしゃれで気持ちのいい朝食を終え。
それらのことはファッションブログに書いたので、割愛し。
まずは、ホテル真向かいの書店カフェへ。
こんなところで本を読みながらゆったりできて羨ましいです。
後ろに見えているのが宿泊しているeslite hotel 、ここは松山文創地区のなかの施設。日本統治時代にタバコ工場だった建物を利用したアートの集合施設。
おしゃれなMITが揃って。眺めがよくて。
前に家族でこのカフェで、お茶をしました。工夫の凝らされたさまざま飲み物がありました。
カフェオレも一味工夫があって。
すてきなアーティストの作品も発見。またいつかこのことは書きたいです。
チェックアウトを済ませ、11:30に、バスで出発。
最初にツアーで訪問したのは、ワールドトレードセンタースクエアです。
目の前のハイアットホテルに泊まれば上から眺められるのですが。
やはり伊東豊雄氏が設計した、これは建築ではなく、庭。というか、前述通り、広場のデザインです。
自然界に導かれた曲線、アルゴリズムからなるという、カーブの連続が美しいですね。
コンクリートと芝生と水と。三つの素材質感、要素のコンポジションが、どこから見ても美しいです。
この全体像をボタンの花に例えた解説もありましたが、私には、バラに見えました。
グーグルの地図でもバラに見えます。
私には、ちょっと泣けたのが、コーナーの仕上がりです。
日本で公共の庭を作るとき、必ずと言ってよいほど、こうしたコーナーは、近道になって踏み倒されるので芝生がハゲてしまうのですが、まったくもって美しく景色を保っていたこと。
はままつフラワーパークでこうした鋭角のコーナーをつくると、どんなに花を植えても踏み倒されてしまう。乳母車で踏み倒していく若いお母さんを何度も見ました。
ところがここでは芝生は無傷です。人のいないところを狙って撮影していますが、結構人は歩いています。
いつかこの周囲のビルから眺めてみたいです。
ランタナがよく咲いていました。伸びすぎないようによく剪定されて。
さて、次の目的地は、やはり伊東豊雄氏の設計した、台灣の最高学府台灣大学の図書館へ。
はぁー、4日間の旅なのに、長いルポですね。あと1回で終わります。お付合いくださり、ありがとうございました。今すでに次の、夏のガーデンツアーの準備が始まっていますが、これが終わらないと次にいけないようで。