March 2018
March 25, 2018
今朝、6時頃から朝日が当たって庭の花たちも満開。家の二階ベランダも、ベランダのスクリーンプランツの二大巨頭と私が思っているローズマリーとユキヤナギも満開です。この両巨頭は特に意図的な水やりもなくこの10年以上をベランダを自分の庭として毎年咲き、そして花が終わると外の世界の目隠しグリーンとしてありがたい存在です。将来的にもっとユキヤナギ率をベランダ全体であげていきたくも思っています。品種少なくまとまる景色のために。
あっという間に満開になった桜を目にして、戸惑うのは私だけではないと...。
中野通り、昨日はピンクのドレスカラーコードの服で友人たちとレストランに集合を。
東京目黒区駒場、私のお店のあるすぐ横の東大駒場キャンパスも満開!
でも、うわっ!
雨が降った。気温が上がった。桜も咲いた。ふと庭に目をやると!
1月頃に雑誌の記事に「桜咲く頃に芽吹く雑草の芽を、なるべく早く掻き取る」
などと、自分で書いていたことを思い出しました。
ぞわーっ!と、熊手やレーキなどで、よぉく掻き取って行く。
この作業は、できれば夏まで繰り返しやっていきたいのですが、どこかのタイミングでうっかりするうち、大きくしてしまうことあり。
問題は雑草の花。咲かせたが最後、そこでタネができてまた飛び散るので、今年こそは飛び散らさないようにしたいのですが。
タネのできてしまった雑草を刈り取ると、また、そのタネを飛び散らすことになって、このザマです。嗚呼!今年こそは雑草のタネをつける前に!!!
March 24, 2018
なりつつありますね。このあと晴れるらしいのですがお天気が不安定ですね。
最高のライティング:晴れた日の夕方。あるいは夜明けの遮光、斜めから射す光で見るのが、どんな花も美しく見えるし写真映えもするのですが、なかなか「良く晴れた日の、良い 時間に」写真を撮るチャンスがありません。写真は、はままつフラワーパークにて、残念ながら雨の中。毎年、今年こそ、晴れた日に!とは思って行けそうな日を狙うのですが。
なかなか予定ができずついに4月上旬になんとかと、思っていましたが。
今週末から満開とか。天気予報のニュースを漏れ聞いて「え〜!そんな!」
予定よりも、1週間以上早いというか。
昨日の連絡では、夜桜のライトアップも始まったそうです。
この満開で!開園中で!誰も歩いていないのは、雨のせい。(実際は雨は上がっていましたが)東京だったらこの道にびっしり人ですよね。
今年入学の子供達にも、式の日の桜景色を体験してほしいですが...。
打って変わって光の当たる陽光の下、カラーリーフも一層輝きます。
このあとは新緑も楽しみです。
左は、黄金葉メタセコイア。芽出しのころがきれいで、よく国バラで使いましたが。
大きくなるので、養樹園さんからお借りすると、お返しする、家庭ではちょっと育てにくい木でしたね。
写真を撮る時、太陽光線は必要ですが、直射日光ではなく影を作ってその反射光を捉えて撮る。
ゴールドカラーのコティヌス、イギリス人はコタイヌスと発音する、スモークツリー。
黄金葉なら、ゴールデンスピリットがよく見かける品種ですが、これはそれではなかった。でも、名前....、思い出せなくてすみません。
黄金葉アジサイも4〜5月の新緑の時が最高です。
その後、葉焼けで、あまりきれいではなくなるので、日向には植えられない=花は、なかなか咲かせにくい。
さて、東京は、この1週間が桜の満開でしょうか。統計史上三番目に早い、桜の満開だそうです。
March 23, 2018

冬の間に傷んでしまった草花(ここでは、カルーナ)を抜いて、別のピンチヒッターを植える。
すでにパンジーが入っていて、チューリップも開花予定。この場合は、花や葉の型の異なる同系色の花が入るので、ピンクのデイジーを。

ケースでやってくる苗はこのように混ざっている場合が多いのでまずは、色別に分類して、植え場所を配分。


分類し、寄せ植えへ。

原種のプリムラ。デンティキュラータはランダムに色を混ぜたほうがかわいく見える。


色彩トーンの落ち着いたオダマキも混ぜてもok、色別でもok.

エントランスはフランス国旗に合わせて...。

やはりアネモネ。いいなあ。本当に、好きな花です。今真っ盛りですが、暖地では、花が終わり、葉が黄変したら掘り上げて乾かして、来年のためにキュ根をトライしてみましょうか。
March 22, 2018
春分の日、3月21日に大変な雪が箱根に。いえまさかここまですごい雪だったとは。
スタッフから送られてきた写真に愕然と。
明日の植え込み作業に間に合うような雪の量ではなく、当然、ノーマルタイヤで行ける環境でもなく。
苦渋の決断でしたが、別の日程を調整し、3月27日(火曜日)に植え込み作業を順延しました。
たくさんのスタッフのスケジュールのことがあるので、そう簡単に日程を変えられないのですが、こればっかりは!訪問を予定されていた方にも申し訳ないことでした。
市場や農家さんから送られてきた苗は、多くの場合、それまでは温室で促成栽培育ちです。突然の寒さにあうと、痛んでしまうこも多く、春の遅霜や急の寒波には注意が必要です。
ラナンキュラス・ラックスもこれから開花株を植えます。色が混ざっておいてあるとちょっと「?」という感じですが、これから色のテーマ別に植わる花壇はそれぞれ異なる箇所に散っていきますので、ご心配なくですが、寒さに用心ですね。まだ。
建物は南仏ですが、北ヨーロッパのような景色です。
今年の星の王子さまミュージアムは6月中旬以降、バラが美しく開花する予定です。
いまのところそんなバラが満開の時期、6/28 or 29に公開ガーデニングワークディも予定しています。
穏やかな晴れた日の庭は良いものですが、地面もドロドロ。雨や雪には手も足もでません。新しいレインコートは買ったのですが。
March 21, 2018
前述していましたように、今年の 第20回国際バラとガーデニングショウのテーマは、自由でしたのでどんな内容にしようか。迷うところもありました。
その昔は、テーマ自由で、眠れる森のプリンセスをテーマにしたり。
でも、その後、ガートルードジーキルというテーマをいただいたり
オードリー・ヘップバーンさんだったり、モナコのプリンセスだったり、アンデルセンやナポレオンの妻でした。面白いテーマをいただいてやりがいたっぷり。
で、自由にできるとすれば。自分の基本の部分、若い時代から描いてきたデザイン仕事の原点はなんだろうということで、ずっと考えていましたら、最初にウイリアム・モリスがでてきて。モリスにちなんだアーツ&クラフツな庭もいいなあと考えていたのですが、
本棚を探していましたら、ポロっとでてきたのが1946年と書いてあった父のスケッチブックでした。
中をめくると、父の筆致で、庭のデザイン画がでてきました。あ!これだ。と、思ってからは、タイトルに悩んで。Felix Augenferd とあるのは、ミッドセンチュリーのアメリカのデザイナーの名前ですが、なにかインスパイアされていたのでしょうか。今、NHKの朝ドラでも放送中ですが、戦前から、アメリカや英国の文化を愛するか、憧れる日本人は少なくはなかったと思うので、父にとって、憧れの国が敵になるのは辛かったことと思います。世界大戦が終わってすぐに、描いていたスケッチは、どのスケッチも英文だらけ。(英会話はロクに話せなかった)このままのデザインを再現するのもよかったのですが、.......私は私のデザインでやりたいと思って。
それが My Back Ground 1950s 昭和30年代に生まれて....
同世代のお仲間も少なくないし、逆に今の若い子たちにも興味深い世界観になるかと思って。
子供時代の実家には50年代の、こんな感じの布張りしてあるタイプのハーマンミラー風の椅子があったので、このなかでよく昼寝をしていました。
この写真は、実家の庭にて。これはハーマンミラーじゃないかもしれないです。でも、ミッドセンチュリーのガーデンチェアですね。
今は、21世紀。でも、私は20世紀をどっぷり生きてきて、21世紀の価値観への転換はずっと模索していますが、変わらないものがあって然り。それが、草花への愛や癒しの感覚だと思うので、時代のレイアーを重ねながら、現代に通じる美への欲求を、すなおに表現できればと思っています。
20世紀らしいジョン・ブルックスさんの庭。
今月でこちらのブログ終了のお知らせをさせていただいて以来、嬉しいコメントをいただいております。
私までぐっときてしまいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さみしいです 胸がいっぱいになりました ありがとうございまし。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひとまずお疲れ様でした!お忙しい中でのブログ更新、色々御苦労があったかと思います。提案や情報など本当に楽しく読ませていただいていました。また新規の方も楽しみにしていますね。自分も気がつけば園芸に足を突っ込んでから随分年をとりました。ネットも園芸もスローモーになってきています。吉谷さんもお書きになっている様に、御自分や御家族との家の時間も大事になさって下さい。凄くハイテンポなので少し心配していました。うふふ。でもガーデニングショウ、楽しみにしています。どうぞご自愛下さい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長いことブログ続けてくださりありがとうございました。毎回楽しみにしていました。今年の国バラも期待してます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
- 長い間ありがとうございました。いろいろと振り返り、いろいろあったなと。
吉谷先生の今後も目が離せません。楽しみにしていますよー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
- 本当にありがとうございます!!!おっしゃる通り、ハイテンポは本当に、自分でもちょっと心配でしたが、この春はやたらにしつこく人間ドックも行って、健康を確認。でも、ネットも園芸もスローモーになるのは事実です。それを素直に受け取って、スロウライフを平然としていきたいのが夢です。
でも、食べ過ぎに注意。特にあまり甘いものを食べるな。と医者にいわれましたので、注意します。(汗) そして、今後もたっくさんの花を咲かせたいと思っています!
あ、でもあと、今月は、まだ、10日ほどあるので、拙著の締切や、国バラや、なにより、母の介護のことで奔走中!こちらも「介護の常識」ほか、知らないことが多すぎて、慌てます。
あれ!?雪が降ってきました。車で仕事に行けないと困ります。