Buon Natale ! ベネチアのクリスマス
12月24日、朝11時にドイツ、ニュルンベルグのホテルを出発。
タクシー、列車、飛行機、水上タクシーを乗り継ぎ、20時到着。
この移動は長く複雑で辛かった。
でも、楽をしていては、本当のやりたいこと、感動には出会えない。
そこは”もうひと踏ん張り”と、気合いを入れて。
でも、ここへ着いてホッとしたーーー。
(しかし、ベネチアのホテルを選ぶ時は、船着き場付きの
ホテルじゃない場合、大きな荷物を持って結構歩くはめに。
フローラは内陸になるので、土砂降りの中、水上タクシーを
降りてから、荷物をゴロゴロ。情けなかった)
本当は、もっともっとドイツに滞在したかったのだけれども、
無理矢理ベネチアへ来たわけは.....。
クリスマスのドイツは、観光客にとって、かなり厳しい。
24,25,26日、とにかくすべての店が閉まり、
食事にも事欠くイメージが。(いまの時代は
だいぶましかもしれないけれど)
以前、なんどかドイツやオーストリアでクリスマスを過ごして、
ドイツ語圏のクリスマスその日は、本気の安息で、懲り懲り。
ロンドンも、同じ。ロンドンで6度のクリスマスを過ごした。
地下鉄やバスも止まり、タクシーさえ難しい。
クリスマスに開いているのは、中華街とインド料理屋のみ。
それに比べて、ベネチアなら、世界に冠たる観光地。
ただ一日中散歩だけで過ごしても、和めるはず。
そういう判断があって
ドイツに心を残しながらも移動した。それは正解だったと思う。
11歳の息子でさえ「絵のなかを歩いてるみたいだね」
という。本当に美しい。今日は300枚以上も写真を撮った。
そして、美味しいレストランもそこそこ、開いている。
ずっと食べたかった蛸のサラダ、烏賊墨のリゾットでランチ。
ちょっと疲れているので、軽いもので済まして正解。イカタコ攻めだ。
ディナーは、年中無休のハリーズバーで。
欲しかったお土産の仮面も買えた。値段も手頃。
(6〜25ユーロ)
そして、なによりも素晴らしいのは、観光客の少なさ。
白昼夢みたいな静けさだ。リラックスして
行き交う地元のおじさんやおばさんと「ボン・ナターレ!」と
クリスマスの挨拶をかわす。幸せな時間だった。
そんな、53歳の誕生日でした。
この突き当たりが、ホテルフローラ。
昨日の夜は、海水がこの小径にも溢れてきた。すぐ横にある
ブルガリやシャネルの店にも水が入って床上浸水。聞きしに勝る。
それにしても、時差ぼけがひどくて夜眠れず
冴えない顔してますが、今日に感謝。かなり寒いです。